
- 杉江松恋「ほんとなぞ」の海外文学紹介本リスト
- 杉江松恋「ほんとなぞ」のこと
- 「翻訳マッハ」の紹介作品一覧と気になる作品
- 「沈黙」アン・クリーヴス
- 「逃げろ逃げろ逃げろ!」チェスター・ハイムズ
- 「すばやい澄んだ叫び」シヴォーン・ダウド
- 「ターングラス 鏡映しの殺人」ガレス・ルービン
- 「月射病」ジョルジュ・シムノン
- 「パトリシア・ハイスミスの華麗なる人生」アンドリュー・ウィルソン
- 「虚言の国 アメリカ・ファンタスティカ」ティム・オブライエン
- 「少年の君」玖月晞
- 「アルパートンの天使たち」ジャニス・ハレット
- 「弟、去りし日に」R・J・マロリー
- 「死はすぐそばに」アンソニー・ホロヴィッツ
- 「エイレングラフ弁護士の事件簿」ローレンス・ブロック
- 「ボタニストの殺人」M・W・クレイヴン
- 「白薔薇殺人事件」クリスティン・ペリン
- 「魂に秩序を」マット・ラフ
- 「狂った宴」ロス・トーマス
- 「サリー・ダイヤモンドの数奇な人生」リズ・ニュージェント
- 「恐怖を失った男」M・W・クレイヴン
- 「DV8 台北プライベートアイ2」紀蔚然、舩山むつみ
- 「終の市」ドン・ウィンズロウ
- 「ササッサ谷の怪」コナン・ドイル
- 「ポケミス読者よ信ずるなかれ」ダン・マクドーマン
- 「ビリー・サマーズ」スティーヴン・キング
- 「ミステリーしか読みません」イアン・ファーガソン&ウィル・ファーガソン
- 「マリーナ バルセロナの亡霊たち」カルロス・ルイス・サフォン
- 「屍衣にポケットはない」ホレス・マッコイ
- 「マーリ・アルメイダの七つの月」シェハン・カルナティラカ
- 「ナッシング・マン」キャサリン・R・ハワード
杉江松恋「ほんとなぞ」の海外文学紹介本リスト
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年月は該当動画へのリンク、
作家名等での並べ替えができます。
今は「翻訳マッハ!」だけ、
他のコーナーもあとで一覧表に追加します。
杉江松恋「ほんとなぞ」のこと
YouTube
杉江松恋チャンネル「ほんとなぞ」
書評家・杉江松恋が関心のあること、主に本とミステリー、それから演芸についての動画を配信します。 現在は以下の動画を定期配信中です。関心ある方はぜひご登録ください。
「翻訳メ~ン!」(パートナー:川出正樹さん)
翻訳ミステリー月評 「ミステリちゃん」(パートナー:若林踏さん)
国内ミステリー月評 「短いのが好き」(パートナー:千街晶之さん)
雑誌掲載された短篇評(隔月) 「文庫大研究」(パートナー:坂嶋竜さん)
文庫オリジナル作品月評 「エンタメ丼」(パートナー:松井ゆかりさん)
エンタメ全般月評 「本と、どうしましょう」(パートナー:藤田香織さん)
本と出版界書く仕事についての雑談随時更新。
「これって、SF?」(パートナー:香月祥宏さん)SF月評
杉江松恋(@from41tohomania) / X
書評家・ライター
本芸 – hon-gei – ライター・杉江松恋が有益だったり違ったりする情報をお送りします。
小野寺ひかり(@OnoderaHikari) / X
文筆家、脚本家
香月祥宏(@k24416) / X
書評家、おはなしを読む人
川出正樹(@ZEZEZENZO) / X
ミステリ書評家
WEB本の雑誌
新刊めったくたガイド: 酒井貞道
青竜 / 坂嶋竜(@wonde_RS)さん / X
文芸評論家、騙り部
千街晶之(@sengaiakiyuki) / X
ミステリ評論家
とみさわ昭仁(@hitoqui_ponko) / X
フリーライター、元マニタ書房店主
Schün Ngash(@Schunag) / X
文藝春秋の編集者・永嶋俊一郎さん
藤田香織 fujita kaori📖📚🐯(@daranekos) / X
書評家
松井ゆかり(@yukarigonbe) / X
書評ライター
若林踏(@sanaguti) / X
ミステリ書評家
杉江松恋さんと、パートナーの方のSNSなど。50音順にすると、若林踏さんっていつも一番下になる。
すげえ!
