国際ブッカー賞の歴代受賞作の一覧表

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国際ブッカー賞の歴代受賞作と最終候補作の一覧表

 翻訳小説における世界で最も影響力のある、国際ブッカー賞(The International Booker Prize)。翻訳文学を対象とし、作者と翻訳者の両方に贈られる文学賞です。

 ここでは、歴代受賞作と最終候補作、邦訳作品を一覧にまとめています。国際ブッカー賞の最終候補作のみを紹介するページや、ブッカー賞の歴代受賞作をまとめたページも作成しています。

国際ブッカー賞の一覧表

歴代受賞作と最終候補作の一覧表(邦訳)

年受
賞
作品名著者翻訳者出版社ほか
2026年★台湾漫遊鉄道のふたり楊双子三浦裕子中央公論新社
2025年大きな鳥にさらわれないよう川上弘美―講談社文庫
2024年★カイロスジェニー・エルペンベック松永美穂早川書房
ハヤカワ・プラス
2024年マテニ10号黄晳暎/ファン・ソギョン姜信子,趙倫子白水社
2023年★タイム・シェルターギオルギ・ゴスポディノフ寺島憲治早川書房
2023年一人娘グアダルーペ・ネッテル宇野和美現代書館
2023年鯨チョン・ミョングァン斎藤真理子晶文社
韓国文学のオクリモノ
2022年ヘブン川上未映子―講談社文庫
2022年呪いのウサギチョン・ボラ関谷敦子竹書房文庫
2021年★夜、すべての血は黒いダヴィド・ディオップ加藤かおり早川書房
2021年恐るべき緑ベンハミン・ラバトゥッツ松本健二白水社
エクス・リブリス
2021年寝煙草の危険マリアーナ・エンリケス宮﨑真紀国書刊行会
2020年★不快な夕闇マリーケ・ルカス・
ライネフェルト
國森由美子早川書房
2020年密やかな結晶小川洋子―講談社文庫
2020年スモモの木の啓示ショクーフェ・アーザル堤幸白水社
エクス・リブリス
2020年ハリケーンの季節フェルナンダ・メルチョール宇野和美早川書房
2019年廃墟の形フアン・ガブリエル・バスケス寺尾隆吉フィクションのエル・ドラード
2018年★逃亡派オルガ・トカルチュク小椋彩白水社
エクス・リブリス
2018年バグダードのフランケンシュタインアフマド・サアダーウィー柳谷あゆみ集英社
2018年ウィズ・ザ・ライツ・アウト
ヴェルノン・クロニクル
ヴィルジニー・デパント博多かおる早川書房
2018年すべての、白いものたちのハン・ガン斎藤真理子河出文庫
2017年救出の距離サマンタ・シュウェブリン宮﨑真紀国書刊行会
2016年★菜食主義者ハン・ガンきむふなCUON
新しい韓国の文学
2016年失われた女の子エレナ・フェッランテ飯田亮介早川書房
2016年四書閻連科桑島道夫岩波書店
2016年僕の違和感オルハン・パムク宮下遼早川書房
2016年忘却についての一般論ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ木下眞穂白水社
エクス・リブリス
2016年ある一生ローベルト・ゼーターラー浅井晶子新潮クレスト・ブックス

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歴代受賞作と最終候補作の一覧表(洋書)

