
Hugo Award for Best Novel
ヒューゴー賞は、ワールドコン参加者の投票によって選ばれる、現存する中で最も歴史の古いSF・ファンタジー文学賞です。
このページでは、その中心部門である「長編小説部門」について、受賞作(洋書)と邦訳作品を一覧にまとめています。
- ヒューゴー賞「長編小説部門」の一覧表
- ヒューゴー賞とは
- ヒューゴー賞「長編小説部門」の邦訳作品〈作家別〉
- アーカディ・マーティーン「帝国という名の記憶」ほか
- アーサー・C・クラーク「宇宙のランデヴー」ほか
- アーシュラ・K・ル=グウィン「闇の左手」ほか
- アイザック・アシモフ「ファウンデーションの彼方へ」
- アルフレッド・ベスター「破壊された男」
- アン・レッキー「叛逆航路」
- ヴァーナー・ヴィンジ「遠き神々の炎」ほか
- ウィリアム・ギブスン「ニューロマンサー」
- ウォルター・M・ミラー・ジュニア「黙示録3174年」
- ヴォンダ・マッキンタイア「夢の蛇」
- N・K・ジェミシン「第五の季節」ほか
- エミリー・テッシュ「宙の復讐者」
- オースン・スコット・カード「エンダーのゲーム」ほか
- キム・スタンリー・ロビンスン「グリーン・マーズ」ほか
- クリフォード・D・シマック「中継ステーション」ほか
- ケイト・ウィルヘルム「鳥の歌いまは絶え」
- コニー・ウィリス「ブラックアウト」ほか
- C・J・チェリイ「サイティーン」ほか
- J・K・ローリング「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」
- ジェイムズ・ブリッシュ「悪魔の星」
- ジョー・ウォルトン「図書室の魔法」
- ジョー・ホールドマン「終りなき戦い」ほか
- ジョーン・D・ヴィンジ「雪の女王」
- ジョン・スコルジー「レッドスーツ」
- スザンナ・クラーク「ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル」
- ダン・シモンズ「ハイペリオン」
- チャイナ・ミエヴィル「都市と都市」
- T・キングフィッシャー「イラクサ姫と骨の犬」
- デイヴィッド・ブリン「知性化戦争」ほか
- ニール・ゲイマン「墓場の少年」
- ニール・スティーヴンスン「ダイヤモンド・エイジ」
- パオロ・バチガルピ「ねじまき少女」
- フィリップ・K・ディック「高い城の男」
- フィリップ・ホセ・ファーマー「果しなき河よ我を誘え」
- フランク・ハーバート「デューン 砂の惑星」
- フランク・ライリイ&マーク・クリフトン「ボシイの時代」
- フリッツ・ライバー「放浪惑星」ほか
- フレデリック・ポール「ゲイトウエイ」
- マーサ・ウェルズ「ネットワーク・エフェクト」
- マイケル・シェイボン「ユダヤ警官同盟」
- メアリ・ロビネット・コワル「宇宙【そら】へ」
- ラリー・ニーヴン「リングワールド」
- 劉慈欣「三体」
- ロイス・マクマスター・ビジョルド「影の棲む城」ほか
- ロジャー・ゼラズニイ「光の王」ほか
- ロバート・A・ハインライン「異星の客」ほか
- ロバート・ジャクソン・ベネット「記銘師ディンの事件録 木に殺された男」
- ロバート・チャールズ・ウィルスン「時間封鎖」
ヒューゴー賞「長編小説部門」の一覧表
ヒューゴー賞「長編小説部門」邦訳作品の一覧表
| 作品名 | 作家名 | 翻訳者名 | 出版社ほか | 発売日 | 受賞年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 平和という名の廃墟 | アーカディ・マーティーン | 内田昌之 | ハヤカワ文庫SF | 2022/10/18 | 2022年 |
| 帝国という名の記憶 | アーカディ・マーティーン | 内田昌之 | ハヤカワ文庫SF | 2021/08/18 | 2020年 |
| 楽園の泉 | アーサー・C・クラーク | 山高昭 | ハヤカワ文庫SF | 2006/01/01 | 1980年 |
| 宇宙のランデヴー | アーサー・C・クラーク | 南山宏 | ハヤカワ文庫SF | 2014/02/07 | 1974年 |
| 所有せざる人々 | アーシュラ・K・ル=グウィン | 佐藤高子 | ハヤカワ文庫SF | 1986/07/01 | 1975年 |
| 闇の左手 | アーシュラ・K・ル=グウィン | 小尾芙佐 | ハヤカワ文庫SF | 1977/07/20 | 1970年 |
| ファウンデーションの彼方へ | アイザック・アシモフ | 岡部宏之 | ハヤカワ文庫SF | 1996/07/01 | 1983年 |
| 神々自身 | アイザック・アシモフ | 小尾芙佐 | ハヤカワ文庫SF | 1986/05/01 | 1973年 |
| 破壊された男 | アルフレッド・ベスター | 伊藤典夫 | ハヤカワ文庫SF | 2017/01/07 | 1953年 |
| 叛逆航路 | アン・レッキー | 赤尾秀子 | 創元SF文庫 | 2015/11/21 | 2014年 |
| レインボーズ・エンド | ヴァーナー・ヴィンジ | 赤尾秀子 | 創元SF文庫 | 2009/04/05 | 2007年 |
| 最果ての銀河船団 | ヴァーナー・ヴィンジ | 中原尚哉 | 創元SF文庫 | 2002/06/01 | 2000年 |
| 遠き神々の炎 | ヴァーナー・ヴィンジ | 中原尚哉 | 創元SF文庫 | 1995/11/01 | 1993年 |
| ニューロマンサー | ウィリアム・ギブスン | 黒丸尚 | ハヤカワ文庫SF | 2025/08/20 | 1985年 |
| 黙示録3174年 | ウォルター・M・ミラー・ジュニア | 吉田誠一 | 創元SF文庫 | 1971/09/01 | 1961年 |
| 夢の蛇 | ヴォンダ・マッキンタイア | 友枝康子 | ハヤカワ文庫SF | 1988/07/01 | 1979年 |
| 輝石の空 | N・K・ジェミシン | 小野田和子 | 創元SF文庫 | 2023/02/13 | 2018年 |
| オベリスクの門 | N・K・ジェミシン | 小野田和子 | 創元SF文庫 | 2021/09/13 | 2017年 |
