
Oprah’s Book Club Selections
アメリカの人気司会者オプラ・ウィンフリーが主宰する「Oprah’s Book Club」の歴代の推薦図書を一覧でまとめました。
約30年にわたり世界の読者に影響を与えてきた選書について、原書(洋書)と日本語訳のある作品の双方を確認できるように整理しています。
- オプラ・ウィンフリーの推薦図書リスト
- オプラ・ウィンフリーのこと
- 「Oprah’s Book Club 2.0」推薦図書の邦訳作品
- エリザベス・ストラウト「オリーヴ・キタリッジ、ふたたび」
- クレア・キーガン「ほんのささやかなこと」
- コルソン・ホワイトヘッド「地下鉄道」
- コルム・トビーン「ブルックリン」
- ジェスミン・ウォード「降りていこう」
- ジャニーン・カミンズ「夕陽の道を北へゆけ」
- タヤリ・ジョーンズ「結婚という物語」
- マリリン・ロビンソン「ギレアド」
- リチャード・パワーズ「惑う星」
- レイラ・モトリー「夜の底を歩く」
- アンソニー・レイ・ヒントン「奇妙な死刑囚」
- イザベル・ウィルカーソン「カースト アメリカに渦巻く不満の根源」
- エックハルト・トール「ニュー・アース」
- シェリル・ストレイド「わたしに会うまでの1600キロ」
- スーザン・ケイン「悲しみの力」
- ミシェル・オバマ「マイ・ストーリー」
- ロバート・コルカー「統合失調症の一族」
- 「Oprah’s Book Club」推薦図書の邦訳作品
- アーネスト・J・ゲインズ「ジェファーソンの死」
- アナ・クインドレン「黒と青」
- アニータ・シュリーヴ「パイロットの妻」
- アンドレ・デビュース三世「砂と霧の家」
- イサベル・アジェンデ「天使の運命」
- ウィリアム・フォークナー「響きと怒り」ほか
- ウォーリー・ラム「この手のなかの真実」ほか
- エドウィージ・ダンティカ「息吹、まなざし、記憶」
- カーソン・マッカラーズ「心は孤独な狩人」
- ガブリエル・ガルシア=マルケス「百年の孤独」ほか
- クリス・ボジャリアン「助産婦が裁かれるとき」
- クリスティーナ・シュワルツ「湖の記憶」
- ケイ・ギボンズ「エレン・フォスター」
- ケン・フォレット「大聖堂」
- コーマック・マッカーシー「ザ・ロード」
- ジェーン・ハミルトン「マップ・オブ・ザ・ワールド」
- ジェフリー・ユージェニデス「ミドルセックス」
- シェリ・レイノルズ「カナンの果て」
- ジャクリーン・ミチャード「青く深く沈んで」
- ジャネット・フィッチ「扉」
- ジョナサン・フランゼン「フリーダム」ほか
- ジョン・スタインベック「エデンの東」
- チャールズ・ディケンズ「大いなる遺産」ほか
- デイヴィッド・ロブレスキー「エドガー・ソーテル物語」
- トニ・モリスン「青い眼がほしい」ほか
- バーバラ・キングソルヴァー「ポイズンウッド・バイブル」
- パール・S・バック「大地」
- ビリー・レッツ「ビート・オブ・ハート」
- ベルンハルト・シュリンク「朗読者」
- メイヴ・ビンチー「タラ通りの大きな家」
- レフ・トルストイ「アンナ・カレーニナ」
- エリ・ヴィーゼル「夜」
- マリカ・ウフキル&ミシェル・フィトゥーシ「砂漠の囚われ人マリカ」
オプラ・ウィンフリーの推薦図書リスト
邦訳作品の一覧表
| 作品名 | 作家名 | 翻訳者名 | 出版社ほか | 発売日 |
|---|---|---|---|---|
| ジェファーソンの死 | アーネスト・J・ゲインズ | 中野康司 | 集英社 | 1996/02/01 |
| 黒と青 | アナ・クインドレン | 相原真理子 | 集英社 | 2001/07/26 |
| パイロットの妻 | アニータ・シュリーヴ | 高見浩 | 新潮文庫 | 2005/11/01 |
| 叫べ、愛する国よ | アラン・ペイトン | 村岡花子 | 聖文社 | 1962/??/?? |
| 奇妙な死刑囚 | アンソニー・レイ・ヒントン | 栗木さつき | 海と月社 | 2019/08/03 |
| 砂と霧の家 | アンドレ・デビュース三世 | 竹内真理子 | DHC | 2001/08/01 |
| 天使の運命 | イサベル・アジェンデ | 木村裕美 | PHP研究所 | 2004/03/02 |
| カースト アメリカに渦巻く不満の根源 | イザベル・ウィルカーソン | 秋元由紀 | 岩波書店 | 2022/09/06 |
| 響きと怒り | ウィリアム・フォークナー | 平石貴樹 | 岩波文庫 | 2007/01/16 |
| 死の床に横たわりて | ウィリアム・フォークナー | 佐伯彰一 | 講談社文芸文庫 | 2000/12/01 |
| 八月の光 | ウィリアム・フォークナー | 加島祥造 | 新潮文庫 | 1967/09/01 |
| この手のなかの真実 | ウォーリー・ラム | 池田真紀子 | DHC | 2002/10/01 |
| 人生におけるいくつかの過ちと選択 | ウォーリー・ラム | 細美遥子 | 講談社文庫 | 2002/01/01 |
| ニュー・アース | エックハルト・トール | 吉田利子 | サンマーク出版 | 2008/10/16 |
| 息吹、まなざし、記憶 | エドウィージ・ダンティカ | 玉木幸子 | DHC | 2000/05/01 |
| 夜 | エリ・ヴィーゼル | 村上光彦 | みすず書房 | 2010/02/03 |
| オリーヴ・キタリッジ、ふたたび | エリザベス・ストラウト | 小川高義 | 早川書房 | 2020/12/17 |
| 心は孤独な狩人 | カーソン・マッカラーズ | 村上春樹 | 新潮文庫 | 2023/09/28 |
| 百年の孤独 | ガブリエル・ガルシア=マルケス | 鼓直 | 新潮文庫 | 2024/06/26 |
| コレラの時代の愛 | ガブリエル・ガルシア=マルケス | 木村榮一 | 新潮社 | 2006/10/28 |
