
藤井光さんの本と翻訳作品の一覧
作品名 | 著者 | 翻訳者 | 出版社 | 発売日 |
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アメリカ文学史への招待: 豊饒なる想像力 | 橋本安央,藤井光,坂根隆広 | 池末陽子,大川淳, 古井義昭,舌津智之, 稲冨百合子,小南悠, 白川恵子,石原剛, 中村善雄,小林久美子, 水口陽子,畔柳和代, 金澤哲,出口菜摘, ハーン小路恭子, 戸田慧,坂井隆,後藤篤, 木原善彦,西光希翔 | 法律文化社 | 2025/03/15 |
ブリス・モンタージュ (エクス・リブリス) | リン・マー | 藤井光 | 白水社 | 2025/03/03 |
物語ることの反撃 パレスチナ・ガザ作品集 | リフアト・アルアライール, 岡真理 | 藤井光 | 河出書房新社 | 2024/12/03 |
ハーレム・シャッフル | コルソン・ホワイトヘッド | 藤井光 | 早川書房 | 2023/11/21 |
すべての見えない光 (ハヤカワepi文庫) | アンソニー・ドーア | 藤井光 | 早川書房 | 2023/11/21 |
絶縁 | 村田沙耶香, アルフィアンサアット, ハオジンファン, ウィワットルート ウィワットウォンサー, 韓麗珠, ラシャムジャ, グエンゴックトゥ, 連明偉, チョンセラン | 藤井光, 大久保洋子, 福冨渉, 及川茜, 星泉, 野平宗弘, 吉川凪 | 小学館 | 2022/12/16 |
アクティング・クラス | ニック・ドルナソ | 藤井光 | 早川書房 | 2022/12/06 |
反乱者 (エクス・リブリス) | ジーナ・アポストル | 藤井光 | 白水社 | 2022/10/28 |
その丘が黄金ならば | C・パム・ジャン | 藤井光 | 早川書房 | 2022/07/20 |
血を分けた子ども | オクテイヴィア・E・バトラー | 藤井光 | 河出書房新社 | 2022/06/24 |
デカメロン・プロジェクト パンデミックから生まれた29の物語 | マーガレット・アトウッド他, ニューヨーク・タイムズ・ マガジン | 藤井光 | 河出書房新社 | 2021/12/04 |
マレー素描集 | アルフィアン・サアット | 書肆侃侃房 | 2021/09/30 | |
断絶 (エクス・リブリス) | リン・マー | 藤井光 | 白水社 | 2021/03/25 |
現代アメリカ文学ポップコーン大盛 | 青木耕平,加藤有佳織, 里内克巳,佐々木楓, 日野原慶,藤井光 | ― | 書肆侃侃房 | 2020/12/14 |
ニッケル・ボーイズ | コルソン・ホワイトヘッド | 藤井光 | 早川書房 | 2020/11/19 |
西への出口 (新潮クレスト・ブックス) | モーシン・ハミッド | 藤井光 | 新潮社 | 2019/12/24 |
ブラック・トムのバラード | ヴィクター・ラヴァル | 藤井光 | 東宣出版 | 2019/12/02 |
サブリナ | ニック・ドルナソ | 藤井光 | 早川書房 | 2019/10/17 |
勇気の赤い勲章 (光文社古典新訳文庫) | スティーヴン・クレイン | 藤井光 | 光文社 | 2019/10/08 |
海の乙女の惜しみなさ (エクス・リブリス) | デニス・ジョンソン | 藤井光 | 白水社 | 2019/07/31 |
本にまつわる世界のことば | 温又柔,斎藤真理子, 中村菜穂,藤井光, 藤野可織,松田青子 | ― | 創元社 | 2019/05/23 |
21世紀×アメリカ小説×翻訳演習 | 藤井光 | ― | 研究社 | 2019/05/20 |
芥川龍之介選 英米怪異・幻想譚 | 澤西祐典,柴田元幸 | 畔柳和代,藤井光, 岸本佐知子,西崎憲, 都甲幸治,大森望, 若島正,谷崎由依, 森慎一郎 | 岩波書店 | 2018/11/22 |
西欧の東 (エクス・リブリス) | ミロスラフ・ペンコフ | 藤井光 | 白水社 | 2018/10/26 |
戦時の音楽 (新潮クレスト・ブックス) | レベッカ・マカーイ | 藤井光 | 新潮社 | 2018/06/29 |