| 第五の季節 | N・K・ジェミシン | 小野田和子 | 創元SF文庫 | 2020/06/12 | 2016年 |
| 宙の復讐者 | エミリー・テッシュ | 金子浩 | 早川書房 | 2025/08/06 | 2024年 |
| 死者の代弁者 | オースン・スコット・カード | 中原尚哉 | ハヤカワ文庫SF | 2015/04/08 | 1987年 |
| エンダーのゲーム | オースン・スコット・カード | 田中一江 | ハヤカワ文庫SF | 2013/11/08 | 1986年 |
| ブルー・マーズ | キム・スタンリー・ロビンスン | 大島豊 | 創元SF文庫 | 2017/04/21 | 1997年 |
| グリーン・マーズ | キム・スタンリー・ロビンスン | 大島豊 | 創元SF文庫 | 2001/12/21 | 1994年 |
| 中継ステーション | クリフォード・D・シマック | 山田順子 | ハヤカワ文庫SF | 2015/12/18 | 1964年 |
| 鳥の歌いまは絶え | ケイト・ウィルヘルム | 酒匂真理子 | 創元SF文庫 | 2020/04/30 | 1977年 |
| オール・クリア | コニー・ウィリス | 大森望 | ハヤカワ文庫SF | 2015/11/06 | 2011年 |
| ブラックアウト | コニー・ウィリス | 大森望 | ハヤカワ文庫SF | 2015/07/23 | 2011年 |
| 犬は勘定に入れません あるいは、 消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 | コニー・ウィリス | 大森望 | ハヤカワ文庫SF | 2009/04/28 | 1999年 |
| ドゥームズデイ・ブック | コニー・ウィリス | 大森望 | ハヤカワ文庫SF | 2003/03/15 | 1993年 |
| サイティーン(全4巻) | C・J・チェリイ | 関口幸男 | ハヤカワ文庫SF | 1993/02/01 | 1989年 |
| ダウンビロウ・ステーション | C・J・チェリイ | 深町眞理子, 宇佐川晶子 | ハヤカワ文庫SF | 1985/03/01 | 1982年 |
| ハリー・ポッターと炎のゴブレット | J・K・ローリング | 松岡佑子 | 静山社文庫 | 2022/07/06 | 2001年 |
| 悪魔の星 | ジェイムズ・ブリッシュ | 井上一夫 | 創元SF文庫 | 1967/07/01 | 1959年 |
| 図書室の魔法 | ジョー・ウォルトン | 茂木健 | 創元SF文庫 | 2014/04/27 | 2012年 |
| 終りなき平和 | ジョー・ホールドマン | 中原尚哉 | 創元SF文庫 | 1999/12/01 | 1998年 |
| 終りなき戦い | ジョー・ホールドマン | 風見潤 | ハヤカワ文庫SF | 1985/10/01 | 1976年 |
| 雪の女王 | ジョーン・D・ヴィンジ | 岡部宏之 | ハヤカワ文庫SF | 1987/09/01 | 1981年 |
| レッドスーツ | ジョン・スコルジー | 内田昌之 | ハヤカワ文庫SF | 2017/07/06 | 2013年 |
| ジョナサン・ストレンジと ミスター・ノレル | スザンナ・クラーク | 中村浩美 | ヴィレッジブックス | 2008/11/14 | 2005年 |
| ハイペリオン | ダン・シモンズ | 酒井昭伸 | ハヤカワ文庫SF | 2000/11/30 | 1990年 |
| 都市と都市 | チャイナ・ミエヴィル | 日暮雅通 | ハヤカワ文庫SF | 2011/12/20 | 2010年 |
| イラクサ姫と骨の犬 | T・キングフィッシャー | 原島文世 | ハヤカワ文庫FT | 2025/06/05 | 2023年 |
| 知性化戦争 | デイヴィッド・ブリン | 酒井昭伸 | ハヤカワ文庫SF | 1990/06/01 | 1988年 |
| スタータイド・ライジング | デイヴィッド・ブリン | 酒井昭伸 | ハヤカワ文庫SF | 1985/10/01 | 1984年 |
| 墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活 | ニール・ゲイマン | 金原瑞人 | 角川文庫 | 2019/02/23 | 2009年 |
| アメリカン・ゴッズ | ニール・ゲイマン | 金原瑞人, 野沢佳織 | 角川文庫 | 2020/07/16 | 2002年 |
| ダイヤモンド・エイジ | ニール・スティーヴンスン | 日暮雅通 | ハヤカワ文庫SF | 2006/03/01 | 1996年 |
| ねじまき少女 | パオロ・バチガルピ | 田中一江, 金子浩 | ハヤカワ文庫SF | 2011/05/20 | 2010年 |
| 高い城の男 | フィリップ・K・ディック | 浅倉久志 | ハヤカワ文庫SF | 1984/07/31 | 1963年 |
| 果しなき河よ我を誘え | フィリップ・ホセ・ファーマー | 岡部宏之 | ハヤカワ文庫SF | 1978/04/01 | 1972年 |
| デューン砂の惑星 | フランク・ハーバート | 酒井昭伸 | ハヤカワ文庫SF | 2016/01/22 | 1966年 |
| ボシイの時代 | フランク・ライリイ(共) | 冬川亘 | 創元推理文庫 | 1981/03/01 | 1955年 |
| 放浪惑星 | フリッツ・ライバー | 永井淳 | 創元SF文庫 | 1973/11/01 | 1965年 |
| ビッグ・タイム | フリッツ・ライバー | 青木日出夫 | サンリオSF文庫 | 1978/07/20 | 1958年 |
| ゲイトウエイ | フレデリック・ポール | 矢野徹 | ハヤカワ文庫SF | 1988/05/01 | 1978年 |
| ボシイの時代 | マーク・クリフトン(共) | 冬川亘 | 創元推理文庫 | 1981/03/01 | 1955年 |
| ネットワーク・エフェクト | マーサ・ウェルズ | 中原尚哉 | 創元SF文庫 | 2021/10/12 | 2021年 |
| ユダヤ警官同盟 | マイケル・シェイボン | 黒原敏行 | 新潮文庫 | 2009/04/25 | 2008年 |
