
ブッカー賞の歴代受賞作の一覧表を作成しました。ブッカー賞(The Booker Prize)は、英語圏で最も注目される文学賞のひとつです。このページでは、歴代受賞作の洋書と邦訳作品をそれぞれ一覧として整理しています。
翻訳文学を対象とした「国際ブッカー賞(The International Booker Prize)」のページはこちらから。
- ブッカー賞の歴代受賞作一覧表
- ブッカー賞とは
- 2026年のブッカー賞最終候補作
- 2025年のブッカー賞受賞作と最終候補作
- 気になるブッカー賞受賞作
- 2024年「オービタル」サマンサ・ハーヴィー
- 2023年「預言者の歌」ポール・リンチ
- 2022年「マーリ・アルメイダの七つの月」シェハン・カルナティラカ
- 2021年「約束」デイモン・ガルガット
- 2020年「シャギー・ベイン」ダグラス・スチュアート
- 2019年「誓願」マーガレット・アトウッド
- 2019年「少女、女、ほか」バーナディン・エヴァリスト
- 2018年「ミルクマン」アンナ・バーンズ
- 2017年「リンカーンとさまよえる霊魂たち」ジョージ・ソーンダーズ
- 2015年「七つの殺人に関する簡潔な記録」マーロン・ジェイムズ
- 2014年「奥のほそ道」リチャード・フラナガン
- 2013年「ルミナリーズ」エレノア・キャトン
- 2012年「罪人を召し出せ」ヒラリー・マンテル
- 2009年「ウルフ・ホール」ヒラリー・マンテル
- 2008年「グローバリズム出づる処の殺人者より」アラヴィンド・アディガ
- 2006年「喪失の響き」キラン・デサイ
- 2002年「パイの物語」ヤン・マーテル
- 2001年「ケリー・ギャングの真実の歴史」ピーター・ケアリー
- 2000年「昏き目の暗殺者」マーガレット・アトウッド
- 1999年「恥辱」J・M・クッツェー
- 1992年「イギリス人の患者」マイケル・オンダーチェ
- 1989年「日の名残り」カズオ・イシグロ
ブッカー賞の歴代受賞作一覧表
邦訳作品の一覧表
↑リンクはAmazon、
作家名検索でこれまでの翻訳作品も確認できます。
発売日の降順です。
紹介年での並べ替えもできます。
洋書の一覧表
↑リンクはAmazon、
作家名で検索、スクロール可能、
右には英語の作家名、並べ替えできます。
洋書のリンクは基本的にはKindle、
下の表紙は楽天ブックスです。
ブッカー賞とは
ブッカー賞のこと

ブッカー賞は、以前はブッカー賞小説部門(1969年 – 2001年)、マン・ブッカー賞(2002年 – 2019年)と呼ばれ、毎年、英国またはアイルランドで出版された英語で書かれた最も優れた単一の長編フィクション作品に授与される文学賞です。最も権威のある文学賞の1つとみなされており、受賞者には5万ポンドが贈られるほか、通常は売上の大幅な増加につながる国際的な宣伝効果も得られます。
ブッカー賞が高い評価を得ている要因の一つに、その選考の仕方がある。賞選考は、諮問委員会が選考委員を決定するところから始まるが、選考委員は毎年変わり、2度選ばれることは滅多にない。
The Booker Prizes
The Booker Prize 2025 | The Booker Prizes
Prize years | The Booker Prizes
ブッカー賞 – Wikipedia
Booker Prize – Wikipedia
The International Booker Prize | The Booker Prizes
International Booker Prize – Wikipedia
The Children’s Booker Prize | The Booker Prizes
Children’s Booker Prize – Wikipedia
国際ブッカー賞とは

楊双子『台湾漫遊鉄道のふたり』などが選出された国際ブッカー賞はこちらでまとめています。
姉妹賞である「国際ブッカー賞」は、英語に翻訳され、英国またはアイルランドで出版されたフィクション作品を対象としています。ブッカー賞とは異なり、国際ブッカー賞では短編集も選考の対象となります。賞金5万ポンドは、受賞作の著者と翻訳者に均等に分配されます。また、3つ目の賞として「児童向けブッカー賞(Children’s Booker Prize)」が2025年に新設され、最初の受賞作は2027年に発表される予定です。
