
- 「日本翻訳大賞」の歴代二次選考作品一覧表
- 「日本翻訳大賞」の読者推薦の推薦文リンク集
- 第11回「日本翻訳大賞」2次選考対象作品
- 「あなたの迷宮のなかへ」マリ=フィリップ・ジョンシュレー、村松潔
- 「失われたスクラップブック」エヴァン・ダーラ、木原善彦
- 「エジプト人 シヌヘ」ミカ・ヴァルタリ、セルボ貴子
- 「この村にとどまる」マルコ・バルツァーノ、関口英子
- 「石灰工場」トーマス・ベルンハルト、飯島雄太郎
- 「千秋 3」梦溪石、呉聖華
- 「父の革命日誌」チョン・ジア,橋本智保
- 「DV8 台北プライベートアイ2」紀蔚然、舩山むつみ
- 「とるに足りない細部」アダニーヤ・シブリー、山本薫
- 「南光」朱和之、中村加代子
- 「日中競作唐代SFアンソロジー長安ラッパー李白」大恵和実、林久之、大久保洋子ほか
- 「ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林」鄭執、関根謙
- 「ベル・ジャー」シルヴィア・プラス、小澤身和子
- 「マーリ・アルメイダの七つの月」シェハン・カルナティラカ、山北めぐみ
- 「物語ることの反撃 パレスチナ・ガザ作品集」リフアト・アルアライール、藤井光、岡真理
- 「夢のなかで責任がはじまる」デルモア・シュワルツ、小澤身和子
- 関連サイト
「日本翻訳大賞」の歴代二次選考作品一覧表
回 | 対象作品 | 作者 | 翻訳者 | 出版社 |
---|---|---|---|---|
第11回 | あなたの迷宮のなかへ | マリ=フィリップ・ ジョンシュレー | 村松潔 | 新潮社 |
第11回 | 失われたスクラップブック | エヴァン・ダーラ | 木原善彦 | 幻戯書房 |
第11回 | エジプト人 シヌヘ 上下巻 | ミカ・ヴァルタリ,菊川匡 | セルボ貴子 | みずいろブックス |
第11回 | この村にとどまる | マルコ・バルツァーノ | 関口英子 | 新潮社 |
第11回 | 石灰工場 | トーマス・ベルンハルト | 飯島雄太郎 | 河出書房新社 |
第11回 | 千秋 3 | 梦溪石 | 呉聖華 | 日販アイ・ピー・エス |
第11回 | 父の革命日誌 | チョン・ジア | 橋本智保 | 河出書房新社 |
第11回 | DV8 台北プライベートアイ2 | 紀蔚然 | 舩山むつみ | 文藝春秋 |
第11回 | とるに足りない細部 | アダニーヤ・シブリー | 山本薫 | 河出書房新社 |
第11回 | 南光 | 朱和之 | 中村加代子 | 春秋社 |
第11回 | 日中競作唐代SFアンソロジー 長安ラッパー李白 | 大恵和実,円城塔,十三不塔, 立原透耶,灰都とおり | 林久之,大久保洋子 | 中央公論新社 |
第11回 | ハリネズミ・モンテカルロ食人記・ 森の中の林 | 鄭執 | 関根謙 | アストラハウス |
第11回 | ベル・ジャー | シルヴィア・プラス | 小澤身和子 | 晶文社 |
第11回 | マーリ・アルメイダの七つの月上下巻 | シェハン・カルナティラカ | 山北めぐみ | 河出書房新社 |
第11回 | 物語ることの反撃 パレスチナ・ガザ作品集 | リフアト・アルアライール, 岡真理 | 藤井光 | 河出書房新社 |
第11回 | 夢のなかで責任がはじまる | デルモア・シュワルツ | 小澤身和子 | 河出書房新社 |
第10回 | オリンピア | デニス・ボック | 越前敏弥 | 北烏山編集室 |
第10回 | ザ・ロング・グッドバイ | レイモンド・チャンドラー | 市川亮平 | 小鳥遊書房 |
第10回 | 三世と多感 | カレン・テイ・ヤマシタ | 牧野理英 | 小鳥遊書房 |
第10回 | 少女、女、ほか | バーナディン・エヴァリスト | 渡辺佐智江 | 白水社 |