(【豆知識】杉江松恋という筆名の由来は、「すげえマッコイ」だそうです)
松井ゆかりさんのXより
「翻訳マッハ」の紹介作品一覧と気になる作品
年月 | 作品名 | 作家 | 翻訳家 | 出版社ほか |
---|---|---|---|---|
2025年5月号 | 円環 | アルネ・ダール | 矢島真理 | 小学館文庫 |
2025年5月号 | 沈黙 | アン・クリーヴス | 高山真由美 | ハヤカワ・ ミステリ文庫 |
2025年5月号 | 鎖された声 | エミコ・ジーン | 北綾子 | ハヤカワ・ミステリ |
2025年5月号 | 過去は異国 | ジャンリーコ・ カロフィーリオ | 飯田亮介 | 扶桑社ミステリー |
2025年5月号 | 逃げろ逃げろ逃げろ! | チェスター・ハイムズ | 田村義進 | 新潮文庫 |
2025年5月号 | 銃を持つ花嫁 | フィリップ・マーゴリン | 加賀山卓朗 | 新潮文庫 |
2025年4月号 | 孔雀と雀 アラブに消えゆくスパイ | I・S・ベリー | 奥村章子 | ハヤカワ文庫NV |
2025年4月号 | ボニーとクライドには なれないけれど | アート・テイラー | 東野さやか | 創元推理文庫 |
2025年4月号 | 悪人すぎて憎めない | クイーム・マクドネル | 青木悦子 | 創元推理文庫 |
2025年4月号 | 読書会は危険? 〈秘密の階段建築社〉の事件簿 | ジジ・パンディアン | 鈴木美朋 | 創元推理文庫 |
2025年4月号 | 世界の終わりの最後の殺人 | スチュアート・タートン | 三角和代 | 文藝春秋 |
2025年4月号 | 暗殺依存症 | ロブ・ハート | 渡辺義久 | ハヤカワ・ミステリ |
2025年3月号 | 闇より暗き我が祈り | S・A・コスビー | 加賀山卓朗 | ハヤカワ・ ミステリ文庫 |
2025年3月号 | 私があなたを殺すとき | S・J・ショート | 片桐恵理子 | ハーパーBOOKS |
2025年3月号 | 真冬の訪問者 | W・C・ライアン | 土屋晃 | 新潮文庫 |
2025年3月号 | 銃と助手席の歌 | エマ・スタイルズ | 圷香織 | 創元推理文庫 |
2025年3月号 | ミセス・ワンのティーハウス と謎の死体 | ジェス・Q・スタント | #VALUE! | ハヤカワ・ ミステリ文庫 |
2025年3月号 | 冬の子 | ジャック・ケッチャム | 金子浩 | 扶桑社ミステリー |
2025年3月号 | 虚言の国 アメリカ・ファンタスティカ | ティム・オブライエン | 村上春樹 | ハーパーコリンズ・ ジャパン |
2025年3月号 | うしろにご用心! | ドナルド・E・ウェストレイク | 木村二郎 | 新潮文庫 |
2025年3月号 | 19号室 | マルク・ラーベ | 酒寄進一 | 創元推理文庫 |
2025年3月号 | 誰が星の王子さまを殺したのか? | ミシェル・ビュッシ | 平岡敦 | 集英社文庫 |
2025年2月号 | 戦車兵の栄光 マチルダ単騎行 | コリン・フォーブズ | 村上和久 | 新潮文庫 |
2025年2月号 | 月射病 | ジョルジュ・シムノン | 大林薫 | 東宣出版 |
2025年2月号 | エージェント17 | ジョン・ブロウンロウ | 武藤陽生 | ハヤカワ文庫NV |
2025年2月号 | 罰と罪 | チャン・ガンミョン | オ・ファスン | ハヤカワ・ ミステリ文庫 |
2025年2月号 | ヤギの睾丸を移植した男 | ポープ・ブロック | 杉田八重 | 国書刊行会 |
2025年2月号 | 17の鍵 | マルク・ラーベ | 酒寄進一 | 創元推理文庫 |
2025年1月号 | ファミリー・ビジネス | S・J・ローザン | 直良明美 | 創元推理文庫 |
2025年1月号 | パトリシア・ハイスミスの 華麗なる人生 | アンドリュー・ウィルソン | 柿沼瑛子 | 書肆侃侃房 |
2025年1月号 | すばやい澄んだ叫び | シヴォーン・ダウド | 宮坂宏美 | 東京創元社 |
2025年1月号 | 罪なくして | シャルロッテ・リンク | 浅井晶子 | 創元推理文庫 |
2025年1月号 | 失墜の王国 | ジョー・ネスボ | 鈴木恵 | 早川書房 |
2025年1月号 | タイタン・ノワール | ニック・ハーカウェイ | 酒井昭伸 | ハヤカワ文庫SF |
2025年1月号 | 少年の君 | 玖月晞 | 泉京鹿 | 新潮文庫 |
2025年1月号 | 7人殺される | 周浩暉 | 阿井幸作 | ハーパーBOOKS |
2024年9月号 | ボタニストの殺人 | M・W・クレイヴン | 東野さやか | ハヤカワ・ ミステリ文庫 |
2024年9月号 | 終着点 | エヴァ・ドーラン | 玉木亨 | 創元推理文庫 |
2024年9月号 | 極夜の灰 | サイモン・モックラー | 冨田ひろみ | 創元推理文庫 |
2024年9月号 | あんたを殺したかった | ペトロニーユ・ロスタニャ | 池畑奈央子 | ハーパーBOOKS |