Booker Prize – Wikipedia
助成団体であるブフマン・フィランソロピー(Bukhman Philanthropies)は、2026年の国際ブッカー賞への支援に続き、今後10年間にわたり同賞の資金を拠出するという多大な支援を決定しました。この10年にわたるパートナーシップを記念し、同賞は「ブフマン国際ブッカー賞(Bukhman International Booker Prize)」と改称されます。
The Bukhman International Booker Prize 2027 | The Booker Prizes
翻訳という極めて重要な芸術活動を称え、その功績に報いるという同団体の取り組みの一環として、受賞作に授与される賞金は従来の5万ポンドから10万ポンドへと倍増され、著者と翻訳者で均等に分配されることになります。最終候補作(ショートリスト)に選ばれた各作品には、引き続き5,000ポンド(著者と翻訳者に各2,500ポンド)が授与されます。
児童ブッカー賞とは

児童ブッカー賞は、ブッカー賞財団によって2025年10月に発表されました。既存の英語小説を対象としたブッカー賞と、英語に翻訳された作品を対象とした国際ブッカー賞を補完する形で、英国またはアイルランドで出版された8歳から12歳までの児童向け現代小説(英語で書かれたもの、または他言語から翻訳されたもの)の中から、最も優れた作品を毎年表彰します。受賞者には5万ポンドが授与されます。
Children’s Booker Prize – Wikipedia
2026年のブッカー賞最終候補作

『The End of Everything』
M・ジョン・ハリスン
M. John Harrison
『The Disappearers』
マーロン・ジェイムズ
Marlon James
『Black Bag』
ルーク・ケナード
Luke Kennard
『May We Feed the King』
レベッカ・ペリー
Rebecca Perry
『The Things We Never Say』
エリザベス・ストラウト
Elizabeth Strout
『John of John』
ダグラス・スチュアート
Douglas Stuart
2025年のブッカー賞受賞作と最終候補作
「Flesh」デヴィッド・サロイ
『Flesh: A Novel』
David Szalay
2025/04/01
Scribner
ハンガリーの静かな集合住宅で、10代のイシュトヴァーンは母と暮らしている。内気で町に来たばかりの彼は、クラスメートが慣れ親しんでいる社会的な儀式に馴染めず、すぐに孤立してしまう。そして彼は、仲間や母、さらには自分自身に対しても永遠に「よそ者」となるような一連の出来事に引き込まれていく。
その後の年月で、イシュトヴァーンは見知らぬ人々の善意、あるいは自己利益に導かれながら、険しくも上昇する軌跡を描いていく。それは彼の子供時代や、突然終わりを告げた決定的な出来事から、彼自身が想像もしなかったほど遠くへと彼を運んでいくのだった。
2025年のブッカー賞最終候補作
『The Land in Winter』
アンドリュー・ミラー
Andrew Miller
『The Rest of Our Lives』
ベン・マルコヴィッツ
Ben Markovits
『Audition』
ケイティ・キタムラ
Katie Kitamura
『The Loneliness of Sonia and Sunny』
キラン・デサイ
Kiran Desai
『Flashlight』
スーザン・チョイ
Susan Choi
気になるブッカー賞受賞作
2024年「オービタル」サマンサ・ハーヴィー
『オービタル: ある一日の16回の夜明け (ハヤカワ・プラス)』
サマンサ・ハーヴィー,小澤身和子
2026/07/24
早川書房
ここから見る地球は、希望に満ちた色があふれている――詩的な文体で綴られた、宇宙からの地球観測体験記。ハヤカワ・プラス第二弾!