第10回 | スマック――シリアからのレシピと物語 | アナス・アタッシ | 佐藤澄子 | 2ndLap |
第10回 | タッチング・フィーリング | イヴ・コソフスキー・ セジウィック | 岸まどか | 小鳥遊書房 |
第10回 | チョプラ警部の思いがけない相続 | ヴァシーム・カーン | 舩山むつみ | ハーパーコリンズ・ ジャパン |
第10回 | 塵に訊け | ジョン・ファンテ | 栗原俊秀 | 未知谷 |
第10回 | 鹿川(ノクチョン)は糞に塗(まみ)れて | イ・チャンドン | 中野宣子 | アストラハウス |
第10回 | 「普通」ってなんなのかな | ジョリー・フレミング, リリック・ウィニック | 上杉隼人 | 文藝春秋 |
第9回 | 赤の自伝 | アン・カーソン | 小磯洋光 | 書肆侃侃房 |
第9回 | いずれすべては海の中に | サラ・ピンスカー | 市田泉 | 竹書房 |
第9回 | 樵る: 激情 | トーマス・ベルンハルト | 初見基 | 河出書房新社 |
第9回 | 9つの人生 現代インドの聖なるものを求めて | ウィリアム・ダルリンプル | パロミタ友美 | 集英社 |
第9回 | サイボーグになる | キム・チョヨプ, キム・ウォニョン | 牧野美加 | 岩波書店 |
第9回 | その昔、N市では カシュニッツ短編傑作選 | マリー・ルイーゼ・ カシュニッツ | 酒寄進一 | 東京創元社 |
第9回 | 太陽が死んだ日 | 閻連科(えんれんか) | 泉京鹿,谷川毅 | 河出書房新社 |
第9回 | トム・ソーヤーの冒険 | マーク・トウェイン | 市川亮平 | 小鳥遊書房 |
第9回 | トランスジェンダー問題 | ショーン・フェイ | 高井ゆと里 | 明石書店 |
第9回 | ブッチャー・ボーイ | パトリック・マッケイブ | 矢口誠 | 国書刊行会 |
第9回 | 冬牧場 | 李娟(リー・ジュエン) | 河崎みゆき | アストラハウス |
第8回 | アンダー・ゼア・サム | ビル・ジャーマン,池田祐司 | 久保田祐子 | リットー ミュージック |
第8回 | カランヂル駅 | ドラウジオ・ヴァレーラ | 伊藤秋仁 | 春風社 |
第8回 | キルケ | マデリン・ミラー | 野沢佳織 | 作品社 |
第8回 | 消失の惑星【ほし】 | ジュリア・フィリップス | 井上里 | 早川書房 |
第8回 | シブヤで目覚めて | アンナ・ツィマ | 阿部賢一,須藤輝彦 | 河出書房新社 |
第8回 | どんぐり喰い | エルス・ペルフロム | 野坂悦子 | 福音館書店 |
第8回 | ファットガールをめぐる13の物語 | モナ・アワド | 加藤有佳織,日野原慶 | 書肆侃侃房 |
第8回 | 星のせいにして | エマ・ドナヒュー | 吉田育未 | 河出書房新社 |
第8回 | わが上海:1942年~1946年 | 伊藤恵子 | 麻生えりか | 小鳥遊書房 |
第8回 | 私は男でフェミニストです | チェ・スンボム | 金みんじょん | 世界思想社 |
第7回 | アフリカの森の女たち | ボニー・ヒューレット | 服部志帆,大石高典, 戸田美佳子 | 春風社 |
第7回 | キッズライクアス | ヒラリー・レイル | 林真紀 | サウザンブックス社 |
第7回 | セヘルが見なかった夜明け | セラハッティン・ デミルタシュ | 鈴木麻矢 | 早川書房 |
第7回 | バグダードのフランケンシュタイン | アフマド・サアダーウィー | 柳谷あゆみ | 集英社 |
第7回 | 歌え、葬られぬ者たちよ、歌え | ジェスミン・ウォード | 石川由美子 | 作品社 |
第7回 | 海と山のオムレツ | カルミネ・アバーテ | 関口英子 | 新潮社 |