2024年9月号 | サリー・ダイヤモンドの数奇な人生 | リズ・ニュージェント | 能田優 | ハーパーBOOKS |
2024年9月号 | 喪服の似合う少女 | 陸秋槎 | 大久保洋子 | ハヤカワ・ミステリ |
2024年8月号 | 白薔薇殺人事件 | クリスティン・ペリン | 上條ひろみ | 東京創元社 |
2024年8月号 | 壁から死体? 〈秘密の階段建築社〉の事件簿 | ジジ・パンディアン | 鈴木美朋 | 創元推理文庫 |
2024年8月号 | サヴァナの王国 | ジョージ・ドーズ・グリーン | 棚橋志行 | 新潮文庫 |
2024年8月号 | 邪悪なる大蛇 | ピエール・ルメートル | 橘明美,荷見明子 | 文藝春秋 |
2024年8月号 | ぼくの家族はみんな誰かを殺してる | ベンジャミン・ スティーヴンソン | 富永和子 | ハーパーBOOKS |
2024年8月号 | 魂に秩序を | マット・ラフ | 浜野アキオ | 新潮文庫 |
2024年7月号 | 恐怖を失った男 | M・W・クレイヴン | 山中朝晶 | ハヤカワ文庫NV |
2024年7月号 | グッド・バッド・ガール | アリス・フィーニー | 越智睦 | 創元推理文庫 |
2024年7月号 | 破砕 | ク・ビョンモ | 小山内園子 | 岩波書店 |
2024年7月号 | 死者は嘘をつかない | スティーヴン・キング | 土屋晃 | 文春文庫 |
2024年7月号 | 終の市 | ドン・ウィンズロウ | 田口俊樹 | ハーパーBOOKS |
2024年7月号 | マクマスターズ殺人者養成学校 | ルパート・ホームズ | 奥村章子 | ハヤカワ・ミステリ |
2024年6月号 | すべての罪は血を流す | S・A・コスビー | 加賀山卓朗 | ハーパーBOOKS |
2024年6月号 | ゴーイング・ゼロ | アンソニー・マクカーテン | 堀川志野舞 | 小学館文庫 |
2024年6月号 | 終わりなき夜に少女は | クリス・ウィタカー | 鈴木恵 | 早川書房 |
2024年6月号 | ササッサ谷の怪 | コナン・ドイル,北原尚彦 | 小池滋監 | 中公文庫 |
2024年6月号 | 身代わりの女 | シャロン・ボルトン | 川副智子 | 新潮文庫 |
2024年6月号 | DV8 台北プライベートアイ2 | 紀蔚然 | 舩山むつみ | 文藝春秋 |
2024年5月号 | ミステリーしか読みません | イアン・ファーガソン, ウィル・ファーガソン | 吉嶺英美 | ハーパーBOOKS |
2024年5月号 | 夜の人々 | エドワード・アンダースン | 矢口誠 | 新潮文庫 |
2024年5月号 | ビリー・サマーズ | スティーヴン・キング | 白石朗 | 文藝春秋 |
2024年5月号 | ポケミス読者よ信ずるなかれ | ダン・マクドーマン | 田村義進 | ハヤカワ・ミステリ |
2024年5月号 | 死を弄ぶ少年 | ネイサン・オーツ | 山田佳世 | ハヤカワ・ ミステリ文庫 |
2024年5月号 | ウナギの罠 | ヤーン・エクストレム | 瑞木さやこ | 扶桑社ミステリー |
2024年4月号 | スリーカード・マーダー | J・L・ブラックハースト | 三角和代 | 創元推理文庫 |
2024年4月号 | 悪魔が唾棄する街 | アラン・パークス | 吉野弘人 | ハヤカワ・ ミステリ文庫 |
2024年4月号 | あの夏が教えてくれた | アレン・エスケンス | 務台夏子 | 創元推理文庫 |
2024年4月号 | マリーナ バルセロナの亡霊たち | カルロス・ルイス・サフォン | 木村裕美 | 集英社文庫 |
2024年4月号 | 怪盗ギャンビット1 若き”天才泥棒”たち | ケイヴィオン・ルイス | 廣瀬麻微 | KADOKAWA |
2024年4月号 | 両京十五日 2 天命 | 馬伯庸 | 齊藤正高,泊功 | ハヤカワ・ミステリ |
2024年3月号 | コールド・リバー | サラ・パレツキー | 山本やよい | ハヤカワ・ ミステリ文庫 |
2024年3月号 | 友情よここで終われ | ネレ・ノイハウス | 酒寄進一 | 創元推理文庫 |
2024年3月号 | 屍衣にポケットはない | ホレス・マッコイ | 田口俊樹 | 新潮文庫 |
2024年3月号 | 7月のダークライド | ルー・バーニー | 加賀山卓朗 | ハーパーBOOKS |
2024年3月号 | 象られた闇 | ローラ・パーセル | 国弘喜美代 | 早川書房 |
2024年3月号 | 両京十五日 1凶兆 | 馬伯庸 | 齊藤正高,泊功 | ハヤカワ・ミステリ |
2024年2月号 | 悪い男 | アーナルデュル・ インドリダソン | 柳沢由実子 | 東京創元社 |
2024年2月号 | プロヴァンス邸の殺人 | ヴィヴィアン・コンロイ | 西山志緒 | ハーパーBOOKS |
2024年2月号 | ナッシング・マン | キャサリン・R・ハワード | 高山祥子 | 新潮文庫 |