| 助産婦が裁かれるとき | クリス・ボジャリアン | 高山祥子 | 創元推理文庫 | 2004/05/31 |
| 湖の記憶 | クリスティーナ・シュワルツ | 北沢あかね | 講談社文庫 | 2003/08/01 |
| ほんのささやかなこと | クレア・キーガン | 鴻巣友季子 | 早川書房 | 2024/10/23 |
| エレン・フォスター | ケイ・ギボンズ | 廣瀬典生 | 大阪教育図書 | 2006/04/01 |
| 大聖堂 | ケン・フォレット | 矢野浩三郎 | SB文庫 | 2005/12/17 |
| ザ・ロード | コーマック・マッカーシー | 黒原敏行 | ハヤカワepi文庫 | 2010/05/30 |
| 地下鉄道 | コルソン・ホワイトヘッド | 谷崎由依 | ハヤカワepi文庫 | 2020/10/15 |
| ロングアイランド | コルム・トビーン | 栩木伸明 | 白水Uブックス | 2026/06/16 |
| こなごなに壊れて | ジェイムズ・フレイ | 武者圭子 | 講談社 | 2010/10/01 |
| マップ・オブ・ザ・ワールド | ジェーン・ハミルトン | 紅葉誠一 | 講談社文庫 | 2001/12/01 |
| 降りていこう | ジェスミン・ウォード | 石川由美子 | 作品社 | 2024/11/06 |
| ミドルセックス | ジェフリー・ユージェニデス | 佐々田雅子 | 早川書房 | 2004/03/24 |
| カナンの果て | シェリ・レイノルズ | 香咲弥須子 | ネオテリック | 1998/02/01 |
| わたしに会うまでの1600キロ | シェリル・ストレイド | 雨海弘美, 矢羽野薫 | 静山社 | 2015/07/24 |
| 青く深く沈んで | ジャクリーン・ミチャード | 長野きよみ | 新潮文庫 | 1997/12/01 |
| 夕陽の道を北へゆけ | ジャニーン・カミンズ | 宇佐川晶子 | 早川書房 | 2020/02/05 |
| 扉 | ジャネット・フィッチ | 杉奈穂 | 講談社文庫 | 2000/08/01 |
| フリーダム | ジョナサン・フランゼン | 森慎一郎 | 早川書房 | 2012/12/19 |
| コレクションズ | ジョナサン・フランゼン | 黒原敏行 | ハヤカワepi文庫 | 2011/08/10 |
| エデンの東 | ジョン・スタインベック | 土屋政雄 | ハヤカワepi文庫 | 2008/01/24 |
| 悲しみの力 「悲しみ」と「切なる思い」が 私たちを健全な人間にする | スーザン・ケイン | 坂東智子 | ディスカヴァー・ トゥエンティワン | 2023/08/25 |
| ウォーターダンサー | タナハシ・コーツ | 上岡伸雄 | 新潮社 | 2021/09/28 |
| 結婚という物語 | タヤリ・ジョーンズ | 加藤洋子 | ハーパーコリンズ・ ジャパン | 2021/03/22 |
| 大いなる遺産 | チャールズ・ディケンズ | 河合祥一郎 | 角川文庫 | 2025/06/17 |
| 二都物語 | チャールズ・ディケンズ | 池央耿 | 光文社古典新訳文庫 | 2016/03/11 |
| エドガー・ソーテル物語 | デイヴィッド・ロブレスキー | 金原瑞人 | NHK出版 | 2011/08/25 |
| パラダイス | トニ・モリスン | 大社淑子 | ハヤカワepi文庫 | 2010/06/30 |
| スーラ | トニ・モリスン | 大社淑子 | ハヤカワepi文庫 | 2009/08/20 |
| ソロモンの歌 | トニ・モリスン | 金田眞澄 | ハヤカワepi文庫 | 2009/07/05 |
| 青い眼がほしい | トニ・モリスン | 大社淑子 | ハヤカワepi文庫 | 2001/06/15 |
| ポイズンウッド・バイブル | バーバラ・キングソルヴァー | 永井喜久子 | DHC | 2001/07/01 |
| 大地 | パール・S・バック | 新居格, 中野好夫 | 新潮文庫 | 1953/12/30 |
| ビート・オブ・ハート | ビリー・レッツ | 松本剛史 | 文春文庫 | 1997/03/01 |
| 朗読者 | ベルンハルト・シュリンク | 松永美穂 | 新潮文庫 | 2003/05/28 |
| 砂漠の囚われ人マリカ | マリカ・ウフキル& ミシェル・フィトゥーシ | 香川由利子 | 早川書房 | 2000/08/01 |
| ギレアド | マリリン・ロビンソン | 宇野元 | 新教出版社 | 2017/10/25 |
| マイ・ストーリー | ミシェル・オバマ | 長尾莉紗, 柴田さとみ | 集英社 | 2019/08/23 |
| タラ通りの大きな家 | メイヴ・ビンチー | 安次嶺佳子 | 扶桑社ロマンス | 2001/11/01 |
| 惑う星 | リチャード・パワーズ | 木原善彦 | 新潮社 | 2022/11/30 |
| 夜の底を歩く | レイラ・モトリー | 井上里 | 早川書房 | 2025/01/08 |
| アンナ・カレーニナ | レフ・トルストイ | 木村浩 | 新潮文庫 | 1998/03/01 |
| 統合失調症の一族: 遺伝か、環境か | ロバート・コルカー | 柴田裕之 | 早川書房 | 2022/09/14 |
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洋書の一覧表
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Oprah’s Book Clubのおすすめ作品
Amazon
「Oprah’s Book Club」ベストセラー順
オプラ・ウィンフリーのこと
オプラ・ウィンフリーとは

オプラ・ゲイル・ウィンフリー(英語:Oprah Gail Winfrey、1954年1月29日 – )は、アメリカ合衆国の俳優、テレビ番組の司会者兼プロデューサー、慈善家。
