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西崎憲さんの本と翻訳作品の一覧
作品名 | 著者 | 翻訳者 | 出版社 | 発売日 |
---|---|---|---|---|
芥川龍之介選 英米怪異・幻想譚 (岩波文庫 赤) | 芥川龍之介, 柴田元幸,澤西祐典 | 畔柳和代,岸本佐知子, 藤井光,西崎憲,都甲幸治, 小山太一,大森望,若島正, 谷崎由依,森慎一郎 | 岩波書店 | 2025/04/17 |
6月の本 (12か月の本) | 西崎憲,堀辰雄, 谷崎潤一郎他 | ― | 国書刊行会 | 2025/03/27 |
5月の本 (12か月の本) | 西崎憲,尾形亀之助, 須賀敦子他 | ― | 国書刊行会 | 2025/03/19 |
4月の本 (12か月の本) | 西崎憲,太宰治, 北川冬彦他 | ― | 国書刊行会 | 2025/03/12 |
メロディアス (光文社文庫) | 井上雅彦,阿泉来堂, 空木春宵,坂崎かおる, 澤村伊智,篠たまき, 斜線堂有紀,田中啓文, 梨,西崎憲,久永実木彦, 平山夢明,宮澤伊織, 木犀あこ,芦花公園 | ― | 光文社 | 2024/12/11 |
海のうた | 左右社編集部 | ― | 左右社 | 2025/07/05 |
万象3 | 小田雅久仁,関俊介, 粕谷知世,西崎憲, 日野俊太郎,南條竹則, 冴崎伸,北野勇作, 石野晶,大塚已愛, 久保寺健彦,森青花, 斉藤直子,三國青葉, 柿村将彦,堀川アサコ, 藤田雅矢,勝山海百合 | ― | ― | 2023/12/14 |
十代への手紙: † 三日月少女革命 † ワンコインシリーズ | 西崎憲,川合大祐, ミカヅキカゲリ | ― | ― | 2023/12/11 |
本の幽霊 | 西崎憲 | ― | ナナロク社 | 2022/09/27 |
世界学校 | フラワーしげる | ― | 短歌研究社 | 2022/08/05 |
あの人たちが本を焼いた日 ジーン・リース短篇集 (ブックスならんですわる) | ジーン・リース,西崎憲 | 安藤しを,磯田沙円子, 樫尾千穂,加藤靖, 小平慧,笹原桃子, 沢山英理子,獅子麻衣子 | 2022/06/29 | |
郊外のフェアリーテール キャサリン・マンスフィールド短篇集 (ブックスならんですわる 02) | キャサリン・ マンスフィールド | 西崎憲 | 亜紀書房 | 2022/03/23 |
青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集 (ブックスならんですわる 01) | ヴァージニア・ウルフ | 西崎憲 | 亜紀書房 | 2022/01/19 |
あまたの叉路の庭 | ホルヘ・ルイス・ ボルヘス | 西崎憲 | ― | 2021/12/27 |
kaze no tanbun 夕暮れの草の冠 | 西崎憲,青木淳悟,円城塔, 大木芙沙子,小山田浩子, 柿村将彦, 岸本佐知子, 木下古栗, 斎藤真理子, 滝口悠生,飛浩隆, 蜂本みさ,早助よう子, 日和聡子,藤野可織, 松永美穂,皆川博子 | ― | 柏書房 | 2021/06/30 |
万象ふたたび | 涼元悠一,北野勇作, 冴崎伸,山之口洋, 西條奈加,藤田雅矢, 森青花,勝山海百合, 粕谷知世,渡辺球, 堀川アサコ,紫野貴李, 久保寺健彦,西崎憲, 日野俊太郎,三國青葉, 石野晶,関俊介, 斉藤直子,柿村将彦 | ― | ― | 2021/02/21 |
kaze no tanbun 移動図書館の子供たち | 西崎憲,我妻俊樹, 円城塔,勝山海百合, 大前粟生,木下古栗, 古谷田奈月,乘金顕斗, 斎藤真理子,伴名練, 藤野可織,星野智幸, 松永美穂,水原涼, 宮内悠介,柳原孝敦 | ― | 柏書房 | 2020/12/29 |
ヘディングはおもに頭で | 西崎憲 | ― | KADOKAWA | 2020/10/01 |
ひかりのほうへ (作品集コロナに負けるな!!) | 新井蜜,川合大祐, 佐相憲一,佐藤弓生, 沢茱萸,塩谷風月, 土井礼一郎,東直子, とみいえひろこ, 西崎憲/フラワーしげる, ミカヅキカゲリ, 若草のみち | ― | 三日月少女革命 | 2020/06/20 |
世界の果ての庭 | 西崎憲 | ― | ― | 2020/04/29 |
未知の鳥類がやってくるまで | 西崎憲 | ― | 筑摩書房 | 2020/03/27 |
Genesis 白昼夢通信 (創元日本SFアンソロジー 2) | 高島雄哉,石川宗生, 空木春宵,川野芽生, 門田充宏,松崎有理, 中村融,西崎憲,水見稜 | ― | 東京創元社 | 2019/12/20 |