年受
賞
作家名作品名英語翻訳者名国名
2026年★楊双子Taiwan TravelogueLin King台湾
2026年Shida BazyarThe Nights Are Quiet in TehranRuth Martinドイツ
2026年ダニエル・ケールマンThe DirectorRoss Benjaminドイツ
2026年マリー・ンディアイThe WitchJordan Stumpフランス
2026年Rene KarabashShe Who RemainsIzidora Angelブルガリア
2025年★バヌ・ムシュタクHeart Lampディーパ・バスティインド
2025年Anne SerreA Leopard-Skin HatMark Hutchinsonフランス
2025年ヴァンサン・デルクロワSmall BoatHelen Stevensonフランス
2025年Vincenzo LatronicoPerfectionSophie Hughesイタリア
2025年川上弘美Under the Eye of the Big Bird米田雅早日本
2025年ソルヴェイ・バッレOn the Calculation of Volume IBarbara J. Havelandデンマーク
2024年★ジェニー・エルペンベックKairosスーザン・ベルノフスキードイツ
2024年イア・ゲンベリThe DetailsKira Josefssonスウェーデン
2024年イタマール・ヴィエイラ・
ジュニオール
Crooked PlowJohnny Lorenzブラジル
2024年Jente PosthumaWhat I’d Rather Not Think AboutSarah Timmer Harveyオランダ
2024年セルバ・アルマダNot a RiverAnnie McDermottアルゼンチン
2024年黄晳暎/ファン・ソギョンMater 2-10Sora Kim-Russell,
Youngjae Josephine Bae
韓国
2023年★ギオルギ・ゴスポディノフTime Shelterアンジェラ・ローデルブルガリア
2023年エヴァ・バルタザールBoulderJulia Sanchesスペイン
2023年GauZ’Standing HeavyFrank Wynneコートジボワール
2023年グアダルーペ・ネッテルStill BornRosalind Harveyメキシコ
2023年チョン・ミョングァンWhaleChi-Young Kim韓国
2023年マリーズ・コンデThe Gospel According to the
New World
Richard Philcoxフランス
2022年★ギータンジャリ・シュリーTomb of Sandデージー・ロックウェルインド
2022年オルガ・トカルチュクThe Books of JacobJennifer Croftポーランド
2022年川上未映子Heavenサム・ベット,
デビッド・ボイド
日本
2022年クラウディア・ピニェイロElena KnowsFrances Riddleアルゼンチン
2022年チョン・ボラCursed Bunnyアントン・ホー韓国
2022年ヨン・フォッセA New Name: Septology VI-VIIDamion Searlsノルウェー
2021年★ダヴィド・ディオップAt Night All Blood is Blackアンナ・モスコヴァキスフランス
2021年エリック・ヴュイヤールThe War of the PoorMark Polizzottiフランス
2021年オルガ・ラヴンThe EmployeesMartin Aitkenデンマーク
2021年ベンハミン・ラバトゥッツWhen We Cease to Understand
the World
Adrian Nathan Westチリ
2021年マリア・ステパノヴァIn Memory of MemorySasha Dugdaleロシア
2021年マリアーナ・エンリケスThe Dangers of Smoking in BedMegan McDowellアルゼンチン
2020年★マリーケ・ルカス・
ライネフェルト
Discomfort of Eveningミシェル・ハッチソンオランダ
2020年小川洋子The Memory Policeスティーブン・スナイダー日本
2020年ガブリエラ・カベソン=カマラThe Adventures of China IronFiona Mackintosh,
Iona Macintyre
アルゼンチン
2020年ショクーフェ・アーザルThe Enlightenment of The
Greengage Tree
―イラン
2020年ダニエル・ケールマンTyllRoss Benjaminドイツ
2020年フェルナンダ・メルチョールHurricane SeasonSophie Hughesメキシコ
2019年★ジョハ・アルハーシCelestial Bodiesマリリン・ブースオマーン
2019年アニー・エルノーThe YearsAlison L Strayerフランス
2019年アリア・トラブッコ・ゼランThe RemainderSophie Hughesチリ
2019年オルガ・トカルチュクDrive Your Plow Over the
Bones of the Dead
Antonia Lloyd-Jonesポーランド
2019年フアン・ガブリエル・バスケスThe Shape of the RuinsAnne McLeanコロンビア
2019年マリオン・ポッシュマンThe Pine IslandsJen Callejaドイツ
2018年★オルガ・トカルチュクFlightsジェニファー・クロフトポーランド
2018年アフマド・サアダーウィーFrankenstein in BaghdadJonathan Wrightイラク
2018年アントニオ・ムニョス・モリナLike a Fading ShadowCamilo A. Ramirezスペイン
