今日は何の日?「海外文学編」
「今日は何の日?」を調べて見つけた、素敵な本と作家たち。そんな私の出会いの愉しみをおすそ分け。この発掘が、素敵な作品の復刊のきっかけになれたらうれしいです。
- 11月6日が誕生日&命日の外国の作家一覧
- 11月6日が誕生日&命日の作家の本
- 「ウィリアム・オールド詩集」ウィリアム・オールド
- 「愛の旋律を聴かせて」ガーレン・フォリー
- 「湖のほとりで」カリン・フォッスム
- 「晴れた日の森に死す」カリン・フォッスム
- 「Pietje Bell」Chris van Abkoude
- 「地下鉄道」コルソン・ホワイトヘッド
- 「ニッケル・ボーイズ」コルソン・ホワイトヘッド
- 「ウォーキング・ディザスター」ジェイミー・マクガイア
- 「クローテル 大統領の娘」ウィリアム・ウェルズ・ブラウン
- 「シン・レッド・ライン」ジェイムズ・ジョーンズ
- 「ライオンとであった少女」バーリー・ドーアティ
- 「わたしたちののはら」バーリー・ドーアティ
- 「THE HOURS―めぐりあう時間たち 三人のダロウェイ夫人」マイケル・カニンガム
- 「星々の生まれるところ」マイケル・カニンガム
- 「おやすみなさいトムさん」ミシェル・マゴリアン
- 「イングリッシュローズの庭で」ミシェル・マゴリアン
- 「奇岩城」モーリス・ルブラン
- 「ルパン、最後の恋」モーリス・ルブラン
- 「漁師とドラウグ」ヨナス・リー
- 「古井由吉翻訳集成: ムージル・リルケ篇」ロベルト・ムージル他
11月6日が誕生日&命日の外国の作家一覧
年 | どんな日 | 名前 | 職業 | 国 |
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年 | どんな日 | 名前 | 職業 | 国 |
1692年 | 誕生日 | ルイ・ラシーヌ | 詩人、税務調査官 | フランス |
1784年 | 誕生日 | ロール・ジュノー | 作家 | フランス |
1829年 | 誕生日 | アドルフ・ベロー | 劇作家、小説家 | フランス |
1833年 | 誕生日 | ヨナス・リー | 小説家、詩人、劇作家 | ノルウェー |
1842年 | 誕生日 | エレン・オルニー・カーク | 小説家 | アメリカ |
1880年 | 誕生日 | Chris van Abkoude | 作家、児童文学作家 | オランダ |
1880年 | 誕生日 | ロベルト・ムージル | 小説家、劇作家、 エッセイスト | オーストリア |
1921年 | 誕生日 | ジェイムズ・ジョーンズ | 小説家 | アメリカ |
1924年 | 誕生日 | ウィリアム・オールド | 詩人 | スコットランド |
1940年 | 誕生日 | インゲボルグ・デイ | 作家 | アメリカ |
1942年 | 誕生日 | ジョン・ソーンダイク | 作家 | アメリカ |
1943年 | 誕生日 | バーリー・ドハーティ | 小説家、詩人、脚本家 | イギリス |
1947年 | 誕生日 | ミシェル・マゴリアン | 児童文学作家 | イギリス |
1952年 | 誕生日 | マイケル・カニンガム | 小説家 | アメリカ |
1954年 | 誕生日 | カリン・フォッスム | 小説家、詩人 | ノルウェー |
1955年 | 誕生日 | キャサリン・アサロ | SF作家、科学者 | アメリカ |
1964年 | 誕生日 | アラン・ウッドロウ | 児童文学作家 | アメリカ |
1965年 | 誕生日 | サンドラ・ニューマン | 作家 | アメリカ |
1969年 | 誕生日 | コルソン・ホワイトヘッド | 小説家 | アメリカ |
1973年 | 誕生日 | ガーレン・フォリー | 小説家 | アメリカ |
1978年 | 誕生日 | ジェイミー・マクガイア | 恋愛小説家 | アメリカ |
1836年 | 命日 | カレル・ヒネク・マーハ | 詩人 | チェコ |
1884年 | 命日 | ウィリアム・ウェルズ・ブラウン | 小説家、劇作家、 歴史家 | アメリカ |
1887年 | 命日 | ウジェーヌ・ポティエ | 詩人、革命家 | フランス |