kaze no tanbun 特別ではない一日 | 西崎憲,我妻俊樹, 上田岳弘,岡屋出海, 円城塔,小山田浩子, 勝山海百合,柴崎友香, 岸本佐知子,滝口悠生, 高山羽根子,谷崎由依, 日和聡子,藤野可織, 水原涼,皆川博子, 山尾悠子,武田陽介 | ― | 柏書房 | 2019/10/28 |
死んだら飛べる (竹書房文庫) | スティーヴン・キング, ベヴ・ヴィンセント | 白石朗,中村融,安野玲, 伊藤典夫,田口俊樹, 西崎憲,矢野浩三郎 | 竹書房 | 2019/09/26 |
たべるのがおそい vol.7 | 西崎憲,斎藤真理子, 岩井俊二,銀林みのる, 櫻木みわ,飛浩隆, 松永美穂,小山田浩子, 高山羽根子,柳原孝敦, 熊谷純,佐伯紺,東雅夫, 錦見映理子,虫武一俊, 梅﨑実奈, チョン・ミョングァン, ハイミート・フォン・ ドーデラー | 吉良佳奈江,垂野創一郎 | 書肆侃侃房 | 2019/04/17 |
全ロック史 | 西崎憲 | ― | 人文書院 | 2019/02/21 |
万象 | 北野勇作,南條竹則, 藤田雅矢,井村恭一, 山之口洋,涼元悠一, 沢村凜,森青花,西崎憲, 斉藤直子,粕谷知世, 渡辺球,堀川アサコ, 仁木英之,久保寺健彦, 小田雅久仁,石野晶, 勝山海百合,三國青葉, 日野俊太郎,冴崎伸 | ― | ― | 2018/12/12 |
あいつらにはジャズって呼ばせておけ ジーン・リース短篇集 | ジーン・リース, 西崎憲 | 安藤しを,磯田沙円子, 樫尾千穂,加藤靖, 小平慧,笹原桃子, 沢山英里子,獅子麻衣子, 中島朋子,吉見浩一 | ― | 2018/12/01 |
文学ムック たべるのがおそい vol.6 | 西崎憲,谷崎由依,佐藤究, 酉島伝法,深緑野分, 林由紀子,前田司郎, 吉野仁,我妻俊樹, 石川美南,斎藤見咲子, 中山俊一, メアリー・エリザベス・ カウンセルマン, ホルへ・ルイス・ ボルヘス, 大滝瓶太,北野勇作 | 狩野一郎 | 書肆侃侃房 | 2018/10/13 |
皆川博子の辺境薔薇館 | 皆川博子 | ― | 河出書房新社 | 2018/05/24 |
文学ムック たべるのがおそい vol.5 | 西崎憲,今村夏子,黒史郎, 岸本佐知子,柴田元幸, 澤西祐典,米澤穂信, 大前粟生,蜂飼耳, 石井千湖,北原尚彦, 酉島伝法,内山晶太, 小原奈実,仲田有里, フラワーしげる, ツェワン・ナムジャ, エリザベス・ボウエン | 星泉 | 書肆侃侃房 | 2018/04/10 |
蕃東国年代記 (創元推理文庫) | 西崎憲 | ― | 東京創元社 | 2018/02/28 |
文学ムック たべるのがおそい vol.4 | 西崎憲,木下古栗, 古谷田奈月,町田康, 宮内悠介,澤田瞳子, 谷崎由依,山崎まどか, 山田航,辻山良雄, 都甲幸治,皆川博子, 伊舎堂仁,國森晴野, 染野太朗,野口あや子, アルフォンス・アレー, マルセル・シュオッブ, マルセル・ベアリュ, マルレーン・ ハウスホーファー | 松永美穂 | 書肆侃侃房 | 2017/10/11 |
ふゆのほん (シングルカット) | 西崎憲 | ― | ― | 2017/08/30 |
文学ムック たべるのがおそい vol.3 | 西崎憲,小川洋子, 倉田タカシ,最果タヒ, 高原英理,今村夏子, 西崎憲,星野智幸, 山尾悠子,井上法子, 竹中優子,永井祐,黄崇凱, 花山周子,杉本一文, 藤原義也,相川英輔, セサル・アイラ, ノリ・ケンゾウ | 柳原孝敦,天野健太郎 | 書肆侃侃房 | 2017/04/15 |
文芸翻訳入門 言葉を紡ぎ直す人たち、 世界を紡ぎ直す言葉たち | 藤井光,沼野充義, 阿部公彦,管啓次郎, 谷崎由依,渋谷哲也, 笠間直穂子,西崎憲, 阿部賢一,宮下遼, 斎藤真理子,温又柔, 小林エリカ,戌井昭人 | ― | フィルム アート社 | 2017/03/24 |
文学ムック たべるのがおそい vol.2 | 西崎憲,円城塔,穂村弘, 石川美南,金原瑞人, 大前粟生,宮内悠介, やくしまるえつこ, 津村記久子,四元康祐, 森見登美彦,今橋愛, 岡野大嗣,瀬戸夏子, 吉野裕之,中野善夫, 倉本さおり, ヤン・ヴァイス, アンナ・カヴァン | 阿部賢一 | 書肆侃侃房 | 2016/10/15 |
文学ムック たべるのがおそい vol.1 | 西崎憲,穂村弘,円城塔, 今村夏子,大森静佳, ケリールース, 木下龍也,日下三蔵, 佐藤弓生,瀧井朝世, 米光一成,藤野可織, イシンジョ,堂園昌彦, 服部真里子,平岡直子 | 岸本佐知子,和田景子 | 書肆侃侃房 | 2016/04/15 |
ビットとデシベル (現代歌人シリーズ) | フラワーしげる | ― | 書肆侃侃房 | 2015/07/07 |
