
奇書、実験小説、前衛小説、不思議な本の一覧表
リンクはAmazon、スクロール可能、
作家名、出版社名などで並べ替えもできます。
一番右に参照元として
Wikipedia、出版社HP、書評等のリンクがあります。
本のタイトルと同じものは、
だいたい英語か日本語版のWikipediaです。
(まだ途中で、現在400弱です)
まずは奇書、実験小説、ヌーヴォー・ロマンを検索
『愛書狂の本棚 異能と夢想が生んだ奇書・偽書・稀覯書』
エドワード・ブルック゠ヒッチング,高作自子
日経ナショナルジオグラフィック
「最上級の奇書の棚」に並ぶのはどんな本か? この本は、世界の「奇書」を集めた驚異の本棚だ。
『実験する小説たち』
木原善彦
彩流社
実験小説に特化した初のガイド本を手に、めくるめく実験小説の世界へ!
「奇書・実験小説・特殊文体 wiki」
こちらのページを元に、
Wikipedia等でひとつひとつ答え合わせ。
作品ごとに「意識の流れ」とか、
「メタフィクション」とか、
キーワードをつけてくださっていたので、
それを元に、
あとは自力で調べていきました。
そして、日本の推理小説三大奇書
「ドグラ・マグラ」夢野久作
『ドグラ・マグラ(上) (角川文庫)』
夢野久作
1976/10/13
KADOKAWA
青空文庫はこちら
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昭和10年1月、書き下ろし作品として松柏館書店から自費出版された。〈日本一幻魔怪奇の本格探偵小説〉〈日本探偵小説界の最高峰〉〈幻怪、妖麗、グロテスク、エロテイシズムの極〉という宣伝文句は、読書界の大きな話題を呼んだ。
常人では考えられぬ余りに奇抜な内容のため、毀誉褒貶が相半ばしている。〈これを書くために生きてきた〉と著者みずから語り、十余年の歳月をかけて完成された内容は、狂人の書いた推理小説という異常な状況設定の中に、著者の思想、知識を集大成する。
「黒死館殺人事件」小栗虫太郎
『黒死館殺人事件・完全犯罪 (角川文庫)』
小栗虫太郎
2023/01/24
KADOKAWA
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日本3大ミステリの一つにあげられる傑作!
黒死館と呼ばれる降矢木家の城館は、過去に変死事件が続いた不吉な館として知られていた。数か月前、当主の算哲までもが不可解な自殺を遂げ、その後も屋敷の住人が次々と襲われてゆく。博覧強記の探偵、法水麟太郎は、神学、呪術、占星術、数学、化学、文学などあらゆる知識を縦横に駆使して事件を解決に導いてゆく――
(「黒死館殺人事件」)。日本三大奇書の一つと言われる本作のほか、小栗虫太郎名義でのデビュー作「完全犯罪」も収録。
「虚無への供物」中井英夫
『虚無への供物』
中井英夫
2004/04/15
講談社
昭和二十九年の洞爺丸沈没事故で両親を失った蒼司(そうじ)・紅司(こうじ)兄弟、従弟の藍司(あいじ)らのいる氷沼(ひぬま)家に、さらなる不幸が襲う。密室状態の風呂場で紅司が死んだのだ。そして叔父の橙二郎(とうじろう)もガスで絶命――殺人、事故?駆け出し歌手・奈々村久生(ななむらひさお)らの推理合戦が始まった。
このページについて
奇書、実験小説、前衛小説、特殊文体、デザインが凝っている本などの不思議な本を集めました。装丁の雰囲気で、見た目が可愛い「ナチュラル」と、いかつい「ハード」に分類しています。
「私の主観で選んでいるわけではない」という証明も兼ねて、ひとつひとつの作品に、選ばれる理由などが記されたWikipedia等へのリンクを添えました。ネタバレしているページもあるので、注意が必要ですが、いろいろお散歩してみてください。
あくまで、本のデザインとアイデア、技巧の素晴らしさから選んだものですので、内容の保証はできません。一応、「奇書」に分類されるようなものを集めているので、「乙女」という名のブログには、相応しくない作品も混じっているかも知れません。
でもそれは、私自身もまさに今、罠にはまっているような状態だということ。「表紙に惹かれて読んでみたら、えらい目に遭った」という体験を、楽しんでいただけたらと思います。

まだ、いろいろ作成途中。あとで奇書、実験小説の作者さんと翻訳家さん、書評家さんの一覧表を作成します。別ページでは、実験小説関連の用語集と、青空文庫などの今すぐ読める実験小説、国会図書館デジタルコレクションをまとめている方のページなどへのリンク集を作る予定です。
↑あ、こんなページあったんだ、知らなかった。こちらの本も後ほど、いくつか追加します。
気になる奇書、実験小説、不思議な本「ナチュラル」
まだ全然、途中ですからね!