| 宇宙【そら】へ | メアリ・ロビネット・コワル | 酒井昭伸 | ハヤカワ文庫SF | 2020/08/20 | 2019年 |
| リングワールド | ラリー・ニーヴン | 小隅黎 | ハヤカワ文庫SF | 1985/06/01 | 1971年 |
| 三体 | 劉慈欣 | 立原透耶, 大森望, 光吉さくら, ワン・チャイ | ハヤカワ文庫SF | 2024/02/21 | 2015年 |
| 影の棲む城 | ロイス・マクマスター・ビジョルド | 鍛治靖子 | 創元推理文庫 | 2008/01/01 | 2004年 |
| ミラー・ダンス | ロイス・マクマスター・ビジョルド | 小木曽絢子 | 創元SF文庫 | 2002/08/01 | 1995年 |
| バラヤー内乱 | ロイス・マクマスター・ビジョルド | 小木曽絢子 | 創元SF文庫 | 2000/12/01 | 1992年 |
| ヴォル・ゲーム | ロイス・マクマスター・ビジョルド | 小木曽絢子 | 創元SF文庫 | 1996/10/01 | 1991年 |
| 光の王 | ロジャー・ゼラズニイ | 深町真理子 | ハヤカワ文庫SF | 2005/04/21 | 1968年 |
| わが名はコンラッド | ロジャー・ゼラズニイ | 小尾芙佐 | ハヤカワ文庫SF | 1975/12/01 | 1966年 |
| 月は無慈悲な夜の女王 | ロバート・A・ハインライン | 矢野徹 | ハヤカワ文庫SF | 2010/03/15 | 1967年 |
| 異星の客 | ロバート・A・ハインライン | 井上一夫 | 創元SF文庫 | 1969/02/24 | 1962年 |
| 宇宙の戦士 | ロバート・A・ハインライン | 内田昌之 | ハヤカワ文庫SF | 2015/10/22 | 1960年 |
| ダブル・スター | ロバート・A・ハインライン | 森下弓子 | 創元SF文庫 | 1994/06/18 | 1956年 |
| ホミニッド―原人― | ロバート・J・ソウヤー | 内田昌之 | ハヤカワ文庫SF | 2005/02/01 | 2003年 |
| 記銘師ディンの事件録 木に殺された男 | ロバート・ジャクソン・ベネット | 桐谷知未 | 早川書房 | 2026/03/18 | 2025年 |
| 時間封鎖 | ロバート・チャールズ・ウィルスン | 茂木健 | 創元SF文庫 | 2008/10/31 | 2006年 |
↑リンクはAmazon、スクロール可。
作家名検索でこれまでの翻訳作品も確認できます。
発売日で並べ替えると、
最近刊行されたものがチェックできます。
ヒューゴー賞「長編小説部門」受賞作の一覧表〈洋書〉
↑リンクはAmazon、
作家名で検索、スクロール可能、
右には英語の作家名、並べ替えできます。
洋書のリンクは基本的にはKindle、
表紙は楽天ブックスほか楽天市場の書店のもの。
説明文はGoogle翻訳などです。
2026年のヒューゴー賞「長編小説部門」最終候補作
2026年ヒューゴー賞
〈長編小説部門〉最終候補作
『A Drop of Corruption』
ロバート・ジャクソン・ベネット
『Death of the Author』
ンネディ・オコラフォー
『Shroud』
エイドリアン・チャイコフスキー
『The Everlasting』
アリックス・E・ハロウ
『The Incandescent』
エミリー・テッシュ
『The Raven Scholar』
アントニア・ホジソン
ヒューゴー賞(The Hugo Awards)は、前年に発表されたSFやファンタジーの作品および関連人物に贈られる賞である。小説、映像、コミックなど複数の部門があり、各受賞者は毎年の世界SF大会(ワールドコン)中に開催されるヒューゴー賞授賞式において発表される。
選考委員や審査員は存在せず、ワールドコン参加者(つまり一般のファン)の投票によって受賞が決まる。運営しているのは、ワールドコンの運営母体でもあり、SFファンが会員となる非営利団体、ワールドSFソサエティ(世界SF協会とも。World Science Ficton Society, WSFS)である。
1953年の世界SF大会(ワールドコン)において創設された。現存する中で最も歴史の古いSF・ファンタジー文学賞である。
ヒューゴー賞 – Wikipedia
〔…〕SF・ファンタジー作品に与えられる賞としては、アメリカSFファンタジー作家協会 (SFWA) の会員投票で選ばれるネビュラ賞と知名度を二分する。ヒューゴー賞とネビュラ賞の同時受賞はダブル・クラウンと呼ばれることがある(同時受賞作の一覧についてはこちらを参照)。サイエンス・フィクションに与えられる賞としては、ネビュラ賞・世界幻想文学大賞と並ぶ三大文学賞のひとつと見なされている。
ヒューゴー賞「長編小説部門」の邦訳作品〈作家別〉
アーカディ・マーティーン「帝国という名の記憶」ほか
『帝国という名の記憶 上 (ハヤカワ文庫SF)』
『帝国という名の記憶 下 (ハヤカワ文庫SF)』
アーカディ・マーティーン,内田昌之
2021/08/18
早川書房
遠未来、独立した主権をもつ採鉱ステーションのルスエルは、銀河を支配する大帝国テイクスカラアンから突如新しい大使を派遣するよう要請される。マヒートはルスエルの技術の粋たる神経プラント”イマゴマシン”に前任大使イスカンダーの記憶と人格を移植し、新任大使として帝国の中心惑星シティに降り立つ。だがマヒートを待ち受けていたのは恐るべき巨大な陰謀だった……俊英のデビュー長篇にしてヒューゴー賞受賞作!
アーサー・C・クラーク「宇宙のランデヴー」ほか
『宇宙のランデヴー〔改訳決定版〕 (ハヤカワ文庫SF)』
アーサー・C・クラーク,南山宏
2014/02/07
早川書房
2130年、太陽系に突如侵入した謎の物体は、直径20キロ、自転周期4分という巨大な金属筒であることが判明した。人類が長いあいだ期待し、同時に怖れてもいた宇宙からの最初の訪問者が、ついに現われたのだ!“ラーマ”と命名されたこの人工物体の調査のため派遣されたエンデヴァー号は、苦心のすえラーマとのランデヴーに成功、その内部へと入ったが…ヒューゴー賞ほかあまたの賞を受賞した名作、待望の改訳決定版!
