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- 第196回「水脈を聴く男」ザフラーン・アルカースィミー
- 第195回「密やかな炎」セレステ・イング
- 第194回「夢のなかで責任がはじまる」デルモア・シュワルツ
- 第193回「ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林」鄭執
- 第192回「南光」朱和之
- 第191回「物語ることの反撃」リフアト・アルアライール
- 第190回「この村にとどまる」マルコ・バルツァーノ
- 第189回「ベル・ジャー」シルヴィア・プラス
- 第188回「私たちのテラスで終わりを迎えようとする世界に乾杯」チョン・セラン
- 第187回「派遣者たち」キム・チョヨプ
- 第185回、第186回「エジプト人 シヌヘ」ミカ・ヴァルタリ
- 第184回「ここはすべての夜明け前」間宮改衣
- 第184回「時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ」劉慈欣
- 第184回「羊式型人間模擬機」犬怪寅日子
- 第183回「人生のちょっとした煩い」グレイス・ペイリー
- 第183回「チーヴァー短篇選集」ジョン・チーヴァ―
- 第183回「ウォートン怪談集」イーディス・ウォートン
- 第183回「フォークナー短編集」ウィリアム・フォークナー
- 第182回「城南旧事」林海音
- 第181回「恐るべき緑」ベンハミン・ラバトゥッツ
- 第180回「ステラ・マリス」コーマック・マッカーシー
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「文学ラジオ空飛び猫たち」の紹介本一覧表(国・地域分類つき)
| 放送回 | 作品名 | 作家名 | 翻訳者 | 出版社 | 国・地域 |
|---|---|---|---|---|---|
| 世界の YA文学 第3回 | 相続ゲーム エイブリーと 億万長者の謎の遺言 | ジェニファー・リン・ バーンズ | 代田亜香子 | マガジンハウス/ 日之出出版 | アメリカ |
| 世界の YA文学 第2回 | ソリアを森へ | チャン・グエン, ジート・ズーン | 杉田七重 | 鈴木出版 | ベトナム | 第211回 | ソラリス (ハヤカワ・コミックス) | スタニスワフ・レム, 森泉岳土 | ― | 早川書房 | ポーランド |
| 第210回 | ソラリス (ハヤカワ・コミックス) | スタニスワフ・レム, 森泉岳土 | ― | 早川書房 | ポーランド |
| 第209回 | 極北の海獣 | イーダ・トゥルペイネン | 古市真由美 | 岩波書店 | フィンランド |
| 第208回 | そっと呼ぶ名前 | イム・キョンソン | すんみ | マガジンハウス/ 日之出出版 | 韓国 |
| 第207回 | 失われたスクラップブック (ルリユール叢書) | エヴァン・ダーラ | 木原善彦 | 幻戯書房 | ? |
| 第206回 | 失われたスクラップブック (ルリユール叢書) | エヴァン・ダーラ | 木原善彦 | 幻戯書房 | ? |
| 世界の YA文学 第1回 | 涙の箱 | ハン・ガン | きむふな | 評論社 | 韓国 |
| 第205回 | 遠い山なみの光〔新版〕 | カズオ・イシグロ | 小野寺健 | ハヤカワepi文庫 | イギリス |
| 第204回 | マーリ・アルメイダの七つの月 | シェハン・カルナティラカ | 山北めぐみ | 河出書房新社 | スリランカ |
| 第203回 | マーリ・アルメイダの七つの月 | シェハン・カルナティラカ | 山北めぐみ | 河出書房新社 | スリランカ |
| 第202回 | カステラ | パク・ミンギュ | 斎藤真理子, ヒョン・ジェフン | クレイン | 韓国 |
| 第201回 | あなたを選んでくれるもの (新潮クレスト・ブックス) | ミランダ・ジュライ | 岸本佐知子 | 新潮社 | アメリカ |
| 第200回 | 雨雲の集まるとき | ベッシー・ヘッド | 横山仁美 | 雨雲出版 | ボツワナ/ 南アフリカ |
| 第199回 | お化け屋敷へ、ようこそ | ユキミ・オガワ | 吉田育未 | 左右社 | 日本 |
| 第198回 | 大きな鳥にさらわれないよう | 川上弘美 | ― | 講談社 | 日本 |
| 第197回 | ボリス・ダヴィドヴィチ のための墓 | ダニロ・キシュ | 奥彩子 | 松籟社 | ユーゴスラビア |
| 番外編 第66回 | 国宝 (映画) | 李相日(監督) | 日本 | ||
| 第196回 | 水脈を聴く男 | ザフラーン・アルカースィミー | ⼭本薫, マイサラ・ アフィーフィー | 書肆侃侃房 | オマーン |
| 第195回 | 密やかな炎 | セレステ・イング | 井上里 | 早川書房 | アメリカ |
| 第194回 | 夢のなかで責任がはじまる | デルモア・シュワルツ | 小澤身和子 | 河出書房新社 | アメリカ |
| 第193回 | ハリネズミ・モンテカルロ 食人記・森の中の林 | 鄭執 | 関根謙 | アストラハウス | 中国 |
| 第192回 | 南光 | 朱和之 | 中村加代子 | 春秋社 | 台湾 |
| 第191回 | 物語ることの反撃 パレスチナ・ガザ作品集 | リフアト・アルアライール 岡真理 | 藤井光 | 河出書房新社 | パレスチナ |
| 第190回 | この村にとどまる | マルコ・バルツァーノ | 関口英子 | 新潮社 | イタリア |
| 第189回 | ベル・ジャー | シルヴィア・プラス | 小澤身和子 | 晶文社 | アメリカ |
| 第188回 | 私たちのテラスで、終わりを 迎えようとする世界に乾杯 | チョン・セラン | すんみ | 早川書房 | 韓国 |
| 第187回 | 派遣者たち | キム・チョヨプ | カン・バンファ | 早川書房 | 韓国 |
| 第186回 | エジプト人シヌヘ下巻 | ミカ・ヴァルタリ,菊川匡 | セルボ貴子 | みずいろ ブックス | フィンランド |
| 第185回 | エジプト人シヌヘ上巻 | ミカ・ヴァルタリ,菊川匡 | セルボ貴子 | みずいろ ブックス | フィンランド |
| 第184回 | ここはすべての夜明け前 | 間宮改衣 | ― | 早川書房 | 日本 |
| 第184回 | 時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ | 劉慈欣 | 大森望, 光吉さくら, ワンチャイ | 早川書房 | 中国 |
| 第184回 | 羊式型人間模擬機 | 犬怪寅日子 | ― | 早川書房 | 日本 |
| 第183回 | 変更することのできない直径 (『人生のちょっとした煩い』 に収録) | グレイス・ペイリー | 村上春樹 | 文春文庫 | アメリカ |
| 第183回 | 橋の天使 (『チーヴァー短篇選集』収録) | ジョン・チーヴァー | 川本三郎 | ちくま文庫 | アメリカ |
| 第183回 | 小間使いの呼び鈴 (『ウォートン怪談集』収録) | イーディス・ウォートン | 柴田元幸 | 葉々社 | アメリカ |
| 第183回 | 納屋は燃える (『フォークナー短編集』収録) | ウィリアム・フォークナー | 龍口直太朗 | 新潮文庫 | アメリカ |
| 第182回 | 城南旧事 | 林海音 | 大原聖蘭 | 行知学園 | 台湾 |
| 第181回 | 恐るべき緑 (エクス・リブリス) | ベンハミン・ラバトゥッツ | 松本健二 | 白水社 | チリ/ オランダ |
| 第180回 | ステラ・マリス | コーマック・マッカーシー | 黒原敏行 | 早川書房 | アメリカ |
| 第179回 | 通り過ぎゆく者 | コーマック・マッカーシー | 黒原敏行 | 早川書房 | アメリカ |
| 番外編 第57回 | 塵に訊け | ジョン・ファンテ | 栗原俊秀 | 未知谷 | アメリカ |
| 番外編 第57回 | ブリクセン/ディネセンに ついての小さな本 | スーネ・デ・スーザ・ シュミット=マン | 枇谷玲子 | 子ども時代 | デンマーク |
| 番外編 第57回 | 花と夢 (アジア文芸ライブラリー) | ツェリン・ヤンキー | 星泉 | 春秋社 | チベット |
| 番外編 第57回 | オリンピア | デニス・ボック | 越前敏弥 | 北烏山編集室 | カナダ |
| 番外編 第57回 | 歩くこと、または 飼いならされずに 詩的な人生を生きる術 | トマス・エスペダル | 枇谷玲子 | 河出書房新社 | ノルウェー |
| 番外編 第57回 | 別れを告げない (エクス・リブリス) | ハン・ガン | 斎藤真理子 | 白水社 | 韓国 |
| 番外編 第57回 | 少年が来る (新しい韓国の文学 15) | ハン・ガン | 井出俊作 | クオン | 韓国 |
| 番外編 第57回 | リーディング・リスト | レスリー・シモタカハラ | 加藤洋子 | 北烏山編集室 | カナダ |
| 番外編 第57回 | 二階のいい人 (台湾文学コレクション3) | 陳思宏 (ケヴィン・チェン) | 白水紀子 | 早川書房 | 台湾 |
| 第178回 | アフリカの日々 (河出文庫) | イサク・ディネセン | 横山貞子 | 河出書房新社 | デンマーク |
| 第177回 | ブリクセン/ディネセンに ついての小さな本 | スーネ・デ・スーザ・ シュミット=マン | 枇谷玲子 | 子ども時代 | デンマーク |
| 第176回 | もうひとつの街 (河出文庫) | ミハル・アイヴァス | 阿部賢一 | 河出書房新社 | チェコ |
| 第175回 | MONKEY vol. 34 特集 ここにもっといいものがある。 | 岸本佐知子,柴田元幸ほか | スイッチ・ パブリッシング | ― | |
| 第174回 | 独り 気高く 寂しく | アン・ドヒョン | ハン・ソンレ | オークラ出版 | 韓国 |
| 第173回 | ミダック横町 | ナギーブ・マフフーズ | 香戸精一 | 作品社 | エジプト |
| 第172回 | 喉に棲むあるひとりの幽霊 | デーリン・ニグリオファ | 吉田育未 | 作品社 | アイルランド |
| 第171回 | 喉に棲むあるひとりの幽霊 | デーリン・ニグリオファ | 吉田育未 | 作品社 | アイルランド |
| 第170回 | 本の栞にぶら下がる | 斎藤真理子 | 岩波書店 | 日本 | |
| 第169回 | リーディング・リスト | レスリー・シモタカハラ | 加藤洋子 | 北烏山編集室 | カナダ |
| 第168回 | 剃髪式 (フラバル・コレクション) | ボフミル・フラバル | 阿部賢一 | 松籟社 | チェコ |
