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- 「ザップ・ガン」大森望訳
- 「聖なる侵入」山形浩生訳
- 「人間以前」大森望、浅倉久志、若島正訳
- 「宇宙の眼」中田耕治訳
- 「小さな黒い箱」大森望、浅倉久志訳
- 「ヴァリス」山形浩生訳
- 「変種第二号」大森望、浅倉久志、若島正訳
- 「ヴァリス」山形浩生訳
フィリップ・K・ディックの作品一覧表
作品名 | 著者 | 翻訳者 | 出版社 | 発売日 |
---|---|---|---|---|
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 〔Deluxe Edition〕 | フィリップ・K・ディック | 浅倉久志 | 早川書房 | 2025/08/20 |
アメリカン・マスターピース 戦後篇 (柴田元幸翻訳叢書) | 柴田元幸 | ― | スイッチ・ パブリッシング | 2024/12/20 |
イライラ文学館 | 頭木弘樹 | 斎藤真理子, 品川亮, 秋草俊一郎 | 毎日新聞出版 | 2024/04/02 |
MONKEY vol. 32 特集 いきものたち | 柴田元幸 | 柴田元幸, 岸本佐知子他 | スイッチ・ パブリッシング | 2024/02/15 |
逆まわりの世界〔改訳版〕 | フィリップ・K・ディック | 小尾芙佐 | ハヤカワ文庫SF | 2020/07/02 |
市【まち】に虎声【こせい】あらん | フィリップ・K・ディック | 阿部重夫 | ハヤカワ文庫SF | 2020/06/04 |
タイタンのゲーム・プレーヤー | フィリップ・K・ディック | 大森望 | ハヤカワ文庫SF | 2020/03/05 |
フロリクス8から来た友人 | フィリップ・K・ディック | 大森望 | ハヤカワ文庫SF | 2019/08/20 |
危険なヴィジョン〔完全版〕2 | ハーラン・エリスン | 浅倉久志, 小隅黎, 山田和子, 中村融, 酒井昭伸, 山形浩生 | ハヤカワ文庫SF | 2019/07/04 |
トラウマ文学館 (ちくま文庫) | 頭木弘樹 | 斎藤真理子, 品川亮, 秋草俊一郎 | 筑摩書房 | 2019/02/08 |
いたずらの問題 | フィリップ・K・ディック | 大森望 | ハヤカワ文庫SF | 2018/08/21 |
ジャック・イジドアの告白 | フィリップ・K・ディック | 阿部重夫 | ハヤカワ文庫SF | 2017/12/19 |
シミュラクラ〔新訳版〕 | フィリップ・K・ディック | 山田和子 | ハヤカワ文庫SF | 2017/11/21 |
銀河の壺なおし〔新訳版〕 | フィリップ・K・ディック | 大森望 | ハヤカワ文庫SF | 2017/10/19 |
去年を待ちながら〔新訳版〕 | フィリップ・K・ディック | 山形浩生 | ハヤカワ文庫SF | 2017/09/21 |
死の迷路 | フィリップ・K・ディック | 山形浩生 | ハヤカワ文庫SF | 2016/05/24 |
ティモシー・アーチャーの転生〔新訳版〕 | フィリップ・K・ディック | 山形浩生 | ハヤカワ文庫SF | 2015/11/20 |
ヴァルカンの鉄鎚 | フィリップ・K・ディック | 佐藤龍雄 | 創元SF文庫 | 2015/05/29 |
ザップ・ガン | フィリップ・K・ディック | 大森望 | ハヤカワ文庫SF | 2015/03/06 |
聖なる侵入〔新訳版〕 | フィリップ・K・ディック | 山形浩生 | ハヤカワ文庫SF | 2015/01/23 |
人間以前 – ディック短篇傑作選 | フィリップ・K・ディック | 大森望, 浅倉久志, 若島正 | ハヤカワ文庫SF | 2014/11/07 |
宇宙の眼 | フィリップ・K・ディック | 中田耕治 | ハヤカワ文庫SF | 2014/09/25 |
小さな黒い箱 – ディック短篇傑作選 | フィリップ・K・ディック | 大森望, 浅倉久志 | ハヤカワ文庫SF | 2014/07/10 |
ガニメデ支配 | フィリップ・K・ディック, レイ・ネルスン | 佐藤龍雄 | 創元SF文庫 | 2014/06/28 |