アメリカ文化事典 | アメリカ学会 | ― | 丸善出版 | 2018/01/25 |
死体展覧会 (エクス・リブリス) | ハサン・ブラーシム | 藤井光 | 白水社 | 2017/10/24 |
文芸翻訳入門 言葉を紡ぎ直す人たち、 世界を紡ぎ直す言葉たち | 藤井光 | ― | フィルムアート社 | 2017/03/24 |
ベスト・ストーリーズIII カボチャ頭 | 若島正 | 宮脇孝雄,上岡伸雄, 桃尾美佳,小林久美子, 渡辺佐智江,森慎一郎, 柴田元幸,谷崎由依, 藤井光,吉田恭子, 松田青子 | 早川書房 | 2016/08/24 |
ベスト・ストーリーズII 蛇の靴 | 若島正 | 桃尾美佳,渡辺佐智江, 佐々木徹,木原善彦, 小林久美子,喜志哲雄, 宮脇孝雄,森慎一郎, 柴田元幸,岸本佐知子, 谷崎由依,藤井光,若島正 | 早川書房 | 2016/04/22 |
世界文学への招待 (放送大学教材) | 宮下志朗,小野正嗣, 藤井光,岡真理, 部賢一,渡辺直紀, マイケル・エメリック | 放送大学教育振興会 | 2016/03/20 | |
ターミナルから荒れ地へ 「アメリカ」なき時代のアメリカ文学 | 藤井光 | ― | 中央公論新社 | 2016/03/09 |
夜、僕らは輪になって歩く (新潮クレスト・ブックス) | ダニエル・アラルコン | 藤井光 | 新潮社 | 2016/01/29 |
きっとあなたは、あの本が好き。 連想でつながる読書ガイド | 都甲幸治,武田将明, 藤井光,藤野可織, 朝吹真理子, 和田忠彦,石井千湖, 阿部賢一,岡和田晃, 江南亜美子,今井キラ | ― | 立東舎 | 2016/01/25 |
ミニチュアの妻 (エクス・リブリス) | マヌエル・ゴンザレス | 藤井光 | 白水社 | 2015/12/19 |
ベスト・ストーリーズI ぴょんぴょんウサギ球 | 若島正 | 片岡義男,岸本佐知子, 木原善彦,佐々木徹, 柴田元幸,谷崎由依, 中村和恵,藤井光, 古屋美登里,桃尾美佳, 森慎一郎 | 早川書房 | 2015/12/18 |
読んで、訳して、語り合う。 都甲幸治対談集 | 都甲幸治,堀江敏幸, いしいしんじ, 岸本佐知子,内田樹, 沼野充義,芳川泰久, 柴田元幸,藤井光, 星野智幸,小野正嗣, ポートレーターmiki | ― | 立東舎 | 2015/10/09 |
ハリス・バーディック年代記: 14のものすごいものがたり | C・V・オールズバーグ他, レモニー・スニケット | 村上春樹,宇佐川晶子, 入江真佐子,小澤英実, 金原瑞人,代田亜香子, 川副智子,伊達淳, 島津やよい,相山夏奏, 幸田敦子,藤井光,永井淳 | 河出書房新社 | 2015/08/21 |
遠い部屋、遠い奇跡 (エクス・リブリス) | ダニヤール・ ムイーヌッディーン | 藤井光 | 白水社 | 2014/12/14 |
アヴィニョン五重奏V クインクス クインクス | ロレンス・ダレル | 藤井光 | 河出書房新社 | 2014/11/15 |
ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち | 都甲幸治,西脇雅彦, 石川清子,越野剛, 小澤英実,阿部賢一, 佐藤良明,土肥秀行, 楠瀬佳子,橋本智弘, 上岡伸雄,山口和彦, 原成吉,宮原一成, 水谷八也,山内功一郎, 日吉信貴,加藤洋介, 大野典宏,岡和田晃, 東條慎生,藤井光, 小田島恒志,青月社, ポートレーターmiki | ― | 青月社 | 2014/09/16 |
かつては岸 (エクス・リブリス) | ポール・ユーン | 藤井光 | 白水社 | 2014/06/25 |
アヴィニョン五重奏IV セバスチャン | ロレンス・ダレル | 藤井光 | 河出書房新社 | 2014/06/15 |
大いなる不満 (新潮クレスト・ブックス) | セス・フリード | 藤井光 | 新潮社 | 2014/05/30 |
アヴィニョン五重奏III コンスタンス あるいは孤独な務め | ロレンス・ダレル | 藤井光 | 河出書房新社 | 2013/12/10 |