2024年2月号 | テラ・アルタの憎悪 | ハビエル・セルカス | 白川貴子 | ハヤカワ・ミステリ |
2024年2月号 | 奇妙な捕虜 | マイケル・ホーム | 福森典子 | 論創海外ミステリ |
2024年2月号 | 検察官の遺言 | 紫金陳 | 大久保洋子 | ハヤカワ・ ミステリ文庫 |
2024年1月号 | 傷を抱えて闇を走れ | イーライ・クレイナー | 唐木田みゆき | ハヤカワ・ミステリ |
2024年1月号 | 大仏ホテルの幽霊 | カン・ファギル | 小山内園子 | エクス・リブリス |
2024年1月号 | 誰も悲しまない殺人 | キャット・ ローゼンフィールド | 大谷瑠璃子 | ハヤカワ・ ミステリ文庫 |
2024年1月号 | 姿なき招待主 | グウェン・ブリストウ, ブルース・マニング | 中井京子 | 扶桑社ミステリー |
2024年1月号 | マーリ・アルメイダの七つの月 | シェハン・カルナティラカ | 山北めぐみ | 河出書房新社 |
2024年1月号 | 生贄の門 | マネル・ロウレイロ | 宮﨑真紀 | 新潮文庫 |
2024年12月号 | 聖夜の嘘 | アンドリュー・クラヴァン | 羽田詩津子 | ハヤカワ・ミステリ |
2024年12月号 | ヴァイパーズ・ドリーム | ジェイク・ラマー | 加賀山卓朗 | 扶桑社ミステリー |
2024年12月号 | 破れざる旗の下に | ジェイムズ・リー・バーク | 山中朝晶 | 早川書房 |
2024年12月号 | アルパートンの天使たち | ジャニス・ハレット | 山田蘭 | 集英社文庫 |
2024年12月号 | 黒い谷 | ベルナール・ミニエ | 青木智美 | ハーパーBOOKS |
2024年12月号 | マット・スカダー わが探偵人生 | ローレンス・ブロック | 田口俊樹 | 二見書房 |
2024年11月号 | 山の王 | アンデシュ・デ・ラ・モッツ | 井上舞,下倉亮一 | 扶桑社ミステリー |
2024年11月号 | クレオパトラの短剣 | キャロル・ローレンス | 中山宥 | ハヤカワ・ミステリ |
2024年11月号 | 魔女の檻 | ジェローム・ルブリ | 坂田雪子監 | 文春文庫 |
2024年11月号 | 告発者 | ジョン・グリシャム | 白石朗 | 新潮文庫 |
2024年11月号 | 貧乏カレッジの困った遺産 | ジル・ペイトン・ウォルシュ | 猪俣美江子 | 創元推理文庫 |
2024年11月号 | 狂人たちの世界一周 | ピーター・ニコルス | 園部哲 | 国書刊行会 |
2024年10月号 | 弟、去りし日に | R・J・マロリー | 吉野弘人 | 創元推理文庫 |
2024年10月号 | 死はすぐそばに | アンソニー・ホロヴィッツ | 山田蘭 | 創元推理文庫 |
2024年10月号 | ターングラス 鏡映しの殺人 | ガレス・ルービン | 越前敏弥 | 早川書房 |
2024年10月号 | 不死鳥は夜に羽ばたく | ケイト・クィン& ジェイニー・チャン | 加藤洋子 | ハーパーBOOKS |
2024年10月号 | ウォッチメーカーの罠 | ジェフリー・ディーヴァー | 池田真紀子 | 文藝春秋 |
2024年10月号 | ミゼレーレ | ジャン=クリストフ・ グランジェ | 平岡敦 | 創元推理文庫 |
2024年10月号 | 止まった時計 | ジョエル・タウンズリー・ ロジャーズ | 夏来健次 | 国書刊行会 |
2024年10月号 | エイレングラフ弁護士の事件簿 | ローレンス・ブロック | 田村義進 | 文春文庫 |

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年月は該当動画へのリンク、
作家名や翻訳家名、
出版社、レーベル等で並べ替えできます。
「沈黙」アン・クリーヴス
『沈黙 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』
アン・クリーヴス,高山真由美
2025/04/23
早川書房
吹きガラス職人のイヴが自宅で父ナイジェルの遺体を発見した。捜査を指揮するマシュー・ヴェンは患者救済組織の所長であるナイジェルが、青年マックが自殺した事件を調査していたことを知る。マックは精神科病棟から退院させられた後、自殺を教唆するサイトにアクセスしていた。マシューは病院とサイトの両方を追うが、イヴは父の死が自分のせいではないかと心を痛めていて…。人間心理の闇に分け入るシリーズ第2作。
「逃げろ逃げろ逃げろ!」チェスター・ハイムズ
『逃げろ逃げろ逃げろ! (新潮文庫)』
チェスター・ハイムズ,田村義進
2025/03/28
新潮社
年の瀬のニューヨーク。白人警官ウォーカーは、路上に停めた愛車がないことに気づき、近くの食堂の黒人清掃員たちに盗まれたと思いこむ。なりゆきで清掃員を射殺してしまい、さらに証拠隠滅のために、もう一人も殺害する。だが、地下室にいた二人の同僚ジミーには逃げられ、そこから執拗な追跡と必死の逃走劇が始まった……。ノンストップで疾走し続ける極上のブラック・パルプ・ノワール!
