国際ブッカー賞の歴代受賞作と受賞作家の一覧表
年 | 作品名 | 著者 | 翻訳者ほか | 国名 |
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2024年 | Kairos | ジェニー・エルペンベック | スーザン・ベルノフスキー | ドイツ |
2023年 | Time Shelter | ゲオルギ・ゴスポジノフ | アンジェラ・ローデル | ブルガリア |
2022年 | Tomb of Sand | ギータンジャリ・シュリー | デージー・ロックウェル | インド |
2021年 | At Night All Blood is Black | ダヴィド・ディオップ | アンナ・モスコヴァキス | フランス |
― | 夜、すべての血は黒い | ダヴィド・ディオップ | 加藤かおり/早川書房 | フランス |
2020年 | Discomfort of Evening | マリーケ・ルカス・ライネフェルト | ミシェル・ハッチソン | オランダ |
― | 不快な夕闇 | マリーケ・ルカス・ライネフェルト | 國森由美子/早川書房 | オランダ |
2019年 | Celestial Bodies | ジョハ・アルハーシ | マリリン・ブース | オマーン |
2018年 | Flights | オルガ・トカルチュク | ジェニファー・クロフト | ポーランド |
― | 逃亡派 | オルガ・トカルチュク | 小椋彩/白水社 | ポーランド |
2017年 | A Horse Walks Into a Bar | デイヴィッド・グロスマン | ジェシカ・コーエン | イスラエル |
2016年 | The Vegetarian | ハン・ガン | デボラ・スミス | 韓国 |
― | 菜食主義者 | ハン・ガン | きむふな/クオン | 韓国 |
2015年 | ― | クラスナホルカイ・ラースロー | ― | ハンガリー |
2013年 | ― | リディア・デイヴィス | ― | アメリカ |
2011年 | ― | フィリップ・ロス | ― | アメリカ |
2009年 | ― | アリス・マンロー | ― | カナダ |
2007年 | ― | チヌア・アチェベ | ― | ナイジェリア |
2005年 | ― | イスマイル・カダレ | ― | アルバニア |
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マン・ブッカー国際賞、最終候補の気になる作品
「割れたグラス」アラン・マバンク(2015年最終候補)
『割れたグラス (アフリカ文学の愉楽)』
アラン・マバンク,桑田光平
2025/04/22
国書刊行会
コンゴ共和国の港湾都市ポワント=ノワールの下町にあるバー”ツケ払いお断り”。
バーの主人《頑固なカタツムリ》からの依頼で、《割れたグラス》はバーとその常連客たちとの日々を思いのまま1冊のノートに書き留めていくことになる。
何枚ものオムツを穿いた《パンパース男》、フランスかぶれの寝取られ《印刷屋》、誰よりも長く放尿できると豪語する《蛇口女》など、いずれ劣らぬ酔客たちの奇怪な逸話が次々とノートに綴られていく。
やがて、《割れたグラス》は自身についても書きはじめるのだが……。
「吹雪」ウラジーミル・ソローキン
『吹雪』
ラジーミル・ソローキン,松下隆志
2023/05/20
国書刊行会
近未来のロシアを舞台に、ゾンビ化する感染症のワクチンを村に届けようと格闘する医師と御者。ミニ馬、謎の薬、巨人と小人……。世界20か国以上で翻訳され、スーパーNOS賞受賞の傑作。
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