司会を務める番組『オプラ・ウィンフリー・ショー』はアメリカのトーク番組史上最高の番組であると評価され、多数の賞を受賞している。
非常に影響力を持ったテレビ司会者の1人として知られており、紹介した本は必ず大ヒットしたり、「ヒラリー・クリントンの次に女性大統領になる人物」とまで言わしめる。「タイム」誌が世界で最も影響力のある人物の1人として彼女を取り上げてもいる。
オプラ・ウィンフリー – Wikipedia
Oprah’s Book Clubとは

Oprah’s Book Club
Complete Reading List & Reviews
「Oprah’s Book Club」は、アメリカのトーク番組『オプラ・ウィンフリー・ショー』の一コーナーとして展開された読書会企画であり、司会者のオプラ・ウィンフリーが選んだ書籍を取り上げるものでした。ウィンフリーは1996年にこの読書会を立ち上げ、視聴者が読み、語り合えるよう、毎月新たな一冊(主に小説)を選定していました。同企画は15年間にわたり、計70冊の書籍を推薦しました。
Oprah’s Book Club – Wikipedia
「Oprah’s Book Club 2.0」は、2012年6月1日にオプラ・ウィンフリーが立ち上げた読書クラブであり、「OWN: The Oprah Winfrey Network」と「O: The Oprah Magazine」の共同プロジェクトとして運営されています。このクラブは、15年間続き2011年に終了した当初の「Oprah’s Book Club」を再始動させたものですが、「2.0」という名称が示す通り、デジタルメディアの活用が新たな焦点となっています。
Oprah’s Book Club 2.0 – Wikipedia
Oprah.com
Oprah’s Book Club: The Complete Book List
Instagram
Oprah’s Book Club(@oprahsbookclub)
Oprah – YouTube
Oprah’s Book Club – YouTube
The Oprah Podcast – YouTube
Oprah’s Book Club – シーズン 1を観る | Prime Video
Oprah Winfrey – Wikipedia
Oprah’s Book Club – Wikipedia
Oprah’s Book Club 2.0 – Wikipedia
オプラ・ウィンフリー – Wikipedia
オプラ・ウィンフリー・ショー – Wikipedia
YouTube
Oprah’s Book Club
オーシャン・ヴオンも出演。
Amazon Prime Video
Oprah’s Book Club – シーズン 1を観る
リチャード・パワーズも出演。
「Oprah’s Book Club 2.0」推薦図書の邦訳作品
2012年6月以降の「Oprah’s Book Club 2.0」の推薦図書。フィクション、ノンフィクションの順に並んでいます。表紙は楽天ブックス、テキストリンクはAmazonです。
エリザベス・ストラウト「オリーヴ・キタリッジ、ふたたび」
『オリーヴ・キタリッジ、ふたたび』
エリザベス・ストラウト,小川高義
2020/12/17
早川書房
怒りっぽく皮肉屋、しかし唖然とするほど正直で、たまに驚くほどあたたかいー。そんなオリーヴ・キタリッジと、小さな港町クロズビーの人々の日々を描く。父を亡くした少女がその事実と折り合いをつけようとする「清掃」、遺産相続の手続きのため帰郷した女性と、年配の弁護士が互いにひそやかな慰めを見出す「救われる」、夫婦の日々の浮き沈みを繊細に描いた「ペディキュア」など、13篇を収録。ピュリッツァー賞を受賞した『オリーヴ・キタリッジの生活』、11年ぶりの続篇にあたる連作短篇集。
クレア・キーガン「ほんのささやかなこと」
『ほんのささやかなこと』
クレア・キーガン,鴻巣友季子
2024/10/23
早川書房
キリアン・マーフィー主演
映画『決断するとき』原作小説
1985年、アイルランドの小さな町。寒さが厳しくなり石炭の販売に忙しいビル・ファーロングは、町が見て見ぬふりをしていた女子修道院の〝秘密″を目撃し――優しく静謐な文体で多くの読者に愛される現代アイルランド文学の旗手が贈る、史実に基づいた傑作中篇
コルソン・ホワイトヘッド「地下鉄道」
『地下鉄道 (ハヤカワepi文庫)』
コルソン・ホワイトヘッド,谷崎由依
2020/10/15
早川書房
19世紀、アメリカ。南部の農園で過酷な生活を送る奴隷の少女コーラは、新入りの少年シーザーから奴隷を逃がす“地下鉄道”の話を聞き、ともに逃亡を決意する。冷酷な奴隷狩り人リッジウェイに追われながらも、コーラは地下をひそかに走る鉄道に乗り、さまざまな州をわたり、人に助けられ、また裏切られながら、自由が待つという北をめざす。ピュリッツアー賞、全米図書賞、アーサー・C・クラーク賞受賞作。
コルム・トビーン「ブルックリン」
『ロングアイランド (白水Uブックス/海外小説の誘惑)』
コルム・トビーン,栩木伸明
2026/06/16
白水社
『ブルックリン』の続編、終わらない愛の物語。1976年のロングアイランドで、夫トニーとふたりの子供とともに暮らすアイリーシュは、ある出来事をきっかけに、25年ぶりにアイルランドへ帰郷するー前作『ブルックリン』から四半世紀を生き、それぞれ歳を重ねた登場人物たちの心の奥を描く、待望の傑作長編。
ジェスミン・ウォード「降りていこう」
『降りていこう』
ジェスミン・ウォード,石川由美子
2024/11/06
作品社
〈あんたの武器はあんた自身〉母さんは言った。あたしの武器はあたしだ。
奴隷の境遇に生まれた少女は、祖母から、そして母から伝えられた知識と勇気を胸に、自由を目指すーー。40歳の若さで全米図書賞を二度受賞した、アメリカ現代文学最重要の作家が新境地を開く、二度目の受賞後初の長篇小説!