ヴァリス〔新訳版〕 | フィリップ・K・ディック | 山形浩生 | ハヤカワ文庫SF | 2014/05/09 |
変種第二号 | フィリップ・K・ディック | 大森望, 浅倉久志, 若島正 | ハヤカワ文庫SF | 2014/03/20 |
時は乱れて | フィリップ・K・ディック | 山田和子 | ハヤカワ文庫SF | 2014/01/10 |
変数人間 | フィリップ・K・ディック | 大森望 | ハヤカワ文庫SF | 2013/11/08 |
空間亀裂 | フィリップ・K・ディック | 佐藤龍雄 | 創元SF文庫 | 2013/02/28 |
トータル・リコール – ディック短篇傑作選 | フィリップ・K・ディック | 大森望, 浅倉久志, 深町眞理子 | ハヤカワ文庫SF | 2012/07/05 |
アジャストメント ディック短篇傑作選 | フィリップ・K・ディック | 大森望, 浅倉久志 | ハヤカワ文庫SF | 2011/04/30 |
きょうも上天気 SF短編傑作選 | 大森望, フィリップ・K・ディック, カート・ヴォネガット・ ジュニア他 | 浅倉久志 | 角川文庫 | 2010/11/25 |
未来医師 | フィリップ・K・ディック | 佐藤龍雄 | 創元SF文庫 | 2010/05/22 |
髑髏 (ダーク・ファンタジー・ コレクション 10) | フィリップ・K・ディック | 仁賀克雄 | 論創社 | 2009/02/01 |
ゴールデン・マン – ディック傑作集 | フィリップ・K・ディック | 浅倉久志, 友枝康子, 小川隆 | ハヤカワ文庫SF | 2008/03/07 |
まだ人間じゃない – ディック傑作集 | フィリップ・K・ディック | 浅倉久志, 友枝康子, 大瀧啓裕, 小川隆 | ハヤカワ文庫SF | 2008/03/07 |
最後から二番目の真実 | フィリップ・K・ディック | 佐藤龍雄 | 創元SF文庫 | 2007/05/01 |
人間狩り (ダーク・ファンタジー・ コレクション 1) | フィリップ・K・ディック | 仁賀克雄 | 論創社 | 2006/08/01 |
スキャナー・ダークリー | フィリップ・K・ディック | 浅倉久志 | ハヤカワ文庫SF | 2005/11/30 |
ドクター・ブラッドマネー 博士の血の贖い | フィリップ・K・ディック | 佐藤龍雄 | 創元SF文庫 | 2005/01/22 |
ペイチェック – ディック作品集 | フィリップ・K・ディック | 浅倉久志 | ハヤカワ文庫SF | 2004/01/01 |
ユービック:スクリーンプレイ | フィリップ・K・ディック | 浅倉久志 | ハヤカワ文庫SF | 2003/04/01 |
フィリップ・K・ディック・リポート | 早川書房編集部 | ― | ハヤカワ文庫SF | 2002/11/01 |
あなたをつくります | フィリップ・K・ディック | 佐藤龍雄 | 創元SF文庫 | 2002/03/01 |
我が生涯の弁明 | フィリップ・K・ディック, ロランス・スーティン | 大瀧啓裕 | アスペクト | 2001/06/05 |
20世紀SF 2 1950年代 | レイ・ブラッドベリ他 | 中村融, 山岸真 | 河出文庫 | 2000/12/01 |
影が行く―ホラーSF傑作選 | P・K・ディック他 | 中村融 | 創元SF文庫 | 2000/08/23 |
シビュラの目 – ディック作品集 | フィリップ・K・ディック | 浅倉久志 | ハヤカワ文庫SF | 2000/06/01 |
マイノリティ・リポート – ディック作品集 | フィリップ・K・ディック | 浅倉久志 | ハヤカワ文庫SF | 1999/06/01 |
ライズ民間警察機構 | フィリップ・K・ディック | 森下弓子 | 創元SF文庫 | 1998/01/01 |
ティモシー・アーチャーの転生 | フィリップ・K・ディック | 大瀧啓裕 | 創元SF文庫 | 1997/02/01 |
フィリップ・K・ディックのすべて ノンフィクション集成 | フィリップ・K・ディック, ローレンス・スーチン | 飯田隆昭 | ジャストシステム | 1996/10/01 |