アヴィニョン五重奏II リヴィア | ロレンス・ダレル | 藤井光 | 河出書房新社 | 2013/05/18 |
Outside, America: The Temporal Turn in Contemporary American Fiction (English Edition) | Hikaru Fujii | ― | Bloomsbury USA Academic | 2013/04/25 |
神は死んだ (エクス・リブリス) | ロン・カリー・ジュニア | 藤井光 | 白水社 | 2013/04/11 |
アヴィニョン五重奏I ムッシュー あるいは闇の君主 | ロレンス・ダレル | 藤井光 | 河出書房新社 | 2012/11/07 |
タイガーズ・ワイフ (新潮クレスト・ブックス) | テア・オブレヒト | 藤井光 | 新潮社 | 2012/08/24 |
クリス・ボルディック選 ゴシック短編小説集 | クリス・ボルディック | 石塚則子,大沼由布, 金谷益道,下楠昌哉, 藤井光 | 春風社 | 2012/02/15 |
ロスト・シティ・レディオ (新潮クレスト・ブックス) | ダニエル・アラルコン | 藤井光 | 新潮社 | 2012/01/31 |
デニーロ・ゲーム (エクス・リブリス) | ラウィ・ハージ | 藤井光 | 白水社 | 2011/08/12 |
奪い尽くされ、焼き尽くされ (新潮クレスト・ブックス) | ウェルズ・タワー | 藤井光 | 新潮社 | 2010/07/01 |
煙の樹 (エクス・リブリス) | デニス・ジョンソン | 藤井光 | 白水社 | 2010/02/01 |
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(Special thanks/ねじまき鳥さん)
《解説、雑誌掲載》
『フライデー・ブラック』
ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー,押野素子/駒草出版
(解説・藤井光)
『獅子渡り鼻 (講談社文庫)』
小野正嗣/講談社
(文庫解説・ 藤井光)
『EYESCREAM(アイスクリーム) 2017年12月号』
スペースシャワーネットワーク
特集「Sense(s) of American Fiction アメリカの夜」(藤井光監修)
『Them magazine(ゼムマガジン) 2017年 12 月号』
「アメリカの文学の今を、誰も知らない」
Righters
ヴィクター・ラヴァルの短編「想い出のスカフタフェットル」
『Them magazine(ゼムマガジン) 2017年 10 月号』
「Brit YOUTH」
Righters
アダム・ジョンソンの短編「Nirvana」
『新潮 2017年 08 月号』
新潮社
レベッカ・マカーイの短編「惜しまれつつ世を去った人々の博物館」
『早稲田文学 2016年秋号』
早稲田文学会
筑摩書房
ドラガン・トドロヴィッチ/クリス・クリーヴ/アリ・スミス「Refugee Tales(抄)」
『早稲田文学 2015年冬号』
早稲田文学会
筑摩書房
責任編集 藤井光「ぼくたちはなぜ動かずにいられないのか? ——世界文学ケモノ道」、ロイ・キージー「待ち時間」ほか
『GRANTA JAPAN with 早稲田文学 02』
早川書房
ダニエル・アラルコンの短篇「橋」
『早稲田文学 2014年冬号』
早稲田文学会
筑摩書房
「Gaza Writes Back(ガザ・ライツ・バック)」ほか
『Sports Graphic Number Do Summer2014 達人が教える 山旅に行こう。』
文藝春秋
リレー連載/ラッセル・ホーバン「ジンギス・カーンの幻の馬」
『GRANTA JAPAN with 早稲田文学 01』
早川書房
デイヴィッド・ミッチェル「ミスタードーナツによる主題の変奏」
藤井光さんのこと

ブルータス| BRUTUS.jp
翻訳家・藤井光の仕事を支える、本棚と本の話
2023年12月15日発売の「理想の本棚。」特集の「BRUTUS」。「本をつくる棚。」に藤井光さんの素敵な本棚。「現実にフィクションの手法を織り混ぜる海外文学3冊」を紹介。BRUTUSのInstagramには愛犬の写真も。