ジャニーン・カミンズ「夕陽の道を北へゆけ」
『夕陽の道を北へゆけ』
ジャニーン・カミンズ,宇佐川晶子
早川書房
2020/02/05
メキシコ・アカプルコ。書店を経営し、夫と息子と幸せに暮らすリディアの平仮な日々は、カルテルに親族16人を殺されて一変した。彼女はたったひとり生き残った息子のルカを連れて、カルテルの力の及ばないアメリカへ行くことを決意。ふたりは“野獣”と呼ばれる貨物列車の屋根に飛び乗り、出会う人々の誰が敵で誰が味方かも分からないまま、死と隣り合わせで北へと向かうー悲しみの底に突き落とされた者、明日も生きのびることを信じて逃げる者、そして理不尽な暴力に人間愛で立ち向かおうとする者たちの希望を描いたロード・ノヴェル。
タヤリ・ジョーンズ「結婚という物語」
『結婚という物語 (ハーパーコリンズ・フィクション)』
タヤリ・ジョーンズ,加藤洋子
2021/03/22
ハーパーコリンズ・ジャパン
ありふれた幸せな夫婦、ロイとセレスチャル。ある日、町の寂れたホテルに泊まった二人だが、その夜に女性客が強姦され、犯人と疑われたロイは警察に連行されてしまう。とんでもない濡れ衣だと誰もが釈放を信じたが夫の無実を訴えるセレスチャルの証言もむなしくロイに言い渡されたのは懲役12年の刑だった。唐突に、理不尽に引き裂かれた二人は、刑務所のなかと外とで手紙をやり取りしつづけるが――愛とは、結婚とは、人種とは、社会とは。魂に訴えかける各賞受賞の話題作。
マリリン・ロビンソン「ギレアド」
『ギレアド』
マリリン・ロビンソン,宇野元
2017/10/25
新教出版社
2005年ピューリツァー賞・全米批評家賞受賞小説 アイオワ州のギレアドという片田舎の町。 カルヴァンとバルトを愛読する老牧師が自らの死期を意識し、若い妻との間にもうけた幼い息子に手紙を綴る。南北戦争から冷戦期にいたる三代にわたる牧師一家の信仰の継承と屈折。帰郷した知己の青年と妻との関係。自らの揺れる心。隣人たちの人生――。 「私はこの本の虜になった」バラク・オバマ。
リチャード・パワーズ「惑う星」
『惑う星』
リチャード・パワーズ,木原善彦
2022/11/30
新潮社
地球を憂う少年の心を、亡き母の愛が解き放つ。科学と情感が融合する傑作。パパ、この惑星に僕の居場所はないの? 地球外生命の可能性を探る研究者の男、その幼い息子は絶滅に瀕する動物たちの悲惨に寄り添い苦しんでいた。男は彼をある実験に参加させる。MRIの中で亡き母の面影に出会った少年は、驚くほどの聡明さを発揮し始めーー現代科学の最前線から描かれる、21世紀の「アルジャーノン」。
レイラ・モトリー「夜の底を歩く」
『夜の底を歩く』
レイラ・モトリー,井上里
2025/01/08
早川書房
17歳のキアラは、兄のマーカスと暮らしていた。父は病死、母は刑務所に入って、いまは更生施設にいた。自分たちだけで稼がないとならないというのに、マーカスはラッパーを夢見てばかり。心配事はまだあった。同じアパートに住む、ネグレクトを受けている9歳のトレバーだ。彼らのためにも懸命に職を探すキアラ。だが、雇ってくれる店はなく、追い詰められた果てに、思わぬことから売春をはじめる。〔…〕荒々しい詩情で10代の少女が生きる現実を描き出す、史上最年少でブッカー賞候補に選出された米国作家のデビュー作!
アンソニー・レイ・ヒントン「奇妙な死刑囚」
『奇妙な死刑囚』
アンソニー・レイ・ヒントン,栗木さつき
2019/08/03
海と月社
貧困、黒人差別、歪んだ司法、冤罪、死刑判決、30年間にわたる独房生活、囚人仲間たちとの交流、死刑執行への恐怖、刑務所内での読書会の発案と実行、伝説の黒人弁護士との出会い、そして奇跡的な釈放。
スターバックス創業者ハワード・シュルツ、フェイスブック創業者マーク・ザッカーバーグ、俳優ジョージ・クルーニー、ヴァージン・グループ創設者リチャード・ブランソンなど、世界のVIPたちが会って話を聞きたがり、その生き方・考え方に魅了された元死刑囚ヒントン。彼の監獄での30年と彼を取り巻く仲間たちを描き全米で話題沸騰となった傑作・社会派ノンフィクション。
イザベル・ウィルカーソン「カースト アメリカに渦巻く不満の根源」
『カースト アメリカに渦巻く不満の根源』
イザベル・ウィルカーソン,秋元由紀
2022/09/06
岩波書店
アメリカの日常にはびこる黒人差別は決して根絶されず再燃する。ピューリツァー賞受賞・黒人女性作家が自らの体験をもとに、差別の底に潜む、白人、バラモン、アーリア人の「優越」を保持するカースト制のメカニズムを探る。アメリカの民主主義を蝕むカーストの恐るべき悪とは。世界的ベストセラー、待望の邦訳。
エックハルト・トール「ニュー・アース」
『ニュー・アース』
エックハルト・トール,吉田利子
サンマーク出版
2008/10/16
〈2008年1月と2025年1月の2回選出〉
人種・言語・文化・思想・宗教・年代・性別…。あらゆるものを超えて人々の魂へ響く普遍的な教え、進化と目覚めの書。それが『ニュー・アース』だ。
シェリル・ストレイド「わたしに会うまでの1600キロ」
『わたしに会うまでの1600キロ』
シェリル・ストレイド,雨海弘美,矢羽野薫
2015/07/24
青山社
リース・ウィザースプーン主演
映画『わたしに会うまでの1600キロ』原作
アメリカ西部を縦断するする遊歩道「パシフィック・クレスト・トレイル」。どん底だった26歳のシェリルを癒したのは、トレイルの厳しくも優しい自然と1600キロの道のりだった。セックス、ドラッグ、不倫、中絶、最愛の母の死、離婚、父の暴力、多くの重荷を背負った彼女は、自身の再生を賭けて過酷な大自然の中へと一歩を踏み出した。
スーザン・ケイン「悲しみの力」
『悲しみの力 「悲しみ」と「切なる思い」が私たちを健全な人間にする』
スーザン・ケイン,坂東智子
2023/08/25
ディスカヴァー・トゥエンティワン
「悲しみ」「切なる思い」を受け入れることに、どんなメリットがあるのだろうか。
著者は「悲しみ」の共有から「思いやり」「人とのつながり」が生まれると指摘している。「悲しみ」というのは、他人を思いやり、他人に利益をもたらす感情であり、愛情を生み出し、人と人をつなげる手段にもなる。すべての感情の中で、最高の「接着剤」になるのだ。
ミシェル・オバマ「マイ・ストーリー」