「オープン・シティ」テジュ・コール
『オープン・シティ』
テジュ・コール,小磯洋光
作品社
《実質的な筋書きがない。「名目上は独立した」章で構成されているものの、句読点がないため「1つの途切れない段落で書かれたテキストのような雰囲気」を与えている。》
マンハッタンを彷徨する精神科医。街の風景とざわめきが揺り起こす記憶。街路に刻まれた歴史の痕跡と人々の声ー。数々の賞に輝き「ゼーバルトの再来」と讃えられた、ナイジェリア系作家のデビュー長篇。
「子供時代」ナタリー・サロート
『子供時代 (ルリユール叢書)』
ナタリー・サロート,湯原かの子
幻戯書房
《ヌーヴォー・ロマン(新しい小説)作家による、対話体小説。》
ヌーヴォー・ロマン作家サロートが到達した、伝記でも回想でもない、まったく新しい「反-自伝小説」。
「私」と「あなた」の対話ではじまる、ことばとイマージュと記憶の物語。
円熟期の実験作。サロート43年ぶりに邦訳刊行!
「世界でいちばん透きとおった物語」杉井光
『世界でいちばん透きとおった物語 (新潮文庫)』
杉井光
新潮社
《電子書籍化絶対不可能、紙の本でしか体験できない感動》
大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。何か知らないか」宮内の長男からの連絡をきっかけに始まった遺稿探し。編集者の霧子さんの助言をもとに調べるのだがー。予測不能の結末が待つ、衝撃の物語。
「不思議の国のアリス」ルイス・キャロル
『不思議の国のアリス (角川文庫)』
ルイス・キャロル,河合祥一郎
KADOKAWA
《本文には、多数のナンセンスな言葉遊びが含まれている。》
ある昼下がり、アリスが土手で遊んでいると、チョッキを着た兎が時計を取り出しながら、生け垣の下の穴にぴょんと飛び込んで……個性豊かな登場人物たちとユーモア溢れる会話で展開される、児童文学の傑作。
「鬼怒楯岩大吊橋ツキヌの汲めども尽きぬ随筆という題名の小説」西尾維新
『鬼怒楯岩大吊橋ツキヌの汲めども尽きぬ随筆という題名の小説』
西尾維新
講談社
《ヒグチユウコさんの装画が可愛い、題名28文字、段落の中に改行がないとか、段落と段落の間に空行がないとか》
西尾維新が描く前代未聞の猫・小説!
鬼怒楯岩大吊橋ツキヌは脳外科医・犬走キャットウォーク先生の飼い猫の面倒を見るペットシッターとして働き始める。しかしその猫には秘密があって……。
実験小説的には、リポグラムで執筆された、
『りぽぐら!』がおすすめ。
(特定の語または特定の文字を使わないという制約のもと書かれた作品)
「紙の民」サルバドール・プラセンシア
『紙の民』
サルバドール・プラセンシア,藤井光
白水社
《段落ごとに人物が分かれ同時進行するメタフィクション》
上空から見下ろす作者“土星”の存在に気づき、自由意志を求めて立ち上がった登場人物たち。ページの上で繰り広げられる奇想天外な「対土星戦争」の行方は?メキシコ出身の鬼才による鮮烈な処女小説。
「響きと怒り」ウィリアム・フォークナー
『響きと怒り』
ウィリアム・フォークナー,桐山大介
河出書房新社
《意識の流れなど多くの叙述スタイルを採用》
家を去った放縦な長女への三兄弟の激しい想いを軸に破滅の宿命を負うアメリカ南部の名家の悲劇を描く、痛ましくも美しい愛と喪失の物語。
「すべての美しい馬」コーマック・マッカーシー
『すべての美しい馬 (ハヤカワepi文庫)』
コーマック・マッカーシー,黒原敏行
早川書房
《引用符(日本語では鉤括弧)がない》
1949年。祖父が死に、愛する牧場が人手に渡ることを知った16歳のジョン・グレイディは、自分の人生を選びとるために親友と愛馬と共にメキシコへ越境した。途中で年下の少年を一人、道連れに加え、三人は予想だにしない運命の渦中へと踏みこんでいく。至高の恋と苛烈な暴力を鮮烈に描く永遠のアメリカ青春小説。
「心変わり」ミシェル・ビュトール
『心変わり (岩波文庫)』
ミシェル・ビュトール,清水徹
作品社
《主人公に二人称代名詞「きみ」を採用した小説作品》
「きみ」は早朝の列車に乗り込む。ローマに住む愛人と離婚してパリで同棲しようと申し出るために。2人で探索したローマの遺跡群をはじめ、さまざまな楽しい期待や思い出が車中の「きみ」に浮ぶ。だが、旅の疲労とともに決意は暗く変わり… 1950年代フランス文壇に二人称の語りで颯爽と登場したルノードー賞受賞作。