アルベマス | フィリップ・K・ディック | 大瀧啓裕 | 創元SF文庫 | 1995/04/01 |
永久戦争 | P・K・ディック | 浅倉久志 | 新潮文庫 | 1993/06/01 |
ウォー・ヴェテラン: ディック中短篇集 | フィリップ・K・ディック | 仁賀克雄 | 現代教養文庫 | 1992/12/01 |
メアリと巨人 | フィリップ・K・ディック | 菊池誠, 細美遥子 | 筑摩書房 | 1992/12/01 |
アルファ系衛星の氏族たち | フィリップ・K・ディック | 友枝康子 | 創元SF文庫 | 1992/11/01 |
ウォー・ゲーム | フィリップ・K・ディック | 仁賀克雄 | ちくま文庫 | 1992/09/01 |
宇宙の操り人形 | フィリップ・K・ディック | 仁賀克雄 | ちくま文庫 | 1992/01/01 |
暗闇のスキャナー | フィリップ・K・ディック | 山形浩生 | 創元SF文庫 | 1991/11/01 |
ニックとグリマング | フィリップ・K・ディック | 菊池誠 | 筑摩書房 | 1991/08/01 |
虚空の眼 | フィリップ・K・ディック | 大滝啓裕 | 創元推理文庫 | 1991/06/01 |
人間狩り フィリップ・K・ディック短篇集 | フィリップ・K・ディック | 仁賀克雄 | ちくま文庫 | 1991/03/01 |
聖なる侵入 | フィリップ・K・ディック | 大滝啓裕 | 創元推理文庫 | 1991/01/01 |
時間飛行士へのささやかな贈物 ディック傑作集 2 | フィリップ・K・ディック | 浅倉久志 | ハヤカワ文庫SF | 1991/01/01 |
パーキー・パットの日々 ディック傑作集 1 | フィリップ・K・ディック | 浅倉久志他 | ハヤカワ文庫SF | 1991/01/01 |
ジョーンズの世界 | フィリップ・K・ディック | 白石朗 | 創元SF文庫 | 1990/11/01 |
ヴァリス | フィリップ・K・ディック | 大滝啓裕 | 創元推理文庫 | 1990/06/01 |
ラスト・テスタメント P.K.ディックの最後の聖訓 | P・K・ディック, グレッグ・リックマン | 阿部秀典 | 河出興産 | 1990/03/01 |
模造記憶 | P・K・ディック | 浅倉久志 | 新潮文庫 | 1989/07/01 |
去年を待ちながら | フィリップ・K・ディック | 寺地五一, 高木直二 | 創元推理文庫 | 1989/04/21 |
流れよわが涙、と警官は言った | フィリップ・K・ディック | 友枝康子 | ハヤカワ文庫SF | 1989/02/01 |
悪夢機械 | フィリップ・K・ディック | 浅倉久志 | 新潮文庫 | 1987/12/01 |
ブラッドマネー博士 | フィリップ・K・ディック | 阿部重夫, 阿部啓子 | サンリオSF文庫 | 1987/05/01 |
小さな場所で大騒ぎ | フィリップ・K・ディック | 飯田隆昭 | 晶文社 | 1986/12/01 |
悪夢としてのP.K.ディック 人間、アンドロイド、機械 | P・K・ディック他 | 浅倉久志他 | サンリオ | 1986/07/01 |
シミュラクラ | フィリップ・K・ディック | 汀一弘 | サンリオSF文庫 | 1986/04/01 |
戦争が終り、世界の終りが始まった | フィリップ・K・ディック | 飯田隆昭 | 1985/12/01 | |
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 | フィリップ・K・ディック | 浅倉久志 | ハヤカワ文庫SF | 1984/12/12 |
高い城の男 | フィリップ・K・ディック | 浅倉久志 | ハヤカワ文庫SF | 1984/07/31 |
顔のない博物館 | フィリップ・K・ディック | 仁賀克雄 | 北宋社 | 1983/12/01 |
火星のタイム・スリップ | フィリップ・K・ディック | 小尾芙佐 | ハヤカワ文庫SF | 1980/06/01 |
ユービック | フィリップ・K・ディック | 浅倉久志 | ハヤカワ文庫SF | 1978/10/18 |