第7回 | 海女たち | ホ・ヨンソン,許榮善 | 姜信子,趙倫子 | 新泉社 |
第7回 | 言葉の守り人 | ホルヘ・ミゲル・ココム・ ペッチ | 吉田栄人 | 国書刊行会 |
第7回 | 洪水 | フィリップ・フォレスト | 澤田直,小黒昌文 | 河出書房新社 |
第7回 | 獄中シェイクスピア劇団 | マーガレット・アトウッド | 鴻巣友季子 | 集英社 |
第7回 | 最後のダ・ヴィンチの真実 510億円の「傑作」に群がった欲望 | ベン・ルイス | 上杉隼人 | 集英社 インターナショナル |
第7回 | 忘却についての一般論 | ジョゼ・エドゥアルド・ アグアルーザ | 木下眞穂 | 白水社 |
第7回 | 理由のない場所 | イーユン・リー | 篠森ゆりこ | 河出書房新社 |
第6回 | 息吹 | テッド・チャン | 大森望 | 早川書房 |
第6回 | おちび | エドワード・ケアリー | 古屋美登里 | 東京創元社 |
第6回 | オーバーストーリー | リチャード・パワーズ | 木原善彦 | 新潮社 |
第6回 | きのこのなぐさめ | ロン・リット・ウーン | 枇谷玲子,中村冬美 | みすず書房 |
第6回 | 亀裂――欧州国境と難民 | ギジェルモ・アブリル, カルロス・スポットルノ | 上野貴彦 | 花伝社 |
第6回 | 黒い豚の毛、白い豚の毛 | 閻連科(えんれんか) | 谷川毅 | 河出書房新社 |
第6回 | サッシーは大まじめ | マギー・ギブソン | 松田綾花 | 小鳥遊書房 |
第6回 | 三体 | 劉欣慈(りゅうじきん) | 大森望,光吉さくら, ワン・チャイ | 早川書房 |
第6回 | 惨憺たる光 | ペク・スリン | カン・バンファ | 書肆侃侃房 |
第6回 | ダイヤモンド広場 | マルセー・ルドゥレダ | 田澤耕 | 岩波文庫 |
第6回 | 波 | ソナーリ・デラニヤガラ | 佐藤澄子 | 新潮社 |
第6回 | 目覚めの森の美女 | ディアドラ・サリヴァン | 田中亜希子 | 東京創元社 |
第5回 | 淡い焰 | ウラジーミル・ナボコフ | 森慎一郎 | 作品社 |
第5回 | エヴリデイ | デイヴィッド・レヴィサン | 三辺律子 | 小峰書店 |
第5回 | 最後に鴉がやってくる | イタロ・カルヴィーノ | 関口英子 | 国書刊行会 |
第5回 | さらば、シェヘラザード | ドナルド・E・ ウェストレイク | 矢口誠 | 国書刊行会 |
第5回 | 82年生まれ、キム・ジヨン | チョ・ナムジュ | 斎藤真理子 | 筑摩書房 |
第5回 | バルザス= ブレイス ブルターニュ古謡集 | ラ・ヴィルマルケ,山内淳 | 大場静枝, 小出石敦子,白川理恵 | 彩流社 |
第5回 | ヒロインズ | ケイト・ザンブレノ | 西山敦子 | C.I.P.Books |
第5回 | フィフティ・ピープル | チョン・セラン | 斎藤真理子 | 亜紀書房 |
第5回 | ホール | ピョン・ヘヨン | カン・バンファ | 書肆侃侃房 |
第5回 | MUNCH ムンク | ステフン・クヴェーネラン | 枇谷玲子 | 誠文堂新光社 |
第5回 | U&I | ニコルソン・ベイカー | 有好宏文 | 白水社 |
第5回 | リンカーンとさまよえる霊魂たち | ジョージ・ソーンダーズ | 上岡伸雄 | 河出書房新社 |
第4回 | アオイガーデン | ピョン・ヘヨン | きむふな | CUON |
第4回 | 噓の木 | フランシス・ハーディング | 児玉敦子 | 東京創元社 |
第4回 | サイモンvs人類平等化計画 | ベッキー・アルバータリ | 三辺律子 | 岩波書店 |