『マイ・ストーリー』
ミシェル・オバマ,長尾莉紗,柴田さとみ
2019/08/23
集英社
等身大の語り口で力強く胸に迫る、前アメリカ大統領夫人の回想録。子供のころ、ミシェル・ロビンソンの世界はシカゴのサウス・サイド地区だけだった。そこでは、一家が居候する家の2階で兄のクレイグと1つの寝室で眠り、公園で一緒にキャッチボールをした。両親のフレイザーとマリアンには、堂々と自分の意見を言うように育てられた。その後、彼女は広い世界に飛び出していく。プリンストン大学では、教室の中で自分がたった一人の黒人であることもあった。その後、ガラス張りのオフィスビルではエリートの企業法務弁護士として働いた。そしてある夏の朝、オフィスに現れたバラク・オバマという法学生に出会ったことで、それまで綿密に計画されていた彼女の人生は一変する。
ロバート・コルカー「統合失調症の一族」
『統合失調症の一族: 遺伝か、環境か』
ロバート・コルカー,柴田裕之
2022/09/14
早川書房
第二次大戦後、ギャルヴィン一家は空軍に籍を置く父親の都合でコロラド州に移り住む。ベビーブームを背景に12人の子宝に恵まれた一家だったが、1970年代半ばには子供のうち6人が統合失調症と診断された。厳格な父母によって育てられた容姿端麗で運動能力の高い息子たちは、なぜ次々に精神疾患に見舞われたのか?
一方で、サイコセラピーと抗精神病薬による療法が主流だった当時、遺伝的側面から統合失調症の原因究明や治療・予防法の発見を目指す研究者たちがいた。彼らはギャルヴィン家の人々と出会い、様々な検査等を通じて、統合失調症にかかわる遺伝子を突き止めていく――。
「Oprah’s Book Club」推薦図書の邦訳作品
アーネスト・J・ゲインズ「ジェファーソンの死」
アーネスト・J・ゲインズ
『ジェファーソンの死』中野康司訳/集英社(1996年2月)
1940年代末のルイジアナ。不幸な家庭環境と教育の欠如により、犯罪に巻き込まれ、強盗殺人の罪で死刑を宣告されたジェファーソン。そんな彼に「人間としての尊厳」を教えるよう頼まれた主人公だったが-素朴な筆致で描かれる力強い人間ドラマ。全米批評家協会賞受賞作品。
アナ・クインドレン「黒と青」
『黒と青』
アナ・クインドレン,相原真理子
2001/07/26
集英社
NYに住む看護婦のフランは警察官の夫の暴力に耐えきれず、息子を連れフロリダに移り、別人として生活を始める。DV=ドメスティック・バイオレンスの悲劇。ピュリッツァー賞受賞作家のベストセラー。
アニータ・シュリーヴ「パイロットの妻」
『パイロットの妻 (新潮文庫)』
アニータ・シュリーヴ,高見浩
2005/11/01
新潮社
ロバート・マーコウィッツ監督
映画『ジェット274』原作小説
深更に響くノックの音ー。それはキャスリンを絶望の淵へと追いやる序奏だった。夫が操縦する旅客機の墜落。ひとり娘と悲嘆に暮れる間もなく、不穏な情報が次々と彼女を苛む。さらに、夫が遺したメモからは耐えがたい現実が浮き彫りにされてゆく。平凡な暮らしを営んできた妻に問いかけられる家族の絆、そして“人を知る”ということの意味。全米で280万部を突破した痛切な長篇。
アンドレ・デビュース三世「砂と霧の家」
元空軍大佐の亡命イラン人ベヘラニーは競売で丘の上に建つ一軒の家を買った。しかしそれは役所の手違いで接収されたものだった。元の持ち主であるキャシーは取り返そうと手をつくす。アメリカでの生活の最後の希望である家にしがみつくベヘラニーと、新たな恋人との関係に溺れながらも家族や夫との思い出としての家に執着するキャシー。互いの意地、誤解、偏見が重なり、争いは泥沼化する。だが利己的な感情に気づき、事態は収集に向かうかと思えたが…。身内への愛情と他人への無理解。きわめて人間的なふるまいが招く悲劇。
イサベル・アジェンデ「天使の運命」
時は150年前。主人公は、出生に謎を持つ少女エリサ・ソマーズ。彼女は、一人の男を命よりも深く愛したために、家も友人もすべてを捨て、身ひとつで未知の世界に船出しなければならなくなる。命がけの密航を果たした先は、ゴールドラッシュ時代のカリフォルニア。欲と暴力が渦巻く世界で、まるでジェットコースターのように、次々と試練が彼女に襲いかかるが、恋人さがしの旅を続けるうちに、エリサは成長しみずからの運命を切り拓いていく。
ウィリアム・フォークナー「響きと怒り」ほか
『響きと怒り』
ウィリアム・フォークナー,桐山大介
2024/09/26
河出書房新社
家を去った放縦な長女への三兄弟の激しい想いを軸に破滅の宿命を負うアメリカ南部の名家の悲劇を描く、痛ましくも美しい愛と喪失の物語。
ウォーリー・ラム「この手のなかの真実」ほか
一卵性双生児の兄弟トーマスとドミニクは、私生児として生まれた。トーマスは、19歳のときに精神分裂症を発病し、病院の入退院を繰り返している。1990年の秋、湾岸戦争を阻止すべく神に捧げものをするという名目で、自らの手首を切り落とす。その後1年の出来事を描いていくこの作品では、ドミニクの不幸が語られる。義父からの虐待、母親の死。最愛の女性と結婚するが、赤ん坊は突然死し、それが原因でふたりは別れてしまう。次々と訪れる不幸にドミニクは、教師らしい冷静さで対処していくが、教壇に立っていたある日、許容量を越え、突然嗚咽して崩れ落ち、狂人として警察に連行され、教師を辞職する。不幸に押し潰されそうになりながらも人生を立て直そうと必死に努力する普通の人々の魂の物語。
エドウィージ・ダンティカ「息吹、まなざし、記憶」
『息吹、まなざし、記憶』
エドウィージ・ダンティカ,玉木幸子
2000/05/01
DHC
おばさんとすごしたハイチでの生活は、愛とおとぎばなしにあふれていた。12歳を迎えたソフィーはニューヨークの母親に呼びよせられる。やがて明かされる、ハイチの女性たちに受け継がれてきた哀しみの歴史から、ソフィーは自由になる道を模索しはじめる。みずみずしく色彩ゆたかにえがく感動のベストセラー。
カーソン・マッカラーズ「心は孤独な狩人」
『心は孤独な狩人 (新潮文庫)』
カーソン・マッカラーズ,村上春樹
2023/09/28
新潮社
暗く長い夜と重い沈黙。そこに小さな希望はあったのか――。マッカラーズ23歳の鮮烈なデビュー作を長年愛読してきた村上春樹が新訳!