偶然世界 | フィリップ・K・ディック | 小尾芙佐 | ハヤカワ文庫SF | 1977/05/31 |
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? | フィリップ・K・ディック | 浅倉久志 | ハヤカワ文庫SF | 1977/03/01 |
地図にない町 – ディック幻想短篇集 | フィリップ・K・ディック | 仁賀克雄 | ハヤカワ文庫SF | 1976/08/01 |
↑リンク、発売日はAmazon。
著者名、発売日等で並べ替えできます。
スマホは縦横スクロール可能。
タイトルと翻訳者が同じものは省略。
アンソロジー等も少しだけ。
フィリップ・K・ディックのNews

2025年10月開催「フィリップ・K・ディック展」— HAYAKAWA FACTORY新作グッズも先行販売! | 早川書房オフィシャルサイト
2025年10月1日(水)~10月31日(金)、大垣書店 麻布台ヒルズ店で「フィリップ・K・ディック展」を開催。スピンオフ企画として、東京ミッドタウン日比谷・イエローコーナー日比谷では、「FUTURE PRIMITIVE POPUP展」も開催されるそう。
HAYAKAWA FACTORY×フィリップ・K・ディック
早川書房公式グッズレーベル《HAYAKAWA FACTORY》では、ハヤカワ文庫SFのフィリップ・K・ディックの書籍装丁を手がけるポジトロン土井宏明さんデザインのTシャツなどのグッズが購入できます。
その一部は、AmazonのHAYAKAWA FACTORYストアや、三省堂書店の楽天市場店でも購入可能です。
ハヤカワ文庫×フィリップ・K・ディック×土井宏明
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか? Deluxe Edition」浅倉久志訳
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?〔Deluxe Edition〕』
フィリップ・K・ディック,浅倉久志
2025/08/20
早川書房
第三次大戦後、汚染された地球では動物の所有が地位の象徴となっていた。人工の電気羊しか飼えないリックは、〈奴隷〉アンドロイドの首にかけられた賞金を狙い、決死の狩りを始めるーー『ブレードランナー』原作の伝説的SFが豪華特典付属の函入り本として登場
「人間」の本質を問う伝説的傑作。映画化名「ブレードランナー」原作。封入特典、電気羊&PKDステッカー。
「逆まわりの世界」小尾芙佐訳
『逆まわりの世界〔改訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,小尾芙佐
2020/07/02
早川書房
死者は墓から甦り、生者は若返って子宮へと回帰するー1986年、ホバート位相と名づけられた時間逆流現象のために、世界は一変した。死者の再生と売却を請け負うセバスチャン・ヘルメスは、ユーディ教の始祖トマス・ピークを墓から掘りだしたことにより、公安機関“消去局”とユーディ教指導者、ローマ・シンジケートをめぐる戦いに巻き込まれる。不条理と狂気が交錯するディック幻の傑作が改訳版で登場。
「市に虎声あらん」阿部重夫訳
『市【まち】に虎声【こせい】あらん (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,小尾芙佐
2020/07/02
早川書房
1952年、第二次大戦後の好況と核戦争の恐怖が同居するアメリカ西海岸、テレビ販売店で働く青年スチュアート・ハドリーは鬱屈した日々を送っていた。平凡な日常を打ち破るものは何かないのか…。ある日、カルト宗教「イエスの番人協会」の黒人教祖セオドア・ベックハイムの講演会ポスターを目にしたことから、スチュアートの人生が狂い始める。その後の傑作のエッセンスが詰め込まれた驚異の第一長篇。
「タイタンのゲーム・プレーヤー」大森望訳
『タイタンのゲーム・プレーヤー (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,大森望
2020/03/05
早川書房