第4回 | ただの黒人であることの重み ニール・ホール詩集 | ニール・ホール | 大森一輝 | 彩流社 |
第4回 | 中国が愛を知ったころ 張愛玲短篇選 | 張愛玲 | 濱田麻矢 | 岩波書店 |
第4回 | 駐露全権公使 榎本武揚 | ヴャチェスラフ・ カリキンスキイ | 藤田葵 | 群像社 |
第4回 | 七年の夜 | チョン・ユジョン | カン・バンファ | 書肆侃侃房 |
第4回 | 肺都 | エドワード・ケアリー | 古屋美登里 | 東京創元社 |
第4回 | 深い穴に落ちてしまった | イバン・レピラ | 白川貴子 | 東京創元社 |
第4回 | 星空 The Starry Starry Night | ジミー・リャオ | 天野健太郎 | トゥーヴァージンズ |
第4回 | マッドジャーマンズ ドイツ移民物語 | ビルギット・ヴァイエ | 山口侑紀 | 花伝社 |
第4回 | リラとわたし ナポリの物語1 | エレナ・フェッランテ | 飯田亮介 | 早川書房 |
第4回 | 私の名前はルーシー・バートン | エリザベス・ストラウト | 小川高義 | 早川書房 |
第3回 | アシュリーの戦争 | ゲイル・スマク・レモン | 新田享子 | KADOKAWA |
第3回 | アメリカーナ | チママンダ・ンゴツィ・ アディーチェ | くぼたのぞみ | 河出書房新社 |
第3回 | アンニョン・エレナ | 金仁淑 | 和田景子 | 書肆侃々房 |
第3回 | オはオオタカのオ | ヘレン・マクドナルド | 山川純子 | 白水社 |
第3回 | 黒い本 | オルハン・パムク | 鈴木麻矢 | 藤原書店 |
第3回 | ジュリエット | アリス・マンロー | 小竹由美子 | 新潮社 |
第3回 | テラ・ノストラ | カルロス・フエンテス | 本田誠二 | 水声社 |
第3回 | 年月日 | 閻連科 | 谷川毅 | 白水社 |
第3回 | 屋根裏の仏さま | ジュリー・オオツカ | 小竹由美子,岩本正恵 | 新潮社 |
第2回 | 動きの悪魔 | ステファン・グラビンスキ | 芝田文乃 | 国書刊行会 |
第2回 | フランドルの四季暦 | マリ・ゲヴェルス | 宮林寛 | 河出書房新社 |
第2回 | 春草 | 裘山山(チウ・シャンシャン), 于暁飛 | 徳田好美,隅田和行 | 日本僑報社 |
第2回 | クリスマス・キャロル | チャールズ・ディケンズ | 井原慶一郎 | 春風社 |
第2回 | 夢へ翔けて | ミケーラ・デプリンス, エレーン・デプリンス | 田中奈津子 | ポプラ社 |
第2回 | キャロル | パトリシア・ハイスミス | 柿沼瑛子 | 河出文庫 |
第2回 | エンジェルメイカー | ニック・ハーカウェイ | 黒原敏行 | 早川書房 |
第2回 | 智異山 | 李炳注(イ・ビョンジュ) | 松田暢裕 | 東方出版 |
第2回 | 25年目の「ただいま」 | サルー・ブライアリー | 舩山むつみ | 静山社 |
第2回 | 教皇ヒュアキントス | ヴァーノン・リー | 中野善夫 | 国書刊行会 |
第2回 | 紙の動物園 | ケン・リュウ | 古沢嘉通 | 早川書房 |
第1回 | SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと | チャールズ・ユウ | 円城塔 | 早川書房 |
第1回 | 黄金時代 | ミハル・アイヴァス | 阿部賢一 | 河出書房新社 |
第1回 | 狼少女たちの聖ルーシー寮 | カレン・ラッセル | 松田青子 | 河出書房新社 |
第1回 | 火星の人 | アンディ・ウィアー | 小野田和子 | 早川書房 |
第1回 | 霧に橋を架ける | キジ・ジョンスン | 三角和代 | 東京創元社 |