「すばやい澄んだ叫び」シヴォーン・ダウド
『すばやい澄んだ叫び』
シヴォーン・ダウド,宮坂宏美
2024/12/25
東京創元社
1984年春。アイルランドの小さな村で、15歳の少女シェルは孤独な毎日を送っていた。母親を病気で亡くして以来、酒浸りの父と、反抗的な弟、幼い妹の世話に明け暮れていたのだ。気がまぎれるのは、幼なじみの少年デクランや親友のブライディと、くだらない話をしたりこっそり煙草を吸ったりしているときくらい。ところが、デクランにキスをされたことがきっかけで、深い関係になってしまう。やがて妊娠し、周囲に隠しているうちに、思いがけない事態に……
「助けて」と声をあげることができなかった少女の苦難と成長を、美しく切ない筆致で描く。カーネギー賞、ガーディアン賞、ドイツ児童文学賞など数々の賞にノミネートされ、ブランフォード・ボウズ賞とアイリーシュ・ディロン賞に輝いた、シヴォーン・ダウドの伝説的デビュー作!
「ターングラス 鏡映しの殺人」ガレス・ルービン
『ターングラス: 鏡映しの殺人』
ガレス・ルービン,越前敏弥
2015/04/22
早川書房
1881年イギリス、エセックスのターングラス館で起こった毒殺事件。事件解明の鍵は、館に監禁された女性が持つ一冊の本にあるという。一方、1939年アメリカ、カリフォルニアでは推理作家が奇妙な死を遂げる。彼は、死ぬ間際に58年前の毒殺事件の物語を書いていた。
「月射病」ジョルジュ・シムノン
『月射病 (シムノン ロマン・デュール選集)』
ジョルジュ・シムノン,瀬名秀明,大林薫
2025/1/28
東宣出版
《メグレ警視》シリーズの作者ジョルジュ・シムノンの未邦訳傑作長篇選集刊行! 本叢書は、作家であり、シムノン研究の第一人者でもある瀬名秀明が監修と解説を担当。日本でこれまで紹介されてこなかった“世界作家”シムノンの魅力を発見してほしい。
エキゾチックな空気がたまらない異郷小説
伯父の口利きでアフリカのリーブルヴィルに働きにやってきた育ちのよい青年ジョゼフ・ティマールは、到着して間もない朝、ホテルのオーナーの妻アデルに誘惑され、彼女の虜になってしまう。パーティーの夜に黒人のボーイが銃殺される事件が起こり、ティマールはアデルが犯人ではないかと疑うが言わずにいる。アデルの亭主も続いて感染症で亡くなり、葬儀の夜、ふたりは再び激しく愛し合う。翌朝アデルはティマールに、伯父の立場を利用しジャングルの借地権を得て一緒に事業を始めるよう仕向け、ティマールは同意するが次第に無気力に襲われ自制心を失っていく……。1930年代初頭のフランス植民地ガボンを舞台にした、キャリア最初期の野心的な作品。
「パトリシア・ハイスミスの華麗なる人生」アンドリュー・ウィルソン
『パトリシア・ハイスミスの華麗なる人生』
アンドリュー・ウィルソン,柿沼瑛子
2024/12/27
書肆侃侃房
残された膨大な日記と手紙、インタビューから謎のベールに包まれたサスペンスの巨匠の全貌に迫る。生まれながらに背徳と残虐、愛への渇望に苦しむ「愛される」よりも「愛する」を選んだ孤独の女性作家。生誕100年を迎え、いま明らかにされる苦悩と野心、ゆがんだ愛。母親への愛憎のすべては小説作品の中に埋め込まれた。
「虚言の国 アメリカ・ファンタスティカ」ティム・オブライエン
『虚言の国 アメリカ・ファンタスティカ』
ティム・オブライエン,村上春樹
2024/12/03
ハーパーコリンズ・ジャパン
虚言症が蔓延するアメリカで、稀代の嘘つき男が
仕掛ける奇想天外なロードトリップ――
ピュリッツァー賞候補作家が放つ長編小説、待望の全訳!
オブライエン(著)×村上春樹(訳)
ある理由で一流ジャーナリストからフェイクニュースの王に転落した中年男ボイド。
カリフォルニアの田舎町でデパートの店長をしている彼は地元銀行の窓口係アンジーに
銃をつきつけ、奪った8万1千ドルと彼女を連れ逃避行に出る。
仕切り屋で喋り通しのアンジーに閉口しつつアメリカを縦断するボイドと、
彼をとりまく大富豪、悪徳警官、美人妻、殺人者――追う者追われる者が入り乱れ、
嘘と疫病に乗って全米を疾走するが……。
ティム・オブライエン、20年ぶりの長編小説。
「少年の君」玖月晞
『少年の君 (新潮文庫)』
玖月晞,泉京鹿
2024/11/28
新潮社
大学受験を控えた陳念(チェンニェン)は、いじめを苦に自殺した同級生に代わって、次なる標的となってしまう。辛い日々のなか、集団暴行を受ける不良少年・北野(ベイイエ)を見かける。彼を救おうとする陳念だったが、不良少年たちに強引に北野とキスをさせられる羽目に。最悪の始まりから二人の孤独な魂は惹かれ合ってゆくが、更なる暴力が陳念を底なしの闇へと追いつめ……中国でベストセラーとなった慟哭の純愛物語!