アーシュラ・K・ル=グウィン「闇の左手」ほか
『闇の左手 (ハヤカワ文庫SF)』
アーシュラ・K・ル=グウィン,小尾芙佐
1977/07/20
早川書房
〔ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞〕両性具有人の惑星、雪と氷に閉ざされたゲセンとの外交関係を結ぶべく派遣されたゲンリー・アイは、理解を絶する住民の心理、風俗、習慣等様々な困難にぶつかる。やがて彼は奇怪な陰謀の渦中へと……エキゾチックで豊かなイメージを秀抜なストーリイテリングで展開する傑作長篇
アイザック・アシモフ「ファウンデーションの彼方へ」
『ファウンデーションの彼方へ 上 (ハヤカワ文庫SF 銀河帝国興亡史 4)』
『ファウンデーションの彼方へ 下 (ハヤカワ文庫SF 銀河帝国興亡史 4)』
アイザック・アシモフ,岡部宏之
1996/07/01
早川書房
ヒューゴー賞受賞 第二帝国勃興への道程にいま新たなる危機が! SFのオールタイム・ベスト・シリーズ第4巻
〔ヒューゴー賞受賞/銀河帝国興亡史4〕設立から五百年、第一ファウンデーションは、その力の絶頂にあった。だが青年議員トレヴィズの推理によると、滅びたはずの第二ファウンデーションはいまだ健在で、銀河の歴史を支配しているらしい。ただちに探索の旅に出たトレヴィズ一行が外宇宙で見つけたものは……?
アルフレッド・ベスター「破壊された男」
『破壊された男 (ハヤカワ文庫SF)』
アルフレッド・ベスター,寺田克也,伊藤典夫
2017/01/07
早川書房
時は24世紀、テレパシー能力をもつエスパーの活躍により、いかなる計画犯罪も不可能となり、殺人はすべて未然に防止されていた。だが、顔のない男の悪夢に悩まされるモナーク産業社長ベン・ライクは、エスパーを買収しその協力を得ることで、ライバル企業の社長殺害を決意する……ニューヨーク市警心理捜査局総監パウエルと、完全犯罪をもくろむ殺人者ライクとの息詰まる死闘を描き、第一回ヒューゴー賞に輝いた名作登場!
アン・レッキー「叛逆航路」
『叛逆航路 (創元SF文庫)』
アン・レッキー,赤尾秀子
2015/11/21
東京創元社
はるかな未来。強大な専制国家ラドチは人類宇宙を侵略・併呑して版図を広げていた。その主力となるのは宇宙艦隊と、艦のAI人格を数千人の肉体に転写して共有する生体兵器“属躰(アンシラリー)”であるーー。“わたし”は宇宙戦艦のAIだったが、最後の任務で裏切りに遭い、艦も大切な人も失ってしまう。ただ一人の属躰となって生き延びた“わたし”は復讐を誓い、極寒の辺境惑星に降り立つ……。デビュー長編にしてヒューゴー賞、ネビュラ賞、クラーク賞など、『ニューロマンサー』を超える史上初の英米7冠を制覇。本格宇宙SFのニュー・スタンダード登場! 解説=渡邊利道
ヴァーナー・ヴィンジ「遠き神々の炎」ほか
『遠き神々の炎 上 (創元SF文庫)』
『遠き神々の炎 下 (創元SF文庫)』
ヴァーナー・ヴィンジ,中原尚哉
1995/11/01
東京創元社
銀河の片隅で人類が発見した太古のアーカイヴ。だがそこに眠っていたのは人知を超えた強大な邪悪意識だった。解き放たれたそれは恐怖と混沌を巻き起こし、恐るべき規模で銀河文明を蝕んでゆく。一方この悪魔の星から、最後の希望となる手掛かりを積んで脱出した一隻の船があった。だが不時着した先の緑の星で、彼らは犬型の集合知性体が繰りひろげる抗争に巻き込まれてしまった。ヒューゴー賞受賞最新SF。
ウィリアム・ギブスン「ニューロマンサー」
『ニューロマンサー〔新版〕 (ハヤカワ文庫SF)』
ウィリアム・ギブスン,黒丸尚
2025/08/20
早川書房
サイバーパンクの原点〈スプロール〉三部作。
装幀・解説を一新し順次刊行!
「港の空の色は、 空きチャンネルに合わせたTVの色だった」
無数のテクノ犯罪者たちが跳梁跋扈する魔都、千葉市〈チバ・シティ〉の片隅。喪失した電脳空間〈サイバースペース〉への没入〈ジャック・イン〉能力の復活を対価に、若きコンピュータ・カウボーイのケイスはヤバい仕事を引き受ける。 命懸けの攻防のなか、彼は裏で事態を操っていた自律型人工知能、冬寂〈ウィンターミュート〉と邂逅する……唯一無二のセンスと鮮烈な表現力で「サイバーパンク」を確立した伝説的SF!
解説:山岸真。
巻末にはシリーズ用語集「スプロール・インデックス」を収録。
ウォルター・M・ミラー・ジュニア「黙示録3174年」
ウォルター・M・ミラー・ジュニア
『黙示録3174年 (創元SF文庫)』吉田誠一訳/東京創元社(1971年9月)
最終核戦争の結果、一切の科学知識が失われ、文明は中世以前の段階にまで後退した。だがその時、一人の男が災禍を逃れた数少ない文献の保存につとめるべく修道院を設立した。そして30世紀をすぎる頃、廃墟の中から再建が始まろうとしている。今度の文明こそは、自滅することなく繁栄の道を歩めるだろうか?孤高の記録保管所が見守る遠未来の地球文明史。ヒューゴー賞受賞巨編。
ヴォンダ・マッキンタイア「夢の蛇」
ヴォンダ・マッキンタイア
『夢の蛇 (ハヤカワ文庫SF)』友枝康子訳/早川書房(1988年7月)
烈風が吹きすさぶ荒れ果てた砂漠を、スネークはさまよっていた。彼女の職業は〈治療師〉。蛇の毒素から抗体をつくって、病人を癒す者。だが今のスネークには、その資格はなかった。治療のために必要な三匹の蛇のうち、スネーク自身がつくりあげた“夢の蛇”が殺されてしまったのだ。かくしてスネークは、新たなる夢の蛇を手に入れるべく、核戦争の爪跡も消えやらぬ荒野に旅立つが、その行手には何者かの邪悪な影がちらつき、旅を妨害するのだった!