あとがきの最後の文で、ご家族に感謝の言葉を述べられていて、改めて素敵な方だなと思う。すべてではないのかもしれないけれど、ネットで読める他の作品もそうだった。

ヒルズライフ HILLS LIFE
変わりつつある世界を訳す。自分が、すこし変わる:翻訳家・藤井光に訊く
インタビュー連載「編集できない世界をめぐる対話」第9回のゲストは、アメリカ文学研究者・翻訳家の藤井光さん。
Youtube「東大TV / UTokyo TV」
【21世紀英語圏小説とその翻訳──共感と断絶をめぐって】藤井光_2023年度冬学期:高校生と大学生のための金曜特別講座(約2時間15分)
京都SFフェスティバル2019レポート 大野万紀|THATTA ONLINE
藤井光さんと木原善彦さんのツーショット。京都SFフェスティバル2019本会企画「実験小説を語る」(#kyofes2019)についてのレポート(大野万紀さんのHPより)。
藤井光さんの関連サイト
藤井光/Hikaru Fujii(@fujiihikaru) / X
最近は更新されていないみたい。
東京大学文学部・大学院人文社会系研究科
東京大学人文社会系研究科・文学部現代文芸論研究室
藤井光 – Wikipedia
藤井光さんのプロフィール、著書一覧ほか。
藤井 光 (Hikaru Fujii) – マイポータル – researchmap
藤井 光 │ 東京大学文学部・大学院人文社会系研究科
河上麻由子(@vformZPAN8xNXWc) / X
パートナーの河上麻由子さん(大阪大学)のXには、愛犬の写真も。
藤井光さんの新刊
「アメリカ文学史への招待」橋本安央、藤井光、坂根隆広ほか
『アメリカ文学史への招待: 豊饒なる想像力』
橋本安央,藤井光,坂根隆広,池末陽子,大川淳,古井義昭,舌津智之,稲冨百合子,小南悠,白川恵子,石原剛,中村善雄,小林久美子,水口陽子,畔柳和代,金澤哲,出口菜摘,戸田慧,ハーン小路恭子,坂井隆,後藤篤,木原善彦,西光希翔
2025/03/15
法律文化社
17世紀入植時代の始まりから近代文学として立ち現われ、内包する革新的精神をもとに文学史観を大きく変容させてきたアメリカ文学。文学作品をめぐる視点が後退しつつあるいま、文学史の原点に立ち戻り、狭義の文学を文学作品として読む姿勢を基軸として代表的な30作品を取り上げる。世界文学におけるアメリカ文学、アメリカ文学と日本文学の関連性などにも視野を広げ、日本語読者が読むべき読書リストも付す。
「ブリス・モンタージュ」リン・マー
『ブリス・モンタージュ (エクス・リブリス)』
リン・マー,藤井光
2025/03/03
白水社
“全米批評家協会賞”受賞作品。前作の長篇『断絶』が好評の中国出身の米国作家による、不可思議な語り口と冷徹な観察眼が冴える8篇を収録。現代アメリカの心象風景を巧みに切り取る短篇集。
「物語ることの反撃 パレスチナ・ガザ作品集」リフアト・アルアライール、岡真理
『物語ることの反撃 パレスチナ・ガザ作品集』
リフアト・アルアライール,岡真理,藤井光
2024/12/03
河出書房新社
現代パレスチナを代表する詩人が編み遺した、ガザの若き作家たちによる23篇。過酷な「日常」を書き留め、暴力と占領に物語ることで抵抗する、魂の作品集。
2023年12月、イスラエル軍の空爆によって命を落としたパレスチナの詩人、リフアト・アルアライール。忘却に抗うため、そして想像力によってあたらしい現実を立ち上げるため、彼が私たちに届けた、23の反撃の物語。
ルアライール。忘却に抗うため、そして想像力によってあたらしい現実を立ち上げるため、彼が私たちに届けた、23の反撃の物語。
POPEYE Web | ポパイウェブ
アメリカ文学を研究する青木耕平さんが『物語ることの反撃──パレスチナ・ガザ作品集』をレビュー。/クリティカルヒット・パレード(2025年1月18日)
Web河出
〈ガザ・ライツ・バック――ガザは書くことで反撃する〉昨年12月空爆の標的となって死亡したパレスチナの詩人・リフアト・アルアライール編『物語ることの反撃』が12月3日発売!