1930年代末、大恐慌の嵐が吹き荒れるアメリカ。南部の町のカフェに聾啞の男シンガーが現れた。店に集う人々の痛切な告白を、男はただ静かに聞き続ける。貧しい家庭の少女ミック。少女に想いを寄せる店主ビフ。流れ者の労働者ジェイク。同胞の地位向上に燃える黒人医師コープランド……。だが、シンガーの身に悲劇が起きると、報われない思いを抱えた人々はまた孤独へと帰っていくのだった。著者の鮮烈なデビュー作にして最高傑作、待望の新訳。
ガブリエル・ガルシア=マルケス「百年の孤独」ほか
『百年の孤独 (新潮文庫)』
ガブリエル・ガルシア=マルケス,鼓直
2024/06/26
新潮社
監督ラウラ・モーラ&カルロス・モレノ
Netflixドラマ『百年の孤独』原作小説
奇妙な寒村を開墾しながら孤独に生きる一族。その宿命を描いた、目も眩む百年の物語。
1967年にアルゼンチンのスダメリカナ社から刊行されて以来、世界の名だたる作家たちが賛辞を惜しまず、その影響下にあることを公言している世界文学屈指の名著。現在までに46の言語に翻訳され、5000万部発行されている世界的ベストセラー。「マジック・リアリズム」というキーワードとともに文学シーンに巨大な影響を与え続けている。2022年にはNETFLIXが映像化の権利獲得を発表、大きな話題を呼んた。蜃気楼の村マコンドを開墾しながら、愛なき世界を生きる孤独な一族の歴史を描いた一大サーガ。解説=筒井康隆
クリス・ボジャリアン「助産婦が裁かれるとき」
クリス・ボジャリアン
『助産婦が裁かれるとき』高山祥子訳/東京創元社(2004年5月)
吹雪の夜、とっさの判断だった。産婦はもう息をしていない。心臓も止まっている。ならばせめて新しい命を救わなければー助産婦シビルは思い切って帝王切開を開始、見事赤ん坊をとりあげた。が、ことは単なる不幸な出産では終わらなかった。シビルの帝王切開こそが産婦を死に至らしめたのではないかと彼女が訴えられたのだ。殺人の罪に問われ起訴された助産婦。裁判のゆくえは。
クリスティーナ・シュワルツ「湖の記憶」
クリスティーナ・シュワルツ
『湖の記憶 (講談社文庫)』北沢あかね訳/講談社(2003年8月)
母の溺死には謎がある 一人の少女の不可解な記憶。
1919年冬。ウィスコンシンの凍結した湖で、母は水死体となって発見された。 3歳だったルースは、伯母に育てられながらも母の死に疑問を持ち続ける。伯母は何か秘密をもっている。ルース自身も母と一緒に溺れた不可解な記憶があるのだが!? 全米で話題を呼んだ生きることと家族の意味を問うミステリー。
ケイ・ギボンズ「エレン・フォスター」
ケン・フォレット「大聖堂」
『大聖堂 上 (SB文庫)』
『大聖堂 中 (SB文庫)』
『大聖堂 下 (SB文庫)』
ケン・フォレット,矢野浩三郎
2005/12/16
SBクリエイティブ
リドリー・スコット製作総指揮
映画『ダークエイジ・ロマン 大聖堂』原作
いつかこの手で大聖堂を建てたいー果てしない夢を抱き、放浪を続ける建築職人のトム。やがて彼は、キングズブリッジ修道院分院長のフィリップと出会う。かつて隆盛を誇ったその大聖堂は、大掛かりな修復を必要としていた。折りしも、国王が逝去し、内乱の危機が!十二世紀のイングランドを舞台に、幾多の人々が華麗に織りなす波瀾万丈、壮大な物語。
コーマック・マッカーシー「ザ・ロード」
空には暗雲がたれこめ、気温は下がりつづける。目前には、植物も死に絶え、降り積もる灰に覆われて廃墟と化した世界。そのなかを父と子は、南への道をたどる。掠奪や殺人をためらわない人間たちの手から逃れ、わずかに残った食物を探し、お互いのみを生きるよすがとして――。
世界は本当に終わってしまったのか? 現代文学の巨匠が、荒れ果てた大陸を漂流する父子の旅路を描きあげた渾身の長篇。ピュリッツァー賞受賞作。(解説:小池昌代)
ジェーン・ハミルトン「マップ・オブ・ザ・ワールド」
クリスティーナ・シュワルツ
『マップ・オブ・ザ・ワールド (講談社文庫)』紅葉誠一訳/講談社(2001年12月)
アリスが目を離した隙に起きた親友の娘の事故死ー過失を責める視線に晒され孤立するアリスに追い討ちをかけるように、彼女の児童への性的虐待疑惑が浮上する。夫の裏切り、親友との葛藤、真実の残酷さに苦悶するアリス。はたして人は人とどこまでわかり合えるのか?愛と人間の尊厳を問う全米ベストセラー。