「アルパートンの天使たち」ジャニス・ハレット
『アルパートンの天使たち』
ジャニス・ハレット,山田蘭
2024/11/20
集英社
《天使》に近づけば……破滅する。
18年前、ロンドン北西部で発生したカルト教団・集団自殺事件の不可解な謎。2003年、ロンドン北西部の廃倉庫で、自分たちは人間の姿をした天使だと信じるカルト教団《アルパートンの天使》信者数人の凄惨な遺体が見つかった。
指導者の自称・大天使ガブリエルは逮捕され、現場で保護された17歳の男女と生後まもない乳児のその後は不明……。
事件から18年、巧妙に隠蔽されてきた不都合な真相を、犯罪ノンフィクション作家の「取材記録」があぶり出す。
圧巻のミステリー!
「弟、去りし日に」R・J・マロリー
『弟、去りし日に (創元推理文庫)』
R・J・マロリー,吉野弘人
2024/09/28
東京創元社
弟の訃報が届いたのは朝食後すぐのことだった。車で何度も轢(ひ)かれて殺されたのだという。保安官のヴィクターは、弟とは憎しみ合った末に疎遠になっており、悲しみは湧かなかった。だが弟の10歳の娘から、真相を調べてほしいと頼まれて……。姪(めい)との交流と真実を追い求める旅路が、ヴィクターの灰色の人生を切なくも鮮やかに彩っていく。一人の男の再生を描く、心震えるミステリ。解説=三橋暁
「死はすぐそばに」アンソニー・ホロヴィッツ
『死はすぐそばに (創元推理文庫)』
アンソニー・ホロヴィッツ,山田蘭
2024/09/11
東京創元社
あらゆる期待を超えつづける、
〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ最新刊テムズ川沿いの高級住宅地の殺人。
容疑者全員に同じ動機が……『カササギ殺人事件』の著者が贈る、
現代最高の犯人当てミステリテムズ川沿いの高級住宅地リヴァービュー・クロースで、金融業界のやり手がクロスボウの矢を喉に突き立てられて殺された。昔の英国の村を思わせる敷地で住人たちが穏やかに暮らす――この理想的な環境を乱す新参者の被害者に、住人全員が我慢を重ねてきていた。誰もが動機を持っているといえる難事件を前にして、警察は探偵ホーソーンを招聘するが……。あらゆる期待を超えつづける〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ最新刊!
「エイレングラフ弁護士の事件簿」ローレンス・ブロック
『エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫)』
ローレンス・ブロック,田村義進
2024/09/04
文藝春秋
エラリイ・クイーンも太鼓判!
ミステリー史上最高で最凶の弁護士マーティン・エイレングラフ登場!ミステリ史上最高で最凶、絶対負けない弁護士エイレングラフ。法外な報酬でどんな被告人も必ず無罪にしてみせる。そう、たとえ真犯人でも…。エラリイ・クイーンが太鼓判を押した第1作から、38年にわたってじっくり書き継がれた12編を全収録。黒い笑いとキレキレの逆転が絶妙にブレンドされた珠玉の短編集。
「ボタニストの殺人」M・W・クレイヴン
『ボタニストの殺人 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』
『ボタニストの殺人 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』
M・W・クレイヴン,東野さやか
2024/08/21
早川書房
生放送のトーク番組で、女性蔑視の持論を展開していた自称ジャーナリストの男性が突然倒れ、搬送先の病院で死亡した。男性は脅迫状を受け取っており、警察は殺人事件として捜査を開始する。そのころ、ポーの元に電話が入り、同僚のドイルが父親を銃で殺害した容疑で逮捕されたという。ポーはロンドンから500キロ離れたノーサンバーランド州にいるドイルの元へ向かうが…。“刑事ワシントン・ポー”シリーズ第5作。
「白薔薇殺人事件」クリスティン・ペリン
『白薔薇殺人事件』
クリスティン・ペリン,上條ひろみ
2024/07/11
東京創元社
手がかりはすでに集められている。
殺されると予言された、被害者本人によって。
ホロヴィッツと並ぶクリスティの後継者による犯人当てミステリ!ミステリ作家の卵であるアニーは、大叔母の住む村に招かれた。大きな屋敷に住む資産家の大叔母は、16歳のときに占い師から告げられた、いつかおまえは殺されるという予言を信じ続けており、奇妙な老婦人として知られている。アニーが屋敷に到着すると、大叔母は図書室の床に倒れて死んでいた。両手には血がついていて、そばには白薔薇が落ちていた。予言が的中したときのために大叔母が約60年をかけて調査した記録を手がかりに、アニーは犯人探しに挑む。犯人当てミステリの大傑作!
「魂に秩序を」マット・ラフ
『魂に秩序を (新潮文庫)』
マット・ラフ,浜野アキオ
2024/06/26
新潮社
《 文庫版・1088ページ 》
多重人格カップルの友情と淡い恋心と殺人と――。あらゆるジャンルを取り込んで、新潮文庫史上最厚で贈る、メタおもしろい、究極の物語小説がついに日本上陸!
