
最近、こっそり綴り始めた小さなブログの更新&作業メモ。一つの記事として独立させることにしました。要注目な作家の新刊情報、ブログの更新メモ、これから作成予定のもの。映画化情報や文学賞のことなど、海外文学関連のニュースやプチ情報なども紹介できたらと思います。
最新の海外文学の新刊情報をたくさん知りたい方は、ついてはトップページで4ヶ月分ほど掲載していますので、そちらへどうぞ。SNS卒業後の更新お知らせの場として、毎朝チェックするニュースの一つとして、楽しんでいただけたらうれしいです。
ひみつの作業日誌 2025年11月
11月17日
11/17🧸
◆乙女の海外文学案内「ひみつの作業日誌」はじめます。
★2025年の全米図書賞の発表は11月19日。翻訳部門の最終候補には新潮クレスト・ブックスに邦訳があるネージュ・シンノ『悲しき虎』(Natasha Lehrer訳)の名前も。市川沙央さんの『ハンチバック』がロングリスト入りしたことでも話題の文学賞です。(→公式サイト)
★ちなみに2024年の全米図書賞フィクション部門を受賞は、パーシヴァル・エヴェレット『ジェイムズ』(邦訳・木原善彦)。翻訳部門は、Lin King訳の楊双子『台湾漫遊鉄道のふたり』(邦訳・三浦裕子)です。(→全米図書賞の歴代受賞者一覧表)
◆10月新刊、津村記久子さんの『やりなおし世界文学』(新潮文庫)を試し読み。全92作の目次が楽しい。謎のナゾベーム『鼻行類』がある。Webマガジン「考える人」の岸本佐知子さんとの対談も良い。
★3刷重版決定、フリーダ・マクファデン『ハウスメイド』は、映画化されて米国で12月19日に公開(スリラー映画)。続編『ハウスメイド2』は12月3日発売予定。(→Wikipedia)
◆アンナ・カヴァン『氷』(ちくま文庫)は、藤原編集室さんの重版13刷のお知らせを見て知った作品。解説は川上弘美さん。カヴァン生前最後の長編小説でWikipediaには《SF小説、スリップストリーム小説》《本作の登場人物には一切の名前がない》と書いてある。(→Wikipedia)
11月16日
11/16🐦️
◆12月新刊、マリオ・バルガス=リョサ&柳原孝敦『沈黙をあなたに』が集英社より12月15日発売予定。
◆木原善彦訳『ジェイムズ』が話題のパーシヴァル・エヴェレット。1月7日に雨海弘美訳『消失』が発売予定。おそらく映画『アメリカン・フィクション』の原作『Erasure』の邦訳。12月3日にはブッカー賞最終候補作になった上野元美訳『赤く染まる木々』も発売されます。
◆木原善彦さんの翻訳作品一覧にベン・ラーナー『10:04』(白水Uブックス)の表紙を追加。『トピーカ・スクール』作者の長編第二作。発売日は12月16日に変更。
◆実は、本の海と灯台さんの11月6日の購入本紹介の動画で、ハリー・マシューズ&木原善彦『シガレット』と一緒に、私のブログと「木原善彦さんの読書ビンゴ」が紹介されてます。
◆「ちいさな手のひら事典」シリーズの一覧に、12月8日発売のドニ・モンタニョン&いぶきけい『秘密の教え』を追加。
◆11月新刊に、葉々社さんの「小さな海外文学」シリーズの3冊目、ミンナ・カント&真柴奏『アンナ・リーサ』を追加。
◆11月15・16日と梅屋敷で北欧ブックフェスタが開催され、注目集まる北欧文学。このブログにも北欧文学の翻訳家一覧表があります。北欧文学の新刊情報も載せてます。
◆12月25日発売のウンベルト・エーコ『薔薇の名前[完全版]』と合わせて読みたい「世界を読み解く一冊の本」シリーズ『エーコ『薔薇の名前』迷宮をめぐる〈はてしない物語〉』は、ポップな表紙が可愛いです。
★Waterstonesが選ぶ2025年「Book of the Year」の最終候補に、雨穴『変な絵』とR・F・クァンの『Katabasis』がノミネート。古沢嘉通訳『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史』の作者さんです。(→Waterstones)
◆文学フリマの海外文学関連の出店者メモに、翻訳家の久保田祐子さんとAnouchka店主・金子美雪さんの「Jumpin’Jack Books」を追加。
◆先日までXで投稿していた、「今日は何の日?」の回文のページを作成中。たぶん100作品以上。(→そのほかの回文)。
11月15日
11/15🧸
◆1月の新刊にハヤカワ文庫、アンディ・ウィアー&小野田和子『プロジェクト・ヘイル・メアリー』、ダニエル・キイス&小尾芙佐『心の鏡〔新版〕』とレベッカ・ヤロス&原島文世『フォース・ウィング3』を追加。発売日は11月21日前後。
◆新潮文庫「海外名作発掘」シリーズの一覧表に、11月28日発売のジャドスン・フィリップス&矢口誠『終止符には早すぎる』を追加。
◆1月新刊の河出文庫、チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ&くぼたのぞみ『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』は1月7日発売予定。
◆1月新刊、ハヤカワ文庫SFのウィリアム・ギブスン『クローム襲撃〔新版〕』が1月6日発売予定。翻訳は浅倉久志&黒丸尚&酒井昭伸&小川隆さん。12月3日には黒丸尚訳『モナリザ・オーヴァドライヴ〔新版〕』も発売。
◆小竹由美子さんの翻訳作品一覧に、ほんやくWebzineのエッセイを追加。
◆柴田元幸さんの翻訳作品、11月28日発売のポール・オースター『サンセット・パーク』文庫版と、12月1日発売のスティーヴン・ミルハウザー『高校のカフカ、一九五九年』の表紙が出ました。
★スティーヴン・キングがリチャード・バックマン名義で書いた小説を、1980年代にアーノルド・シュワルツェネッガー主演で映画化した『バトルランナー』。リメイク版が2026年1月30日公開予定。主演はグレン・パウエル。11月30日には酒井昭伸訳『ランニング・マン』(映画と同名)も刊行。(→Wikipedia)
◆北欧文学の翻訳家一覧表に、12月発売のアストリッド・リンドグレーンの新刊『やねの上のカールソン』を追加。11月28日には『長くつ下のピッピのお料理ブック』も発売予定。
◆文学フリマの海外文学関連の出店者メモに、エアミステリ研究会さんを追加。11月23日(日)開催の文学フリマ東京41の海外文学関連出店者さんは50以上。
11月14日
11/14🐦️
◆そろそろ、「日本翻訳大賞」対象作品のある出版社の一覧表を作成する季節。2025年の第12回のため、また新しいページ作成します。
◆国際ブッカー賞の歴代受賞作の一覧表に最終候補作、12月22日発売の黄晳暎『マテニ10号』の情報を追加。先日発表されたブッカー賞の一覧表は作成中。
◆ジェイムズ・ジョイス「フィネガンズ・ウェイク」のWiki的なもの2に、情報を追加。リーディングトラッカーなど読書ツールの情報も。
11月13日
11/13🧸
◆SNSへの投稿をすっぱりやめて、ブログに専念することにしました。新刊情報など、これからはXではなくこちらでつぶやいて行こうと思います。
◆ひとりで新刊「短歌の本と歌集」の「短歌のシリーズ」の項目に100個以上の短歌結社の叢書を追加しているところ。

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