| 第167回 | 二階のいい人 (台湾文学コレクション3) | 陳思宏 (ケヴィン・チェン) | 白水紀子 | 早川書房 | 台湾 |
| 第166回 | 結婚/毒 コペンハーゲン三部作 | トーヴェ・ディトレウセン | 枇谷玲子 | みすず書房 | デンマーク |
| 第165回 | スイマーズ (新潮クレスト・ブックス) | ジュリー・オオツカ | 小竹由美子 | 新潮社 | アメリカ |
| 第164回 | 花と夢 (アジア文芸ライブラリー) | ツェリン・ヤンキー | 星泉 | 春秋社 | チベット |
| 第163回 | ある一生 (新潮クレスト・ブックス) | ローベルト・ゼーターラー | 浅井晶子 | 新潮社 | オーストリア |
| 第162回 | 別れを告げない (エクス・リブリス) | ハン・ガン | 斎藤真理子 | 白水社 | 韓国 |
| 第161回 | 少年が来る (新しい韓国の文学 15) | ハン・ガン | 井出俊作 | クオン | 韓国 |
| 第160回 | 関心領域 | マーティン・エイミス | 北田絵里子 | 早川書房 | イギリス |
| 第159回 | 関心領域 (映画) | ジョナサン・グレイザー (監督) | イギリス | ||
| 第158回 | 姉妹のように | クロエ・コルマン | 岩津航 | 早川書房 | フランス |
| 第157回 | 死んでから俺にはいろんな ことがあった | リカルド・アドルフォ | 木下眞穂 | 書肆侃侃房 | ポルトガル/ アンゴラ |
| 第156回 | 母を失うこと 大西洋奴隷航路をたどる旅 | サイディヤ・ハートマン | 榎本空 | 晶文社 | アメリカ |
| 第155回 | 幽霊ホテルからの手紙 | 蔡駿 | 舩山むつみ | 文藝春秋 | 中国 |
| 第154回 | 台湾漫遊鉄道のふたり | 楊双子 | 三浦裕子 | 中央公論新社 | 台湾 |
| 第153回 | 寝煙草の危険 | マリアーナ・エンリケス | 宮崎真紀 | 国書刊行会 | アルゼンチン |
| 第152回 | 三体 (Netflix版ドラマ) | 楊磊 (監督) | 早川書房 | 中国 | |
| 第151回 | コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫) | 村上龍 | 講談社 | 日本 | |
| 第150回 | オリンピア | デニス・ボック | 越前敏弥 | 北烏山編集室 | カナダ |
| 第149回 | 十六の言葉 | ナヴァー・エブラーヒーミー | 酒寄進一 | 駒井組 | ドイツ/ イラン |
| 第148回 | 魔法の夜 | スティーヴン・ミルハウザー | 柴田元幸 | 白水社 | アメリカ |
| 第147回 | 塵に訊け | ジョン・ファンテ | 栗原俊秀 | 未知谷 | アメリカ |
| 第146回 | 野球場 (「回転木馬のデッド ヒート(講談社文庫)」に収録) | 村上春樹 | 講談社 | 日本 | |
| 第146回 | 中国行きのスロウボート (中公文庫) | 村上春樹 | 中央公論新社 | 日本 | |
| 第145回 | ハリケーンの季節 | フェルナンダ・メルチョール | 宇野和美 | 早川書房 | メキシコ |
| 第144回 | 歩くこと、または 飼いならされずに 詩的な人生を生きる術 | トマス・エスペダル | 枇谷玲子 | 河出書房新社 | ノルウェー |
| 第143回 | 奥歯を噛みしめる 詩がうまれるとき | キム・ソヨン | 姜信子,奥歯 翻訳委員会 | かたばみ書房 | 韓国 |
| 第142回 | そっと 静かに (新しい韓国の文学 18) | ハン・ガン | 古川綾子 | クオン | 韓国 |
| 第141回 | 若い藝術家の肖像 (集英社文庫 ヘリテージシリーズ) | ジェイムズ・ジョイス | 丸谷才一 | 集英社 | アイルランド |
| 番外編 第45回 | 赤の自伝 | アン・カーソン | 小磯洋光 | 書肆侃侃房 | カナダ |
| 番外編 第45回 | チェヴェングール | アンドレイ・プラトーノフ | 工藤順, 石井優貴 | 作品社 | ロシア |
| 番外編 第45回 | トラスト―絆/わが人生/ 追憶の記/未来― | エルナン・ディアズ | 井上里 | 早川書房 | アメリカ/ アルゼンチン |
| 番外編 第45回 | いずれすべては海の中に (竹書房文庫) | サラ・ピンスカー | 市田泉 | 竹書房 | アメリカ |
| 番外編 第45回 | 過去を売る男 (エクス・リブリス) | ジョゼ・エドゥアルド・ アグアルーザ | 木下眞穂 | 白水社 | アンゴラ |
| 番外編 第45回 | 終わりのない日々 (エクス・リブリス) | セバスチャン・バリー | 木原善彦 | 白水社 | アイルランド |
| 番外編 第45回 | 彼女はマリウポリからやってきた | ナターシャ・ヴォーディン | 川東雅樹 | 白水社 | ドイツ /ウクライナ |
| 番外編 第45回 | 惑う星 | リチャード・パワーズ | 木原善彦 | 新潮社 | アメリカ |
| 番外編 第45回 | 亡霊の地 | 陳思宏 (ケヴィン・チェン) | 三須祐介 | 早川書房 | 台湾 |
| 第140回 | 吹きさらう風 (創造するラテンアメリカ 8) | セルバ・アルマダ | 宇野和美 | 松籟社 | アルゼンチン |
| 第139回 | 逃げ道 | ナオミ・イシグロ | 竹内要江 | 早川書房 | イギリス |
| 第138回 | すべての見えない光 (Netflixドラマ) | ショーン・レヴィ (監督) | カナダ | ||
| 第137回 | ピュウ | キャサリン・レイシー | 井上里 | 岩波書店 | アメリカ |
| 第136回 | 数学者の朝 (セレクション韓・詩 3) | キム・ソヨン | 姜信子 | クオン | 韓国 |
| 第135回 | この世界からは出ていくけれど | キム・チョヨプ | カン・バンファ, ユン・ジヨン | 早川書房 | 韓国 |
| 第134回 | インディアナ、インディアナ | レアード・ハント | 柴田元幸 | twililight | アメリカ/ シンガポール |
| 第133回 | すべての、白いものたちの (河出文庫) | ハン・ガン | 斎藤真理子 | 河出書房新社 | 韓国 |
| 第132回 | 不快な夕闇 | マリーケ・ルカス・ ライネフェルト | 國森由美子 | 早川書房 | オランダ |
| 第131回 | HHhH: プラハ、1942年 (創元文芸文庫) | ローラン・ビネ | 高橋啓 | 東京創元社 | フランス |
| 第130回 | アンダー・ゼア・サム ブルックリンの青年が覗いた ローリング・ストーンズの奥座敷 | ビル・ジャーマン,池田祐司 | 久保田祐子 | リットー ミュージック | アメリカ |
| 第129回 | 終わりのない日々 (エクス・リブリス) | セバスチャン・バリー | 木原善彦 | 白水社 | アイルランド |
| 第128回 | 彼女はマリウポリからやってきた | ナターシャ・ヴォーディン | 川東雅樹 | 白水社 | ドイツ/ ウクライナ |
| 番外編 第38回 | オレンジ色の世界 | カレン・ラッセル | 松田青子 | 河出書房新社 | アメリカ |
| 番外編 第38回 | ミダック横町 | ナギーブ・マフフーズ | 香戸精一 | 作品社 | エジプト |
| 番外編 第38回 | 彼女はマリウポリからやってきた | ナターシャ・ヴォーディン | 川東雅樹 | 白水社 | ドイツ/ ウクライナ |
| 番外編 第38回 | 遠きにありて、 ウルは遅れるだろう (エクス・リブリス) | ペ・スア | 斎藤真理子 | 白水社 | 韓国 |
| 番外編 第38回 | 寝煙草の危険 | マリアーナ・エンリケス | 宮崎真紀 | 国書刊行会 | アルゼンチン |
| 番外編 第38回 | 不快な夕闇 | マリーケ・ルカス・ ライネフェルト | 國森由美子 | 早川書房 | オランダ |
| 番外編 第38回 | 四書 | 閻連科 | 桑島道夫 | 岩波書店 | 中国 |
| 第127回 | ここから世界が始まる トルーマン・カポーティ 初期短篇集 | トルーマン・カポーティ | 小川高義 | 新潮社 | アメリカ |
| 第126回 | トラスト―絆/わが人生/ 追憶の記/未来― | エルナン・ディアズ | 井上里 | 早川書房 | アメリカ/ アルゼンチン |
| 第125回 | 亡霊の地 | 陳思宏 (ケヴィン・チェン) | 三須祐介 | 早川書房 | 台湾 |
| 第124回 | うけいれるには | クララ・デュポン=モノ | 松本百合子 | 早川書房 | フランス |
| 第123回 | 五月 その他の短編 | アリ・スミス | 岸本佐知子 | 河出書房新社 | イギリス |
| 第122回 | 僕には名前があった (セレクション韓・詩 2) | オ・ウン | 吉川凪 | クオン | 韓国 |
| 第121回 | グレイス・イヤー 少女たちの聖域 | キム・リゲット | 堀江里美 | 早川書房 | アメリカ |
| 第120回 | 過去を売る男 (エクス・リブリス) | ジョゼ・エドゥアルド・ アグアルーザ | 木下眞穂 | 白水社 | アンゴラ |
| 第119回 | チェヴェングール | アンドレイ・プラトーノフ | 工藤順, 石井優貴 | 作品社 | ロシア |
| 第118回 | 街とその不確かな壁 (新潮文庫) | 村上春樹 | 新潮社 | 日本 | |
| 第117回 | 街とその不確かな壁 (新潮文庫) | 村上春樹 | 新潮社 | 日本 | |
| 第116回 | 聖なる証 (マグノリアブックス) | エマ・ドナヒュー | 吉田育未 | オークラ出版 | カナダ/ アイルランド |
| 第115回 | 辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿 | 莫理斯 (トレヴァー・モリス) | 舩山むつみ | 文藝春秋 | 香港 |
| 第114回 | 嫉妬/事件 (ハヤカワepi文庫) | アニー・エルノー | 堀茂樹, 菊地よしみ | 早川書房 | フランス |
| 第113回 | いずれすべては海の中に (竹書房文庫) | サラ・ピンスカー | 市田泉 | 竹書房 | アメリカ |
| 第112回 | 地球の果ての温室で | キム・チョヨプ | カン・バンファ | 早川書房 | 韓国 |
| 第111回 | 闇の左手 (ハヤカワSF文庫) | アーシュラ・K・ル=グウィン | 小尾芙佐 | 早川書房 | アメリカ |
| 第110回 | ポーランドのボクサー (エクス・リブリス) | エドゥアルド・ハルフォン | 松本健二 | 白水社 | グアテマラ |