ル・グィン、ティプトリーと並び称される閨秀作家が流麗なタッチで描き、ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞に輝いた傑作SF。
N・K・ジェミシン「第五の季節」ほか
『第五の季節 (創元SF文庫)』
N・K・ジェミシン,小野田和子
2020/06/12
東京創元社
前人未踏の三年連続ヒューゴー賞受賞シリーズ
では、世界の終わりの話からはじめようか。
数百年ごとに〈第五の季節〉と呼ばれる破滅的な天変地異が勃発し、文明を滅ぼす歴史が繰り返されてきた超大陸。この世界には、地球と通じる能力を持つがゆえに差別される“ロガ”と呼ばれる人々がいた。そしてまた、“石喰い”と呼ばれる、人間の姿をした謎の存在も。そんな中、新たな〈季節〉がまさに到来しようとしていた……。前人未踏、三年連続で三部作すべてがヒューゴー賞受賞のまったく新しい破滅SF、開幕編。
エミリー・テッシュ「宙の復讐者」
『宙の復讐者』
エミリー・テッシュ,金子浩
2025/08/06
早川書房
時空を歪曲するシャドウスペース技術を発見した人類は、銀河系に進出し、異星種族連合体マジョダと出会う。だが、マジョダの創設者マジョ・ジ人により、地球は百四十億人の住人とともに滅亡させられた。
それから数十年後。人類最後の生き残り、〈ガイア・ステーション〉の若き戦士として、17歳のキアは仲間たちと日々厳しい戦闘訓練を続けてきた。胸に抱くのは、地球を滅亡させたマジョダとその時空を操る装置〈叡智〉への復讐のみ。だが、ガイア司令部の欺瞞を知って、人類を救うため彼女は旅立つことに…地球が滅ぼされなかった世界へと!第一長篇にしてヒューゴー賞を受賞!アスタウンディング新人賞を受賞した著者による本格宇宙SF大作!
オースン・スコット・カード「エンダーのゲーム」ほか
『エンダーのゲーム〔新訳版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)』
『エンダーのゲーム〔新訳版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)』
オースン・スコット・カード,田中一江
2013/11/08
早川書房
地球は恐るべきバガーの二度にわたる侵攻をかろうじて撃退した。容赦なく人々を殺戮し、地球人の呼びかけにまったく答えようとしない昆虫型異星人バガー。その第三次攻撃に備え、優秀な艦隊指揮官を育成すべく、バトル・スクールは設立された。そこで、コンピュータ・ゲームから無重力訓練エリアでの模擬戦闘まで、あらゆる訓練で最高の成績をおさめた天才少年エンダーの成長を描いた、ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞作!
キム・スタンリー・ロビンスン「グリーン・マーズ」ほか
キム・スタンリー・ロビンスン
『グリーン・マーズ〈上〉 (創元SF文庫)』『グリーン・マーズ〈下〉 (創元SF文庫)』大島豊訳/東京創元社(2001年12月)
2061年のカタストロフィののち、火星社会は驚くべき復興を遂げていた。いまや火星を支配している暫定統治機構は地球の超国籍企業体そのものであり、火星の緑化がもたらす可能なかぎりの富を手に入れようとしている。秘密コロニーに潜んだ“最初の百人”の生き残りたちは、これに対抗するべくレジスタンス活動に出るが…。
現代SF界の最前線に立つ著者が、『レッド・マーズ』に続いて驚異的な取材力と卓越した想像力を駆使して放つ、途方もなくリアルな未来の火星像。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作。
クリフォード・D・シマック「中継ステーション」ほか
『中継ステーション〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)』
クリフォード・D・シマック,山田順子
2015/12/18
早川書房
アメリカ中西部、ウィスコンシン州の片田舎にある一軒家–ごくふつうの農家にしか見えないその建物は、じつは銀河の星々を結ぶ中継ステーションだった。その農家で孤独に暮らす、元北軍兵士のイーノック・ウォレスは百年のあいだステーション管理人を務めてきたが、その存在を怪しむCIAが調査を開始していた……異星人たちが地球に来訪していると知っているただひとりの男の驚くべき日々を描く、ヒューゴー賞受賞作。
解説:森下一仁
ケイト・ウィルヘルム「鳥の歌いまは絶え」
『鳥の歌いまは絶え (創元SF文庫)』
ケイト・ウィルヘルム,酒匂真理子
2015/04/8
東京創元社
シェナンドアの一族に生まれ、生物学者を目指す青年デイヴィッドは、あと数年のうちに地球上のあらゆる生命が生殖能力を失うことを知る。一族は資産と人員を集結し、クローン技術によって次世代を作り出すための病院と研究所をシェナンドアに建設した。動植物のみならず、人間のクローニングにも成功したデイヴィッドは、クローンたちが従来の人類とは異なる性質を帯びていくことに危惧を覚えるが……。滅びゆく人類と無個性の王国を築くクローンたち、それぞれの変遷を三部構成で描く、ヒューゴー/ローカス/ジュピター賞受賞作、待望の復刊。
解説=渡邊利道
コニー・ウィリス「ブラックアウト」ほか
『犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (ハヤカワ文庫SF)』
『犬は勘定に入れません 下―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (ハヤカワ文庫SF)』
コニー・ウィリス,大森望,松尾たいこ
2009/04/28
早川書房
人類はついに過去への時間旅行を実現した。その技術を利用し、オックスフォード大学は、第二次大戦中、空襲で焼失したコヴェントリー大聖堂復元計画に協力している。史学部の大学院生ネッドは、大聖堂にあったはずの “主教の鳥株” を探せと計画の責任者レイディ・シュラプネルに命じられた。だが、21世紀と20世紀を何度も往復して疲労困憊、とうとう過労で倒れてしまった!? SFと本格ミステリを絶妙に融合させた話題作。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞。
C・J・チェリイ「サイティーン」ほか
C・J・チェリイ
『サイティーン 1 (ハヤカワ文庫SF)』『サイティーン 2 (ハヤカワ文庫SF)』『サイティーン 3 (ハヤカワ文庫SF)』『サイティーン 4 (ハヤカワ文庫SF)』関口幸男訳/早川書房(1993年2月ほか)
〈辺境〉星域における反地球勢力〈同盟〉の中心地、惑星サイティーン。ここでは植民政策にともなう人員増強のため、徹底した遺伝子操作とテープ学習によって人間が“製造”されていた。この技術を管理する遺伝子工学研究所は、ひとりの老獪な女性科学者アリアンが全権を掌握している。才能と権力をほしいままにする彼女が極秘のうちにすすめる、きわめて危険な試みとは。ヒューゴー賞に輝く傑作SF巨篇、堂々の開幕。
J・K・ローリング「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット 4-3〈新装版〉 (静山社文庫)』
J・K・ローリング,松岡佑子
2022/07/06
静山社
なぜ、ハリーが代表に選ばれたのか? はじめから何かがおかしい三大魔法学校対抗試合。第二の課題は、湖の深い底から大切なものを取り戻すこと。代表選手たちが、命がけの挑戦をするその裏で、ひそかに邪悪な計画が進行していた。そして、ついに最終関門、第三の課題の迷路をクリアし、優勝杯に手がかかるその時、世にも恐ろしい光景がハリーの目の前に広がる。正体を現したのは……。解説=佐竹美保
ジェイムズ・ブリッシュ「悪魔の星」
『悪魔の星 (創元SF文庫)』
ジェイムズ・ブリッシュ,井上一夫
1967/07/01
東京創元社
地球人調査団は、植民の可否を検討するため新発見の惑星リチアに降り立った。この星は進化した爬虫類が支配し高度に理性的な文明を築いていた。だが調査団の一人ルイスサンチェス神父は疑問を抱く。神を持たない彼らに“良心”は存在するのか。結論如何ではリチアの封鎖が決定されることになる。ハードSFの巨匠のヒューゴー賞受賞作。
ジョー・ウォルトン「図書室の魔法」
『図書室の魔法 上 (創元SF文庫)』
『図書室の魔法 下 (創元SF文庫)』
ジョー・ウォルトン,茂木健,松尾たいこ
2014/04/27
東京創元社
15歳の少女モリは精神を病んだ母親から逃れ、一度も会ったことのない実父に引き取られたが、親族の意向で女子寄宿学校に入れられてしまう。周囲になじめないモリは大好きなSFと、自分だけが知る魔法やフェアリーの秘密を支えに生きてゆこうとする。1979-80年の英国を舞台に、読書好きの繊細な少女が日記に綴る青春の日々。ヒューゴー賞・ネビュラ賞・英国幻想文学大賞受賞作。
ジョー・ホールドマン「終りなき戦い」ほか
ジョー・ホールドマン
『終りなき戦い (ハヤカワ文庫SF)』風見潤訳/早川書房(1985年10月)
画期的な新航法 “コラプサー・ジャンプ” の発見で、人類はその版図を一挙に拡大した。だがその進路に、突如異星人 “トーラン” が出現。この正体不明のエイリアンと人類は、ついに全面戦争に突入した!