2018年ヴィルジニー・デパントVernon Subutex 1Frank Wynneフランス
2018年クラスナホルカイ・ラースローThe World Goes OnOttilie Mulzet,
George Szirtes,
John Batki
ハンガリー
2018年ハン・ガンThe White Bookデボラ・スミス韓国
2017年★デイヴィッド・グロスマンA Horse Walks Into a Barジェシカ・コーエンイスラエル
2017年アモス・オズJudasNicholas de Langeイスラエル
2017年サマンタ・シュウェブリンFever DreamMegan McDowellアルゼンチン
2017年Dorthe NorsMirror, Shoulder, SignalMisha Hoekstraデンマーク
2017年マティアス・エナールCompassCharlotte Mandellフランス
2017年ロイ・ヤーコプセンThe UnseenDon Bartlett,
Don Shaw
ノルウェー
2016年★ハン・ガンThe Vegetarianデボラ・スミス韓国
2016年エレナ・フェッランテThe Story of the Lost ChildAnn Goldsteinイタリア
2016年閻連科The Four BooksCarlos Rojas中国
2016年オルハン・パムクA Strangeness in My MindEkin Oklapトルコ
2016年ジョゼ・エドゥアルド・
アグアルーザ
A General Theory of OblivionDaniel Hahnアンゴラ
2016年ローベルト・ゼーターラーA Whole LifeCharlotte Collinsオーストリア
2015年★クラスナホルカイ・ラースロー――ハンガリー
2015年アミタヴ・ゴーシュ――インド
2015年アラン・マバンク――コンゴ共和国
2015年イブラヒーム・アル・コーニー――リビア
2015年セサル・アイラ――アルゼンチン
2015年ファニー・ハウ――アメリカ
2015年ホダ・バラカット――フランス/レバノン
2015年マリーズ・コンデ――フランス
2015年マレーネ・ファン・ニーケルク――南アフリカ共和国
2015年ミア・コウト――モザンビーク
2013年★リディア・デイヴィス――アメリカ
2013年アハロン・アッペルフェルド――イスラエル
2013年インティザール・フサイン――パキスタン
2013年ウラジーミル・ソローキン――ロシア
2013年閻連科――中国
2013年ペーター・シュタム――スイス
2013年マリー・ンディアイ――フランス
2013年マリリン・ロビンソン――アメリカ
2013年U・R・アナンタ・ムルティ――インド
2013年ヨシップ・ノヴァコヴィッチ――クロアチア/
アメリカ
2011年★フィリップ・ロス――アメリカ
2011年アミン・マアルーフ――レバノン
2011年アン・タイラー――アメリカ
2011年王安憶/おうあんおく――中国
2011年ジェームズ・ケルマン――スコットランド
2011年ジョン・ル・カレ――イギリス
2011年蘇童/そどう――中国
2011年ダーチャ・マライーニ――イタリア
2011年デイヴィッド・マルーフ――オーストラリア
2011年フアン・ゴイティソーロ――スペイン
2011年フィリップ・プルマン――イギリス
2011年マリリン・ロビンソン――アメリカ
2011年ロヒントン・ミストリー――インド/カナダ
2009年★アリス・マンロー――カナダ
2009年アルノシュト・ルスティク――チェコ共和国
2009年アントニオ・タブッキ――イタリア
2009年E・L・ドクトロウ――アメリカ
2009年エヴァン・S・コネル――アメリカ
2009年グギ・ワ・ジオンゴ――ケニア
2009年ジェームズ・ケルマン――スコットランド
2009年ジョイス・キャロル・オーツ――アメリカ
2009年ドゥブラヴカ・ウグレシィチ――クロアチア
2009年ピーター・ケアリー――オーストラリア
2009年V・S・ナイポール――タイ/イギリス
2009年マリオ・バルガス=リョサ――ペルー
2009年モハッシェタ・デビ――インド
2009年リュドミラ・ウリツカヤ――ロシア
2007年★チヌア・アチェベ――ナイジェリア
2007年アモス・オズ――イスラエル
2007年アリス・マンロー――カナダ
2007年イアン・マキューアン――イギリス
2007年カルロス・フエンテス――メキシコ
2007年サルマン・ラシュディ――インド/イギリス
2007年ジョン・バンヴィル――アイルランド
2007年ドリス・レッシング――イギリス
2007年ドン・デリーロ――アメリカ
2007年ハリー・ムリシュ――オランダ
2007年ピーター・ケアリー――オーストラリア
2007年フィリップ・ロス――アメリカ
2007年マーガレット・アトウッド――カナダ
2007年マイケル・オンダーチェ――スリランカ/
カナダ
2007年ミシェル・トゥルニエ――フランス
2005年★イスマイル・カダレ――アルバニア
2005年アブラハム・B・イェホシュア――イスラエル
2005年アントニオ・タブッキ――イタリア
2005年イアン・マキューアン――イギリス
2005年大江健三郎――日本
2005年ガブリエル・ガルシア=マルケス――コロンビア
2005年ギュンター・グラス――ドイツ
2005年ジョン・アップダイク――アメリカ
2005年シンシア・オジック――アメリカ
2005年スタニスワフ・レム――ポーランド
2005年ソール・ベロー――アメリカ
2005年トマス・エロイ・マルティネス――アルゼンチン
2005年ドリス・レッシング――イギリス
2005年ナギーブ・マフフーズ――エジプト
2005年フィリップ・ロス――アメリカ
2005年マーガレット・アトウッド――カナダ
2005年ミュリエル・スパーク――スコットランド
2005年ミラン・クンデラ――チェコ共和国