幼少時に義理の父親から虐待を受けたために多重人格障害を抱えるアンディは、自分の頭の中に住む別人格アーロンによって人格の交錯する混沌状態を整理してもらい、下界に適応していくための人格の渉外役として新たにアンドルーという魂を生まれさせていた。ある日、ヴァーチャルリアリティ・ソフトの開発に関わっているソフト制作会社で、アンドルーはやはり多重人格障害を抱える女性ペニーと出会うことになる。
「狂った宴」ロス・トーマス
『狂った宴 (新潮文庫)』
ロス・トーマス,松本剛史
2024/07/29
新潮社
《 文庫版・544ページ 》
『愚者の街』の巨匠ロス・トーマス十八番のコンゲーム。楽園のようなアフリカの小国での選挙戦を舞台に、騙し騙され制御不能の展開が魅力の初期傑作を、本邦初紹介!
辣腕の選挙コンサルタントとして鳴らしたシャルテルは、大手広告代理店DDT広報部のアップショーとともに、英連邦から独立間近のアフリカの小国アルバーティア初の国家元首選挙に駆り出される。資源に恵まれながらも腐敗にまみれたこの国で、DDTに有益な人物を当選させるために、二人は汚い手段を駆使してでも選挙キャンペーンを成功させようとする。だが、やがて事態は混乱をきたし、彼らにすら手に負えない様相を呈してくる――。MWA最優秀新人賞受賞作『冷戦交換ゲーム』に続く第2作にして、アフリカ諸国の政治的カオスを活写し暴力描写に溢れたクライマックスが印象的な、ロス・トーマスの初期傑作、本邦初訳。
「サリー・ダイヤモンドの数奇な人生」リズ・ニュージェント
『サリー・ダイヤモンドの数奇な人生 (ハーパーBOOKS)』
リズ・ニュージェント,能田優
2024/08/23
ハーパーコリンズ・ジャパン
アンソニー・ホロヴィッツ絶賛!
「圧倒的なキャラクターが誕生した」
引きこもりで“変わり者”のサリー。
父亡き後、外の世界で教えられたのは社交辞令と、恐ろしい出生の秘密――
世界29カ国で刊行! 予測不能ミステリー
町外れで父と孤立して暮らす“変わり者”サリーは6歳までの記憶がない。
ある日父が病気で亡くなり、言いつけどおりに家の裏の焼却炉で遺体を焼いたところ、警察が駆けつけ大騒ぎになってしまう(何かまずかったようだ)。
マスコミが殺到するなか、赤い帽子を被って葬儀を終えたサリーは父が遺した手紙を開く。
そこには人とかかわるようにという願いとともに、ある凄惨な事件の記録が記されていた――。
「恐怖を失った男」M・W・クレイヴン
『恐怖を失った男 (ハヤカワ文庫NV)』
M・W・クレイヴン,山中朝晶
2011/02/25
早川書房
連邦保安官局のベン・ケーニグは頭部へ銃弾を受け、恐怖の感情を失った。さらにマフィアから懸賞金をかけられたベンは、任務に支障をきたし逃亡生活を余儀なくされる。ある日、彼は連邦保安官局に拘束され、かつての上司から行方不明になった一人娘の捜索を命じられる。死地へ向かうことを躊躇しないベンは、不倶戴天の敵ジェンと事件を追うが…。“ワシントン・ポー”シリーズ著者による新シリーズ開幕。
「DV8 台北プライベートアイ2」紀蔚然、舩山むつみ
『DV8 台北プライベートアイ2』
紀蔚然,舩山むつみ
2024/05/24
文藝春秋
元劇作家にして大学教授。異色の私立探偵、呉誠が帰ってきた!風光明媚な“台湾のベニス”淡水で20年前の連続殺人事件の謎に迫る。
「終の市」ドン・ウィンズロウ
『終の市 (ハーパーBOOKS)』
ドン・ウィンズロウ,田口俊樹
2024/06/18
ハーパーコリンズ・ジャパン
犯罪小説の王ドン・ウィンズロウ、最後の大作。
ギャング・ノワールの金字塔、ここに完結!