| 第109回 | 雨に打たれて | アンネマリー・ シュヴァルツェンバッハ | 酒寄進一 | 書肆侃侃房 | スイス |
| 第108回 | 惑う星 | リチャード・パワーズ | 木原善彦 | 新潮社 | アメリカ |
| 第107回 | 大聖堂 (村上春樹翻訳ライブラリー) | レイモンド・カーヴァー | 村上春樹 | 中央公論新社 | アメリカ |
| 第106回 | 赤の自伝 | アン・カーソン | 小磯洋光 | 書肆侃侃房 | カナダ |
| 第105回 | 花びらとその他の不穏な物語 | グアダルーペ・ネッテル | 宇野和美 | 現代書館 | メキシコ |
| 第104回 | 野原 (新潮クレスト・ブックス) | ローベルト・ゼーターラー | 浅井晶子 | 新潮社 | オーストリア |
| 第103回 | 密やかな結晶 (講談社文庫) | 小川洋子 | 講談社 | 日本 | |
| 第102回 | インド夜想曲 (白水Uブックス) | アントニオ・タブッキ | 須賀敦子 | 白水社 | イタリア |
| 第101回 | タイタンの妖女 (ハヤカワSF文庫) | カート・ヴォネガット・ ジュニア | 浅倉久志 | 早川書房 | アメリカ |
| 第100回 | 越境 (ハヤカワepi文庫) | コーマック・マッカーシー | 黒原敏行 | 早川書房 | アメリカ |
| 第99回 | 奇跡も語る者がいなければ (新潮クレスト・ブックス) | ジョン・マグレガー | 真野泰 | 新潮社 | イギリス |
| 第98回 | 歩道橋の魔術師 (河出文庫) | 呉明益 | 天野健太郎 | 河出書房新社 | 台湾 |
| 第97回 | スモモの木の啓示 (エクス・リブリス) | ショクーフェ・アーザル | 堤幸 | 白水社 | オーストラリア /イラン |
| 第96回 | 彼女の思い出/逆さまの森 (新潮モダン・クラシックス) | J・D・サリンジャー | 金原瑞人 | 新潮社 | アメリカ |
| 第95回 | 異常【アノマリー】 | エルヴェ・ル・テリエ | 加藤かおり | 早川書房 | フランス |
| 第94回 | その丘が黄金ならば | C・パム・ジャン | 藤井光 | 早川書房 | アメリカ /中国 |
| 第93回 | 地図と拳 | 小川哲 | 集英社 | 日本 | |
| 第92回 | 地図と拳 | 小川哲 | 集英社 | 日本 | |
| 第91回 | あの人たちが本を焼いた日 (ブックスならんですわる) | ジーン・リース | 西崎憲, 安藤しを | 亜紀書房 | イギリス/ ドミニカ国 |
| 第90回 | 名もなき人たちのテーブル | マイケル・オンダーチェ | 田栗美奈子 | 作品社 | カナダ/ スリランカ |
| 第89回 | 夏の夜の夢・あらし (新潮文庫) | シェイクスピア | 福田恆存 | 新潮社 | イギリス |
| 第89回 | 夏の夜の夢・間違いの喜劇 (ちくま文庫) | シェイクスピア | 松岡和子 | 筑摩書房 | イギリス |
| 第88回 | 消失の惑星【ほし】 | ジュリア・フィリップス | 井上里 | 早川書房 | アメリカ |
| 第87回 | 引き出しに夕方をしまっておいた (セレクション韓・詩) | ハン・ガン | きむふな, 斎藤真理子 | クオン | 韓国 |
| 第86回 | 海辺のカフカ 下 (新潮文庫) | 村上春樹 | 新潮社 | 日本 | |
| 第85回 | 海辺のカフカ 上 (新潮文庫) | 村上春樹 | 新潮社 | 日本 | |
| 第84回 | 路上の陽光 | ラシャムジャ | 星泉 | 書肆侃侃房 | チベット |
| 第83回 | マレー素描集 | アルフィアン・サアット | 藤井光 | 書肆侃侃房 | シンガポール |
| 第82回 | プロジェクト・ヘイル・メアリー 下 | アンディ・ウィアー | 小野田和子 | 早川書房 | アメリカ |
| 第81回 | プロジェクト・ヘイル・メアリー 上 | アンディ・ウィアー | 小野田和子 | 早川書房 | アメリカ |
| 第80回 | 戦時の音楽 (新潮クレスト・ブックス) | レベッカ・マカーイ | 藤井光 | 新潮社 | アメリカ |
| 第79回 | 10:04 (エクス・リブリス) | ベン・ラーナー | 木原善彦 | 白水社 | アメリカ |
| 第78回 | 詩人キム・ソヨン 一文字の辞典 | キム・ソヨン | 姜信子, 一文字辞典 翻訳委員会 | クオン | 韓国 |
| 第77回 | パッセンジャー | リサ・ラッツ | 杉山直子 | 小鳥遊書房 | アメリカ |
| 第76回 | 赤い魚の夫婦 | グアダルーペ・ネッテル | 宇野和美 | 現代書館 | メキシコ |
| 第75回 | そこのみにて光輝く (河出文庫) | 佐藤泰志 | 河出書房新社 | 日本 | |
| 第74回 | 星の時 | クラリッセ・リスペクトル | 福嶋伸洋 | 河出書房新社 | ブラジル/ ウクライナ |
| 第73回 | 星のせいにして | エマ・ドナヒュー | 吉田育未 | 河出書房新社 | カナダ/ アイルランド |
| 第72回 | テナント | バーナード・マラマッド | 青山南 | みすず書房 | アメリカ |
| 第71回 | 幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫) | アーサー・C・クラーク | 池田真紀子 | 光文社 | イギリス |
| 第70回 | 恋するアダム (新潮クレスト・ブックス) | イアン・マキューアン | 村松潔 | 新潮社 | イギリス |
| 第69回 | 人間の土地 (新潮文庫) | サン=テグジュペリ | 堀口大學 | 新潮社 | フランス |
| 第68回 | 最後のライオニ 韓国パンデミックSF小説集 | キム・チョヨプ,デュナ, チョン・ソヨン,キム・イファン, ペ・ミョンフン,イ・ジョンサン | 斎藤真理子, 清水博之, 古川綾子 | 河出書房新社 | 韓国 |
| 第67回 | デカメロン・プロジェクト パンデミックから生まれた 29の物語 | ニューヨークタイムズマガジン, マーガレット・アトウッドほか | 藤井光ほか | 河出書房新社 | ― |
| 第66回 | 円: 劉慈欣短篇集 (ハヤカワ文庫SF) | 劉慈欣 | 大森望,泊功, 齊藤正高 | 早川書房 | 中国 |
| 第65回 | 地上で僕らはつかの間きらめく (新潮クレスト・ブックス) | オーシャン・ヴォン | 木原善彦 | 新潮社 | アメリカ/ ベトナム |
| 第64回 | 行く、行った、行ってしまった (エクス・リブリス) | ジェニー・エルペンベック | 浅井晶子 | 白水社 | ドイツ |
| 第63回 | 夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる 五つの物語 (ハヤカワepi文庫) | カズオ・イシグロ | 土屋政雄 | 早川書房 | イギリス/ 日本 |
| 第62回 | マーダーボット・ダイアリー ネットワーク・エフェクト (創元SF文庫) | マーサ・ウェルズ | 中原尚哉 | 東京創元社 | アメリカ |
| 第61回 | 蛇の言葉を話した男 | アンドルス・キヴィラフク | 関口涼子 | 河出書房新社 | エストニア |
| 第60回 | 蛇の言葉を話した男 | アンドルス・キヴィラフク | 関口涼子 | 河出書房新社 | |
| 第59回 | ムーン・パレス (新潮文庫) | ポール・オースター | 柴田元幸 | 新潮社 | アメリカ |
| 第58回 | 時砂の王 (ハヤカワ文庫) | 小川一水 | 早川書房 | 日本 | |
| 第57回 | 停電の夜に (新潮文庫) | ジュンパ・ラヒリ | 小川高義 | 新潮社 | アメリカ |
| 第56回 | シンプルな情熱 (ハヤカワepi文庫) | アニー・エルノー | 堀茂樹 | 早川書房 | フランス |
| 第55回 | 女のいない男たち (文春文庫) | 村上春樹 | 文藝春秋 | 日本 | |
| 第54回 | ドライブ・マイ・カー (映画) | 濱口竜介 (監督) | 日本 | ||
| 第53回 | エルサレム | ゴンサロ・M・タヴァレス | 木下眞穂 | 河出書房新社 | ポルトガル/ アンゴラ |
| 第52回 | こうしてあなたたちは 時間戦争に負ける (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) | アマルエルモフタール& マックスグラッドストーン | 山田和子 | 早川書房 | カナダ (アマル), アメリカ (マックス) |
| 第51回 | ザリガニの鳴くところ (ハヤカワ文庫NV) | ディーリア・オーエンズ | 友廣純 | 早川書房 | イタリア |
| 第50回 | もののあはれ ケン・リュウ短篇傑作集2 (ハヤカワ文庫) | ケン・リュウ | 古沢嘉通 | 早川書房 | アメリカ |
| 第49回 | 老人と海 (新潮文庫) | ヘミングウェイ | 福田恆存, 高見浩 | 新潮社 | アメリカ |
| 第48回 | 世界の終りとハードボイルド・ ワンダーランド 下 (新潮文庫) | 村上春樹 | 新潮社 | 日本 | |
| 第47回 | 世界の終りとハードボイルド・ ワンダーランド 上 (新潮文庫) | 村上春樹 | 新潮社 | 日本 | |
| 第46回 | シブヤで目覚めて | アンナ・ツィマ | 阿部賢一, 須藤輝彦 | 河出書房新社 | チェコ |
| 第45回 | 三体Ⅲ 死神永生 下 (ハヤカワ文庫SF) | 劉慈欣 | 大森望, 光吉さくら, ワン・チャイ, 泊功 | 早川書房 | 中国 |
| 第44回 | 三体Ⅲ 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF) | 劉慈欣 | 大森望, 光吉さくら, ワン・チャイ, 泊功 | 早川書房 | 中国 |
| 第43回 | 地下鉄道 (ハヤカワepi文庫) | コルソン・ホワイトヘッド | 谷崎由依 | 早川書房 | アメリカ |
| 第42回 | 掃除婦のための手引き書 (講談社文庫) | ルシア・ベルリン | 岸本佐知子 | 講談社 | アメリカ |
| 第41回 | アコーディオン弾きの息子 (新潮クレスト・ブックス) | ベルナルド・アチャガ | 金子奈美 | 新潮社 | スペイン |
| 第40回 | マーダーボット・ダイアリー 下 (創元SF文庫) | マーサ・ウェルズ | 中原尚哉 | 東京創元社 | アメリカ |
| 第40回 | マーダーボット・ダイアリー 上 (創元SF文庫) | マーサ・ウェルズ | 中原尚哉 | 東京創元社 | アメリカ |
| 第39回 | 失われたいくつかの物の目録 | ユーディット・シャランスキー | 細井直子 | 河出書房新社 | ドイツ |