第1回 | 重力の虹 | トマス・ピンチョン | 佐藤良明 | 新潮社 |
第1回 | 資本論の新しい読み方 | ミヒャエル・ハインリッヒ | 明石英人,佐々木隆治, 斎藤幸平,隅田総一郎 | 堀之内出版 |
第1回 | 低地 | ジュンパ・ラヒリ | 小川高義 | 新潮社 |
第1回 | TTT: トラのトリオのトラウマトロジー | ギジェルモ・カブレラ・ インファンテ | 寺尾隆吉 | 現代企画室 |
第1回 | 別荘 | ホセ・ドノソ | 寺尾隆吉 | 現代企画室 |
第1回 | 北斎と応為 | キャサリン・ゴヴィエ | モーゲンスタン陽子 | 彩流社 |
第1回 | 詩集 牢屋の鼠 | 劉暁波 | 田島安江 | 書肆侃侃房 |
↑リンクはAmazon、スクロール可能。
作者、翻訳者、出版社等で並べ替え可能。
「日本翻訳大賞」の読者推薦の推薦文リンク集
2024
第十一回 推薦作品リスト1
第十一回 推薦作品リスト2
第十一回推薦作品リスト3
2023
第十回 推薦作品リストその1
第十回 推薦作品リストその2
2022
第九回日本翻訳大賞 推薦作品リスト1
第九回日本翻訳大賞 推薦作品リスト2
2021
第八回日本翻訳大賞 推薦作品リスト1
第八回日本翻訳大賞 推薦作品リスト2
第八回日本翻訳大賞 推薦作品リスト3
第八回日本翻訳大賞 推薦作品リスト4
2020
第七回日本翻訳大賞 推薦作品リスト1
第七回日本翻訳大賞 推薦作品リスト2
第七回日本翻訳大賞 推薦作品リスト3
2019
第六回日本翻訳大賞 推薦作品リスト
2018
第五回日本翻訳大賞 推薦作品リスト
2017
第四回日本翻訳大賞 推薦作品リスト
2016
第三回日本翻訳大賞 推薦作品リスト
2015
第二回日本翻訳大賞 推薦作品リスト
2014
第一回日本翻訳大賞 推薦作品リスト

日本翻訳大賞 公式HP
日本翻訳大賞(@nihonhonyakut) / X
翻訳家さんや作家さん、書評家さん。SNSで海外文学の感想に定評がある方々の名前が、ずらりと揃う。
2025年2月12日(水)
第十一回日本翻訳大賞二次選考対象作品一覧
二次選考対象作品、16作品が決定しました。
第十一回選考委員は、岸本佐知子、斎藤真理子、柴田元幸、西崎憲、松永美穂。
MotionGallery
日本翻訳大賞を続けよう! 翻訳家と翻訳ファンたちの祭典「日本翻訳大賞」クラウドファンディング第2弾のお願い
(2025年3月31日まで)
↑大賞受賞作と最終候補作の一覧
上は出版社一覧表と対象期間の書籍検索。
第11回「日本翻訳大賞」2次選考対象作品
「あなたの迷宮のなかへ」マリ=フィリップ・ジョンシュレー、村松潔
『あなたの迷宮のなかへ:カフカへの失われた愛の手紙 (新潮クレスト・ブックス)』
マリ=フィリップ・ジョンシュレー,村松潔
2024/02/29
新潮社
20世紀最大の作家に宛てた百通以上の幻の手紙から甦る、一人の女性の人生。
没後百年を迎えるカフカの恋人として知られるチェコ人女性ミレナ。カフカから彼女への手紙は後に出版されたが、失われてしまったミレナからの手紙には何が書かれていたのか。作家への愛と情熱、父や夫との葛藤、そして自身の孤独と叫び――別離後もカフカを慕い続け、強制収容所で絶命した女性の魂を、現代の女性作家が明らかにする。
「失われたスクラップブック」エヴァン・ダーラ、木原善彦
『失われたスクラップブック (ルリユール叢書)』
エヴァン・ダーラ,木原善彦
2024/11/26
幻戯書房
“ポスト・ギャディス”と目され、リチャード・パワーズが正体とも噂された、トマス・ピンチョン以上に謎めく、ポスト・ポストモダン作家エヴァン・ダーラ――“読まれざる傑作”として話題となった、ピリオドなしの、無数にして無名の語りで綴られる大長編の奇書がついに本邦初訳で登場!