郵便局と蛇: A・E・コッパード 短篇集 (ちくま文庫) | A・E・コッパード | 西崎憲 | 筑摩書房 | 2014/09/10 |
ピース | ジーン・ウルフ | 西崎憲,館野浩美 | 国書刊行会 | 2014/01/28 |
怪奇小説日和: 黄金時代傑作選 (ちくま文庫) | 西崎憲 | ― | 筑摩書房 | 2013/11/06 |
世界の果ての庭 (創元SF文庫) | 西崎憲 | ― | 東京創元社 | 2013/04/26 |
短篇小説日和: 英国異色傑作選 (ちくま文庫) | 西崎憲 | ― | 筑摩書房 | 2013/03/06 |
飛行士と東京の雨の森 | 西崎憲 | ― | 筑摩書房 | 2012/09/10 |
ラッフルズ・ホーの奇蹟 (ドイル傑作集5) (創元推理文庫) | コナン・ドイル | 北原尚彦,西崎憲 | 東京創元社 | 2011/12/21 |
ゆみに町ガイドブック | 西崎憲 | ― | 河出書房新社 | 2011/11/26 |
第二の銃声 (創元推理文庫) | アントニイ・バークリー | 西崎憲 | 東京創元社 | 2011/02/12 |
四人の申し分なき重罪人 (ちくま文庫) | ギルバート・キース・ チェスタトン | 西崎憲 | 筑摩書房 | 2010/12/10 |
NOVA 2—書き下ろし 日本SFコレクション (河出文庫) | 東浩紀,恩田陸,西崎憲, 法月綸太郎,神林長平, 倉田タカシ,小路幸也, 新城カズマ,曽根圭介, 宮部みゆき,津原泰水, 大森望,田辺青蛙 | ― | 河出書房新社 | 2010/07/02 |
ヘミングウェイ短篇集 (ちくま文庫) | ヘミングウェイ | 西崎憲 | 筑摩書房 | 2010/03/12 |
陸の海賊 (創元推理文庫 ドイル傑作集 4) | コナン・ドイル, 北原尚彦,西崎憲 | ― | 東京創元社 | 2008/04/01 |
エドガー・アラン・ポー短篇集 (ちくま文庫) | エドガー・アラン・ポー | 西崎憲 | 筑摩書房 | 2007/05/01 |
クルンバーの謎 (創元推理文庫 ドイル傑作集 3) | コナン・ドイル, 北原尚彦,西崎憲 | ― | 東京創元社 | 2007/05/01 |
壜の中の手記 (角川文庫) | ジェラルド・カーシュ | 西崎憲,駒月雅子, 吉村満美子,若島正 | KADOKAWA | 2006/11/25 |
淑やかな悪夢 (創元推理文庫) | シンシア・アスキス他 | 倉阪鬼一郎, 南條竹則,西崎憲 | 東京創元社 | 2006/08/30 |
北極星号の船長 (創元推理文庫 ドイル傑作集2) | コナン・ドイル, 北原尚彦,西崎憲 | ― | 東京創元社 | 2004/12/11 |
まだらの紐― (創元推理文庫 ドイル傑作集1) | コナン・ドイル, 北原尚彦,西崎憲 | ― | 東京創元社 | 2004/07/25 |
廃墟の歌声 (晶文社ミステリ) | ジェラルド・カーシュ | 西崎憲 | 晶文社 | 2003/11/01 |
眺めのいい部屋 (ちくま文庫) | E・M・フォースター | 西崎憲,中島朋子 | 筑摩書房 | 2001/09/10 |
ドイル傑作選 2 ホラー・SF篇 | コナン・ドイル, 北原尚彦,西崎憲 | ― | 翔泳社 | 2000/02/01 |
ドイル傑作選 1 ミステリー篇 | コナン・ドイル, 北原尚彦,西崎憲 | ― | 翔泳社 | 1999/12/01 |
ヴァージニア・ウルフ短篇集 (ちくま文庫) | ヴァージニア・ウルフ | 西崎憲 | 筑摩書房 | 1999/10/01 |
英国短編小説の愉しみ 3 | 西崎憲 | ― | 筑摩書房 | 1999/04/01 |
英国短編小説の愉しみ 2 | 西崎憲 | ― | 筑摩書房 | 1999/02/01 |
英国短編小説の愉しみ 1 | 西崎憲 | ― | 筑摩書房 | 1998/12/01 |
赤い館 (魔法の本棚) | H・R・ ウエイクフィールド | 倉阪鬼一郎, 西崎憲,鈴木克昌 | 国書刊行会 | 1996/10/01 |
第二の銃声 世界探偵小説全集 2 | アントニイ・バークリー | 西崎憲 | 国書刊行会 | 1994/12/01 |
怪奇小説の世紀 第3巻 夜の怪 | 西崎憲 | ― | 国書刊行会 | 1993/06/15 |
怪奇小説の世紀 第2巻 がらんどうの男 | 西崎憲 | ― | 国書刊行会 | 1993/02/25 |
怪奇小説の世紀 第1巻 夢魔の家 | 西崎憲 | ― | 国書刊行会 | 1992/12/25 |
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西崎憲さんのこと