| 第38回 | フライデー・ブラック | ナナ・クワメ・ アジェイブレニヤー | 押野素子 | 駒草出版 | アメリカ |
| 第37回 | 1984年に生まれて | 郝景芳 | 櫻庭ゆみ子 | 中央公論新社 | 中国 |
| 第36回 | クララとお日さま (ハヤカワepi文庫) | カズオ・イシグロ | 土屋政雄 | 早川書房 | イギリス/ 日本 |
| 第35回 | わたしたちが光の速さで 進めないなら (ハヤカワ文庫NV) | キム・チョヨプ | カン・バンファ, ユン・ジヨン | 早川書房 | 韓国 |
| 第34回 | 中国・アメリカ 謎SF | 柴田元幸,小島敬太 | 白水社 | 中国/ アメリカ | |
| 第33回 | MONKEY vol.23 特集 ここにいいものがある。 | 柴田元幸,岸本佐知子ほか | スイッチ・ パブリッシング | ― | |
| 第32回 | 忘却についての一般論 (エクス・リブリス) | ジョゼ・エドゥアルド・ アグアルーザ | 木下眞穂 | 白水社 | アンゴラ |
| 第31回 | 魔法にかかった男 (ブッツァーティ短篇集 1) | ディーノ・ブッツァーティ | 長野徹 | 東宣出版 | イタリア |
| 第30回 | 冬の夜ひとりの旅人が (白水Uブックス) | イタロ・カルヴィーノ | 脇功 | 白水社 | イタリア/ キューバ |
| 第29回 | プレイバック (ハヤカワ・ミステリ文庫) | レイモンド・チャンドラー | 村上春樹 | 早川書房 | アメリカ |
| 第28回 | 回復する人間 (エクス・リブリス) | ハン・ガン | 斎藤真理子 | 白水社 | 韓国 |
| 第27回 | ストーナー | ジョン・ウィリアムズ | 東江一紀 | 作品社 | アメリカ |
| 第26回 | ストーナー | ジョン・ウィリアムズ | 東江一紀 | 作品社 | アメリカ |
| 第25回 | [改訳]通話 (ボラーニョ・コレクション) | ロベルト・ボラーニョ | 松本健二 | 白水社 | チリ |
| 第24回 | アカシアは花咲く: モンタージュ (東欧の想像力) | デボラ・フォーゲル | 加藤有子 | 松籟社 | ポーランド/ ウクライナ |
| 第23回 | ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) | 伊藤計劃 | 早川書房 | 日本 | |
| 第22回 | 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) | 伊藤計劃 | 早川書房 | 日本 | |
| 第21回 | ボーン・クロックス | デイヴィッド・ミッチェル | 北川依子 | 早川書房 | イギリス |
| 第20回 | ボーン・クロックス | デイヴィッド・ミッチェル | 北川依子 | 早川書房 | イギリス |
| 第19回 | コレクションズ (上) (ハヤカワepi文庫) | ジョナサン・フランゼン | 黒原敏行 | 早川書房 | アメリカ |
| 第19回 | コレクションズ (下) (ハヤカワepi文庫) | ジョナサン・フランゼン | 黒原敏行 | 早川書房 | アメリカ |
| 第18回 | ブロードウェイ・バウンド (ニール・サイモン戯曲集〈4〉 に収録) | ニール・サイモン | 鳴海四郎, 酒井洋子 | 早川書房 | アメリカ |
| 第17回 | 内なる町から来た話 | ショーン・タン | 岸本佐知子 | 河出書房新社 | オーストラリア |
| 第16回 | 日本人の恋びと | イサベル・アジェンデ | 木村裕美 | 河出書房新社 | チリ |
| 第15回 | 黄色い雨 (河出文庫) | フリオ・リャマサーレス | 木村榮一 | 河出書房新社 | スペイン |
| 第14回 | 無頭の鷹 (「誕生日の子どもたち (文春文庫)」に収録) | トルーマン・カポーティ | 村上春樹 | 文藝春秋 | アメリカ |
| 第14回 | 無頭の鷹 (「カポーティ短篇集 (ちくま文庫)」に収録) | トルーマン・カポーティ | 河野一郎 | 筑摩書房 | アメリカ |
| 第13回 | すべての見えない光 (新潮クレスト・ブックス) | アンソニー・ドーア | 藤井光 | 新潮社 | アメリカ |
| 第12回 | ワールズ・エンド(世界の果て) (村上春樹翻訳ライブラリー) | ポール・セロー | 村上春樹 | 中央公論新社 | アメリカ |
| 第11回 | ミラノ 霧の風景 (「須賀敦子全集 (第1巻) (河出文庫)」に収録) | 須賀敦子 | 河出書房新社 | 日本 | |
| 第10回 | ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) | コーマック・マッカーシー | 黒原敏行 | 早川書房 | アメリカ |
| 第9回 | キオスク (はじめて出逢う 世界のおはなし オーストリア編) | ローベルト・ゼーターラー | 酒寄進一 | 東宣出版 | オーストリア |
| 第8回 | 一人称単数 (文春文庫) | 村上春樹 | 文藝春秋 | 日本 | |
| 第7回 | 一人称単数 (文春文庫) | 村上春樹 | 文藝春秋 | 日本 | |
| 第6回 | 三体Ⅱ 黒暗森林 下 (ハヤカワ文庫SF) | 劉慈欣 | 大森望, 立原透耶, 上原かおり, 泊功 | 早川書房 | 中国 |
| 第5回 | 三体Ⅱ 黒暗森林 上 (ハヤカワ文庫SF) | 劉慈欣 | 大森望, 立原透耶, 上原かおり, 泊功 | 早川書房 | 中国 |
| 第4回 | 三体 (ハヤカワ文庫SF) | 劉慈欣,立原透耶 | 大森望, 光吉さくら, ワンチャイ | 早川書房 | 中国 |
| 第3回 | 西瓜糖の日々 (河出文庫) | リチャード・ブローティガン | 藤本和子 | 河出書房新社 | アメリカ |
| 第2回 | ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫) | レイモンド・チャンドラー | 村上春樹 | 早川書房 | アメリカ |
| 第2回 | 長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫) | レイモンド・チャンドラー | 清水俊二 | 早川書房 | アメリカ |
| 第1回 | ギリシャ語の時間 (韓国文学のオクリモノ) | ハン・ガン | 斎藤真理子 | 晶文社 | 韓国 |
↑本のリンクはAmazon、スクロール可能。国の分類は、作者の国。放送回からそのままポッドキャストが聴けるXのポストなどへ飛べます。のちに文庫化した作品は、出版社や表紙の雰囲気が変わらないもののみ、一部変更しています。
リンクがApple Podcastの場合、説明文の下の「エピソードのWebページ」というリンクをクリックすると、「Spotify for Creators」へ飛ぶので、Spotify愛用者さんはそちらをどうぞ。
「文学ラジオ空飛び猫たち」の関連サイト
「空飛び猫たち」のこと、関連動画、ラジオほか
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メールマガジン。これから紹介する予定の本や海外文学ニュース、時々カット音源。有料版はさらに内容充実。
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文学ラジオ空飛び猫たち [文学フリマ京都9・小説|海外文学・翻訳]
「出店リスト」から、これまでの文学フリマの出店情報を見ることができます。
文学ラジオ空飛び猫たちXより
本日の文学フリマ東京で今朝出来たてほやほやのエッセイ集を300円で販売します。
『文学ラジオ空飛び猫たちエッセイ集 たいして語る必要はないけれど書かずにはいられないこと』
〈海外文学ブックガイドが書店で買えます!〉
葉々社さんでの購入が可能に。
文学ラジオ空飛び猫たちのZINEはwebショップでも購入できます…
ZINE「文学ラジオ空飛び猫たちの海外文学ブックガイド」は、海外文学100作品以上を紹介しているブックガイド。
「空猫通信」は文学ラジオ空飛び猫たちの機関紙。 Vol.1のテーマは「海外文学入門!」…
藤ふくろうさんとの座談会やおすすめの海外文学入門作品、書店紹介など。
【新グッズ完成】
サコッシュとノートブックのこと。
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文学ラジオ空飛び猫たち – 読書メーター
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文学ラジオ空飛び猫たち – ダイチとミエ
ポッドキャストのフォロー数などが影響するみたい。
ブックカテゴリーの人気ポッドキャスト
「ブック」カテゴリからは、他の読書系ポッドキャストも探せて楽しい。
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神回(おすすめ回)を登録できる。
Listen Notes
文学ラジオ空飛び猫たち (podcast) – ダイチとミエ
「Listen Score」「Global Rank」のほか、どこの国のリスナーが多いかもわかる。
AUDIO MARKETING INSIGHTS
ポッドキャストで海外文学好きを増やしたい。『文学ラジオ空飛び猫たち』がつくる「音声の読書会」のスタイル(2025.09.26)
一番下に音声コメントあり
Youtube「越前敏弥」
『ストーナー』&『オリンピア』 どこが似ていてどこがちがう?(2024.06.16)
出演者は越前敏弥(翻訳者)、酒井七海(もくめ書店)、ダイチ&ミエ(文学ラジオ 空飛び猫たち)、ないとうふみこ(翻訳者)、樋口真理(北烏山編集室)。
Youtube「本チャンネル」
誤読をおそれずに発信する 背中を押してくれた本——「文学ラジオ 空飛び猫たち」が推す一冊『CONTEXT DESIGN』(2024.01.10)
Spotify「本の惑星」
文学フリマ東京40 現場からのショートレポート【ロケ回】 – 本の惑星(2024.05.20)
おふたりが登場するのは8分ごろ。
Spotify「ヨルの好きな本たち」
【ep.3 】文学ラジオ空飛び猫たちさんとのコラボトーク / アリ・スミス『五月その他の短篇』感想 / 海外文学情報どこで入手してる?etc…(2023.07.11)
Spotify「K-BOOKらじお」
♯11 Podcast「文学ラジオ空飛び猫たち」に聞く―記念すべき1回目のテーマ本が『ギリシャ語の時間』でした(2022.08.12)
K-BOOK振興会Xより
「【#kbookらじお】8/12配信「わたし、これ読みました」に、Podcast「文学ラジオ空飛び猫たち」のダイチさん、ミエさんをお招きし、たくさん本を紹介してます!