「エジプト人 シヌヘ」ミカ・ヴァルタリ、セルボ貴子
『エジプト人シヌヘ上巻』
『エジプト人シヌヘ下巻』
ミカ・ヴァルタリ,セルボ貴子,菊川匡
2024/05/10
みずいろブックス(静風社)
世界中の人々を魅了してやまない古代エジプト文明が克明に描かれた歴史長編小説。 古代エジプト文明の栄華を誇る新王朝時代末期に生を受けた主人公シヌヘの一代記。テーベで頭蓋切開医師となり、シリア、バビロン、ヒッタイト、クレタ島への壮大な旅が始まる。各地で医術を学びながら思いも寄らない運命に巻き込まれていく。
「この村にとどまる」マルコ・バルツァーノ、関口英子
『この村にとどまる (新潮クレスト・ブックス)』
マルコ・バルツァーノ,関口英子
2024/01/31
新潮社
この美しいダム湖の底に、忘れてはいけない村の歴史が沈んでいる。
北イタリアチロル地方、ドイツ語圏の一帯はムッソリーニの台頭によりイタリア語を強制され、ヒトラーの移住政策によって村は分断された。母語を愛し、言葉の力を信じるトリーナは、地下で子どもたちにドイツ語を教え、ダム建設に反対する夫とともに生きてゆくのだが……。イタリア文学界の最高峰、ストレーガ賞の最終候補作。
「石灰工場」トーマス・ベルンハルト、飯島雄太郎
『石灰工場』
トーマス・ベルンハルト,飯島雄太郎
2024/09/24
河出書房新社
廃墟の石灰工場で聴覚の研究を続けていた男はなぜ妻を射殺したのかー。加害と被害、妄想と錯乱が反転しながら破滅へとつきすすむ戦慄の代表作。日本にベルンハルトを知らしめた伝説的長編、43年目に新訳。
「千秋 3」梦溪石、呉聖華
『千秋 3 (ヴォワリエブックス)』
梦溪石,呉聖華
2021/03/26
日販アイ・ピー・エス
玉髄(ぎょくずい)を求め、陳恭(チェンゴン)一行と砂漠を進む沈嶠(シェンチアオ)。
しかし、吹き荒れる砂嵐の中、道案内の男が姿を消した。舞い上がる黄砂に視界を奪われ、足を踏み外した沈嶠は晏無師(イエンウースー)とともに、地底に沈んだ古城に辿り着いた。
陳恭一行と再び合流した二人は、何者かに襲われながらも、玉髄を目指して地下宮を進む。
だがその途中、陳恭が毒に侵され、解毒するには玉蓯蓉(ぎょくじゅよう)の実が必要だと判明する。
光の届かぬ闇の中、負傷して人格が変わった晏無師と、沈嶠は……その頃、長安の都では異変が起きていた。
「父の革命日誌」チョン・ジア,橋本智保
『父の革命日誌』
チョン・ジア,橋本智保
2024/02/27
河出書房新社
パルチザンとして闘争を繰り広げ、投獄され、それでも社会主義者として生きた父。そんな父の葬儀のために故郷に帰ったアリの前に現れたのは、思いもよらない弔問客たちだった。かつて武装し闘った敵、生涯確執のあった叔父、元パルチザンの盟友たち、謎の見知らぬ少女…。知らなかった父を知るたびに、歴史の痛みで絡まった糸がほどけてゆく。悲しみと笑いが乱反射する、父と娘の葬儀の三日間。発禁作家による長編話題作。
「DV8 台北プライベートアイ2」紀蔚然、舩山むつみ
『DV8 台北プライベートアイ2』
紀蔚然,舩山むつみ
2024/05/24
文藝春秋
元劇作家にして大学教授。異色の私立探偵、呉誠が帰ってきた!風光明媚な“台湾のベニス”淡水で20年前の連続殺人事件の謎に迫る。
「とるに足りない細部」アダニーヤ・シブリー、山本薫
『とるに足りない細部』
アダニーヤ・シブリー,山本薫
2024/08/26
河出書房新社
1949年8月、ナクバ(大災厄)渦中のパレスチナ/イスラエルで起きたレイプ殺人と、現代でその痕跡を辿るパレスチナ人女性。二つの時代における極限状況下の〈日常〉を抉る傑作中篇。
この作品の「細部」に宿っているものは、私の精神世界を激しく揺さぶり、皮膚の内側を震えさせる。この本の中の言葉の粒子に引き摺り込まれ、永遠に忘れられない体験になり今も私を切り刻んでいる。
「南光」朱和之、中村加代子
『南光 (アジア文芸ライブラリー)』
朱和之,中村加代子
2024/05/20
春秋社
ライカを手に変わりゆく台湾を写し続けたひとりの写真家がいた。日本統治時代の台湾に生まれ、法政大学カメラ部でライカと出会った南光ことトウ騰輝。モダン都市・東京と戦争と戦後の動乱、台湾写真史を鮮やかに描きだす。巻末に南光による写真12点を掲載。歴史小説の名手・朱和之が南光の残した写真をもとに、たぐいまれな想像力で写真家の人生と台湾写真史を描き出す。羅曼・羅蘭百萬小説賞受賞作。