軍事兵器によって出生率が低下し地球の人口は激減。タイタンからやってきた異星生物ヴァグとの戦争にも敗れ、活力を失った人類の間では、土地を賭けた“ゲーム”が流行していた。カリフォルニア州に住むピート・ガーデンは、ゲームに敗れ自分の住む街バークレーを巻き上げられてしまう。雪辱を果たすべく、方策を練るピートだが、奇怪な殺人事件が起こり…。ゲームが支配するディストピアを描く初期長篇。
「フロリクス8から来た友人」大森望訳
『フロリクス8から来た友人 (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,大森望
2019/08/20
早川書房
22世紀、世界は高い知能を有する〈新人〉と、超能力を持った〈異人〉が、60億の〈旧人〉を支配する階級社会と化していた。タイヤの溝掘り職人ニック・アップルトンは、息子を公務員にすることを願う典型的な〈旧人〉だが、黒髪の少女チャーリーと出会って……。一方、〈旧人〉の期待を背負って深宇宙へ旅立った伝説の人物プロヴォーニが、地球外生命体の〈友人〉とともに帰還しようとしていた……。鬼才のディストピアSF。
「いたずらの問題」大森望訳
『いたずらの問題 (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,大森望
2018/08/21
早川書房
2114年、ストレイター大佐による道徳再生運動の結果、世界は小型ロボットに監視される管理社会となっていた。アレン・パーセルは調査代理店の経営者として成功を収めていたが、突然の衝動に駆られて大佐の銅像に「いたずら」してしまう。像の頭を切り取り、手に乗せて蹴ろうとする姿にしてしまったのだ。この事件を機に、アレンは管理社会から落伍していく…。ディストピア社会を戯画化した初期長篇。
「ジャック・イジドアの告白」阿部重夫訳
『ジャック・イジドアの告白 (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,阿部重夫
2017/12/19
早川書房
1950年代のカリフォルニア、古タイヤの溝彫りをして働くジャック・イジドアは、雑多な知識をただ溜め込んでいる30代の男。万引きをして捕まったジャックは、妹夫婦と同居することになる。わがままな妹フェイと暴力的な夫チャーリー。明るい太陽と乾いた大地の中、人々は誰もが精神を病んでいる。やがてジャックは、「世界が終わる」という予言を信じるようになる……。ディック自身の分身であるジャックを描く自伝的小説。『戦争が終り、世界の終りが始まった』を新訳刊行。
「シミュラクラ」山田和子訳
『シミュラクラ〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,山田和子
2017/11/21
早川書房
時は21世紀半ば、世界はワルシャワを中心とする共産主義体制とヨーロッパ・アメリカ合衆国(USEAとに完全に二極化されていた。USEAで絶大な権力を握る美貌の大統領夫人ニコル・ティボドーは、タイムトラベル装置を使って秘かにゲーリング元帥を呼び寄せ、恐るべき計画を実行しようとするが……模造人間(シミュラクラ)、超小型違法宇宙船、火星生物などのガジェットを満載、現在の世界を照射するテーマ性を持った異色の長篇、待望の新訳版。
「銀河の壺なおし」大森望訳
『銀河の壺なおし〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,大森望
2017/10/19
早川書房
ジョー・ファーンライトは、腕利きの“壺なおし”職人。だが、陶器はプラスチックに取って代わられ、壺なおしの仕事は開店休業状態、失業手当で食いつなぐ毎日だった。そんなある日、待望の仕事が舞い込む。シリウス星系のグリマングから巨額のオファーが届いたのだ。海底に沈む大聖堂ヘルズカラを引き揚げるため、地球を離れグリマングの待つ惑星へと向かうジョーだったが…。ディック絶頂期の幻の長篇、待望の新訳版。
「去年を待ちながら」山形浩生訳
『去年を待ちながら〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,山形浩生
2017/09/21
早川書房
「ブレードランナー2049」10月27日日本公開!