Spotify「世界のねじを巻くラジオ」
映画『イミテーションゲーム』や映像化された小説について語る(2022.03.02)
文学ラジオ空飛び猫たちさんと読書について語る回(2021.10.24)
ダイチさんのこと
ダイチ【文学ラジオパーソナリティ】【小説限定の読書会主催者】(@welovestory) / X
Instagram
ダイチ 文学ラジオパーソナリティ&読書会主催者(@booklogd)
読書記録、猫がとってもいい味出してる。毎年読んだ本のベスト9を発表。
Threads
ダイチ 文学ラジオパーソナリティ&読書会主催者(@booklogd)
ダイチ|note
「共感」と「感情移入」の違い、読書記録、編集のこと。
Linktree
ダイチ | Twitter, Instagram
小説が好き!の会【小説に限定した読書会】 | Peatix
主催する読書会「小説が好き!の会」のスケジュール。
Spotify
ポッドキャストを紹介するだけ
Podcast制作者の3人(「ダイチ」と「カツミ」と「そうま」)が自分たちが聞いた推しPodcastの良いところを語り合う番組。
Spotify
Pairing Talk Radio
毎回ある2人がワインを一本飲み干す間に、それぞれの人生を語るポッドキャスト。「空飛び猫たち」の時とは別の顔を知ることができる。ミエさんの出演回も。
Radiotalk(ラジオトーク)
文学ラジオ空飛び猫たちダイチのつぶやき
Spotify「ポッドキャストが出来るまで シーズン2」
#72 ポッドキャストの学校受講者インタビューVol.2【2期カツミさん・ダイチさん3期そうまさん】(2024.11.20)
Spotify「勝手に”ドキュメント72時間”をしゃべるラジオ」
ゲスト回『ヤンキーインターン、働くと暮らすと都会と地方と。』(ダイチさん)(2024.09.20)
Spotify「白米FM (仮)」
#19-1 薦欲 ~センスは欲望からはじまる~【ダイチさんゲスト回】(2024.06.04)
「文学ラジオ空飛び猫たち」の収録秘話や、ペアリングトークラジオの話も。
Amazon
ゆかいな知性 : Audibleオーディオブック(2024年5月で終了)
「文学編」で『彗星ブッククラブ』主宰の森さんとダイチさんがトーク。
彗星ブッククラブ モーヴ街店
【森 大那 プロフィール】||SUISEI BOOK CLUB
ポッドキャスト番組「ゆかいな知性」文学編、全24回へのリンク一覧があります。
NHK
ノーベル賞2024 文学賞に韓国の現代文学代表する作家 ハン・ガン氏 アジア出身女性で初 | NHK | ノーベル賞2024
ミエさんのこと
ミエ | 文学ラジオ空飛び猫たち(@hitsuji_meguru) / X
Instagram
ミエ | 文学ラジオ空飛び猫たち(@hitsujiwomeguru.cafe)
Facebook
羊をめぐるカフェ | Kyoto-shi Kyoto
2023年3月まで、京都祇園で日曜日の昼に本の話ができる「羊をめぐるカフェ」をされてたそう(営業終了)。
Instagram
〈営業終了のお知らせ〉…(2023.03.28)
その場所、祇園文学スナック懶惰はお酒と本を嗜むお店。現在、その日曜昼枠は、別の方が「TO THE HAPPY FEW」という「本の話ができるカフェ」をされてるみたいです。
ミエ | 羊をめぐるカフェ|note
Linktree
ミエ | 羊をめぐるカフェ
Spotify「Pairing Talk Radio」
vintage#6-1【ペアリングトーク回前編】ミエ&ねじまき ~京都人が語る京都~(2023.04.19)
vintage#6-2【ペアリングトーク回後編】ミエ&ねじまき ~羊をめぐるカフェであったことなど~(2023.04.22)
「文学ラジオ空飛び猫たち」ゲスト回一覧
雨雲出版・横山仁美さん
第200回 番外編第67回
翻訳家・枇谷玲子さん
番外編第54回 第177回
セルボ貴子さん、みずいろブックス・岡村茉利奈さん
第185回 第186回 番外編第60回
翻訳家・吉田育未さん
番外編第22回 番外編第23回 第116回 番外編第35回 第171回 第172回
翻訳家・久保田祐子さん
第130回 番外編第41回
翻訳家・新田享子さん
番外編第47回 番外編第48回
銀河高原ビール
ぼかすかさん 番外編第64回
村上春樹的羊男さん 番外編第63回
勝手にドキュメント72時間をしゃべるラジオ
ほんださん、やまぐちさん 番外編第62回
ヨルさん 第123回
エリンギさん 番外編第10回 第49回
藤ふくろうさん 番外編第38回 番外編第39回
ほんのれんラジオ 番外編第58回
ねじまきラジオさん
番外編第12回 第59回 番外編第19回 第70回 番外編第33回 第111回 第151回 番外編第49回
ふっかー復活委員長さん 番外編第13回
東京小説読書会・ウラノさん 番外編第11回
阪大ビブリオバトル・大西さん、堀内さん
番外編第31回 番外編第32回
↑一部は、Spotify for Creatorsへのリンクです。
2025年「文学ラジオ空飛び猫たち」の配信タイトルと紹介本
| 放送日 | 放送回 | タイトル |
|---|---|---|
| 12月8日 | 世界のYA文学 第3回 | 遺産相続の謎を解くノンストップミステリー『相続ゲーム エイブリーと億万長者の謎の遺言』ジェニファー・リン・バーンズ著 |
| 12月1日 | 世界のYA文学 第2回 | 少女はマレーグマを野生に返す『ソリアを森へ』チャン・グエン作 |
| 11月25日 | 第211回 | コミックならではのラストシーン『ソラリス(後編)』森泉岳土マンガ、スタニスワフ・レム原作 |
| 11月17日 | 第210回 | 不朽の名作SFをコミックで読む『ソラリス(前編)』森泉岳土マンガ、スタニスワフ・レム原作 |
| 11月10日 | 第209回 | 絶滅したステラーカイギュウと追いかけた人々の物語『極北の海獣』イーダ・トゥルペイネン著 |
| 11月3日 | 第208回 | 誠実な大人たちの恋愛『そっと呼ぶ名前』イム・キョンソン著 |
| 10月27日 | 番外編 第72回 | 2025年のノーベル文学賞を振り返る |
| 10月20日 | 第207回 | そしてピリオドへ『失われたスクラップブック(後編)』エヴァン・ダーラ著 |
| 10月13日 | 第206回 | 謎めく正体不明の作家の大長編『失われたスクラップブック(前編)』エヴァン・ダーラ著 |
| 10月06日 | 世界のYA文学 第1回 | 泣けない大人に自分を重ねる『涙の箱』ハン・ガン作 |
| 09月29日 | 第205回 | 映画と原作どっちも語る!『遠い山なみの光』カズオ・イシグロ著 |
| 09月22日 | 番外編 第71回 | 生番外編第71回「ぼくたちの鈍器本の読み方」 |
| 09月15日 | 第204回 | 生者も死者も躍動しスリランカを揺るがす『マーリ・アルメイダの七つの月(後編)』シェハン・カルナティラカ著 |
| 09月08日 | 第203回 | 死者に与えられた7日間 『マーリ・アルメイダの七つの月』(前編)シェハン・カルナティラカ著 |
| 09月01日 | 番外編 第70回 | リスナーからのお便り紹介回#13 |
| 08月25日 | 第202回 | 厳しい現代社会に現れた自由すぎる小説『カステラ』パク・ミンギュ著 |
| 08月18日 | 第201回 | 予期せぬ出会いが人生を導いてくれる『あなたを選んでくれるもの』ミランダ・ジュライ著 |
| 08月11日 | 番外編 第69回 | どれも濃かった海外文学「作品紹介200エピソード振り返り」(後編) |
| 08月04日 | 番外編 第69回 | 現代海外文学を読んで語った5年間「作品紹介200エピソード振り返り」(前編) |
| 07月21日 | 第200回 | 差別を逃れて亡命した青年の新しい人生『雨雲の集まるとき』ベッシー・ヘッド著(ゲスト:翻訳者 横山仁美さん) |
| 07月14日 | 第199回 | 愛おしい妖怪とSFファンタジー『お化け屋敷へ、ようこそ』ユキミ・オガワ著 |
| 07月07日 | 第198回 | 遠い未来の人類の日常たち『大きな鳥にさらわれないよう』川上弘美 著 |
| 06月30日 | 第197回 | ボルヘスに影響を受けて書いた人類の負の歴史『ボリス・ダヴィドヴィチのための墓 一つの共有の歴史をめぐる七つの章』ダニロ・キシュ著 |
| 06月23日 | 番外編 第66回 | 圧巻の歌舞伎の世界に浸る映画『国宝』について語る |
| 06月16日 | 第196回 | 第196回 水資源が貴重なオマーンに現れた水追い師『水脈を聴く男』ザフラーン・アルカースィミー著 |
| 06月09日 | 第195回 | 第195回 なぜ家が燃えた!?対象的な二つの家族をめぐる物語『密やかな炎』セレステ・イング著 |
| 05月26日 | 第194回 | 20世紀アメリカの夢の中でこじらせた若者たち『夢のなかで責任がはじまる』デルモア・シュワルツ著 |
| 05月19日 | 第193回 | 瀋陽の外を夢見る青年たちは不思議な物語を歩む『ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林』鄭執著 |
| 05月12日 | 番外編 第64回 | 「ビールを飲みながら読書をする贅沢」(ゲスト:銀河高原ビール ぼかすかさん) |
| 05月05日 | 番外編 第63回 | 「村上春樹好きにおすすめな海外文学」(ゲスト:村上春樹的羊男さん) |
| 04月28日 | 番外編 第62回 | 「植物園に密着した回のドキュメント72時間を語る」(ゲスト:勝手にドキュメント72時間をしゃべるラジオ) |
| 04月21日 | 第192回 | 時代とともに変わる台湾を撮り続けた写真家の生涯『南光』朱和之著 |
| 04月14日 | 番外編 第61回 | 「第十一回日本翻訳大賞を語る」 |
| 04月07日 | 第191回 | ガザで亡くなった詩人が編んだ物語たち『物語ることの反撃』リフアト・アルアライール編 |
| 03月31日 | 第190回 | 湖に沈んだ村で生きたある女性の半生『この村にとどまる』マルコ・バルツァーノ著 |
| 03月24日 | 第189回 | 誰もが経験する自意識の痛み『ベル・ジャー』シルヴィア・プラス著 (ゲスト:翻訳者 小澤身和子さん) |
| 03月17日 | 第188回 | 心をほぐすショートショート『私たちのテラスで終わりを迎えようとする世界に乾杯』チョン・セラン著 |
| 03月10日 | 第187回 | 人間と人間ならざるものの分断と共存『派遣者たち』 キム・チョヨプ著 |
| 03月03日 | 番外編 第60回 | 「ひとり出版社が『エジプト人シヌヘ』を出版するまで」(ゲスト:翻訳者 セルボ貴子さん、みずいろブックス 岡村茉利奈さん) | 02月24日 | 第186回 | 激動の古代エジプトでその生涯を孤独に生きた者『エジプト人シヌへ 下巻』ミカ・ヴァルタリ著 (ゲスト:翻訳者 セルボ貴子さん、みずいろブックス 岡村茉利奈さん) |
| 02月17日 | 第185回 | 壮大な物語に誘うフィンランド文学の大傑作『エジプト人シヌへ 上巻』ミカ・ヴァルタリ著 (ゲスト:翻訳者 セルボ貴子さん、みずいろブックス 岡本茉利奈さん) |
| 02月10日 | 番外編 第59回 | 「文学フリマ京都を振り返る、リスナーからのお便り紹介回#11」 |
| 02月03日 | 第184回 | 永遠の命、記憶、そして存在意義『最新SF作品紹介回』 |
| 01月27日 | 第183回 | 不条理さになぜか惹かれてしまう『アメリカ文学短編4本紹介回』 |
| 01月20日 | 第182回 | 台湾文学の祖母による名作の新訳『城南旧事』林海音 著 |
| 01月13日 | 第181回 | 二十世紀科学の発展を示唆深く描く『恐るべき緑』 ベンハミン・ラバトゥッツ 著 |
| 01月06日 | 第180回 | 孤高の魂との対話篇『ステラ・マリス』コーマック・マッカーシー著、黒原敏行訳 |
世界のYA文学 第3回「相続ゲーム エイブリーと億万長者の謎の遺言」チャン・グエン
『相続ゲーム エイブリーと億万長者の謎の遺言』
ジェニファー・リン・バーンズ,代田亜香子
2025/07/24
マガジンハウス/日之出出版
見ず知らずの大富豪から莫大な遺産を相続した女子高生エイブリー。彼女を待ち受けていたのは、秘密の通路や仕掛けだらけの大豪邸と、心を惑わす4人の御曹司たちだった。遺言に隠された謎、一族を巡る陰謀、そして予測不能な恋の駆け引き…。スリリングな相続ゲームがついにはじまる!