「日中競作唐代SFアンソロジー長安ラッパー李白」大恵和実、林久之、大久保洋子ほか
『日中競作唐代SFアンソロジー長安ラッパー李白』
大恵和実,円城塔,十三不塔,立原透耶,灰都とおり,林久之,大久保洋子
2024/09/19
中央公論新社
豪華絢爛、大唐帝国を魔改造せよ――ラッパー李白が、怪獣パンダが、キチン質の李世民が、空海が、三蔵法師が大暴れ! 日本と中国の8作家が織り成す、国境を越えた奇跡のアンソロジー
「ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林」鄭執、関根謙
『ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林』
鄭執,関根謙
2024/10/04
アストラハウス
北京へ、ニースへ、降りしきる雪の中へ、そして日本の桜の下へ。 シャーマニズムの香り濃い故郷瀋陽の街から、青年は逃奔するーー
鄭執は作家・脚本家・映像作家として活躍する中国の若きクリエイター。80後(バーリンホウ)世代※の旗手。
初邦訳となる本書には、中国東北部の中核都市である故郷・瀋陽の街から、あるいは鬱々と・あるいは劇的に・あるいは飄々と逃奔する青年を主人公とする、三つの物語を収録。
「ベル・ジャー」シルヴィア・プラス、小澤身和子
『ベル・ジャー』
シルヴィア・プラス,小澤身和子
2024/07/25
晶文社
わたしは。ぜんぶ覚えている。あの痛みも、暗闇も――。
ピュリツァ―賞受賞の天才詩人が書き残した伝説的長編小説、20年ぶりの新訳。
優秀な大学生のエスター・グリーンウッドはニューヨークのファッション誌でのインターンを勝ち取ったとき、
夢がついに叶うと信じて喜んだ。しかし、退屈なパーティー、偽善的に感じられる恋人、
空虚なだけのニューヨークでの生活に違和感を覚え、世界が支離滅裂なものに感じられる。
そして、とあることをきっかけに精神のバランスが徐々に崩れていく。
「マーリ・アルメイダの七つの月」シェハン・カルナティラカ、山北めぐみ
『マーリ・アルメイダの七つの月 上』
シェハン・カルナティラカ,山北めぐみ
2023/12/26
河出書房新社
1990年、内戦下のスリランカ・コロンボ。戦場カメラマンにしてギャンブラー、皮肉屋で放埓なゲイであるマーリ・アルメイダは、気がつくと冥界のカウンターにいた。自分が死んだ記憶はないが、ここに来る前、内戦を終わらせるための写真を撮ったことは覚えている。写真を公表するため、彼にあたえられた猶予は7回月が昇るまで。生者と死者の入り乱れた狂乱の世界をさまよう、マーリ・アルメイダの地獄めぐりがはじまる。ブッカー賞受賞作。
「物語ることの反撃 パレスチナ・ガザ作品集」リフアト・アルアライール、藤井光、岡真理
『物語ることの反撃 パレスチナ・ガザ作品集』
リフアト・アルアライール,藤井光,岡真理
2024/12/03
河出書房新社
現代パレスチナを代表する詩人が編み遺した、ガザの若き作家たちによる23篇。過酷な「日常」を書き留め、暴力と占領に物語ることで抵抗する、魂の作品集。
2023年12月、イスラエル軍の空爆によって命を落としたパレスチナの詩人、リフアト・アルアライール。忘却に抗うため、そして想像力によってあたらしい現実を立ち上げるため、彼が私たちに届けた、23の反撃の物語。
「夢のなかで責任がはじまる」デルモア・シュワルツ、小澤身和子
『夢のなかで責任がはじまる』
デルモア・シュワルツ,小澤身和子
2024/07/22
河出書房新社
「夢のなかで責任がはじまる」という一作の短編により鮮烈な登場を果たすや、ウラジーミル・ナボコフ、T・S・エリオットらにその鋭い才能を絶賛され、20世紀アメリカ文学史上に一条の軌跡を残した伝説的作家デルモア・シュワルツ。
サリンジャー、チーヴァー、フィッツジェラルドの系譜に連なる、若者たちの焦りと輝きをクールな筆致で捉えた「新世代の代弁者」、待望の本邦初作品集。●序文=ルー・リード
●装幀=クラフト・エヴィング商會(吉田浩美・吉田篤弘)
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