かくして特殊戦闘スーツに身を固めた戦士たちが辺境宇宙の戦地へと赴いたものの、戦況はいやがうえにも泥沼化していく……俊英が壮絶な星間戦争を迫真の筆致で描き、ヒューゴー,ネビュラ両賞を受賞した傑作戦争SF!
ジョーン・D・ヴィンジ「雪の女王」
ジョーン・D・ヴィンジ
『雪の女王 上 (ハヤカワ文庫SF)』『雪の女王 下 (ハヤカワ文庫SF)』岡部宏之訳/早川書房(1987年9月)
惑星ティアマットにいま〈交替〉のときが訪れようとしていた。〈双子〉と呼ばれる太陽がブラックホールである〈黒い門〉に近づくとき、もうひとつの太陽〈夏の星〉は輝きを増し、〈主導世界〉と唯一の連絡路である〈黒い門〉は使用不能となる。ティアマットは通商停止の世界、大宇宙の孤島となるのだ。150年にわたって〈冬の女王〉の治世は終わり〈交替〉を象徴する〈祭り〉とともに、〈夏の女王〉の治世が始まる。だが、〈生命の水〉によって永遠の若さを保つ〈雪の女王〉アリエンロードは、むざむざと〈冬〉を〈夏〉にあけわたす気はなかった…ヒューゴー賞受賞作!
ジョン・スコルジー「レッドスーツ」
『レッドスーツ (ハヤカワ文庫SF)』
ジョン・スコルジー,内田昌之
2017/07/06
早川書房
銀河連邦の新任少尉ダールは、憧れの宇宙艦隊の旗艦に配属された。しかし、彼と新人仲間は奇妙なことに気づく。やたらと高い任務でのクルーの死亡率、絶対に死なない艦長上級士官、困ったときに出てくる謎の箱……。自分たちの命を操る何者かが存在するのではないか? 謎を解こうとするダールたちの前にあらわれた真実とは。アメリカSF界屈指の人気作家スコルジーが初のヒューゴー賞長篇部門を受賞した宇宙冒険SF
スザンナ・クラーク「ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル」
『ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレルI』
『ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレルII』
『ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレルIII』
スザンナ・クラーク,中村浩美
2008/11/14
ヴィレッジブックス
19世紀、ロンドンーいま一人の紳士が英国魔術を復活させようとしていた。世界幻想文学大賞、ヒューゴー賞、ローカス賞受賞。
ダン・シモンズ「ハイペリオン」
『ハイペリオン (上) (ハヤカワ文庫SF)』
『ハイペリオン (下) (ハヤカワ文庫SF)』
ダン・シモンズ,酒井昭伸
2000/11/30
早川書房
時は二八世紀、人類社会の辺境に位置する惑星ハイペリオン――今まさに、この星にある謎の遺跡〈時間の墓標〉に封じられた、時を超越する怪物シュライクが解きはなたれようとしていた。その謎を解明すべく送りだされた七人の巡礼者が、旅の途上で語る数奇な人生の物語とは……
チャイナ・ミエヴィル「都市と都市」
『都市と都市 (ハヤカワ文庫SF)』
チャイナ・ミエヴィル,日暮雅通
2011/12/20
早川書房
ヒューゴー賞/世界幻想文学大賞/ローカス賞/クラーク賞/英国SF協会賞受賞!