ジェフリー・ユージェニデス「ミドルセックス」
『ミドルセックス』
ジェフリー・ユージェニデス,佐々田雅子
2004/03/24
早川書房
デズデモーナとレフティーは姉弟でありながら、深く愛し合っていた。1922年、ギリシャとトルコの戦争で村が壊滅し、二人はいとこ夫婦を頼りにアメリカ、デトロイトへ夫と妻として渡る。やがて、二組の夫婦の子供、ミルトンとテッシーが惹かれ合うようになる。1960年、そこに生まれた待望の女の子がわたし、カリオペだ。
車産業が隆盛を誇る街デトロイトで、祖父が始めた食堂を父が繁盛させ、わたしは大事に育てられた。女子高に通うようになったわたしは、自分の体つきに悩み、ある同級生への熱い想いに苦しんでいた。そんなある日、自分がふつうの女の子ではないことを知ったわたしは、激しい衝撃を受け、家族のもとを飛び出すが…。
シェリ・レイノルズ「カナンの果て」
シェリ・レイノルズ
『カナンの果て』香咲弥須子訳/ネオテリック(1998年2月)
アメリカ南西部の小さな宗教コミュニティ。少女ニナは、人生のさまざまな矛盾を感じはじめた14歳。神様は本当にいるのか。絶対的な真実への渇望とその危険性を探り、愛と人間の本質に迫る。
ジャクリーン・ミチャード「青く深く沈んで」
ジャクリーン・ミチャード
『青く深く沈んで (新潮文庫)』長野きよみ訳/新潮社(1997年12月)
ベスは、7歳になる長男に3歳の次男ベンをたのみ、チェックインをすませた。数分後、ホテルのロビーからベンが消えていた。誘拐されたのか?捜査もむなしくベスの家族に地獄の時間が流れた。長男の苦しい夢は何を意味するのか?9年後のある夏の日、ひとりの少年が庭の芝刈りのアルバイトのためにベスを訪問した。彼はベンに似ていた…。家族の愛の復権と再生を描く感動の長編。
ジャネット・フィッチ「扉」
ジャネット・フィッチ
『扉 (講談社文庫)』杉奈穂訳/講談社(2000年8月)
→映画『ホワイト・オランダー』原作小説/ミシェル・ファイファー&レニー・ゼルウィガー出演
母イングリッドは恋人を毒殺して終身刑に。残された12歳の娘アストリッドは里親の家を転々としながら、女となり、撃たれ、飢え、怯える。獄中からも娘を支配しようとするエゴイストの母との対立、幼い魂を傷つけ翻弄する恐怖と愛。その中で美しく成長していく少女の姿を描いた感動の文芸サスペンス巨篇!
ジョナサン・フランゼン「フリーダム」ほか
『フリーダム』
ジョナサン・フランゼン,森慎一郎
2012/12/19
早川書房
パティとウォルターのバーグランド夫妻は、ミネソタ州セントポールの善き住人だった。てきぱきとして愛想がよく、理想的な母親と見えるパティ。柔和で環境保護活動に熱心なウォルター。二人の子供とともに、夫妻は幸せな世界を築き上げようとしているかのようだった。しかし、二十一世紀に入ったころ、バーグランド夫妻にはいぶかしげな眼差しが向けられていた。なぜ夫妻の息子は共和党支持の隣家に移り住んだのか?なぜウォルターは石炭業界関連の仕事に就いたのか?ウォルターの親友リチャード・カッツとは何者か?そしてーなぜパティはあんなに怒りに満ちた人間になってしまったのか?
ジョン・スタインベック「エデンの東」
『エデンの東 新訳版 (1) (ハヤカワepi文庫)』
ジョン・スタインベック,土屋政雄
2008/01/24
早川書房
コネティカットの農家に長男として生まれたアダム・トラスク。暴力を嫌い、つねに平穏を求める従順な青年に育ったが、厳格な父サイラスの愛を渇望する腹違いの弟チャールズに虐げられ、辛い日々を送っていた。サイラスは息子の弱さと兄弟の不仲を案じ、アダムにインディアン討伐の騎兵隊に参加するよう命令するが……。全四巻。
チャールズ・ディケンズ「大いなる遺産」ほか
『新訳 大いなる遺産 上 (角川文庫)』
『新訳 大いなる遺産 下 (角川文庫)』
チャールズ・ディケンズ,河合祥一郎
2025/06/17
KADOKAWA
親のいない少年ピップは意地悪な姉に育てられる。唯一の味方は優しい義兄ジョー。その跡をついで鍛冶屋になるのが夢だ。ある晩、脱獄囚の命を救うが、その日を境に、不可解な出来事が起きる。何者かから譲られた莫大な遺産。謎の暴行事件。資産家の美しい養女エステラとの出会い。彼女に見合う男になろうと、故郷を捨ててロンドンへ紳士修行に向かうが……。文豪ディケンズの最高峰! 原文に忠実な新訳でラストの真意が初めてわかる!