YouTube「Just World Educational2120」
Refaat Alareer’s Gaza Writes Back Memorial Edition Webinar with Ali Abunimah(約1時間34分)
アルアライール一周忌のオンライン講演。
「ハーレム・シャッフル」コルソン・ホワイトヘッド
『ハーレム・シャッフル』
コルソン・ホワイトヘッド,藤井光
2023/11/21
早川書房
まっとうな人生を求めて、ハーレム地区で誠実に働くカーニー。だが生活のため、従弟がもちこむ盗品を売ることもあった。ある日、従弟の起こした事件で、カーニーは裏社会の争いに巻き込まれる。表と裏の二重生活の末に彼が選んだのは? 『地下鉄道』著者新作
「すべての見えない光」アンソニー・ドーア
『すべての見えない光 (ハヤカワepi文庫)』
アンソニー・ドーア,藤井光
2023/11/21
早川書房
第三回日本翻訳大賞受賞作
Netflixでドラマ化
『すべての見えない光』
ドイツ軍の侵攻が迫るパリ。盲目の少女マリー=ロールは父に連れられ、大伯父の住む海辺の町サン・マロへと避難する。一方ドイツの孤児院で育ち、ヒトラーユーゲントに加わったヴェルナーは、ラジオ修理の技術を買われ、やがてレジスタンスの放送を傍受すべく占領下のフランスへ。戦争が時代を翻弄するなか、交差するはずのなかった二人の運命が“見えない光”を介して近づくーピュリッツァー賞受賞の傑作小説を文庫化。
藤井光さんの本と翻訳作品
少しずつ追加します。
「アクティング・クラス」ニック・ドルナソ
『アクティング・クラス』
ニック・ドルナソ,藤井光
2022/12/06
早川書房
倦怠期の夫婦、シングルマザーにヌードモデル。社会にうまく馴染めない10人は、人生の変化を求めて演技教室に通い始める。謎の男ジョン・スミスが指導する即興演技クラスに参加するうちに、現実と演技の境界は曖昧に。カラフルに彩られた不穏さが響き渡る新作
「反乱者」ジーナ・アポストル
『反乱者 (エクス・リブリス)』
ジーナ・アポストル,藤井光
2022/10/28
白水社
フィリピン出身のミステリー作家兼翻訳者マグサリンは、新作小説の案を練り始める。そこへ一件のメールが届くー送信者はその小説の主人公である、映画監督キアラだった。
キアラの父親も映画監督であり、1970年代にベトナム戦争中の米軍による虐殺事件を扱った映画をフィリピンで撮影したのち、失踪していた。キアラは、1901年にフィリピン・サマール島のバランギガでも同様の事件が起きていたことを知り、それをみずから映画化するために、マグサリンに現地での通訳を願い出たのだ。
こうして始まった二人の旅の物語に、キアラが書いた映画の脚本の主人公、1901年当時のサマール島に上陸したアメリカ人の女性写真家カッサンドラの物語が絡み合う。彼女が目撃するのは、米比戦争で駐屯する米軍と服従を強いられる島民という、支配と被支配の構図だ。マグサリンはその脚本に、実在の女戦士、フィリピン人のカシアナ・ナシオナレスを登場させる。かくして米比戦争の虐殺事件をめぐる物語は、さまざまに視点を変え、時空を超越して、交錯していく……。
フィリピン出身の作家が放つ、超絶メタフィクション長篇。
「西欧の東」ミロスラフ・ペンコフ
『西欧の東 (エクス・リブリス)』
ミロスラフ・ペンコフ,藤井光
白水社
2018/10/26
過去と現在、故郷と異国の距離を埋める
過去と現在、故郷と異国の距離、土地と血の持つ意味……〈BBC国際短篇小説賞〉および〈O・ヘンリー賞〉受賞作を含む、ブルガリア出身の新鋭による鮮烈なデビュー短篇集。
「紙の民」サルバドール・プラセンシア
『紙の民』
サルバドール・プラセンシア,藤井光
白水社
2011/07/26
上空から見下ろす作者“土星”の存在に気づき、自由意志を求めて立ち上がった登場人物たち。ページの上で繰り広げられる奇想天外な「対土星戦争」の行方は?メキシコ出身の鬼才による鮮烈な処女小説。
藤井光さんの読みもの、インタビュー
藤井光|好書好日
文庫この新刊!|好書好日(朝日新聞読書面に連載)
伊坂幸太郎の手腕が光る「死神の精度」 藤井光が薦める文庫この新刊!(2025.03.12)
死後の世界をめぐる一夜の旅を描く「ぼくのことをたくさん話そう」(2025.01.15)
SF的仕掛けから人間の本質に迫る「わたしたちが光の速さで進めないなら」(2024.11.06)