ふたつの都市国家〈ベジェル〉と〈ウル・コーマ〉は、欧州において地理的にほぼ同じ位置を占めるモザイク状に組み合わさった特殊な領土を有していた。ベジェル警察のティアドール・ボルル警部補は、二国間で起こった不可解な殺人事件を追ううちに、封印された歴史に足を踏み入れていく……。ディック-カフカ的異世界を構築し、SF/ファンタジイ主要各賞を独占した驚愕の小説
T・キングフィッシャー「イラクサ姫と骨の犬」
『イラクサ姫と骨の犬 (ハヤカワ文庫FT)』
T・キングフィッシャー,原島文世
2025/06/05
早川書房
修道院で暮らす小国の末の王女マーラには二人の姉がいた。だが大国の王子に嫁いだ上の姉は不審な事故で亡くなり、代わりに妃になった下の姉にも死が迫っているという。次はマーラの番だ。身を守るには王子を殺すしかないが、王子は妖精の教母(ゴッドマザー)の魔法で護られていた。魔法に対抗する武器を得ようとするマーラは、まじないを操る墓守女に刺草(イラクサ)のマントと骨の犬を作る課題を与えられた――ヒューゴー賞受賞の傑作ファンタジイ
デイヴィッド・ブリン「知性化戦争」ほか
デイヴィッド・ブリン
『知性化戦争 上 (ハヤカワ文庫SF)』『知性化戦争 下 (ハヤカワ文庫SF)』酒井昭伸訳/早川書房(1990年6月)
人類=イルカ混成チームの探険船〈ストリーカー〉号が、銀河史を解明するうえで重要な証拠を発見したという知らせに全銀河情勢は一変した。五銀河の覇権を虎視耽々と狙う銀河列強が、その秘密をおのがものとして他種族の優位に立つべく激烈な抗争を開始したのだ。辺境の植民惑星ガースにも、その波紋は容赦なく押し寄せてきたー列強諸族のひとつ鳥類型エイリアンのグーブルーが、宇宙艦隊を率いて突如来襲、人類とその僚友ネオ・チンパンジーの暮らすこの星への侵攻作戦を開始したのである。ファン待望の未曽有のSFスペクタクル開幕。ヒューゴー賞受賞。
ニール・ゲイマン「墓場の少年」
『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活 (角川文庫)』
ニール・ゲイマン,金原瑞人
2019/02/23
KADOKAWA
ある夜に起きた一家惨殺事件。たったひとり、生き残ったよちよち歩きの赤ん坊は、真夜中の墓地に迷い込む。この日から、古きは何千年にもにわたり墓地で暮らす幽霊たちの、風変わりな子育てが始まった。ノーボディ(だれでもない)と名づけられた少年は、墓石でアルファベットや数字を学ぶ。やがて成長するにつれ、彼の前には人間の世界への扉が開かれていく…。少年の成長をユニークに描く、幽霊版『ジャングル・ブック』!カーネギー賞とニューベリー賞をダブル受賞。
ニール・スティーヴンスン「ダイヤモンド・エイジ」
『ダイヤモンド・エイジ 上 (ハヤカワ文庫SF)』
『ダイヤモンド・エイジ 下 (ハヤカワ文庫SF)』
ニール・スティーヴンスン,日暮雅通
2006/03/31
早川書房
近未来、ナノテクの発達により、文明社会は大きく変貌していた。世界は国家ごとではなく、人種・宗教・主義・趣味などを共有する者の集まりからなる、多種多様な“国家都市”に細分化されている。上海の貴族フィンクル=マグロウ卿は、孫娘の教育用にナノテクの枠をきわめた初等読本の作製を依頼するが…ダイヤモンドをはじめ、すべてをナノテクで作りだせるようになった近未来を描く、ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作。
パオロ・バチガルピ「ねじまき少女」
『ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)』
『ねじまき少女 下 (ハヤカワ文庫SF)』
パオロ・バチガルピ,田中一江,金子浩
2011/05/20
早川書房
石油が枯渇し、エネルギー構造が激変した近未来のバンコク。遺伝子組替動物を使役させエネルギーを取り出す工場を経営するアンダースン・レイクは、ある日、市場で奇妙な外見と芳醇な味を持つ果物ンガウを手にする。ンガウの調査を始めたアンダースンは、ある夜、クラブで踊る少女型アンドロイドのエミコに出会う。彼とねじまき少女エミコとの出会いは、世界の運命を大きく変えていった。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞など主要SF賞を総なめにした鮮烈作。
フィリップ・K・ディック「高い城の男」
『高い城の男 (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,浅倉久志
1984/07/31
早川書房
〔ヒューゴー賞受賞〕第二次世界大戦が枢軸国側の勝利に終わってから十五年、世界はいまだに日独二国の支配下にあった。日本が支配するアメリカ西海岸では連合国側の勝利を描く書物が密かに読まれていた……現実と虚構との間の微妙なバランスを、緻密な構成と迫真の筆致で描いた、D・K・ディックの最高傑作!
フィリップ・ホセ・ファーマー「果しなき河よ我を誘え」
フィリップ・ホセ・ファーマー
『果しなき河よ我を誘え (ハヤカワ文庫SF リバーワールド 1)』岡部宏之訳/早川書房(1978年4月)
未来、人類の絶滅後、全人類が巨大な河のほとりに復活する。復活の謎を解明すべく、主人公たちは川の源を求めて冒険を繰り広げる。
フランク・ハーバート「デューン 砂の惑星」
『デューン 砂の惑星〔新訳版〕 (上) (ハヤカワ文庫SF)』
『デューン 砂の惑星〔新訳版〕 (中) (ハヤカワ文庫SF)』
『デューン 砂の惑星〔新訳版〕 (下) (ハヤカワ文庫SF)』
フランク・ハーバート,酒井昭伸
2016/01/22
早川書房
アトレイデス公爵は皇帝の命を受け、惑星アラキスに移封されることになる。過酷な砂漠の惑星アラキスは、抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の産地である。宿敵ハルコンネン家に代わりそこを支配することは、表面的には公爵家に大きな名誉と富を約束する。皇帝やハルコンネン男爵の罠だと知りつつ、公爵は息子ポールの未来のため惑星アラキスに乗り込むが……ヒューゴー・ネビュラ両賞受賞の壮大な未来叙事詩を新訳で!
フランク・ライリイ&マーク・クリフトン「ボシイの時代」
マーク・クリフトン&フランク・ライリイ
『ボシイの時代 (創元推理文庫)』冬川亘訳/東京創元社(1981年3月)
フリッツ・ライバー「放浪惑星」ほか
『放浪惑星 (創元SF文庫)』
フリッツ・ライバー,永井淳
1973/11/01
東京創元社
突如、月の近くに出現した未知の惑星が、その巨大な重力によって月を捕捉、粉砕し、地球にも影響を及ぼしはじめた。人々はこの惑星を《放浪者》と名付けた。やがて、《放浪者》の宇宙船に拉致された地球人の目に明らかになったのは、超空間を永遠にさまよい続けるこの惑星の悲劇的な運命であった。ヒューゴー賞に輝く巨編!
フレデリック・ポール「ゲイトウエイ」
フレデリック・ポール
『ゲイトウエイ (ハヤカワ文庫SF)』矢野徹訳/早川書房(1988年5月)
金星付近の小惑星で発見された千隻あまりの宇宙船ーそれは、謎のヒーチー人が残した超光速船だった。この船を使えば、人類の念願の恒星への飛行が可能となる。だが、操縦方法は皆目わからなかった。目的地も、要する時間も、エネルギーの残存量もわからぬ状態で飛び立つしかない。行手に待つものは死か、それとも、富を約束する未知の惑星か…。かくて、一攫千金を夢見る冒険家たちによって、スター・ラッシュが始まった!