地球軌道上にある国際宇宙ステーションで6人の飛行士たちが任務にあたっている。地上から届いた母の死の報せに悲しむ日本人飛行士。壊れかけた結婚に向き合うもう一人の飛行士。母なる大地から離れていても、彼らの人生は続いていく。2024年ブッカー賞受賞作
2023年「預言者の歌」ポール・リンチ
『預言者の歌 (ハヤカワ・プラス)』
ポール・リンチ,栩木伸明
2026/05/01
早川書房
近未来アイルランド。全体主義国家へと変貌を遂げていくなか、生物学の研究者で四人の子供の母でもあるエイリッシュは決断を迫られる。国家警察に連行された夫を待つか、子供たちを守るためカナダへと亡命するか。2023年ブッカー賞受賞の傑作ディストピア小説
2022年「マーリ・アルメイダの七つの月」シェハン・カルナティラカ
『マーリ・アルメイダの七つの月 上』
シェハン・カルナティラカ,山北めぐみ
2023/12/26
河出書房新社
1990年、内戦下のスリランカ・コロンボ。戦場カメラマンにしてギャンブラー、皮肉屋で放埓なゲイであるマーリ・アルメイダは、気がつくと冥界のカウンターにいた。自分が死んだ記憶はないが、ここに来る前、内戦を終わらせるための写真を撮ったことは覚えている。写真を公表するため、彼にあたえられた猶予は7回月が昇るまで。生者と死者の入り乱れた狂乱の世界をさまよう、マーリ・アルメイダの地獄めぐりがはじまる。ブッカー賞受賞作。
2021年「約束」デイモン・ガルガット
『約束』
デイモン・ガルガット ,宇佐川晶子
2024/06/19
早川書房
アパルトヘイト以前、以後──社会変革の渦中にある南アフリカ。プレトリアで農場を営む白人の家族とその黒人メイドとの間に交わされた土地の所有権をめぐる約束が、40年にわたり一家の運命を翻弄する。アフリカ文学の最先端にして英国最高峰ブッカー賞受賞作
2020年「シャギー・ベイン」ダグラス・スチュアート
『シャギー・ベイン』
ダグラス・スチュアート,黒原敏行
2022/04/20
早川書房
1980年代、不況下の英国グラスゴー。”男らしさ”に馴染めない少年シャギーは、夫に捨てられ酒に溺れていく美しき母、アグネスを救おうと必死にもがく。誰も頼りにならないシャギーには、母の存在が全てなのだから。居場所のない親子の愛を痛切に描く自伝的巨篇。
2019年「誓願」マーガレット・アトウッド
『誓願 (ハヤカワepi文庫)』
マーガレット・アトウッド,鴻巣友季子
2023/09/05
早川書房
過酷な男尊女卑政策をとる独裁国家ギレアデ。その司令官の娘アグネスは、よき妻となるための教えに従いつつ、違和感も覚えていた。隣国の高校生デイジーは平和に暮らすある日、両親を殺され、やがて危険な任務に身を投じていく。ギレアデの中枢では、指導者のリディア小母が秘かな賭けに出ていた。まるで異なる3人の女性がいま、手を組み、国家の闇に挑む。『侍女の物語』の15年後を描いた、ブッカー賞受賞作。解説/小川公代
2019年「少女、女、ほか」バーナディン・エヴァリスト
『少女、女、ほか』
バーナディン・エヴァリスト,渡辺佐智江
2023/10/01
白水社
子ども時代のレイプ、小さな町での差別、子どもを抱え必死に働いてきたこと、エリートとなった娘との不仲、実の両親を知らないことなど、みな人知れず心に傷を抱えている。大切なのは共にいること。人生、捨てたもんじゃない。笑って泣かせ心揺さぶる真実の物語。2019年度ブッカー賞受賞作。
2018年「ミルクマン」アンナ・バーンズ
『ミルクマン』
アンナ・バーンズ,栩木玲子
2020/12/01
河出書房新社
「ミルクマンはある日、私が『アイヴァンホー』を読みながら歩いているところへ、車を運転しながら近づいてきた」。1970年代終わりの北アイルランド・ベルファスト。本を読みながら歩くことが好きな18歳少女が、反体制派の大物から恋人としてつけ狙われる。政治、宗教、暴力、旧弊な思考に支配されるコミュニティで少女は次第に孤立していく。
2017年「リンカーンとさまよえる霊魂たち」ジョージ・ソーンダーズ
『リンカーンとさまよえる霊魂たち』
ジョージ・ソーンダーズ,上岡伸雄
2018/07/24
河出書房新社
戦時の大統領リンカーンが、急逝した愛息ウィリーの記憶にひたるため夜の墓地を訪れる。そこには自らの死を受け入れられず、彼岸と此岸の間をさまよう霊魂たちがいた。たくさんの目と鼻と手をもつベヴィンズ、素っ裸で巨大なペニスを屹立させたヴォルマン、最後の審判を恐れる牧師トーマス…。現世の妄執を抱えて生きる(?)彼らがリンカーンに触れる時、感動的でユーモラスな途方もない物語が動きはじめる。まったく新しい形式に奇想と興奮を詰めこんだ、現代アメリカ最高の短編作家、驚愕の初長編。全米ベストセラー、ブッカー賞受賞の超話題作!!!