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国際ブッカー賞の歴代「最終候補作」一覧表

【名作発掘】国際ブッカー賞の歴代「最終候補作」一覧表
翻訳小説における世界で最も影響力のある、国際ブッカー賞(The International Booker Prize)。翻訳文学を対象とし、作者と翻訳者の両方に贈られる文学賞です。 ここでは、歴代の「...

2026年国際ブッカー賞受賞作

「台湾漫遊鉄道のふたり」楊双子

『台湾漫遊鉄道のふたり』
楊双子,三浦裕子
2023/04/20
中央公論新社
2024年全米図書賞(翻訳部門)受賞作

炒米粉、魯肉飯、冬瓜茶……あなたとなら何十杯でも――。
結婚から逃げる日本人作家・千鶴子と、お仕着せの許婚をもつ台湾人通訳・千鶴。ふたりは底知れぬ食欲と“秘めた傷”をお供に、昭和十三年、台湾縦貫鉄道の旅に出る。

「私はこの作品を過去の物語ではなく、現在こそ必要な物語として読んだ。そして、ラストの仕掛けの巧妙さ。ああ、うまい。ただ甘いだけではない、苦みと切なさを伴う、極上の味わいだ。」
古内一絵さん大満足

2026年国際ブッカー賞のショートリスト

2026年国際ブッカー賞ショートリスト

楊双子
『Taiwan Travelogue』
訳:Lin King/中国語

マリー・ンディアイ
『The Witch』
訳:Jordan Stump/フランス語

ダニエル・ケールマン
『The Director』
訳:Ross Benjamin/ドイツ語

Rene Karabash
『She Who Remains』
訳:Izidora Angel/ブルガリア語

Shida Bazyar
『The Nights Are Quiet in Tehran』
訳:Ruth Martin/ドイツ語

2026年国際ブッカー賞ロングリスト
Olga Ravn
『The Wax Child』
訳:Martin Aitken/デンマーク語

Shahrnush Parsipur
『Women Without Men』
訳:Faridoun Farrokh/ペルシア語

Matteo Melchiorre
『The Duke』
訳:Antonella Lettieri/イタリア語

Ana Paula Maia
『On Earth As It Is Beneath』
訳:Padma Viswanathan/ポルトガル語

イア・ゲンバーグ
『Small Comfort』
訳:Kira Josefsson/スウェーデン語

マティアス・エナール
『The Deserters』
訳:Charlotte Mandell/フランス語

Anjet Daanje
『The Remembered Soldier』
訳:David McKay/オランダ語

ガブリエラ・カベソン=カマラ
『We Are Green and Trembling』
訳:Robin Myers/スペイン語

受賞作品には5万ポンドの賞金が授与され、著者と翻訳者(複数可)で均等に分配されます。最終候補作品には5,000ポンドが授与され、最終候補6作品は3月31日に発表されます。受賞者は5月19日にロンドンで行われる式典で表彰されます。

Literary Hub » Here’s the longlist for the 2026 International Booker Prize.

