新潮クレスト・ブックスのこと
新潮社
新潮クレスト・ブックス
新潮クレスト・ブックスは、海外の小説、自伝、エッセイなどジャンルを問わず、もっとも優れた豊かな作品を紹介するシリーズです。 〈新潮クレスト・ブックス〉は、世界のあちこちで日々生まれている新鮮で上質な作品の数々を、内容にまさるとも劣らないブックデザインで読者にお届けしたいという願いから、一九九八年に生まれたシリーズです。
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作家で画家、西加奈子の自宅で見つけた、クリエイティブであり続けるための5つのこと。
西加奈子さんの2018年のインタビュー動画。(1:14)に映っているのが新潮クレスト・ブックス。こんなふうに本棚にずらっと並べてみたい。
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新潮クレスト・ブックス案内所|作家の出身国でニッチな世界旅行を楽しむ
新潮クレスト・ブックス案内所 | おさえておきたいポイント&GINZA読者へのおすすめ4冊
新潮クレスト・ブックス新刊
「わたしの人生」ダーチャ・マライーニ
『わたしの人生 (新潮クレスト・ブックス)』
ダーチャ・マライーニ,望月紀子
2024/11/28
新潮社
わたしは忘れない。日本で、9歳にして、死にもっとも近づいたときのことを―ー。
文化人類学者の父の研究のため、著者は1938年に2歳で家族とともに来日。1943年、両親がムッソリーニの新政権に忠誠を誓うことを拒否したことを機に、一家5人のほか11人のイタリア人とともに、終戦まで名古屋で抑留される。日本政府が送ってきた食料を組織ぐるみで横取りしていた警察官たちによる屈辱的で厳しい監視、蟻や蛇を食べるまでに追い詰められた飢餓による心身の衰弱、壁にもたれることも読書も禁じられるほどの苦境のなかで父母が与えてくれたささやかな楽しみ、乳母など優しくしてくれた日本人との思い出、そしてファシズムへの憤り……。イタリアを代表する作家が、七十余年の時を経て、現代への警告の気持ちを込めて綴ったメモワール。
「モナ・リザのニスを剥ぐ」ポール・サン・ブリス
『モナ・リザのニスを剥ぐ (新潮クレスト・ブックス)』
ポール・サン・ブリス,吉田洋之
2024/12/18
新潮社
美術業界と保存との葛藤を鋭く描き、20以上の賞を受けた衝撃のデビュー作。
ルーヴルの至宝を500年前の素顔に戻せ! 古きを愛する学芸員オレリアンは、実利優先のヤリ手新館長ダフネに無茶ぶりされた修復プロジェクトの旅に出る。国家をも巻き込む大騒動の末、姿を現したモナ・リザの本来の顔とは? 視覚情報に溢れたSNS時代に、美とは何か、本物とは何かを問いかける絶品アート小説。
「ピアノを尋ねて」クオ・チャンシェン
『ピアノを尋ねて (新潮クレスト・ブックス)』
クオ・チャンシェン,倉本知明
2024/08/29
新潮社
音楽への夢と情熱、別れと喪失――台湾の文学賞を総なめにした話題作!
天賦の才能を持ちながらピアニストの夢破れた調律師のわたしと、再婚した若い音楽家の妻に先立たれた初老の実業家。中古ピアノ販売の起業を目指してニューヨークを訪れたふたりが求めていたものとは――。作中にシューベルト、リヒテル、グールド、ラフマニノフといった巨匠の孤独が語られ、「聴覚小説」とも評された台湾のベストセラー。
「スイマーズ」ジュリー・オオツカ
『スイマーズ (新潮クレスト・ブックス)』
ジュリー・オオツカ,小竹由美子
2024/06/27
新潮社
わたしたちはどんな痛みからも解き放たれる。泳いでいる、そのときだけは。過食、リストラ、憂鬱症ーー地下の市民プールを愛し、通いつめる人達は、日常では様々なことに悩み苦しんでいる。そのうちのひとり、アリスは認知症になり、娘が会いに来ても誰なのかわからなくなって、ついに施設に入ることになる。瞬時にきえてしまうような、かけがえのない人生のきらめきを捉えた米カーネギー賞受賞作。
「ハルビン」キム・フン
『ハルビン (新潮クレスト・ブックス)』
キム・フン,蓮池薫
2024/04/25
新潮社
韓国で33万部超のベストセラーとなった話題作
1909年10月26日、ハルビン駅で元韓国統監の伊藤博文を銃撃した30歳の青年・安重根は、大地主の家に生まれ、抗日義兵部隊で活動しながら、戦闘中に捕虜となった日本軍捕虜を解放したこともあった。彼はどんな怒りを抱えてハルビンへと向かったのか。韓国で33万部超のベストセラーとなった歴史小説。
「あなたの迷宮のなかへ カフカへの失われた愛の手紙」マリ=フィリップ・ジョンシュレー
『あなたの迷宮のなかへ:カフカへの失われた愛の手紙 (新潮クレスト・ブックス)』
マリ=フィリップ・ジョンシュレー,村松潔
2024/02/29
新潮社
20世紀最大の作家に宛てた百通以上の幻の手紙から甦る、一人の女性の人生。
没後百年を迎えるカフカの恋人として知られるチェコ人女性ミレナ。カフカから彼女への手紙は後に出版されたが、失われてしまったミレナからの手紙には何が書かれていたのか。作家への愛と情熱、父や夫との葛藤、そして自身の孤独と叫び――別離後もカフカを慕い続け、強制収容所で絶命した女性の魂を、現代の女性作家が明らかにする。
「この村にとどまる」マルコ・バルツァーノ
『この村にとどまる (新潮クレスト・ブックス)』
マルコ・バルツァーノ,関口英子
2024/01/31
新潮社
この美しいダム湖の底に、忘れてはいけない村の歴史が沈んでいる。
北イタリアチロル地方、ドイツ語圏の一帯はムッソリーニの台頭によりイタリア語を強制され、ヒトラーの移住政策によって村は分断された。母語を愛し、言葉の力を信じるトリーナは、地下で子どもたちにドイツ語を教え、ダム建設に反対する夫とともに生きてゆくのだが……。イタリア文学界の最高峰、ストレーガ賞の最終候補作。
新潮クレスト・ブックス作家別一覧
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文庫化された新潮クレスト・ブックス
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新潮クレスト・ブックスフェアのこと
honto店舗情報
「【3F文芸】新潮クレスト・ブックスフェア 2024-2025」
ジュンク堂書店池袋本店では、2024年9月6日(金)~10月6日(日)に開催。小冊子も無料で配布。
《 昨年2023年のフェアの情報 》
新潮社
「フェア開催店2023|新潮クレスト・ブックス」
2023年9月上旬より「新潮クレスト・ブックスフェア」を開催。小冊子「新潮クレスト・ブックス2023-2024」を無料で配布。
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