「ペンギンの憂鬱」新潮社
『ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)』
アンドレイ・クルコフ,沼野恭子
2004/09/29
新潮社
《 315ページ 》
恋人に去られ孤独なヴィクトルは売れない短篇小説家。ソ連崩壊後、経営困難に陥った動物園から憂鬱症のペンギンを貰い受け、ミーシャと名づけて一緒に暮らしている。生活のために新聞の死亡記事を書く仕事を始めたヴィクトルだが、身辺に不穏な影がちらつく。他人の死が自分自身に迫ってくる。ウクライナはキーウ在住のロシア語作家による傑作長編小説。
新潮社
『ペンギンの憂鬱』 アンドレイ・クルコフ、沼野恭子/訳(伊井直行さんの書評)
Book Bang -ブックバン-
「私がペンギンです」|[レビュアー]野崎歓
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『ペンギンの憂鬱』(新潮社) – 豊崎由美による書評
「灰色のミツバチ」左右社 New!
『灰色のミツバチ』
アンドレイ・クルコフ,沼野恭子
2024/10/10
左右社
《 464ページ 》
ロシアとのあいだに設けられた緩衝地帯《グレーゾーン》。狙撃兵と地雷に囲まれた小さな村には、もう誰も残っていなかった。取り残されたように暮らし続ける中年男ふたりを除いて──。
戦禍のウクライナを舞台に、世界的ベストセラー『ペンギンの憂鬱』の著者が描く寓話的物語。
春が来て、やがてミツバチたちが目覚めたとき、意を決したセルゲーイチは旅に出る。ロシア占領下のクリミアを目指して──。
全米図書批評家協会賞ほか受賞
灰色のミツバチ | 左右社 SAYUSHA
(訳者あとがき:沼野恭子「グレーゾーンを生きるとは」の抜粋あり)
左右社 / X
【近刊】ウクライナの国民的作家、『ペンギンの憂鬱』で知られるアンドレイ・クルコフの新長編『灰色のミツバチ』を今月末刊行します(翻訳・解説:沼野恭子)…
アンドレイ・クルコフ関連サイト
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「侵略日記」ホーム社
『侵略日記』
アンドレイ・クルコフ,福間恵
2023/10/26
ホーム社
《 320ページ 》
小説『ペンギンの憂鬱』『灰色のミツバチ(“Gray Bees”)』の著者で、2014年のマイダン革命を『ウクライナ日記』に書き記したアンドレイ・クルコフが、2022年2月に始まったロシアとウクライナの戦争について書いたノンフィクション。戦況の激化していく同年7月までの日々が、作家の観察眼で生々しく綴られている。戦時下ウクライナの記録。ロシア文学者・沼野恭子による解説を収録。
HB ホーム社文芸図書WEBサイト
ウクライナの作家が綴った戦時下の市民の記録 アンドレイ・クルコフ『侵略日記』10月26日(木)発売
誰もが戦争の暴力から家族を守るために逃げようとしていた。戦時下のウクライナの記録。アンドレイ・クルコフ『侵略日記』冒頭公開
〈記憶の保管庫〉としての日記 沼野恭子──クルコフ『侵略日記』解説全文公開
<書評>侵略日記:北海道新聞デジタル
「ウクライナ日記 国民的作家が綴った祖国激動の155日」ホーム社
『ウクライナ日記 国民的作家が綴った祖国激動の155日』
アンドレイ・クルコフ,吉岡ゆき
2015/07/24
ホーム社
ウクライナの国民的作家による「マイダン革命」勃発後半年間の記録と考察。2022年のロシアによるウクライナ侵攻の根源を伝える。世界的なベストセラー小説『ペンギンの憂鬱』の著者であるウクライナの作家アンドレイ・クルコフが、2013年に起きた市民デモ「マイダン(独立広場)革命」の激動の日々――自由を求める市民側と警察や特殊部隊の武力衝突、大統領の国外逃亡、クリミア半島のロシア編入、続く内乱――を一市民の視点から書き留めたドキュメント。池上彰氏のウクライナ解説付。浅田次郎氏推薦。
「大統領の最後の恋 (新潮クレスト・ブックス)」新潮社
『大統領の最後の恋 (新潮クレスト・ブックス)』
アンドレイ・クルコフ,前田和泉
2006/08/30
新潮社
セルゲイ・ブーニンは孤独だった。22歳で結婚に破れて以来、どの恋にも空しさと悲哀がつきまとう。ソ連崩壊後、政治の世界に足を踏み入れ、遂に大統領にまで昇りつめたが、真の愛は手に入らない。だが、政敵との闘いの日々、移植手術を受けた彼の心臓の「持ち主」と名のる謎の女性が現れると、運命は過去と交錯し、大きく動き始める。
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