翻訳家であり、作家であり、アンソロジストであり、ギターも弾く、作曲もする、歌も歌う。電子書籍や音楽のレーベル「惑星と口笛」も主宰する。文学ムック『たべるのがおそい』元編集長。そして歌人・木下龍也さんも好きな、57577の枠にとらわれない唯一無二な短歌を詠む、歌人・フラワーしげるでもある。
「翻訳することが好き」と、しみじみ語る姿が印象的だった西崎憲さん。柴田元幸さんの朗読に合わせたギターもとても素敵だった(日本翻訳大賞クラウドファンディング、500万円突破記念の大感謝ミーティングでのこと)。
犬はさきに死ぬ みじかい命のかわいい生き物 自分はいつか死ぬ みじかい命のかわいい生き物
友達や恋人や愛するものを全部きれいな羊がつれていってしまってもうこの世界でおれはひとりだ
それだけは残してください大事なものなんですと泣きながら目覚める冬の空の青
飲んで腹をわって話しあえば分かると思わないか 思いません 飲みたくありませんし 腹もわりたくありません そうか
フラワーしげる
そして、短歌のこと。歌人・フラワーしげるの短歌。型にはまらないというか、ときにはギョッとするような作品もあったりするのだけれど、でもなんかいい。
木下龍也さんが《彼は57577というルールを壊しながら短歌を作っている》と話されていたけれど、短歌にしても、他の活動にしても西崎憲さんはどこか自由な感じがする。
Indie Pop Nation
インディーポップに春を 音楽に春を
こんなクラウドファンディングも。文芸誌『たべるのがおそい』も、短文集『kaze no tanbun』も、電子書籍のレーベル「惑星と口笛ブックス」も、何かを企画したり、ひらめいたり。一番はそういったことを、人を巻き込んでやられているところがすごい。
ほんと、朝宮運河さんのポストの《「文化のインフラ」を作り続けてきた西崎憲さん》はそうだと思うし、この瀬尾さんのポストの《西崎さんの活動は日常を豊かにしてくれています。》にも同感だ。
QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
『情熱大陸』も注目する“現代短歌の新世代”、木下龍也「僕の短歌は手品だけど、魔法は真似ができない」
橄欖追放
第109回 フラワーしげる
第167回 フラワーしげる『ビットとデシベル』
『4月の本 (12か月の本)』
『5月の本 (12か月の本)』
『6月の本 (12か月の本)』
西崎憲/国書刊行会
一生の宝ものになりそうな素敵な装丁の本、素敵な作品たち。これが12か月分揃うだなんて。
小説『ゆみに町ガイドブック』の素敵なPV。ギターは西崎憲さんかな。
インタビューでは作曲家としての活動や。翻訳の本を出すきっかけなども。
Youtube「惑星と口笛 Planet and Whistle」
rework hanamizuki
「一青窈」をプロデュースした気分が味わえる企画。YouTubeの説明文の文章、西崎憲さんのワクワクしている様子、見ているこちらもうれしくなる。

ついでに言うと、翻訳賞はぜったい必要なように思う。翻訳小説や翻訳ノンフィクションの振興にもめちゃくちゃ貢献するはず。賞金5万円、式典は可能なかぎり小規模といった感じでいいので誰かやって欲しい。翻訳賞がないのはおかしいしまずい。
そして、日本翻訳大賞のこと。この西崎憲さんのツイートから始まった日本翻訳大賞。翻訳者に贈られる素敵な賞、そして海外文学好きの交流の場を作ってくださり、ありがとうございました。10年続けた運営委員を卒業されるとのこと。本当にお疲れさまでした。今後のご活躍を楽しみにしています。
考える人 | 新潮社
日本翻訳大賞——駅・港・空港 | 考える四季 | 西崎憲
MOTION GALLERY CROSSING
#063 翻訳家が賞賛する翻訳 | 特集『翻訳が紐解く文学と社会』section1
#064 ロボットの「I」を何と訳す? | 特集『翻訳が紐解く文学と社会』section2
#065 言語と流通 | 特集『翻訳が紐解く文学と社会』section3
#066 市場と流通を見極めたクリエイティビティの活かし方 | 特集『翻訳が紐解く文学と社会』section4
やっと年が明けた感じ。今年は翻訳、小説、会計、中途半端になっているものをすべて終わらせる。十年つづけた翻訳大賞の運営委員から外させてもらったのだ。これやらなければ、翻訳5冊小説5冊はだせたよなあ。後悔はしていないが、東京創元社の怪奇も蕃東国もついに書ける。

西崎憲さんの関連サイト
「惑星と口笛ブックス」の一覧表
作品名 | 著者 | 発売日 |
---|---|---|
NIIKEI文学賞2023 | 吉田棒一,中川マルカ,小松崎有美,緒真坂,岡田麻沙, 岩倉曰,杉島佐遠,草野理恵子,小林猫太,長谷川昭子, 酒井生,橋本敦,渋皮ヨロイ,東紀まゆか,齊藤倫子, 鈴木林,カツテイク,石倉康司 | 2024/03/18 |