英ブッカー賞 したたかに権威と注目高める 東京大学准教授・藤井光(2022.06.22)
Web河出
ジャネール・モネイやN・K・ジェミシンらが崇拝する伝説的SF作家の代表作がついに刊行!――藤井光による「訳者あとがき」を無料公開
Hayakawa Books & Magazines(β)
【冒頭試し読み】2020年ブッカー賞候補作、C・パム・ジャン『その丘が黄金ならば』藤井光訳
新潮社
『戦時の音楽』 レベッカ・マカーイ、藤井光/訳
『夜、僕らは輪になって歩く』 ダニエル・アラルコン、藤井光/訳
『大いなる不満』 セス・フリード、藤井光/訳
新潮社HPに訳者あとがき。
考える人 | 新潮社
赤を背景とした恋人たち | 短篇小説を読む | レベッカ・マカーイ , 藤井光
[訳者まえがき]レベッカ・マカーイ「赤を背景とした恋人たち」 | 短篇小説を読む | 藤井光
東京大学文学部・大学院人文社会系研究科
教員エッセイ 「私の選択」 気がついたときには、もう選択は終わっていた(2024年)
note「工作舎」
翻訳家 藤井光さんとプリーモ・レーヴィ『周期律』──わたしの仕事と工作舎の本#7
Instagram「brutusmag」
ブルータス | 翻訳家・藤井光さんの、本をつくる棚📚 藤井さんの仕事場兼書架。2階分の高さの棚は圧巻で、文学研究書や小説の原書が並んでいる。増え続ける蔵書と、それらを受け入れてくれる棚のつくり方について聞いた。 発売中のBRUTUS最新号は「理想の本棚。」(2023年12月17日)
BRUTUS.jp
藤井光、柳下毅一郎、岸本佐知子etc.。海外文芸は翻訳者で選ぶ(2023.2.5)
現代文芸論研究室
現代文芸論研究室主催シンポジウム「世界解釈としての文学」
国際交流基金
文芸対話プロジェクト”YOMU”第3回トークセッション「マレーシアと日本 ~文学の交差点」(2022年12月10日)
北海道大学 大学院文学研究院・大学院文学院・文学部
大学院で学んだことで役に立っていないことはほぼない – 北海道大学 大学院文学研究院・大学院文学院・文学部(2021年08月24日)
日本経済新聞
夕霧花園 タン・トゥアンエン著(評・藤井光/2023年4月8日)
ケアの倫理とエンパワメント 小川公代著(評・藤井光/2021年10月23日)
翻訳家 藤井光(1) 『草地は緑に輝いて』物語に息づく場所の記憶(2020年5月28日)
翻訳家 藤井光(2) 『庭』脆く生々しい日常 浮き彫り(2020年6月4日)
翻訳家 藤井光(3) 『メモリー・ウォール』人は言葉と土地でできている(2020年6月11日)
翻訳家 藤井光(4) 『ガザに地下鉄が走る日』 救済への祈りと想像力(2020年6月18日)
米文学、奴隷制や南北戦争に脚光 不穏な「今」を問う(2018年3月8日)
UTokyo BiblioPlaza
現代アメリカ文学ポップコーン大盛(2022)
21世紀×アメリカ小説×翻訳演習|東京大学教員の著作を著者自らが語る広場(2021)
ANTENNA
時間をかけて他人の言葉に身を委ねる「表現としての翻訳」とは – 藤井光インタビュー(2021.06.21)
図書出版 松柏社
藤井光 ♣失われた場所としての「輝く草地」(2020.8.3)
TRANSLATOR’s
「フェイク」が溢れる時代だからこそ考えたい 作家が作る、フィクションの意義(2020年1月17日)
朝日新聞デジタルマガジン&[and]
「第二の思春期」の社会人が読むべき翻訳小説は 藤井光さんに聞く(2017.10.04)
IHJ Programs
藤井 光氏が語る「アメリカ”なき”アメリカ文学」(2017年6月20日)
京都産業大学
文化学部国際文化学科リレー講座「文化の“いま”を考える」第2回~アメリカ文学の「いま」を翻訳する~講師:藤井 光(翻訳家)(2017.01.11)
文春オンライン
アメリカ文学の現在を読み解く『ターミナルから荒れ地へ 「アメリカ」なき時代のアメリカ文学』 (藤井光 著)(2016/05/29)
web ふらんす
藤井光「世界の片隅で、世界文学を読む」(2015.07.30)
note「石井千湖」
藤井光さんに聞く「アメリカ文学の“音”って?」(2014年6月27日)
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