2055年、人類は異星人同士の星間戦争に巻き込まれ、リーグ星人と泥沼の交戦状態にあった。そのさなか、軍事企業で人工臓器医師として働くエリックは、致死性の病に苦しむ独裁的指導者モリナーリの主治医となる。一方、エリックの妻キャシーは夫への不満から、新種のドラッグJJ-180に手を出してしまう。キャシーに騙されてJJ-180を飲んだエリックは、時空を越えて一年後の自分に出会うが……。ディック中期の傑作・新訳版。
「死の迷路」山形浩生訳
『死の迷路 (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,山形浩生
2016/05/24
早川書房
目的も告げられずに、未開の辺境惑星デルマク・Oに送り込まれた14人の男女。使命を伝えるはずだった通信は未達のまま、外部との接触を絶たれてしまった彼らは、その惑星で奇怪な光景を目にすることになる。謎めいた構造物、歌う人工蠅、光線を発射するミニチュア・ビル、不完全な複製を作り出す生命体…。やがて、一人また一人とメンバーが奇怪な死を遂げ始める!?緊迫感溢れる筆致で描かれる鬼才の異色サスペンスSF。
「ティモシー・アーチャーの転生」山形浩生訳
『ティモシー・アーチャーの転生〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,山形浩生
2015/11/20
早川書房
米ソの全面戦争により地球全土は荒廃、わずかに残るのは戦い続ける両軍の兵士だけとなった世界。米軍が投入した“新兵器”によって戦局は大きな転換点を迎えていた…。「スクリーマーズ」のタイトルで映画化されたディック短篇中屈指の傑作である表題作、特殊能力を持った黄金の青年を描く「ゴールデン・マン」(映画化名「NEXT-ネクストー」)、本邦初訳短篇「戦利船」ほか、戦争をテーマにした全9篇を収録する傑作選。
「ザップ・ガン」大森望訳
『ザップ・ガン (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,大森望
2015/03/06
早川書房
西側陣営の兵器ファッション・デザイナーであるラーズ・パウダードライと、人民東側のリロ・トプチェフは、日々、超次元空間に意識を浮遊させ、独創的で戦慄すべき殺戮兵器を開発していた。だが、この開発競争は東西両陣営による大嘘であった。新型兵器の殺傷能力はゼロだったのだ! だがある日、エイリアンの衛星群が突如出現し、地球は絶対絶命の危機に! かくて二人は、協力して本物の究極兵器の開発に着手するが……!?