ブッカー賞のこと

ブッカー賞とは

ブッカー賞、歴代受賞作の一覧表
ブッカー賞の歴代受賞作と日本語に翻訳された作品の一覧表を作成しました。ブッカー賞(The Booker Prize)は、英語圏で最も注目される文学賞のひとつです。ここでは、歴代受賞作と邦訳作品を中心に、作家ごとの受賞歴を一覧にまとめています。

こちらでまとめています。

国際ブッカー賞とは

The International Booker Prize | The Booker Prizes
The International Booker Prize is awarded annually for the best work of fiction from around the worl...


The Booker Prizes
The International Booker Prize


国際ブッカー賞は、翻訳小説における世界で最も影響力のある賞です。

毎年授与されるこの賞は、英国および/またはアイルランドで英語に翻訳され出版された長編小説または短編集の優れた作品を表彰するものです。翻訳者の重要な功績を称えるもので、賞金5万ポンドは著者と翻訳者に均等に分配されます。さらに、最終候補に残った著者と翻訳者にはそれぞれ2,500ポンドが授与されます。

助成団体であるブフマン・フィランソロピー(Bukhman Philanthropies)は、2026年の国際ブッカー賞への支援に続き、今後10年間にわたり同賞の資金を拠出するという多大な支援を決定しました。この10年にわたるパートナーシップを記念し、同賞は「ブフマン国際ブッカー賞(Bukhman International Booker Prize)」と改称されます。

翻訳という極めて重要な芸術活動を称え、その功績に報いるという同団体の取り組みの一環として、受賞作に授与される賞金は従来の5万ポンドから10万ポンドへと倍増され、著者と翻訳者で均等に分配されることになります。最終候補作(ショートリスト)に選ばれた各作品には、引き続き5,000ポンド(著者と翻訳者に各2,500ポンド)が授与されます。

The Bukhman International Booker Prize 2027 | The Booker Prizes

The Booker Prizes

The Booker Prizes (@TheBookerPrizes) / X

Everything you need to know about the International Booker Prize 2025 shortlist
国際ブッカー賞2025のショートリストについて知っておくべきこと。2025年国際ブッカー賞のショートリスト(最終候補作)とロングリスト。川上弘美さん、米田雅早さんほか、最終候補者のインタビューも読めます。

The Booker Library
ブッカー賞受賞作家と受賞作、候補作家と候補作の情報など。

The International Booker Prize and its history
国際ブッカー賞とその歴史

ブッカー賞 – Wikipedia

Booker Prize – Wikipedia

International Booker Prize – Wikipedia

2016年以前
マン・ブッカー賞は英連邦、アイルランド、ジンバブエの作家のみが対象でしたが、国際賞は、翻訳を含む英語の作品を利用できるすべての国籍の作家に開かれていました。この賞は60,000ポンドの価値があり、ノーベル文学賞と同様に、存命の作家の全文学に2年ごとに授与されます。

マン・ブッカー国際賞では、翻訳のための別の賞も認められました。該当する場合、受賞した著者は、15,000ポンドの賞金を受け取る翻訳者を選ぶことができます。

2025年国際ブッカー賞のショートリスト

The International Booker Prize 2025 | The Booker Prizes
Banu Mushtaq and Deepa Bhasthi have won the International Booker Prize 2025 for Heart Lamp, the firs...