世界のYA文学 第2回「ソリアを森へ」チャン・グエン
『ソリアを森へ: マレーグマを救ったチャーンの物語』
チャン・グエン,ジート・ズーン,杉田七重
2024/01/24
鈴木出版
わたしはチャーン。野生動物を守る活動をしています。生後2週間で親をうばわれたマレーグマの女の子ソリアを育てています。食べものを自分で見つけて自力で生きていけるように、森に帰って仲間とともに生きていけるように、毎日いっしょにすごして練習しています。お別れする日を考えるとさびしくなるけれど、ソリアのためにがんばらなきゃ!ベトナムの自然保護活動家、チャン・グエンの若き日の活動にもとづく自伝的グラフィックノベル。絵を描いたジート・ズーンは、本書で、イギリスの児童書最高峰の賞である2023カーネギー賞画家賞を受賞。
第210回、第211回「ソラリス コミック版」スタニスワフ・レム、森泉岳土
『ソラリス 上 (ハヤカワ・コミックス)』
『ソラリス 下 (ハヤカワ・コミックス)』
スタニスワフ・レム,森泉岳土
2025/01/22
岩波書店
ソラリス――この静謐なる惑星は意思を持った海に表面を覆われていた。心理学者ケルヴィンは、惑星の謎を解明するべく派遣されたのだが……。人間を超える知性とのコンタクトは可能なのか? 連載中から絶賛の声続々! 人気作家が傑作古典を余すことなくコミック化
第209回「極北の海獣」イーダ・トゥルペイネン
『極北の海獣』
イーダ・トゥルペイネン,古市真由美
2025/05/09
岩波書店
18世紀ロシア、19世紀アラスカ、現代フィンランド……絶滅した海獣ステラーカイギュウを巡り3つの時代に生きた人々が、時空を超え繋がる。史実に基づいた息を呑む冒険譚。各国話題の書!
第208回「そっと呼ぶ名前」イム・キョンソン
『そっと呼ぶ名前』
イム・キョンソン,すんみ
2025/09/25
マガジンハウス/日之出出版
あなたが“そっと呼びたい”名前は何ですか?年上の彼との関係に悩んでいる30代のスジンは、年下の男性からの情熱的なアプローチに惹かれていく。幸福感に満たされながらも、ふと感じる不安や虚無感。そんな時、心の奥から浮かんでくる名前とはー?韓国の女性たちから愛される作家イム・キョンソンが、揺れ動く女性の心を赤裸々に綴った大人の愛の物語。「愛すること」の本質に触れる一冊。
第206回、第207回「失われたスクラップブック」エヴァン・ダーラ
『失われたスクラップブック』
エヴァン・ダーラ,木原善彦
2024/11/26
幻戯書房
“ポスト・ギャディス”と目され、リチャード・パワーズが正体とも噂された、トマス・ピンチョン以上に謎めく、ポスト・ポストモダン作家エヴァン・ダーラ――“読まれざる傑作”として話題となった、ピリオドなしの、無数にして無名の語りで綴られる大長編の奇書がついに本邦初訳で登場!
世界のYA文学 第1回「涙の箱」ハン・ガン
『涙の箱』
ハン・ガン,きむふな
2025/08/18
評論社
ノーベル文学賞作家ハン・ガンがえがく、大人のための童話
この世で最も美しく、すべての人のこころを濡らすという「純粋な涙」を探して
「過去のトラウマに向き合い、人間の命のもろさを浮き彫りにする強烈な詩的散文」が評価され、2024年にノーベル文学賞を受賞したハン・ガン。本書は童話と銘打ちながらも、深い絶望や痛みを描き、そこを通過して見える光を描くハン・ガンの作品世界を色濃く感じられる作品です。
幸せな出会いが実現し、日本語版の絵はハン・ガン自身、長年ファンだったというjunaidaさんが担当。ハン・ガンが、「読者それぞれのなかにある希望の存在」としてえがいた主人公や、どこともいつとも特定しない本作の世界を美しく描き、物語とわたしたちをつないでくれます。
第205回「遠い山なみの光」カズオ・イシグロ
『遠い山なみの光〔新版〕 (ハヤカワepi文庫)』
カズオ・イシグロ,小野寺健
2025/06/02
早川書房
イギリスで暮らす悦子は、娘の自殺に直面した喪失感のなか、故郷の日々に思いを馳せる。戦後の長崎、復興しつつある街で、彼女は佐知子に出会った。娘を一人で育て、男と渡米する夢にすがる佐知子は、現実的な悦子とは対照的に見えた。だが回想するうち、悦子の記憶は揺らぎ、不穏の色を濃くしていく。時代に翻弄されながら自らの道を生きる人々の姿を描いたイシグロのデビュー作。映画化原作。
第203回、第204回「マーリ・アルメイダの七つの月」
『マーリ・アルメイダの七つの月 上』
『マーリ・アルメイダの七つの月 下』
シェハン・カルナティラカ,山北めぐみ
2023/12/26
河出書房新社
1990年、内戦下のスリランカ・コロンボ。戦場カメラマンにしてギャンブラー、皮肉屋で放埓なゲイであるマーリ・アルメイダは、気がつくと冥界のカウンターにいた。自分が死んだ記憶はないが、ここに来る前、内戦を終わらせるための写真を撮ったことは覚えている。写真を公表するため、彼にあたえられた猶予は7回月が昇るまで。生者と死者の入り乱れた狂乱の世界をさまよう、マーリ・アルメイダの地獄めぐりがはじまる。ブッカー賞受賞作。
「ぼくたちを殺したやつらを罰する覚悟はできた?」
親友のジャキと恋人のDDに望みをかけ、スリランカの混乱を駆けるマーリ。
そこに立ちはだかるのは、復讐を誓う青年革命家、生者と隠者を媒介する隠者、爆破テロの犠牲になった博士、そして魂を飲み込む邪神……。
陰謀は錯綜し、三つ巴の内戦は激化していく。報復に満ちたこの世界で、それぞれの悲劇が行きつく先は。
血と煙と愛でつむがれる、魔術的タイムリミット・ミステリ!
第202回「カステラ」パク・ミンギュ
『カステラ』
パク・ミンギュ,ヒョン・ジェフン,斎藤真理子
2014/04/19
クレイン
現代韓国文学の人気作家・パク・ミンギュのロングセラー短編小説集。洒脱な筆致とユーモアあふれる文体で、主人公の若者たちを取り巻く「就職難」「格差社会」「貧困の様相」etcを描きながら、彼ら彼女たちに向ける眼差しを通して、人間存在への確かな信頼感に溢れるチャーミングな短編集。日本語版には「朝の門」(2010年、李箱文学賞〔日本の芥川賞と並び称される〕受賞作)を特別収録。
第201回「あなたを選んでくれるもの」ミランダ・ジュライ
『あなたを選んでくれるもの (新潮クレスト・ブックス)』
ミランダ・ジュライ,岸本佐知子
2015/08/27
新潮社
アメリカの片隅で同じ時代を生きる、ひとりひとりの、忘れがたい輝き。映画の脚本執筆に行き詰まった著者は、フリーペーパーに売買広告を出す人々を訪ね、話を聞いてみた。革ジャン。オタマジャクシ。手製のアート作品。見知らぬ人の家族写真。それぞれの「もの」が、ひとりひとりの生活が、訴えかけてきたこととは。カラー写真満載、『いちばんここに似合う人』の著者による胸を打つインタビュー集。
第200回「雨雲の集まるとき」ベッシー・ヘッド
『雨雲の集まるとき』
ベッシー・ヘッド,横山仁美
2025/05/16
雨雲出版
「人間がもっとも必要としているのは、他の生命との関わりあいだ。もしかすると、ユートピアもただの木々なのかもしれない。もしかすると」
南アフリカ出身の重要作家ベッシー・ヘッドが、亡命先ボツワナで発表した1968年の長編第一作、待望の邦訳。アパルトヘイトの抑圧から逃れ、自由を求めて国境を越えた青年マカヤは、ボツワナ農村の開発に関わりながら、差別や抑圧、人間の善悪を目の当たりにする。貧困、開発、宗教、民主主義、ジェンダー、部族主義と向き合い、鋭い筆致で人間の本質を描いたアフリカ文学の傑作。
第199回「お化け屋敷へ、ようこそ」ユキミ・オガワ
『お化け屋敷へ、ようこそ』
ユキミ・オガワ,吉田育未,大滝瓶太
2025/06/30
左右社
『妖怪に幽霊、想像しうるすべての恐怖をお約束します!』(『お化け屋敷へ、ようこそ』より)
結婚相談所に現れた“人間の種”を欲しがる妖怪(「町外れ」)、
他人から運を盗む座敷童(「童の本懐」)、
呪術師と“使い捨て”の幽霊(「煙のように光のように」)、
ヒト型ケアAIと忘れられた女神(「NINI」)、
お化け屋敷で働くがらくた(お化け屋敷へ、ようこそ)、
少女と巨人の切ない国生み物語(「巨人の樹」)。
英語で怪談フォークロアを描き、SF界で注目を集める日本人作家ユキミ・オガワの国内オリジナル短編集、ついに邦訳!