2015年「七つの殺人に関する簡潔な記録」マーロン・ジェイムズ
『七つの殺人に関する簡潔な記録』
マーロン・ジェイムズ,旦敬介
2019/06/20
早川書房
1976年12月のボブ・マーリー暗殺未遂事件。犯行に及んだ7人は何者で、目的は何だったのかーー真相は明かされず、米国の陰謀すら囁かれる事件をもとにした長篇小説。売人やジャーナリスト、CIA局員、亡霊までがうごめく、血塗られた歴史が語られる
2014年「奥のほそ道」リチャード・フラナガン
『奥のほそ道』
リチャード・フラナガン,渡辺佐智江
2018/05/26
白水社
1943年、“死の鉄路”建設で地獄のような日々を闘っていた、捕虜の軍医ドリゴ。そこへ一通の手紙が届き、すべてが変わってしまう…。『グールド魚類画帖』で絶賛を博した作家が、第二次世界大戦中の父親の過酷な捕虜経験を題材にして、12年の歳月をかけて書き上げ、「傑作のなかの傑作」と激賞された長篇!ブッカー賞受賞作品。
2013年「ルミナリーズ」エレノア・キャトン
『ルミナリーズ』
エレノア・キャトン,安達まみ
2022/11/25
岩波書店
舞台はゴールドラッシュに沸く19世紀ニュージーランド。隠者の死と娼婦の悲劇、失踪した金鉱掘り……事件の真相を求めて12人の男が集う時、輝く者たちは天球を廻りはじめる。野心的な構想と創意溢れる設計、圧倒的長大さで世界を驚嘆させた2013年ブッカー賞受賞作。最後の2頁に、すべての運命が帰着する。
2012年「罪人を召し出せ」ヒラリー・マンテル
『罪人を召し出せ』
ヒラリー・マンテル ,宇佐川晶子
2013/09/20
早川書房
〈ブッカー賞/コスタ賞受賞〉十六世紀英国。国王ヘンリー八世が世継ぎを望む中、王妃の不貞の噂が宮廷をかけめぐる。『ウルフ・ホール』に続き辣腕政治家トマス・クロムウェルの人生を描く傑作
2009年「ウルフ・ホール」ヒラリー・マンテル
『ウルフ・ホール 上』
『ウルフ・ホール 下』
ヒラリー・マンテル,宇佐川晶子
2011/07/08
早川書房
16世紀のイギリス、ロンドン。息子が生まれないと悩む国王ヘンリー八世は、王妃との離婚を願う。しかし、教皇の反対により、一向に離婚協議は進まない。トマス・クロムウェルは、卑しい生まれから自らの才覚だけで生きてきた男。数カ国語を流暢に話し、記憶力に優れ、駆け引きに長けた戦略家だった。仕える枢機卿の権勢が衰えていくなか、クロムウェルはヘンリー八世に目をかけられるようになるがー16世紀のイギリス宮廷を、希代の天才政治家クロムウェルの目から描いた興奮の歴史大作。ブッカー賞、全米批評家協会賞、ウォルター・スコット賞受賞。
BBCドラマ
『ウルフ・ホール』原作小説
2008年「グローバリズム出づる処の殺人者より」アラヴィンド・アディガ
『グローバリズム出づる処の殺人者より』
アラヴィンド・アディガ,鈴木恵
2009/02/16
文藝春秋
グローバリズム出づる処、インド、バンガロール。ひとりの起業家が、書を民主主義が没する処の天子温家宝に致す。「拝啓中国首相殿、あなたに真の起業家精神を教えましょう。主人を殺して成功した、このわたしの物語を」IT産業の中心地から送った中国首相への手紙は殺人の告白であったー。ブッカー賞受賞作。
2006年「喪失の響き」キラン・デサイ
『喪失の響き (ハヤカワepiブック・プラネット)』
キラン・デサイ,谷崎由依
2008/03/26
早川書房
女性作家としてブッカー賞最年少受賞! 喪失と再生をめぐる家族の物語。
少女サイは、インド人初の宇宙飛行士を目指していた父を母と共に交通事故で亡くすと、母方の祖父である偏屈な老判事に引き取られた。老判事はすでに引退し、ヒマラヤ山脈の麓の古屋敷に隠居していたが、孫娘の出現は判事と召使いの料理人、そして近所の老人たちの慰めとなるのだった。やがてサイは、家庭教師のネパール系の青年ギヤンと恋仲になる。急速に親密になっていくふたりだが、ネパール系住民の自治独立運動が高まるにつれ、その恋には暗雲がたちこめる――。
2002年「パイの物語」ヤン・マーテル
『パイの物語(上) (竹書房文庫)』
『パイの物語(下) (竹書房文庫)』
ヤン・マーテル,唐沢則幸
2012/11/22
竹書房
アン・リー監督
映画『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』原作