The Booker Prizes
The International Booker Prize 2025

2025年国際ブッカー賞ショートリスト
最終候補6作品

『Under the Eye of the Big Bird』
(『大きな鳥にさらわれないよう』)
川上弘美,米田雅早(アサ・ヨネダ)
(日本)

『A Leopard-Skin Hat』
Anne Serre,Mark Hutchinson
(フランス)

『Heart Lamp』★
バヌ・ムシュタク,ディーパ・バスティ
(インド)

『Perfection』
Vincenzo Latronico,Sophie Hughes
(イタリア)

『Small Boat』
ヴァンサン・デルクロワ,Helen Stevenson
(フランス)

『On the Calculation of Volume I』
ソルヴェイ・バレ,Barbara J. Haveland
(デンマーク)

日本語で読める国際ブッカー賞受賞作

2024年「カイロス」ジェニー・エルペンベック

『カイロス (ハヤカワ・プラス)』
ジェニー・エルペンベック,松永美穂
2026/10/28
早川書房

1986年、東ベルリン。国家が静かに崩壊しつつある時代に、ひとつの恋が始まった。19歳の職業訓練生カタリーナと、妻子のある50代の作家ハンス。秘密に包まれた関係は、やがて執着と支配の色を強めていく。二人の愛の果てには、何が。2024年度ブッカー国際賞受賞作

2023年「タイム・シェルター」ギオルギ・ゴスポディノフ

『タイム・シェルター』
ギオルギ・ゴスポディノフ,寺島憲治
2026/04/02
早川書房

幸福だった時代を再現しアルツハイマーを治療するクリニック。患者は懐かしい記憶を追体験することで症状の改善を目指す。だが再現度が高まるほど、現実逃避を望む者が集い、やがて世界中で模倣される。過去は楽園か、それとも監獄か――ブッカー国際賞受賞作

2021年「夜、すべての血は黒い」ダヴィド・ディオップ

『夜、すべての血は黒い』
ダヴィド・ディオップ,加藤かおり
2024/07/18
早川書房

仏軍セネガル兵アルファは、友人を看取っていた。痛みから解放するため殺してほしいという友の願いは叶えられないまま。恐怖と罪悪感に取り憑かれたアルファは、やがて敵兵を捕らえ、残虐な儀式をくり返す。第一次大戦の兵士の心理を描くブッカー国際賞受賞作

2020年「不快な夕闇」マリーケ・ルカス・ライネフェルト

『不快な夕闇』
マリーケ・ルカス・ライネフェルト,國森由美子
2023/02/21
早川書房

オランダの酪農家一家に育った10歳のヤスは、クリスマスの晩餐用に殺されるかもしれない自分のウサギの代わりに兄が死にますようにと神に祈る。その祈りが現実となった時、不穏な空想の闇がヤスを襲う。史上最年少でのブッカー国際賞受賞作。解説/鴻巣友季子

2018年「逃亡派」オルガ・トカルチュク

『逃亡派』
オルガ・トカルチュク,小椋彩
2014/02/25
白水社

「逃亡派」:アンヌシュカは、難病の息子を抱えてモスクワに暮らしている。週に一度の外出で教会から帰る途中、地下鉄の出口で、たえず足ぶみしながら何かをつぶやく、奇妙ないでたちの女に出会う。「ショパンの心臓」:パリで没した作曲家ショパンは、自分の心臓を愛する祖国に埋葬してほしいと遺言を残した。姉ルドヴィカは、独立の気運が高まるポーランドへ向けて、弟の心臓を携え、冬の平原を馬車で渡っていく。ポーランドで最も権威ある文学賞“ニケ賞”受賞作。

2016年「菜食主義者」ハン・ガン

『菜食主義者 (新しい韓国の文学 1)』
ハン・ガン,きむふな
2011/06/15
クオン

ごく平凡な女だったはずの妻・ヨンヘが、ある日突然、肉食を拒否し、日に日にやせ細っていく姿を見つめる夫(「菜食主義者」)、妻の妹・ヨンヘを芸術的・性的対象として狂おしいほど求め、あるイメージの虜となってゆく姉の夫(「蒙古斑」)、変わり果てた妹、家を去った夫、幼い息子……脆くも崩れ始めた日常の中で、もがきながら進もうとする姉・インへ(「木の花火」)-
3人の目を通して語られる連作小説集。