「スローターハウス5」カート・ヴォネガット・ジュニア
『スローターハウス5 (ハヤカワ文庫 SF)』
カート・ヴォネガット・ジュニア,和田誠,伊藤典夫
早川書房
《ポストモダンのメタフィクション小説》
時の流れの呪縛から解き放たれたビリー・ピルグリムは、自分の生涯の未来と過去とを往来する、奇妙な時間旅行者になっていた。大富豪の娘と幸福な結婚生活を送り……異星人に誘拐されてトラルファマドール星の動物園に収容され……やがては第二次世界大戦でドイツ軍の捕虜となり、連合軍によるドレスデン無差別爆撃を受けるビリー。時間の迷路の果てに彼が見たものは何か? 著者自身の戦争体験をまじえた半自伝的長篇。
「両方になる」アリ・スミス
『両方になる (新潮クレスト・ブックス)』
アリ・スミス,木原善彦
新潮社
《どちらから読むか?木原善彦『実験する小説たち』より》
15世紀イタリアに生きたルネサンスの画家と、母を失ったばかりの21世紀のイギリスの少女。二人の物語は時空を超えて響き合い、男と女、絵と下絵、事実と虚構の境界をも鮮やかに塗り替えていく。そして再読したとき、物語はまったく別の顔を見せるー。未だかつてない楽しさと驚きに満ちた長篇小説。コスタ賞、ベイリーズ賞、ゴールドスミス賞受賞作。
「中二階」ニコルソン・ベイカー
『中二階 (白水Uブックス)』
ニコルソン・ベイカー,岸本佐知子
白水社
《脚注の付いた超スローモーション小説、木原善彦『実験する小説たち』より》
中二階のオフィスへエスカレーターで戻る途中のサラリーマンがめぐらす超ミクロ的考察。靴紐が左右同時期に切れるのはなぜか。牛乳の容器が瓶からカートンに変わったときの素敵な衝撃。ミシン目を発明した人間への熱狂的賛辞等々、これまで誰も書こうとしなかった愉快ですごーく細かい小説。
「ウィトゲンシュタインの愛人」デイヴィッド・マークソン
『ウィトゲンシュタインの愛人』
デイヴィッド・マークソン,木原善彦
国書刊行会
《アメリカ実験小説の最高到達点》
地上から人が消え、最後の一人として生き残ったケイト。彼女はアメリカのとある海辺の家で暮らしながら、終末世界での日常生活のこと、日々考えたとりとめのないこと、家族と暮らした過去のこと、生存者を探しながら放置された自動車を乗り継いで世界中の美術館を旅して訪ねたこと、ギリシアを訪ねて神話世界に思いを巡らせたことなどを、タイプライターで書き続ける。
気になる奇書、実験小説、不思議な本「ハード」
「缶詰サーディンの謎」ステファン・テメルソン
『缶詰サーディンの謎』
ステファン・テメルソン,大久保譲
国書刊行会
《ドーキー・アーカイヴは、気になるので一覧表に》
チェスタトン×ウィトゲンシュタイン÷ゴンブローヴィチ=テメルソン
炸裂する黒いプードル爆弾、二人のダンシング・ガールズ、
天才少年の秘められた数式ノート、そして缶詰サーディンの謎……
ポーランドの前衛作家による奇妙奇天烈な哲学ノヴェル!★若島正+横山茂雄責任編集〈ドーキー・アーカイヴ〉第8回配本
〈意味による支配の打倒を標榜するこの珍妙無類なノンセンス哲学
SFミステリ奇想小説の行間を読んではいけない〉若島正
「10:04」ベン・ラーナー
『10:04 (エクス・リブリス)』
ベン・ラーナー,木原善彦
白水社
《オートフィクションとメタフィクション》
《オースター、フランゼンが絶賛する期待の若手 小説の執筆に挑む詩人の、美しく愉快な語り》
「全ては今と変わらない――ただほんの少し違うだけで」
主人公の詩人を通じて語られる、「世界が組み変わる」いくつもの瞬間。身体感覚は失われ、過去と未来、事実と虚構(フィクション)……あらゆる境界が揺らめきだす。
オースター、フランゼンが才能を評価する米の若手作家による「遊歩(フラヌール)」小説。
「失われたスクラップブック」エヴァン・ダーラ
『失われたスクラップブック』
エヴァン・ダーラ,木原善彦
幻戯書房
《 ピリオドなしのポストポストモダン作家、木原善彦『実験する小説たち』より》
“ポスト・ギャディス”と目され、リチャード・パワーズが正体とも噂された、トマス・ピンチョン以上に謎めく、ポスト・ポストモダン作家エヴァン・ダーラ――“読まれざる傑作”として話題となった、ピリオドなしの、無数にして無名の語りで綴られる大長編の奇書がついに本邦初訳で登場!