ひととひとならざる者が連帯する、物語ることのよろこびにみちた11の怪異譚。
第198回「大きな鳥にさらわれないよう」川上弘美
『大きな鳥にさらわれないよう (講談社文庫)』
川上弘美
2019/10/16
講談社
2025年国際ブッカー賞ショートリスト
遠い未来、衰退の危機を認めた人類は、「母」のもと、それぞれの集団どうしを隔離する生活を選ぶ。異なる集団の人間が交雑することにより、新しい遺伝子を持ち、進化する可能性がある人間の誕生に賭けー。かすかな希望を信じる人間の行く末を、さまざまな語りであらわす「新しい神話」。泉鏡花文学賞受賞作
第197回「ボリス・ダヴィドヴィチのための墓」ダニロ・キシュ
『ボリス・ダヴィドヴィチのための墓』
ダニロ・キシュ,奥彩子
2025/01/31
松籟社
副読本におすすめ!
『境界の作家ダニロ・キシュ』
奥彩子/松籟社
ユーゴスラヴィアの作家ダニロ・キシュの代表作。ボルヘスの『汚辱の世界史』への「対本」として――オマージュとして、かつアンチテーゼとして――構想された7つの連作短編集。スターリン時代の粛清に取材しながら、全体主義社会での個人の苦闘を描く。
第196回「水脈を聴く男」ザフラーン・アルカースィミー
『水脈を聴く男』
ザフラーン・アルカースィミー,⼭本薫,マイサラ・アフィーフィー
2025/05/07
書肆侃侃房
井戸で発見された溺死体のお腹から取り出された胎児。彼には大地の「水脈を聴く」能力が宿っていた──。
アラビア半島に位置し、雨のほとんど降らない小国オマーン。地下水路(ファラジュ)による独自の灌漑システムは、峻険な岩山や荒涼ひどい頭痛に悩まされるマリアムは井戸の深淵からの「おいで、おいで」という囁きに導かれ、ついには溺死体として発見される。しかし、その体には胎児が宿っていた。無事(サーレム)に救われたことでサーレムと名付けられた息子は、耳を澄ませると地中を流れる水の音が聴こえるようになる。その噂はあっという間に広がり、避けられ孤立するようになるが、水源を探し当て村を襲った干ばつから救うことで必要とされるようになる。その評判は遠方まで轟き、15歳の少年は「水追い師」として各地で引く手あまたになるのだが──。
第195回「密やかな炎」セレステ・イング
『密やかな炎』
セレステ・イング,井上里
2025/05/09
早川書房
リチャードソン家の邸宅が燃えた。厳しい母が管理する、完璧に見える家庭だった。母の唯一の悩みは末娘のイジーだが、今は姿を消していた。一家の貸家に住む母娘も見えない。誰が、なぜ火をつけたのか。秘密を抱える二つの家族が、焼け跡で見つけた真実とは?
第194回「夢のなかで責任がはじまる」デルモア・シュワルツ
『夢のなかで責任がはじまる』
デルモア・シュワルツ,小澤身和子
2024/07/22
河出書房新社
「夢のなかで責任がはじまる」という一作の短編により鮮烈な登場を果たすや、ウラジーミル・ナボコフ、T・S・エリオットらにその鋭い才能を絶賛され、20世紀アメリカ文学史上に一条の軌跡を残した伝説的作家デルモア・シュワルツ。
サリンジャー、チーヴァー、フィッツジェラルドの系譜に連なる、若者たちの焦りと輝きをクールな筆致で捉えた「新世代の代弁者」、待望の本邦初作品集。●序文=ルー・リード
●装幀=クラフト・エヴィング商會(吉田浩美・吉田篤弘)
第193回「ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林」鄭執
『ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林』
鄭執,関根謙
2024/10/04
アストラハウス
北京へ、ニースへ、降りしきる雪の中へ、そして日本の桜の下へ。 シャーマニズムの香り濃い故郷瀋陽の街から、青年は逃奔するーー
鄭執は作家・脚本家・映像作家として活躍する中国の若きクリエイター。80後(バーリンホウ)世代※の旗手。
初邦訳となる本書には、中国東北部の中核都市である故郷・瀋陽の街から、あるいは鬱々と・あるいは劇的に・あるいは飄々と逃奔する青年を主人公とする、三つの物語を収録。
第192回「南光」朱和之
『南光 (アジア文芸ライブラリー)』
朱和之,中村加代子
2024/05/20
春秋社
ライカを手に変わりゆく台湾を写し続けたひとりの写真家がいた。日本統治時代の台湾に生まれ、法政大学カメラ部でライカと出会った南光ことトウ騰輝。モダン都市・東京と戦争と戦後の動乱、台湾写真史を鮮やかに描きだす。巻末に南光による写真12点を掲載。歴史小説の名手・朱和之が南光の残した写真をもとに、たぐいまれな想像力で写真家の人生と台湾写真史を描き出す。羅曼・羅蘭百萬小説賞受賞作。
第191回「物語ることの反撃」リフアト・アルアライール
『物語ることの反撃 パレスチナ・ガザ作品集』
リフアト・アルアライール,岡真理,藤井光
2024/12/03
河出書房新社
現代パレスチナを代表する詩人が編み遺した、ガザの若き作家たちによる23篇。過酷な「日常」を書き留め、暴力と占領に物語ることで抵抗する、魂の作品集。
2023年12月、イスラエル軍の空爆によって命を落としたパレスチナの詩人、リフアト・アルアライール。忘却に抗うため、そして想像力によってあたらしい現実を立ち上げるため、彼が私たちに届けた、23の反撃の物語。
ルアライール。忘却に抗うため、そして想像力によってあたらしい現実を立ち上げるため、彼が私たちに届けた、23の反撃の物語。
第190回「この村にとどまる」マルコ・バルツァーノ
『この村にとどまる (新潮クレスト・ブックス)』
マルコ・バルツァーノ,関口英子
新潮社
この美しいダム湖の底に、忘れてはいけない村の歴史が沈んでいる。
北イタリアチロル地方、ドイツ語圏の一帯はムッソリーニの台頭によりイタリア語を強制され、ヒトラーの移住政策によって村は分断された。母語を愛し、言葉の力を信じるトリーナは、地下で子どもたちにドイツ語を教え、ダム建設に反対する夫とともに生きてゆくのだが……。イタリア文学界の最高峰、ストレーガ賞の最終候補作。
第189回「ベル・ジャー」シルヴィア・プラス
『ベル・ジャー』
シルヴィア・プラス,小澤身和子
晶文社
わたしは。ぜんぶ覚えている。あの痛みも、暗闇も――。
ピュリツァ―賞受賞の天才詩人が書き残した伝説的長編小説、20年ぶりの新訳。
優秀な大学生のエスター・グリーンウッドはニューヨークのファッション誌でのインターンを勝ち取ったとき、
夢がついに叶うと信じて喜んだ。しかし、退屈なパーティー、偽善的に感じられる恋人、
空虚なだけのニューヨークでの生活に違和感を覚え、世界が支離滅裂なものに感じられる。
そして、とあることをきっかけに精神のバランスが徐々に崩れていく。
第188回「私たちのテラスで終わりを迎えようとする世界に乾杯」チョン・セラン
『私たちのテラスで、終わりを迎えよう とする世界に乾杯』
チョン・セラン,すんみ
早川書房
チョン・セラン初の掌篇小説集。仕事はぼちぼちで、海外旅行なんて行けないけれど、ルームメイトと乾杯する小さなテラスはある──『フィフティ・ピープル』のチョン・セランが、明るい未来が見えない世界だからこそ、ささやかな希望を失わずに生きる人々をおかしみをもって描く、掌篇小説集
第187回「派遣者たち」キム・チョヨプ
『派遣者たち』
キム・チョヨプ,カン・バンファ
早川書房
地下都市に暮らすテリンは、もはや人が住めなくなった地上へ行くことを切望していた。師匠のイゼフが地上の素晴らしい夕焼けの美しさや夜空を横切る星の輝きを教えたから。だがテリンは地上へ行ける”派遣者”になるための試験の直前、不思議な幻聴を体験する
第185回、第186回「エジプト人 シヌヘ」ミカ・ヴァルタリ
『エジプト人シヌヘ上巻』
ミカ・ヴァルタリ,菊川匡,セルボ貴子
2024/05/10
みずいろブックス(静風社)
世界中の人々を魅了してやまない古代エジプト文明が克明に描かれた歴史長編小説。 古代エジプト文明の栄華を誇る新王朝時代末期に生を受けた主人公シヌヘの一代記。テーベで頭蓋切開医師となり、シリア、バビロン、ヒッタイト、クレタ島への壮大な旅が始まる。各地で医術を学びながら思いも寄らない運命に巻き込まれていく。ファラオ・アクエンアテン、ホルエムヘブ、神官アイなど史実に基づく登場人物も生き生きと描かれる。フィンランドで唯一のハリウッド映画化作品。世界的ベストセラー初の原語からのノーカット版。 古代エジプト美術館ファウンダー菊川匡氏による監修。
『エジプト人シヌヘ下巻』
ミカ・ヴァルタリ,菊川匡,セルボ貴子
2024/05/10
みずいろブックス(静風社)
この物語は歴史に隠された真実かもしれない フィンランドが誇る最高傑作、ついに完結!! これまで41か国で翻訳されたベストセラー小説。偉大なるファラオたちの誕生に隠された秘密と歴史の謎に迫る。 頭蓋切開医師シヌヘは各地を旅し、ようやくエジプトへの帰還を果たしたが……。今から約3400年前に起こった、宗教改革、戦争、疫病、権力争いのなかで、主人公に待ち受ける運命の糸が複雑に絡みあい、激動の時代を迎える。壮大な歴史の波に翻弄されるシヌヘが見つめた真実とは。繰り返し読むたびに新しい発見がある、今の時代にこそ読みたいエジプト人シヌヘの一代記、いよいよクライマックス。
第184回「ここはすべての夜明け前」間宮改衣
『ここはすべての夜明け前』
間宮改衣
早川書房
いやだったこと、いたかったこと、
しあわせだったこと、あいしたこと、
一生わすれたくないとねがったこと
◇老いない身体を手に入れた彼女の家族史
2123年10月1日、九州の山奥の小さな家に1人住む、おしゃべりが大好きな「わたし」は、これまでの人生と家族について振り返るため、自己流で家族史を書き始める。それは約100年前、身体が永遠に老化しなくなる手術を受けるときに父親から提案されたことだった。
かいていったらなっとくできるかな、わたしは人生をどうしようもなかったって。
第184回「時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ」劉慈欣
『時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ』
劉慈欣,大森望,光吉さくら,ワンチャイ
早川書房