猫の上で暮らす一族の話 冬乃くじ作品集 | 冬乃くじ | 2024/03/12 |
万象3 | 小田雅久仁,関俊介,粕谷知世,西崎憲,日野俊太郎, 南條竹則,冴崎伸,北野勇作,石野晶,大塚已愛, 久保寺健彦,森青花,斉藤直子,三國青葉,柿村将彦, 堀川アサコ,藤田雅矢,勝山海百合 | 2023/12/14 |
うか 岡田麻沙作品集 | 岡田麻沙 | 2023/10/12 |
パラジソ | 橿原令 | 2023/02/02 |
本郷・二分間の絶景 | 本間文子 | 2023/01/04 |
頬杖のヒュー風 | 多宇加世 | 2022/09/24 |
あまたの叉路の庭 | 西崎憲 | 2021/12/27 |
花を刺す | 大木芙沙子 | 2021/10/09 |
靴下とコスモス: 馳平啓樹短編集 | 馳平啓樹 | 2021/10/09 |
チャックとさすらいの黒猫楽団 | 戸田ゆうか | 2021/04/18 |
万象ふたたび | 涼元悠一,北野勇作,冴崎伸,山之口洋,西條奈加,森青花, 藤田雅矢,勝山海百合,粕谷知世,渡辺球,堀川アサコ, 紫野貴李,久保寺健彦,日野俊太郎,西崎憲,三國青葉, 石野晶,関俊介,斉藤直子,柿村将彦 | 2021/02/21 |
悪七夜 | 飯野文彦 | 2021/02/20 |
世界の果ての庭 | 西崎憲 | 2020/04/29 |
冒険の記録 | 町屋良平 | 2020/04/10 |
よぎりの船 | 小田雅久仁 | 2020/03/11 |
ジミーと夕焼けの黒猫楽団 | 戸田ゆうか | 2020/03/07 |
ななつの娘と夜の旅 石の巻 | 北野勇作 | 2020/02/24 |
倉阪鬼一郎散文詩集成 | 倉阪鬼一郎 | 2020/01/29 |
クォータービュー | 遠藤紘史 | 2020/01/16 |
対岸にいる男 | ノリ・ケンゾウ | 2019/12/29 |
ギャルソン・裏山月記 | 樋口芽ぐむ | 2019/11/24 |
ブラック・ジャック・キッド | 久保寺健彦 | 2019/10/29 |
雨の国、夜の国 | 北野勇作 | 2019/07/26 |
スカーレット・ヤングスター | 佐川恭一 | 2019/05/19 |
ゴルコンダ | 斉藤直子 | 2019/04/29 |
ななつの娘と夜の旅 水の巻 | 北野勇作 | 2019/04/28 |
ゆかし妖し | 堀川アサコ | 2019/04/13 |
ハミングバード | 相川英輔 | 2019/02/25 |
ななつの娘と夜の旅 月の巻 | 北野勇作 | 2019/02/25 |
ねこたま | 北野勇作 | 2018/12/27 |
万象 | 北野勇作,南條竹則,藤田雅矢,井村恭一,山之口洋, 沢村凜,涼元悠一,森青花,斉藤直子,粕谷知世,西崎憲, 渡辺球,仁木英之,堀川アサコ,久保寺健彦,石野晶, 小田雅久仁,勝山海百合,日野俊太郎,三國青葉,冴崎伸 | 2018/12/12 |
クロニカ―太陽と死者の記録 | 粕谷知世 | 2018/12/02 |
あいつらにはジャズって呼ばせておけ ジーン・リース短篇集 | 西崎憲 | 2018/12/01 |
温泉と城壁 | 北野勇作 | 2018/10/25 |
仮想の騎士 | 斉藤直子 | 2018/10/16 |
還ってきた老人から始まる仄暗い百の断片 | 倉阪鬼一郎 | 2018/08/28 |
糞袋 | 藤田雅矢 | 2018/08/28 |
人喰い☆頭の体操 | 深堀骨 | 2018/08/27 |
ねこ | 川崎徹 | 2018/08/05 |
昔、火星のあった場所 | 北野勇作 | 2018/07/30 |
ギョウザとわたし ―餃子和我― | 南條竹則 | 2018/03/07 |
水から水まで (シングルカット) | 北野勇作 | 2017/11/04 |
コロニアルタイム | 大滝瓶太 | 2017/10/23 |
ハイキング | 相川英輔 | 2017/10/22 |
ふゆのほん | 西崎憲 | 2017/08/30 |
幻想秘湯巡り | 南條竹則 | 2017/08/30 |
ヒドゥン・オーサーズ Hidden Authors | 西崎憲,相川英輔,大滝瓶太,大原鮎美,大前粟生,谷雄介, 杉山モナミ,岡田幸生,斎藤見咲子,ノリ・ケンゾウ, 小川楓子,谷川由里子,照子,伴名練,深沢レナ,深堀骨, 野村日魚子,みみやさきちがこ,若草のみち | 2017/05/26 |
のけものどもの: 大前粟生短篇集 | 大前粟生 | 2017/05/26 |