1977年7月2日。インドのマドラスからカナダのモントリオールへと出航した日本の貨物船ツシマ丸は太平洋上で嵐に巻き込まれ、あえなく沈没した。たった一艘しかない救命ボートに乗り助かったのは、動物たちをつれカナダへ移住する途中だったインドの動物園経営者の息子パイ・パテル16歳。ほかには後足を骨折したシマウマ、オラウータン、ハイエナ、そしてこの世で最も美しく危険な獣――ベンガルトラのリチャード・パーカーが一緒だった。
2001年「ケリー・ギャングの真実の歴史」ピーター・ケアリー
『ケリー・ギャングの真実の歴史』
ピーター・ケアリー,宮木陽子
2003/10/01
早川書房
19世紀、オーストラリア。貧しいアイルランド移民の子ネッド・ケリーは、幼いころから獄中の父にかわり、母と6人の姉弟妹を支えてきた。父の死後、母はネッドを山賊ハリー・パワーに託す。だがそのせいで、ネッドはわずか15歳で馬泥棒の共犯容疑で逮捕されることになった。
出所したネッドは、美しい娘メアリーと出会い恋に落ちるが、ようやくつかんだ幸せも長くは続かない。横暴な警察は、難癖をつけてはネッドや家族を投獄しようとしてくる。いまや、ネッドと弟のダン、二人の仲間たち“ケリー・ギャング”は、国中にその名を轟かすおたずね者となっていた。あまりの理不尽さに、遂にネッドは仲間と共に立ち上がるが……。
2000年「昏き目の暗殺者」マーガレット・アトウッド
『昏き目の暗殺者 上 (ハヤカワepi文庫)』
『昏き目の暗殺者 下 (ハヤカワepi文庫)』
マーガレット・アトウッド,鴻巣友季子
2019/09/28
早川書房
1945年、妹のローラは車ごと橋から転落して死んだ。あれは本当に事故だったのだろうか?年老い孤独に暮らす姉アイリスは、釦工業で財をなした町いちばんの名家だった家族の歴史と姉妹の来し方を振り返っていく…。ローラの手になる小説『昏き目の暗殺者』、次々と亡くなっていく親族たちの死亡記事、そして老女の回想が織りなすある一族の波瀾の歴史。稀代の物語作家が圧倒的想像力で描くブッカー賞、ハメット賞受賞作。
1999年「恥辱」J・M・クッツェー
『恥辱 (ハヤカワepi文庫)』
J・M・クッツェー,鴻巣友季子
2007/07/15
早川書房
52歳の大学教授デヴィッド・ラウリーは、2度の離婚を経験後、娼婦や手近な女性で自分の欲望をうまく処理してきた。だが、軽い気持ちから関係を持った女生徒に告発されると、人生は暗転する。大学は辞任に追い込まれ、同僚や学生からは容赦ない批判を受ける。デヴィッドは娘の住む片田舎の農園へと転がりこむが、そこにさえ新たな審判が待ち受けていたー現代文学史上に輝く、ノーベル賞作家の代表作。ブッカー賞受賞。
1992年「イギリス人の患者」マイケル・オンダーチェ
『イギリス人の患者 (創元文芸文庫)』
マイケル・オンダーチェ,土屋政雄
2024/01/19
東京創元社
砂漠に墜落し燃え上がる飛行機から生き延びた男は顔も名前も失い、廃墟のごとき屋敷に辿り着いた。世界からとり残されたような場所へ、ひとりまたひとりと訪れる、戦争の傷を抱えたひとびと。それぞれの哀しみが語られるとともに、男の秘密もまたゆるやかに、しかし抗いがたい必然性をもって解かれてゆく──英国最高の文学賞、ブッカー賞五十年の歴史の頂点に輝く至上の長編小説。訳者あとがき=土屋政雄/解説=石川美南
レイフ・ファインズ主演
映画『イングリッシュ・ペイシェント』原作
1989年「日の名残り」カズオ・イシグロ
『日の名残り (ハヤカワepi文庫)』
カズオ・イシグロ,土屋政雄
2001/05/23
早川書房
《ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロの代表作》失われゆく伝統的英国を美しくつぶさに描く傑作
品格ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスは、短い旅に出た。美しい田園風景の道すがら様々な思い出がよぎる。長年仕えたダーリントン卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、共に働いた女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々――過ぎ去りし遠い思い出は、今なお輝きを増して胸のなかで生き続ける。
1989年英国最高峰の文学賞・ブッカー賞受賞。映画化でも話題に。



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