「ゴーレム100」「虎よ、虎よ!」「破壊された男」アルフレッド・ベスター
『ゴーレム100』
アルフレッド・べスター,渡辺佐智江
国書刊行会
『虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)』
アルフレッド・べスター,中田耕治
早川書房
『破壊された男 (ハヤカワ文庫SF)』
アルフレッド・べスター,伊藤典夫
早川書房
《タイポグラフィほか、右2つの装画は寺田克也さん》
ベスター、最強にして最狂の伝説的長篇。未来都市で召喚された新種の悪魔ゴーレム100をめぐる魂と人類の生存をかけた死闘――軽妙な語り口とタイポグラフィ遊戯が渾然一体となったベスターズ・ベスト! 解説・山形浩生

ちなみに、作品社noteの鯨井久志さんの連載「サイエンス・フィクションのなかの言語実験たち」の第2回は、アルフレッド・ベスター。タイポグラフィの翻訳の違い、すごく面白い。
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」ジョナサン・サフラン・フォア
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
ジョナサン・サフラン・フォア,近藤隆文
NHK出版
《木原善彦『実験する小説たち』より》
歴史的な悲劇から、
希望に溢れる神話が生まれた─全米ベストセラー、人気若手作家による9・ 11文学の金字塔、ついに邦訳。9歳の少年オスカーは、ある鍵にぴったり合う錠前を見つけるために、ママには内緒でニューヨークじゅうを探しまわっている。その謎の鍵は、あの日に死んだパパのものだった……。全米が笑い、感動して、心の奥深くから癒された、時代の悲劇と再生の物語。ヴィジュアル・ライティングの手法で編まれる新しい読書体験も話題に。
「皆勤の徒」 酉島伝法
『皆勤の徒 (創元SF文庫)』
酉島伝法
東京創元社
《造語だらけのポストヒューマン小説》
【第34回日本SF大賞受賞】
巨大な鉄柱が支える甲板の上に、その“会社”は建っていた。語り手はそこで日々、異様な有機生命体を素材に商品を作る。社長は“人間”と呼ばれる不定形の大型生物だ。
甲板上と、その周りの泥土の海だけが語り手の世界であり、日々の勤めは平穏ではない──第2回創元SF短編賞受賞の表題作に始まる全4編。文庫化に際し、著者によるイラストを5点追加。本文イラスト=酉島伝法/解説=大森望

『シーシュポスの道』の前に、ニコルソン・ベイカーの『中二階』、ウィリアム・S・バローズの『裸のランチ』、アンブローズ・ビアスの『悪魔の辞書』を合わせたような、注釈の上に注釈を重ねたシュールな辞書小説を書いてみたのですが、その手法が『シーシュポスの道』の世界を描くのに役立ちました。(Google翻訳)
Weird Fiction Reviewに掲載された、デイヴィッド・デイヴィスさんによるインタビュー(英語)に、こう書いてあったけれど、酉島伝法さんのブログで読める注釈小説「棺詰工場のシーラカンス」のことかな。名前を挙げている本も、みんなこのページの一覧表に載ってる。
「棺詰工場のシーラカンス」
注釈の注釈による超現実詩小説
「哀れなるものたち」アラスター・グレイ
『哀れなるものたち (ハヤカワepi文庫)』
アラスター・グレイ,高橋和久
早川書房
《書簡体小説、ゴシックホラー小説『フランケンシュタイン』をポストモダンに再解釈した物語》
エマ・ストーン主演で映画化
『哀れなるものたち』
19世紀末、グラスゴー。異端の科学者バクスターは驚異の手術に成功する。身投げした女性に胎児の脳を移植して蘇生させたのだ。その女性――成熟した肉体と無垢な精神をもつベラは、バクスターの友人マッキャンドルスら男たちを惹きつける。彼らの思いをよそに、ベラは旧弊な街を飛び出し、旅するなかで急速な成長をとげる。そのとき、彼女が知った真実とは? 知的な仕掛けと奇想によって甦るゴシック小説の傑作。映画化原作
「アベル・サンチェス」ミゲル・デ・ウナムーノ
『アベル・サンチェス (ルリユール叢書)』
ミゲル・デ・ウナムーノ,富田広樹
幻戯書房
《対話体小説》
「永遠に憎悪するために、永遠に生きるのだと考えて私は戦慄した。それは地獄であった。」
20世紀スペインを代表する情熱の哲学者が
現代に甦らせたカインとアベルの物語。
魂の闇の臨床記録。
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