コドモクロニクルⅠ | 斎藤真理子,宮内悠介,北原尚彦,桐谷麻ゆき,遠藤紘史, Pippo,吉野隆,照子,清水さやか,粕谷知世,今井みどり, 佐伯紺,しげる,舞狂小鬼,川合大祐,mayumiNightly, 三月の水,須藤岳史,矢田真麻,夏野雨,岩﨑元,吉野仁, らっぱ亭,中川マルカ,馳平啓樹,下楠昌哉,深緑野分, 林由紀子 |
西崎憲さんの新刊
少しずつ追加します。
「芥川龍之介選 英米怪異・幻想譚」芥川龍之介、柴田元幸、澤西祐典
『芥川龍之介選 英米怪異・幻想譚 (岩波文庫 赤)』
芥川龍之介,柴田元幸,澤西祐典,畔柳和代,岸本佐知子,藤井光,西崎憲,都甲幸治,小山太一,大森望,若島正,谷崎由依,森慎一郎
2025/04/17
岩波書店
芥川が選んだ「新らしい英米の文芸」は、まさに当時の「世界文学」最前線であった。旧制高校の英語副読本として編まれたアンソロジー八巻より、二二の短篇・エッセイを精選。ポーやビアス、スティーヴンソンから初邦訳の作家まで、芥川自身の作品にもつながる〈怪異・幻想〉の世界を、豪華訳者陣による翻訳で堪能する。
「6月の本 (12か月の本)」西崎憲
『6月の本 (12か月の本)』
西崎憲,堀辰雄,谷崎潤一郎,北園克衛,安部公房,マーク・トウェイン,石川欣一,中谷宇吉郎,茨木のり子,フーゴー・フォン・ホーフマンスタール,宮本百合子,二葉亭四迷,ヴワディスワフ・レイモント,岡本かの子,泉鏡花,アルチュール・ランボー,M・R・ジェイムズ,遠藤周作,山川方夫,中野重治,北原白秋,岡本綺堂,石垣りん,尾崎翠,石井桃子,シャルル=ルイ・フィリップ,柴田元幸,小堀桂一郎,金子佳代,中原中也,紀田順一郎,山田稔
2025/03/27
国書刊行会
時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉――
12か月のうちの〈6月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。
四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。
「5月の本 (12か月の本)」西崎憲
『5月の本 (12か月の本)』
西崎憲,尾形亀之助,須賀敦子,岩本素白,堀辰雄,三島由紀夫,寺田寅彦,鏑木清方,マッシモ・ボンテンペㇽリ,小山いと子,谷川俊太郎,三橋一夫,吉田健一,久坂葉子,吉江喬松,萩原朔太郎,鈴木三重吉,吉屋信子,江戸川乱歩,岡本綺堂,村山槐多,芥川龍之介,野上弥生子,スワヴォーミル・ムロージェック,川端康成,石垣りん,宇野浩二,レオノーラ・カリントン,尾崎翠,澁澤龍彦,沼野充義,岩崎純孝
2025/03/19
国書刊行会
時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉――
12か月のうちの〈5月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。
四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。
「4月の本 (12か月の本)」西崎憲
『4月の本 (12か月の本)』
西崎憲,太宰治,北川冬彦,獅子文六,日夏耿之介,堀辰雄,中井英夫,村山槐多,鏑木清方,渡辺温,吉田健一,T・S・エリオット,尾崎一雄,宮沢賢治,水野葉舟,ロアルド・ダール,ギュスターヴ・カーン,久生十蘭,片山廣子,泉鏡花,山川方夫,坂口安吾,田口俊樹,永井荷風
2025/03/12
国書刊行会
時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉――
12か月のうちの〈4月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。
四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。
「メロディアス」井上雅彦
『メロディアス (光文社文庫)』
井上雅彦,阿泉来堂,空木春宵,坂崎かおる,澤村伊智,篠たまき,斜線堂有紀,田中啓文,梨,西崎憲,久永実木彦,平山夢明,宮澤伊織,木犀あこ,芦花公園
2024/12/11
光文社
耳を澄ましてください。すべての妖しい音たちに。今回のテーマは“音楽”や“音”。言葉で綴られた名曲たち、心をときめかせるサウンド、そしてなによりも妖しく美しく奏でられる戦慄豊かなーいえ、旋律豊かな物語、妖しく美しく響き渡る怪奇、幻想、恐怖、驚異ーそんな世にも異形な短篇小説ばかりを集めてみたというわけです。ホラーな「音」たちを集めていく愉しみ。満を持してお届けする至極のメロディ、甘美なる悲鳴のご準備を。
西崎憲さんの本と翻訳作品
「本の幽霊」西崎憲
「世界学校」フラワーしげる
『世界学校』
フラワーしげる
2022/08/05
短歌研究社
短歌を持って、町へ出よう!