環境悪化と人口増加のため、政府はやむなく“時間移民”を決断。全世界に建設された200棟の冷凍倉庫に眠る合計8000万人の移民を率いて、大使は未来へと旅立つ…。表題作「時間移民」のほか、宇宙からやってきた“音楽家”が国連本部前のコンサートに飛び入り参加して太陽を奏でる「歓喜の歌」、『三体』でも活躍した天才物理学者・丁儀がクォーク分割に挑む「ミクロの果て」、すべてを見通しているかのような男に警察が翻弄される銀河賞受賞作「鏡」、太陽系の果てへとひとり漂流する少女を全人類がネット経由で見守る「フィールズ・オブ・ゴールド」など全13篇を収録する、劉慈欣の傑作短篇集。
第184回「羊式型人間模擬機」犬怪寅日子
『羊式型人間模擬機』
犬怪寅日子
早川書房
男性が死の間際に「御羊」に変身する一族に仕える「わたくし」は、その肉を捌き血族に食べさせることを生業としている。ついに当代の大旦那様が御羊になった日、「わたくし」は儀式の準備を進めるが、一族の者たちは「御羊」に対して複雑な思いを抱いていた。かれらはなぜ、何代にもわたり血族の肉を食みつづけるのか。人間は/機械は、何のために存在するのかー第12回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞した異色の幻想SF。
第183回「人生のちょっとした煩い」グレイス・ペイリー
『人生のちょっとした煩い (文春文庫)』
グレイス・ペイリー,村上春樹
文藝春秋
「ペイリーさんの小説は、とにかくひとつ残らず自分の手で訳してみたい」と村上氏が語る、アメリカ文学のカリスマにして伝説の女性作家の第一作品集。キッチン・テーブルでこつこつと書き継がれた、とてつもなくタフでシャープで、しかも温かく、滋味豊かな十篇。巻末にデビュー当時を語ったエッセイと訳者による詳細な解題付き。
第183回「チーヴァー短篇選集」ジョン・チーヴァ―
『チーヴァー短篇選集 (ちくま文庫)』
ジョン・チーヴァ―,川本三郎
筑摩書房
ジョン・チーヴァーは、サリンジャーと同時代に都会派の小説家として活躍した。小説世界は繊細で、精妙で、静かな緊張感に満ちている。サバービアの憂鬱、中産階級の孤独、東海岸を書きつづけた。長篇小説もあるが、本領は短篇にある。ピュリッツァー賞、全米批評家協会賞を受賞した『The Stories of John Cheever』のなかから選んだ、メランコリーが漂う極上の15篇
第183回「ウォートン怪談集」イーディス・ウォートン
葉々社 BOOKS&PUBLISHING
『【柴田元幸さん・サイン入】ウォートン怪談集』
イーディス・ウォートン,柴田元幸
2024/11/03
葉々社
葉々社通販サイト、一部書店で販売
葉々社では、海外文学の裾野を広げるために新たに「小さな海外文学」というシリーズをはじめます。 本シリーズは、おもに海外文学に触れてこなかった読書家の方たちを対象に、短篇を2〜3篇収録し、気軽に手にとってもらえるように工夫しています。
シリーズ第1弾&第2弾は、柴田元幸さんの翻訳による2作品です。 本書、『ウォートン怪談集』は、「小間使の呼び鈴」「夜の勝利」「ミス・メアリ・パスク」、3つの短篇を収録しています。
第183回「フォークナー短編集」ウィリアム・フォークナー
『フォークナー短編集 (新潮文庫)』
ウィリアム・フォークナー,龍口直太朗
新潮社
大人の悪の世界と子供の無邪気な世界を描いた「あの夕陽」をはじめ、黒人リンチ事件と老嬢の心境を捉えた「乾燥の九月」、南部人の中にくすぶる復讐心を扱った「納屋は燃える」など珠玉の8編を収録。
第182回「城南旧事」林海音
『城南旧事』
林海音,大原聖蘭,行知学園
行知学園
1920年代北京。
台湾から引っ越してきたばかりの少女・英子は、北京の伝統的な街並み・胡同(フートン)の中を駆け回る。
近所に住む友だち、空き地で会う若いお兄さん、家に転がりこんできた魅力的なお姉さん、田舎からやってきた乳母、そして最愛の父……出会いと別れの中で、否応なしに大人になってゆく姿を描いた中国語文学の傑作。
第181回「恐るべき緑」ベンハミン・ラバトゥッツ
『恐るべき緑 (エクス・リブリス)』
ベンハミン・ラバトゥッツ,松本健二
白水社
この素晴らしい地獄は、あなた方のおかげでないとしたら、いったい誰のおかげでしょうか?科学史にプロメテウスの火をもたらした学者たちの奇妙な人生と、それぞれに訪れた発見/啓示の瞬間…。世界33か国で刊行、チリの新鋭による奇天烈なフィクション!2021年度英国PEN翻訳小説賞、チリ・サンティアゴ市文学賞受賞作。2021年度国際ブッカー賞、全米図書賞(翻訳部門)最終候補作。
第180回「ステラ・マリス」コーマック・マッカーシー
『ステラ・マリス』
コーマック・マッカーシー,黒原敏行
早川書房
1972年。二十歳の数学者アリシアは、自ら望んで精神科病棟へ入院した。医師に問われるままに彼女は語りはじめるーー数学と死に魅せられた自身の人生、原爆の開発チームにいた父、早世した母、そして最愛の兄ボビー。静かな対話から、孤高の魂の痛みが浮かび上がる
「文学ラジオ空飛び猫たち」のこと

海外文学の楽しみ方っていろいろある。私自身はミステリーが好きではあるのだけれど、それとは別に、これから読んでいきたいと思うような本がある。そんな本が揃っていているのが、「文学ラジオ空飛び猫たち」というポッドキャスト番組。
「文学ラジオ空飛び猫たち」は、毎週月曜日の朝5時(7時?)に配信している、ダイチさんとミエさんのポッドキャスト番組。オンラインで知り合い番組を始めたというふたりは、海外文学と猫が好き。やや硬派な文学作品についての感想を、読書会をするような感じでゆるく話す様子は、なんとなく、休日の午後を思わせる。
note「文学ラジオ空飛び猫たち」
【第0回/自己紹介】文学作品を紹介するpodcast番組を始めました。
名前の由来は、村上春樹さんが翻訳したアーシュラ・K・ル・グウィンの『空飛び猫』から。素敵な文学作品を教えてもらえること、生の感想が聞けることの良さはもちろんのこと、BGMとして流していられるような、ゆったりした空気がいい。ふたりの人柄のせいか、そこまで押しが強く感じられないところにも好感が持てる。
初回の放送を聴いてもらえばわかる通り、本の趣味が同じというわけではない。そのふたりがお互いに本をおすすめし合い、互いに影響されて、今まで読んだことのない新しい作家の本を読む。リスナー云々の前に、このふたりの間で、読書会が開かれている。
以前は、東京と京都という離れた土地で暮らしていたふたり。オンラインでラジオ番組をはじめたものの、1周年を迎えても対面を果たせず、初めて対面でのライブトークができたのは、配信100回記念でのこと(番外編 第20回)。ひとつひとつは本の紹介、でも聴き方によっては、「文学ラジオ空飛び猫たち」としての活動の広がりとともに、ふたりの変化や成長みたいなものを感じとることができる。
note「文学ラジオ空飛び猫たち」
【初めての方へ】声で届ける文学!Podcast番組「文学ラジオ空飛び猫たち」おすすめエピソード特集
ゆるりとした回が多めな番組だけれど、中には「三体」の回など、テンションがやや高めになる回もある。話が止まらないふたり。落ち着いた印象だった、ミエさんも楽しげだ。ちょっといけない楽しみ方なのかもしれないが、個人的には、ミエさんの発言に少し困惑するダイチさん、という状況が好きだったりする。
その状況がさっそく訪れそうなのが、この年末年始。ふたりが選んだのは、柴田元幸さんが翻訳したポール・オースターの鈍器本『4321』でも、今年文庫化が話題になったガブリエル・ガルシア=マルケスの『百年の孤独』でもなく、あの作家の本を紹介するという。しかも年末と年始の2回とも。
ヒントは、昨年惜しくも亡くなられた「コ」で始まるアメリカの大物作家さん(ミエさんが大好きなのだそう)。その責めたチョイスに、これを書いている「2024年海外文学ベスト5」の時点でもう、不安げなダイチさんが面白い。ちなみに12月23日(月)は番外編。その作家さんの紹介回は12月30日(月)と、1月6日(月)だそう。
note「文学ラジオ空飛び猫たち」
「2024年海外文学ベスト5」
彼らは、ごく当たり前のことをしているように言うけれど、こんなふうに、ふたりで毎週欠かさず配信をし続けるのって、かなりすごいこと(2020年6月から4年以上)。だから紹介作品が約180冊にもなったわけで。自分たちにできることをコツコツ続けてきた、そういう真面目さみたいなところも、いいなと思いました。
海外の文学作品のおすすめを教えて欲しい、読書好きな方も、自分では普段手には取らないような本が読みたい方も、ふたりのやりとりを微笑ましく見て(聴いて)いたい方にも、おすすめなポッドキャスト番組。
「文学ラジオ空飛び猫たち通信」というニュースレターもあるようで(サポーター用の有料版も)、ページに飛んでみたら、「これから紹介する予定の本」が載っていました。そちらもぜひ。
theLetter
「文学ラジオ空飛び猫たち通信」
B&Bでのダイチさんの選書/ポッドキャストウィークエンド
Podcast Weekend × 本屋 B&B 『WEEKEND, BOOKS』開催のお知らせ
2023年12月10日(日)〜24日(日)開催。
note「文学ラジオ空飛び猫たち」
「2023年の振り返り&ポッドキャストウィークエンドの思い出」
Instagram
ダイチ (@booklogd)
ダイチさんのInstagramには、番組で紹介していない本の読書記録も。猫も可愛い。
Spotify
ポッドキャストを紹介するだけ
ダイチさんら3人のPodcast制作者による番組。
B&Bでのダイチさんの選書
「発信するために背中を押してくれる本」
| 作品名 | 著者名 | 翻訳者名 | 出版社 |
|---|---|---|---|
| CONTEXT DESIGN | 渡邉康太郎 | Takram | |
| 差し出し方の教室 | 幅充孝 | 弘文堂 | |
| あなたを選んでくれるもの (新潮クレスト・ブックス) | ミランダ・ジュライ | 岸本佐知子 | 新潮社 |
| そっと 静かに (新しい韓国の文学 18) | ハン・ガン | 古川綾子 | クオン |
| ワイン知らず、マンガ知らず | エティエンヌ・ダヴォドー, 京藤好男 | 大西愛子 | サウザンブックス社 |
| 遅く起きた日曜日に いつもの自分じゃないほうを選ぶ | スズキナオ | スタンドブックス | |
| 好奇心とクリエイティビティを引き出す 伝説の授業採集 | 倉成英俊 | 宣伝会議 |




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