デイヴィッド・ロブレスキー「エドガー・ソーテル物語」
『エドガー・ソーテル物語』
デイヴィッド・ロブレスキー,金原瑞人
2011/02/25
新潮社
〈2024年6月選出の『Familiaris』は前日譚〉
スティーヴン・キング氏より
「わたしは十二夜、幸せを噛みしめながらデイヴィッド・ロブレスキーの創った世界に浸った。残り少なくなってきたとき、しょっちゅう言い訳を見つけては、しばらく本を置いた。読みたくなかったからではない。読みたくてたまらなかったからだ。終わってほしくなかったのだ。とくに犬好きの人にはたまらない作品だと思う。犬の世界がこれほど想像力豊かに、共感をもって描かれたことはかつてなかった。しかし、これは犬の小説でもなければ、アメリカ中西部を描いた小説でもない。人の心理を追求した小説であり、人の心に住む不可解なものを追求した小説でもある。その不可解なものは目には見えない。ところが、エドガー・ソーテルという口のきけない少年、三匹の犬を連れて勇敢にも危険な旅に出る少年を題材に、ロブレスキーはそれを鮮やかに描き出した」
トニ・モリスン「青い眼がほしい」ほか
『青い眼がほしい (ハヤカワepi文庫)』
トニ・モリスン,大社淑子
2001/06/15
早川書房
誰よりも青い眼にしてください、と黒人の少女ピコーラは祈った。そうしたら、みんなが私を愛してくれるかもしれないから……人間としての価値や美しさは白人の世界にのみ見出され、そこに属さない黒人は存在意義も認められていない。白人が定めた価値観を痛烈に問いただす、ノーベル賞作家の鮮烈なデビュー作。
バーバラ・キングソルヴァー「ポイズンウッド・バイブル」
『ポイズンウッド・バイブル』
バーバラ・キングソルヴァー,永井喜久子
2001/07/01
DHC
1959年、アメリカ人宣教師家族が、ベルギー領コンゴに降り立った。過酷な大自然、政治的混乱をとおして、家族が選んだ道は?キングソルヴァー最大のヒット作、ついに刊行。
パール・S・バック「大地」
『大地(一) (新潮文庫)』
パール・S・バック,新居格,中野好夫
1953/12/30
新潮社
十九世紀から二十世紀にかけて、古い中国が新しい国家へ生れ変ろうとする激動の時代に、大地に生きた王家三代にわたる人々の年代記。
ビリー・レッツ「ビート・オブ・ハート」
ビリー・レッツ
『ビート・オブ・ハート (文春文庫)』松本剛史訳/文藝春秋(1997年3月)
→映画『あなたのために』原作小説/ナタリー・ポートマン主演
17歳の少女ノヴァリーは、赤ん坊を身ごもって七カ月目に、オクラホマの小さな町でボーイフレンドに置き去りにされてしまう。故郷を捨て、西海岸での新生活を夢みての旅だったのに。どうも、7という数字とは前から相性がわるい。が、この町が、人とのまじわりが、魔法のように彼女の心もからだも癒す。読んで勇気の出るいい話。
ベルンハルト・シュリンク「朗読者」
『朗読者 (新潮文庫)』
ベルンハルト・シュリンク,松永美穂
2003/05/28
新潮社
15歳のぼくは、母親といってもおかしくないほど年上の女性と恋に落ちた。「なにか朗読してよ、坊や!」──ハンナは、なぜかいつも本を朗読して聞かせて欲しいと求める。人知れず逢瀬を重ねる二人。だが、ハンナは突然失踪してしまう。彼女の隠していた秘密とは何か。二人の愛に、終わったはずの戦争が影を落していた。
現代ドイツ文学の旗手による、世界中を感動させた大ベストセラー。
メイヴ・ビンチー「タラ通りの大きな家」
『タラ通りの大きな家 上 (扶桑社ロマンス)』
『タラ通りの大きな家 下 (扶桑社ロマンス)』
メイヴ・ビンチー,安次嶺佳子
2001/11/01
扶桑社
アイルランドのダプリンとアメリカコネティカットの大学町で展開される失意と再生の〈二都物語〉
ダブリンのタラ通りで誰もが羨む生活を送っていたリア。だがある日、夫は愛人をつくって家を出てしまう。失意に沈むリアに見知らぬ女性から電話がかかってきた。ひと夏の間、コネティカットの自分の家と交換して住んでくれるダブリンの家主を探しているとのこと。二人は家を交換して住み始めた‥‥‥。
レフ・トルストイ「アンナ・カレーニナ」
『アンナ・カレーニナ(上) (新潮文庫)』
『アンナ・カレーニナ(中) (新潮文庫)』
『アンナ・カレーニナ(下) (新潮文庫)』
トルストイ,木村浩
2024/02/14
新潮社
モスクワ駅へ母を迎えに行った青年士官ヴロンスキーは、母と同じ車室に乗り合せていたアンナ・カレーニナの美貌に心を奪われる。アンナも又、俗物官僚の典型である夫カレーニンとの愛のない日々の倦怠から、ヴロンスキーの若々しい情熱に強く惹かれ、二人は激しい恋におちてゆく。文豪トルストイが、そのモラル、宗教、哲学のすべてを注ぎ込んで完成した不朽の名作の第一部。
エリ・ヴィーゼル「夜」
『夜 [新版]』
エリ・ヴィーゼル,村上光彦
みすず書房
2010/02/03
1944年、トランシルヴァニアの小さな町にドイツ軍が姿をあらわす。15歳の少年とその家族はゲットーへ移送され、さらにアウシュヴィッツへ……、そして強制収容所での選別、幼児の焼却、公開処刑、極寒の死の行進。
「飢え、渇き、恐怖、輸送、選別、火、煙突など。それらの単語はいまはなにごとかを意味している。しかしあの当時、それらの単語が意味していたのは別のことがらであった」
《人間》《神》《愛》といったすべてが死んだ極限状態を格調高い筆致で淡々と描くこのドキュメンタリー小説は、われわれを決して忘れてはならない記憶へと引きもどす。
マリカ・ウフキル&ミシェル・フィトゥーシ「砂漠の囚われ人マリカ」
『砂漠の囚われ人マリカ』
マリカ・ウフキル,ミシェル・フィトゥーシ,香川由利子
2000/08/01
早川書房
現代モロッコで20年間監禁されていたのは、国王の養女だった。国王の養女から一転して虐待と飢餓の牢獄へ。マリカがたどった数奇な運命と奇跡の脱出劇。モロッコで発禁、フランスでは大ベストセラーとなった衝撃的自伝。

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