西崎憲=フラワーしげるの第二歌集。
「われわれは記憶の総体である。世界は記憶の総体である。」
世界の見方が変わる122首。十月の朝にパンのかけらをたどっていっていまの主人と結婚しました
「あの人たちが本を焼いた日」ジーン・リース
『あの人たちが本を焼いた日 ジーン・リース短篇集 (ブックスならんですわる)』
ジーン・リース,西崎憲,安藤しを,磯田沙円子,樫尾千穂,加藤靖,小平慧,笹原桃子,沢山英理子,獅子麻衣子
2022/06/29
亜紀書房
――わたしはどこにも属していないし、属すためのやりかたを買うお金もない。
カリブ海生まれのジーン・リースは、ヨーロッパでは居場所を見出せない、疎外された人であった。
しかも女性である。
自身の波乱に富んだ人生を下敷きにした、モデル、老女、放浪者などの主人公たちは、困窮、飲酒、刑務所暮らし、戦争と数々の困難を生きる。
だが彼女らはけっして下を向かない。
慣習と怠惰と固定観念をあざ笑うように、したたかに生きる。
《いま新たな光を浴びる、反逆者リースの本邦初、珠玉の作品集》
「郊外のフェアリーテール」 キャサリン・マンスフィールド
『郊外のフェアリーテール キャサリン・マンスフィールド短篇集 (ブックスならんですわる 02)』
キャサリン・マンスフィールド,西崎憲
2022/03/23
亜紀書房
薔薇、お茶、リボン、焼き菓子……。
完璧な幸福の中にひそむ死、誘拐、心変わりや別離。
――外から来た少女は、世界の裂け目を覗き込む。
ニュージーランドに生まれたマンスフィールドは、ヨーロッパに暮らす人々の優雅な幸福を活写する。
同時に日常の翳に見え隠れする、死、階級差、裏切り、別離なども、彼女の眼は射抜いていく。
小さなお菓子のような短篇には、毒や皮肉も混ざっていて、人間社会の普遍を描く。
ヴァージニア・ウルフのよきライバルで、短篇の革新者。
マンスフィールドの比類なきコレクション。
「青と緑」ヴァージニア・ウルフ
『青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集 (ブックスならんですわる 01)』
ヴァージニア・ウルフ,西崎憲
2022/01/19
亜紀書房
〈 じつに、ウルフ的、もっとも、実験的。〉
イマジズムの詩のような「青と緑」、姪のために書かれたファンタジー「乳母ラグトンのカーテン」、園を行き交う人たちの意識の流れを描いた「キュー植物園」、レズビアニズムを感じさせる「外から見たある女子学寮」など。
短篇は一つ一つが小さな絵のよう。
言葉によって、時間や意識や目の前に現れる事象を点描していく。
21世紀になってますます評価が高まるウルフ短篇小説の珠玉のコレクション。
――ウルフは自在に表現世界を遊んでいる。
「kaze no tanbun 夕暮れの草の冠」西崎憲
『kaze no tanbun 夕暮れの草の冠』
西崎憲,青木淳悟,円城塔,大木芙沙子,小山田浩子,柿村将彦, 岸本佐知子, 木下古栗, 斎藤真理子,滝口悠生,飛浩隆,蜂本みさ,早助よう子,日和聡子,藤野可織,松永美穂,皆川博子
柏書房
2021/06/30
世にも精緻な文の祝祭がここに──。
西崎憲プロデュースの短文集シリーズ〈kaze no tanbun〉第三弾。「夕暮れの草の冠」をテーマに、稀代の文章家17人が、小説でも詩でもない「短文」を書き上げました。作品同士が響き合い、さらに余白に配された超短文「エピグラム」によって一篇の物語のようにも読める、かつてない破格のアンソロジーです。
「kaze no tanbun 移動図書館の子供たち」西崎憲
『kaze no tanbun 移動図書館の子供たち』
西崎憲,我妻俊樹,円城塔,勝山海百合,大前粟生,木下古栗,古谷田奈月,乘金顕斗,斎藤真理子,伴名練,藤野可織,星野智幸,松永美穂,水原涼,宮内悠介,柳原孝敦
柏書房
2020/12/29
世にも精緻な文の祝祭がここに──。
西崎憲プロデュースの短文集シリーズ〈kaze no tanbun〉第三弾。「夕暮れの草の冠」をテーマに、稀代の文章家17人が、小説でも詩でもない「短文」を書き上げました。作品同士が響き合い、さらに余白に配された超短文「エピグラム」によって一篇の物語のようにも読める、かつてない破格のアンソロジーです。
「kaze no tanbun 特別ではない一日」西崎憲
『kaze no tanbun 特別ではない一日』
西崎憲,我妻俊樹,上田岳弘,岡屋出海,円城塔,小山田浩子,勝山海百合,柴崎友香,岸本佐知子,滝口悠生,高山羽根子,谷崎由依,日和聡子,藤野可織,水原涼,皆川博子,山尾悠子,武田陽介
柏書房
2019/10/28
この本はあなたの本棚のために特別に作られました──。
西崎憲がプロデュースする短文集シリーズ〈kaze no tanbun〉第一弾。現代最高の文章家17人が「特別ではない一日」をテーマに、小説でもエッセイでも詩でもない「短文」を寄せました。作品同士が響き合い、まるで一篇の長編作品のようにも読めるかつてない本です。
「ヘディングはおもに頭で」西崎憲
『ヘディングはおもに頭で』
西崎憲
KADOKAWA
2020/10/01
ぼくはたぶんゲームに向かってパスをだす。なぜならこれはぼくのゲームだからだ。大学受験に失敗し、浪人をしながらアルバイトを転々として暮らしている松永おん。かつて双子の弟がいたことから、自分は半分だけの存在だという意識を持って生きている。ある日、おんは高校時代の友人に誘われ、はじめてフットサルをする。それはおんにとって「まったく新しいなにか」だった。新時代の青春小説。
「未知の鳥類がやってくるまで」西崎憲