権力、暴力、復讐、腐敗、正義、贖罪。
人はなぜ争い、過ちを繰り返すのか――。「犯罪小説の巨人による最後の作品にふさわしい」
パブリッシャーズ・ウィークリー誌「私たちは今、ミステリー史に残る叙事詩の終わりを目撃しようとしている。
杉江松恋(書評家)「『ゴッドファーザー』に並ぶギャング3部作の強烈な最終章」
スティーヴン・キング
「ササッサ谷の怪」コナン・ドイル
『ササッサ谷の怪-コナン・ドイル奇譚集 (中公文庫)』
コナン・ドイル,北原尚彦,小池滋監
2024/05/22
中央公論新社
シャーロック・ホームズはここから始まった? 幻のデビュー作「ササッサ谷の怪」から、ストランド・マガジン最後の掲載作品「最後の手段」まで。ミステリーのみに留まらない希代のストーリーテラー、ドイルの魅力を再発見する名短篇全十四編を収録。〈解説〉北原尚彦
「ポケミス読者よ信ずるなかれ」ダン・マクドーマン
『ポケミス読者よ信ずるなかれ』
ダン・マクドーマン,田村義進
2024/04/05
早川書房
嵐により陸の孤島となった会員制クラブ。そこに居合わせた私立探偵。密室殺人。古今東西のミステリからの引用……。すべては本格ミステリの舞台として完璧かと思われた。しかし――。読者を待ち受けるものは困惑か狂喜か。これはミステリなのか、それとも……
「ビリー・サマーズ」スティーヴン・キング
『ビリー・サマーズ 下』
『ビリー・サマーズ 上』
スティーヴン・キング,白石朗
2024/04/08
文藝春秋
狙いは決して外さない凄腕の殺し屋、ビリー・サマーズ。依頼人たちには、銃撃しか能がないちょっと抜けた男を装っているが、真の顔はエミール・ゾラを愛読する思慮深い人間であり、標的が悪人である殺ししか請け負わない。そんなビリーが、引退を決意して「最後の仕事」を受けた。収監されているターゲットを狙撃するには、やつが裁判所へ移送される一瞬を待つしかない。狙撃地点となる街に潜伏するための偽装身分は、なんと小説家。街に溶け込むべくご近所づきあいをし、事務所に通ってパソコンに向かううち、ビリーは本当に小説を書き始めてしまう。だが、この仕事は何かがおかしい…。ビリーは安全策として、依頼人にも知られぬようさらに別の身分を用意し、奇妙な三重生活をはじめた。そしてついに、運命の実行日が訪れるー。
「ミステリーしか読みません」イアン・ファーガソン&ウィル・ファーガソン
『ミステリーしか読みません (ハーパーBOOKS)』
イアン・ファーガソン,ウィル・ファーガソン,吉嶺英美
2024/04/18
ハーパーコリンズ・ジャパン
空手チョップが得意技の探偵役で15年前に一世を風靡した女優ミランダ。今は仕事もなく、遂にエージェントにクビを言い渡されてしまう。再起にはあのドラマの続編しかない─ミランダは脚本担当だった別居中の夫を説得するため、彼が暮らす町の劇団公演に参加することに。癖だらけの団員たちと殺人劇の稽古に励むが、出演者の一人が舞台上で小道具のシャンパンを飲んだ直後に死んでしまい……。
「マリーナ バルセロナの亡霊たち」カルロス・ルイス・サフォン
『マリーナ バルセロナの亡霊たち (集英社文庫)』
カルロス・ルイス・サフォン,木村裕美
2024/03/19
集英社
ある日の放課後。
寄宿学校に通う15歳のオスカルは、荒廃した城館に迷い込み、そこに住む少女マリーナと親しくなった。
彼女に導かれ人知れぬ墓地を訪れると、黒い蝶が彫られた墓碑に赤いバラを添える貴婦人の姿が。
好奇心で後を追うオスカルとマリーナ。
しかしその先には霧の都バルセロナの覗いてはならない秘密が隠されていた――。
物語の魔術師サフォンが描く幻想と怪奇に満ちた幻の初期作。
「屍衣にポケットはない」ホレス・マッコイ
『屍衣にポケットはない (新潮文庫)』
ホレス・マッコイ,田口俊樹
新潮社
2024/01/29
地方紙『タイムズ・ガゼット』の人気記者ドーランは、報道より広告収入重視の社の体制と縁を切り、自ら雑誌を創刊。告発記事を次々発表することで報道の信義を貫き、多くの読者を獲得する。そんな彼に対し、古巣の新聞社からの圧力、資金難、告発された関係者による雑誌強奪騒動など、幾多の苦難が立ちはだかるーー。真実のみを追究する記者の孤闘を描き、疾走する人間像を浮き彫りにする名作。
「マーリ・アルメイダの七つの月」シェハン・カルナティラカ
『マーリ・アルメイダの七つの月 上』
シェハン・カルナティラカ,山北めぐみ
2023/12/26
河出書房新社
1990年、内戦下のスリランカ・コロンボ。戦場カメラマンにしてギャンブラー、皮肉屋で放埓なゲイであるマーリ・アルメイダは、気がつくと冥界のカウンターにいた。自分が死んだ記憶はないが、ここに来る前、内戦を終わらせるための写真を撮ったことは覚えている。写真を公表するため、彼にあたえられた猶予は7回月が昇るまで。生者と死者の入り乱れた狂乱の世界をさまよう、マーリ・アルメイダの地獄めぐりがはじまる。ブッカー賞受賞作。
「ナッシング・マン」キャサリン・R・ハワード
『ナッシング・マン (新潮文庫)』
キャサリン・R・ハワード,高山祥子
2023/12/25
新潮社
12歳のとき、連続殺人鬼〈ナッシング・マン〉に家族を惨殺されたイヴ。唯一の生存者である彼女は成人し、一連の事件を取材した犯罪実録『ナッシング・マン』を出版する。一方、偶然この本を読んだ警備員ジムは、自分の犯行であることが暴かれそうだと知り焦燥にかられていたーー。犯人逮捕への執念で綴られた一冊の本が凶悪犯をあぶり出す! 作中作を駆使し巧緻を極めた、圧巻の報復サスペンス。
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