SF界の重鎮が、斬新な手法と躍動感あふれるストーリイ展開とで描き、全米の読者から熱狂的にむかえられた、ヒューゴー賞、ネビュラ賞受賞作。
マーサ・ウェルズ「ネットワーク・エフェクト」
『ネットワーク・エフェクト: マーダーボット・ダイアリー (創元SF文庫)』
マーサ・ウェルズ,中原尚哉
2021/10/12
東京創元社
【ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞受賞】かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されていた人型警備ユニットの“弊機”。プリザベーション連合に落ち着いた弊機は警備役として惑星調査任務に赴くが、絶体絶命の危機に。はたして弊機は人間たちを守り抜き、大好きな連続ドラマ鑑賞への耽溺に戻れるのか? ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞・日本翻訳大賞受賞『マーダーボット・ダイアリー』、待望の続編!
マイケル・シェイボン「ユダヤ警官同盟」
『ユダヤ警官同盟〈上〉 (新潮文庫)』
『ユダヤ警官同盟〈下〉 (新潮文庫)』
マイケル・シェイボン,黒原敏行
2009/04/25
新潮社
安ホテルでヤク中が殺された。傍らにチェス盤。後頭部に一発。プロか。時は2007年、アラスカ・シトカ特別区。流浪のユダヤ人が築いたその地は2ヶ月後に米国への返還を控え、警察もやる気がない。だが、酒浸りの日々を送る殺人課刑事ランツマンはチェス盤の謎に興味を引かれ、捜査を開始するー。ピューリッツァー賞受賞作家による刑事たちのハードボイルド・ワンダーランド、開幕。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞三冠制覇。
メアリ・ロビネット・コワル「宇宙【そら】へ」
『宇宙【そら】へ 上 (ハヤカワ文庫SF)』
『宇宙【そら】へ 下 (ハヤカワ文庫SF)』
メアリ・ロビネット・コワル,酒井昭伸
2020/08/20
早川書房
1952年、巨大隕石が突如、ワシントンD.C.近海に落下した。衝撃波と津波によりアメリカ東海岸は壊滅する。第二次大戦に従軍した元パイロットで数学の博士号を持つエルマは、夫ナサニエルとともにこの厄災を生き延びた。だが、エルマの計算により、隕石落下に起因して、環境の激変が起こると判明する。人類が生き残るためには宇宙開発に乗りださなければならないが……。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞受賞の傑作!ハヤカワ文庫SF創刊50周年記念作品
ラリー・ニーヴン「リングワールド」
ラリー・ニーヴン
『リングワールド (ハヤカワ文庫SF)』小隅黎訳/早川書房(1985年6月)
劉慈欣「三体」
『三体 (ハヤカワ文庫SF)』
劉慈欣,立原透耶,大森望,光吉さくら,ワン・チャイ
2024/02/21
早川書房
文化大革命で父を惨殺され、人類に絶望した科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。彼女がスカウトされた軍事基地では、人類の運命を左右するプロジェクトが進行していた。数十年後、科学者の連続自殺事件を追って謎の学術団体に潜入したナノテク素材の研究者・汪水(ワン・ミャオ)を、怪現象〈ゴースト・カウントダウン〉が襲う!そして、汪水が入り込むVRゲーム『三体』の驚くべき真実とは?
全世界でシリーズ累計2900万部を売り上げたエンタメ小説の最高峰!
ロイス・マクマスター・ビジョルド「影の棲む城」ほか
『影の棲む城 上 (創元推理文庫)』
『影の棲む城 下 (創元推理文庫)』
ロイス・マクマスター・ビジョルド,鍛治靖子
2008/01/01
東京創元社
チャリオン国太后イスタは鬱々としていた。元国主の夫はとうに亡く、娘はチャリオンの国主となっている。では、自分は?このまま故郷の城で、とらわれ人のように一生を過ごすのか…。耐えられなくなったイスタは、わずかな供だけを連れ、巡礼の旅に出た。『チャリオンの影』に続く“五神教シリーズ”。ヒューゴー、ネビュラ、ローカスの三賞受賞。異世界ファンタジーの金字塔。
ロジャー・ゼラズニイ「光の王」ほか
『光の王 (ハヤカワ文庫SF)』
ロジャー・ゼラズニイ,深町真理子
2005/04/21
早川書房
遙かな未来、人類は地球から遠く離れた惑星にインド神話さながらの世界を築いていた。地上の民衆は無知なまま原始的生活を送り、“天上都市”の不死となった“第一世代植民者”は科学技術を独占し、神として民衆を支配している。だが、シッダルタ、仏陀、サムなどの名で知られる男が、圧制下にある民衆を解放すべく、敢然として神々に戦いをいどんだ…たぐいまれな想像力で、SFと神話世界をみごとに融合した未来叙事詩。ヒューゴー賞受賞。
ロバート・A・ハインライン「異星の客」ほか
『異星の客 (創元SF文庫)』
ロバート・A・ハインライン,井上一夫
1969/02/24
東京創元社
宇宙船ヴィクトリア号が連れ帰った“火星からきた男”は、第一次火星探検船で生まれ、火星に生き残った唯一の地球人だった。この宇宙の孤児をめぐってまき起こる波瀾のかずかず。円熟の境にはいったハインラインが、その思想と世界観をそそぎこみ、全米のヒッピーたちの聖典として話題をまいた問題作。ヒューゴー賞受賞大作!
ロバート・ジャクソン・ベネット「記銘師ディンの事件録 木に殺された男」
『記銘師ディンの事件録 木に殺された男』
ロバート・ジャクソン・ベネット,桐谷知未
2026/03/18
早川書房
世界幻想文学大賞・ヒューゴー賞受賞、MWA賞最終候補 凄腕(だが変人)捜査官アナと完全記憶能力者の助手ディンが帝国を脅かす怪死事件に挑む。世界の文芸界を席巻した傑作!
帝国辺境で技術省高官が変死した。体から突然、巨大な木が生えたのだ。捜査を開始したアナとディンは十人の技術省技師が同様に死亡し、海から現れる巨獣を阻止せんための防壁が破壊されたと知らされる。帝国を揺るがす事件の謎を二人は解くことができるのか!?
ロバート・チャールズ・ウィルスン「時間封鎖」
『時間封鎖〈上〉 (創元SF文庫)』
『時間封鎖〈下〉 (創元SF文庫)』
ロバート・チャールズ・ウィルスン,茂木健
2008/10/31
東京創元社
ある夜、空から星々が消え、月も消えた。翌朝、太陽は昇ったが、それは贋物だった…。周回軌道上にいた宇宙船が帰還し、乗組員は証言した。地球が一瞬にして暗黒の界面に包まれたあと、彼らは1週間すごしたのだ、と。だがその宇宙船が再突入したのは異変発生の直後だったー地球の時間だけが1億分の1の速度になっていたのだ!ヒューゴー賞受賞、ゼロ年代最高の本格SF。


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