『未知の鳥類がやってくるまで』
西崎憲
筑摩書房
2020/03/27
「行列」「開閉式」「東京の鈴木」などに書き下ろし「未知の鳥類がやってくるまで」を加えた全10作の短篇集。SF的、幻想的、審美的味わいと本をめぐる物語。
「死んだら飛べる」スティーヴン・キング、ベヴ・ヴィンセント
『死んだら飛べる (竹書房文庫)』
スティーヴン・キング,ベヴ・ヴィンセント,白石朗,中村融,安野玲,伊藤典夫,田口俊樹,西崎憲,矢野浩三郎
竹書房
2019/09/26
あなたはその飛行機と呼ばれる、柩のような金属とプラスチックのチューブが安全だと信じているのか?このアンソロジーを読めば考えが変わるかもしれない。ひとたび機上のひととなってしまえば、あなたはもう何もできない。積んでいる貨物が恐ろしい音を立てようが、大空でモンスターと遭遇しても、未来人の誘拐部隊がやってこようとも、戦争が始まっても、ゾンビが襲ってこようとも、密室殺人が起ころうとも、あなたは何もできないのだ。
飛行機に乗るご予定がおありの方は強い勇気をお持ちであることを願う。なぜならこの本を読めば、どれだけ統計上は飛行機が安全だと言われようが、決して統計ではわからない恐怖が待っていることがわかるはずだから。スティーヴン・キング、ジョー・ヒルの書き下ろし作品など初訳10篇を含む、全17篇の恐怖のフライトへようこそ。
「全ロック史」西崎憲
『全ロック史』
西崎憲
2019/02/21
人文書院
はじめての全史
ロックミュージックはいかなる手段で、誰に抗い、何を訴えつづけてきたのか。一体なんのために。スコッツーアイリッシュのアパラチア山脈への移住からはじまる巨大なるサーガ、ついに誕生。
「蕃東国年代記」西崎憲
『蕃東国年代記 (創元推理文庫)』
西崎憲
東京創元社
2018/02/28
東の海、唐と倭国の間に浮かぶ麗しき小国〈蕃東〉――知識や儀礼を司る貴族の家に生まれ、気ままに日々を過ごす青年・宇内と彼の従者を務める17歳の藍佐。彼らが出会った驚異、あるいは目にすることのなかった神秘を、怪奇幻想の第一人者である翻訳者にしてアンソロジストが鮮やかに描く。繊細な細工物のような五編を収めた空想世界の御伽草子。
「ビットとデシベル」フラワーしげる
『ビットとデシベル (現代歌人シリーズ)』
フラワーしげる
書肆侃侃房
2015/07/07
おれか おれはおまえの存在しない弟だ ルルとパブロンでできた獣だ
タンカトロニクス
西崎憲×短歌=フラワーしげる
待望の第一歌集、ついに完成2017年に没した著者が死の直前に脱稿した、26年ぶりの短篇集。『ジーザス・サン』の流れを汲みつつ、どん底から救済を夢見る人々の姿を通して、アメリカ的精神のゆくえを冷徹に見つめる5篇を収録。
「郵便局と蛇」A・E・コッパード
『郵便局と蛇: A・E・コッパード短篇集 (ちくま文庫)』
A・E・コッパード,西崎憲
筑摩書房
2014/09/10
虎の皮を被ってライオンと戦うはめになった男が、見世物の檻の中で出会ったのは…。ユーモラスな展開の中に人生の深淵を垣間見る「銀色のサーカス」、母の乳房、脈打つ心臓、鼠取り、砕かれた手…。精緻で謎めいたイメージが交錯する「アラベスクー鼠」、電信柱と柳の木の奇妙な恋物語「若く美しい柳」など、日常の裏側にひそむ神秘と怪奇、啓示と奇蹟を詩情ゆたかに描くコッパードの珠玉の短篇集。
「ピース」ジーン・ウルフ
『ピース』
ジーン・ウルフ,西崎憲,館野浩美
国書刊行会
2014/01/28
アメリカ中西部の町に住む老人ウィアは静かに回想する、自分の半生を、過去の不思議な出来事を、
説明のつかない奇妙な事件を……時間と空間を錯綜して語られる、魅惑と謎に満ちた物語の数々。
邯鄲の夢と幽霊の館、千夜一夜物語とアイルランド神話、死者を縛める書と聖ブレンダンと猫と鼠の王、
腕のない女と石化する薬剤師――『ケルベロス第五の首』『デス博士の島その他の物語』の巨匠、
ウルフが魔術的技巧で綴る究極の幻想文学が約40年の時を経てついに邦訳。
「怪奇小説日和」西崎憲
『怪奇小説日和: 黄金時代傑作選 (ちくま文庫)』
西崎憲
筑摩書房
2013/11/06
怪奇小説の神髄は短篇にある。北の海の怪異を描くヨナス・リー「岩のひきだし」、アイルランドの民間伝承に取材したレ・ファニュ「妖精にさらわれた子供」、女二人の徒歩旅行が魔所へと迷い込むエイクマン「列車」、W・W・ジェイコブズの神韻縹渺たる「失われた船」など全18篇。古典的な怪談から新感覚の恐怖譚まで、本物の恐怖と幻想を呈示する怪奇小説アンソロジー。巻末に怪奇小説論考を収録。
『短篇小説日和――英国異色傑作選』の姉妹編。
西崎憲さんの読みもの、インタビュー
クロワッサン オンライン
『未知の鳥類がやってくるまで』著者、西崎 憲さんインタビュー。「小説というものをもっと自由に考えたい」(2020.09.03)
note「林伸次」
西崎憲さんに「才能」について聞きました 前編(2016年12月12日)
西崎憲さんに「才能」について聞きました 後編(2016年12月13日)
WEB本の雑誌
作家の読書道 第173回:西崎憲さん – 作家の読書道(2016年6月15日)
ハフポスト NEWS
日本翻訳大賞の生みの親、西崎憲さんに短歌とご自身の歌集の話をうかがいました(2015年7月15日)
「ゆみに町ガイドブック」著者 西崎 憲さん bestseller’s interview 第38回(2011年)
やまねこ翻訳クラブ
西崎憲さんインタビュー(1999年2月号)
あとで追加します。
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