マン・ブッカー国際賞受賞作家の気になる作品

 2005年から2015年までの「マン・ブッカー国際賞」は、特定の作品ではなく、一人の作家がこれまでに築き上げた「生涯の文学的功績」を称えて人に贈られる賞です。

アリス・マンロー「イラクサ」

『イラクサ (新潮クレスト・ブックス)』
アリス・マンロー,小竹由美子
2006/03/29
新潮社

旅仕事の父に伴われてやってきた少年と、ある町の少女との特別な絆。30年後に再会した二人が背負う、人生の苦さと思い出の甘やかさ(「イラクサ」)。孤独な未婚の家政婦が少女たちの偽のラブレターにひっかかるが、それが思わぬ顛末となる「恋占い」。そのほか、足かせとなる出自と縁を切ろうともがく少女、たった一度の息をのむような不倫の体験を宝のように抱えて生きる女性など、さまざまな人生を、長い年月を見通す卓抜したまなざしで捉えた九つの物語。長篇小説のようなずっしりした読後感を残す大人のための短篇集。

イスマイル・カダレ「夢宮殿」

『夢宮殿 (創元ライブラリ)』
イスマイル・カダレ,村上光彦
2012/02/29
東京創元社

迷宮のような建物〈夢宮殿〉、そこには、選別室、解釈室、筆生室、監禁室、文書保存所等が扉を閉ざして並んでいた。国民の見た夢を分類し、解釈し、国家の存亡に関わる夢を選び出す、この機関に職を得た名門出の青年マルク・アレムは、次第にその歯車に組み込まれていく。国家が個人の無意識の世界にまで管理の手をのばす、不条理で不気味な怖るべき物語。バルカン半島の国アルバニア発の幻想と寓意に満ちた傑作。訳者あとがき=村上光彦/解説=沼野充義

クラスナホルカイ・ラースロー「サタンタンゴ」

『サタンタンゴ』
クラスナホルカイ・ラースロー,早稲田みか
2026/06/24
国書刊行会

2025年度ノーベル文学賞を受賞したクラスナホルカイ・ラースローのデビュー作にして代表作。

泥濘に沈む村を舞台に、死んだはずの男の帰還が見捨てられた人々を狂乱の渦へと突き動かす。永遠に続くかという雨の中、裏切りと救済、陰謀と悲劇が交錯する。

終わりのない強靭な文体が描く、絶望の果ての光とは。タル・ベーラ監督により映画史に残る7時間の叙事詩に変容された、空前絶後の傑作。

上映時間が7時間18分に及ぶ
タル・ベーラ監督の伝説的な長編映画
『サタンタンゴ』原作小説

チヌア・アチェベ「崩れゆく絆」

『崩れゆく絆 (光文社古典新訳文庫)』
チヌア・アチェベ,粟飯原文子
2013/12/05
光文社

古くからの呪術や慣習が根づく大地で、黙々と畑を耕し、獰猛に戦い、一代で名声と財産を築いた男オコンクウォ。しかし彼の誇りと、村の人々の生活を蝕み始めたのは、凶作でも戦争でもなく、新しい宗教の形で忍び寄る欧州の植民地支配だった。「アフリカ文学の父」の最高傑作。

フィリップ・ロス「グッバイ、コロンバス」

『グッバイ、コロンバス』
フィリップ・ロス,中川五郎
2021/03/02
朝日出版社

デビュー作で全米図書賞受賞!
アメリカを代表する作家、フィリップ・ロスの伝説の青春小説が待望の新訳で瑞々しく甦る。真夏のプールで運命的な出会いを果たしたニールとブレンダ。二人はたちまち引かれ合い、結婚を意識し始める。若い男女の恋には危うさがつきまとい、季節の移ろいとともに、輝かしい日々は過ぎ去っていく。はかなくほろ苦い青春期の恋を瑞々しい文体で描いた永遠の名作。

リディア・デイヴィス「話の終わり」

『話の終わり (白水Uブックス)』
リディア・デイヴィス,岸本佐知子
2022/12/28
白水社

書くことをめぐる無二の長編

 「翻訳の仕事をしていると、たまに「自分が今までに訳したものの中で一冊だけ自分が書いたことにできるなら何か」と質問されることがある。そんなとき、私はいつだって「『話の終わり』!」と即答してきた。それくらい私にとっては愛着の深い作品だ」(本書「訳者あとがき」より)

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