「聖なる侵入」山形浩生訳
『聖なる侵入〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,山形浩生
2015/01/23
早川書房
辺境の惑星で処女懐胎したライビス・ロミーは、聖なるものの導きで邪悪なゾーンに覆われた地球へ向かう。だが、帰還中に事故が発生。その息子エマニュエルのみが記憶を失った状態で生き残った。地球に到着後、特殊学校で少女ジーナと出会ったエマニュエルは、彼女との関わりから、世界のあり方、自らの役割に覚醒していく。ディック自身の神秘体験をもとに書かれた『ヴァリス』の世界観を展開させた三部作新訳版・第二弾。
「人間以前」大森望、浅倉久志、若島正訳
『人間以前 (ディック短篇傑作選) (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,大森望,浅倉久志,若島正
2014/11/07
早川書房
人間と認められるのは12歳以上、12歳未満の子供は人間と認められず、狩り立てられてしまう……衝撃のディストピアを描いた表題作を、新訳で収録。長篇『ユービック』と同一設定の中篇「宇宙の死者」、ディック短篇の代表作として知られる現実崩壊SF「地図にない町」(新訳)、侵略SF「父さんもどき」、書籍初収録作「不法侵入者」、晩年の異色作「シビュラの目」ほか、幻想系/子供テーマSF全12篇を収録する傑作選。
「宇宙の眼」中田耕治訳
『宇宙の眼 ハヤカワ文庫SF (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,中田耕治
2014/09/25
早川書房
観測台から見下ろしていた見学者たちを、突然の災厄が襲った。陽子ビーム加速器が暴走し、60億ヴォルトの陽子ビームが無秩序に放射され、一瞬で観測台を焼き尽くしたのだ! たまたまその場にいた8人は、台が消滅したためにチェンバーの床へと投げ出された。やがて見学者のひとり、ジャック・ハミルトンは、病院で意識を取り戻す。だがその世界は、彼の知る現実世界とは、ほんの少し違っていた……鬼才の幻の名品登場!
「小さな黒い箱」大森望、浅倉久志訳
『小さな黒い箱 (ディック短篇傑作選) (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,大森望,浅倉久志
2014/07/10
早川書房
謎の組織によって供給されるその金属の黒い箱は、別の場所の別人の思考へとつながっていた……。『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』原型短篇である表題作、タイムトラベルをテーマにした後期の傑作「時間飛行士へのささやかな贈物」、近未来アメリカを描く政治風刺連作「待機員」「ラグランド・パークをどうする?」、書籍初収録作「ラウタヴァーラ事件」をはじめ、政治/未来社会/宗教をテーマにした全11篇を収録。
「ヴァリス」山形浩生訳
『ヴァリス〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,山形浩生
2014/05/09
早川書房
友人グロリアの自殺をきっかけにして、作家ホースラヴァー・ファットの日常は狂い始める。麻薬におぼれ、孤独に落ち込むファットは、ピンク色の光線を脳内に照射され、ある重要な情報を知った。それを神の啓示と捉えた彼は、日誌に記録し友人らと神学談義に耽るようになる。さらに自らの妄想と一致する謎めいた映画『ヴァリス』に出会ったファットは……。ディック自身の神秘体験をもとに書かれた最大の問題作、新訳版!
「変種第二号」大森望、浅倉久志、若島正訳
『変種第二号 (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,大森望,浅倉久志,若島正
早川書房
米ソの全面戦争により地球全土は荒廃、わずかに残るのは戦い続ける両軍の兵士だけとなった世界。米軍が投入した“新兵器”によって戦局は大きな転換点を迎えていた……。「スクリーマーズ」のタイトルで映画化されたディック短篇中屈指の傑作である表題作、特殊能力を持った黄金の青年を描く「ゴールデン・マン」(映画化名「NEXT-ネクスト-」)、本邦初訳短篇「戦利船」ほか、戦争をテーマにした全9篇を収録する傑作選 [収録作品] 「たそがれの朝食」 「ゴールデン・マン」 「安定社会」 「戦利船」 「火星潜入」 「歴戦の勇士」 「奉仕するもの」 「ジョンの世界」 「変種第二号」
「ヴァリス」山形浩生訳
『ヴァリス〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)』
フィリップ・K・ディック,山形浩生
2014/05/09
早川書房
友人グロリアの自殺をきっかけにして、作家ホースラヴァー・ファットの日常は狂い始める。麻薬におぼれ、孤独に落ち込むファットは、ピンク色の光線を脳内に照射され、ある重要な情報を知った。それを神の啓示と捉えた彼は、日誌に記録し友人らと神学談義に耽るようになる。さらに自らの妄想と一致する謎めいた映画『ヴァリス』に出会ったファットは……。ディック自身の神秘体験をもとに書かれた最大の問題作、新訳版!
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