1913年 | 命日 | マーティン・M・ゴールドスミス | 脚本家、小説家 | アメリカ |
1941年 | 命日 | モーリス・ルブラン | 小説家 | フランス |
1955年 | 命日 | エドウィン・バークレー | 政治家、詩人、作曲家 | リベリア |
1987年 | 命日 | Betty Baker | 作家 | アメリカ |
1997年 | 命日 | レオン・フォレスト | 作家 | アメリカ |
2000年 | 命日 | L・スプレイグ・ディ・キャンプ | ファンタジー作家、 SF作家 | アメリカ |
2019年 | 命日 | スティーヴン・ディクソン | 作家 | アメリカ |
2020年 | 命日 | ルーク・ラインハート | 小説家、脚本家、 ノンフィクション作家 | アメリカ |
リンクはAmazon、作家名で本を検索可能。
11月6日 – Wikipedia
今日は何の日/11月 – Wikipedia
誕生日をきっかけに新しい作家と出会うことが目的のページで、メインは本の紹介>誕生日&命日。ミスがないよう何度も見直していますが、心配な方はWikipedia等で再度確認してください。
11月6日が誕生日&命日の作家の本
「ウィリアム・オールド詩集」ウィリアム・オールド
『ウィリアム・オールド詩集 エスペラントの民の詩人』
ウィリアム・オールド,臼井裕之
2007/07/01
ミッドナイト・プレス
明日を夢見つ、今日を生き抜いたエスペラントの民の詩人ウィリアム・オールドの本邦初訳詩選集。
「愛の旋律を聴かせて」ガーレン・フォリー
『愛の旋律を聴かせて (ライムブックス)』
ガーレン・フォリー,数佐尚美
2010/07/10
原書房
19世紀、ロンドン。地方の良家の令嬢ベリンダは、彼女を手に入れようとするドルフを拒絶して以来、困難に遭い続けてきた。ドルフの策略のために、借金を抱えた父が債務者監獄に投獄され、彼女自身もまたようやく得た花嫁学校の教師の職を追われる。ついには父の独房使用料も払えなくなり、弱みにつけ込む監獄所長に誇りをも踏みにじられた。そして追い詰められた彼女は、生きるためにある決断をしたのだったー。
「湖のほとりで」カリン・フォッスム
『湖のほとりで (PHP文芸文庫)』
カリン・フォッスム,成川裕子
2011/05/18
PHP研究所
映画「湖のほとりで」原作小説
北欧5カ国の最も優れたミステリ作品に贈る
1997年「ガラスの鍵賞」受賞
風光明媚な、北欧の小さな村で発見された美しい女性の死体。その女性は、村の誰もが知る聡明で快活な少女・アニーだった。死体には争った形跡もなく、自殺か、あるいは顔見知りの犯行ではないかと推測された。事件は、早期に解決すると思われたのだが…。正統派の捜査小説にして、イタリア・アカデミー(ダヴィッド・ディ・ドナテッロ)賞史上最多の10部門を独占した映画の原作。
「晴れた日の森に死す」カリン・フォッスム
『晴れた日の森に死す (創元推理文庫)』
カーリン・フォッスム,成川裕子
2016/09/30
東京創元社
ノルウェーの森の奥で老女が殺害される。被害者の左目には鍬が突き刺さっており、精神病院に入院中の青年エリケが現場で目撃されていた。捜査陣を率いるセイエル警部は、エリケを犯人と決めつける者たちの偏見に左右されず、冷静に証言を集めていく。だが信じがたい事実が判明。エリケは銀行強盗に巻きこまれ、逃走する強盗犯の人質になっていた。ガラスの鍵賞受賞作家の代表作。
「Pietje Bell」Chris van Abkoude
『Pietje Bell』
(オランダ語版)
Chris van Abkoude,Jan Rinke
「ピチェ・ベル」シリーズ
小説もだけど映画が気になる。
「地下鉄道」コルソン・ホワイトヘッド
『地下鉄道 (ハヤカワepi文庫)』
コルソン・ホワイトヘッド,谷崎由依
2020/10/15
早川書房
ピュリッツアー賞、全米図書賞
アーサー・C・クラーク賞受賞作
19世紀、アメリカ。南部の農園で過酷な生活を送る奴隷の少女コーラは、新入りの少年シーザーから奴隷を逃がす“地下鉄道”の話を聞き、ともに逃亡を決意する。冷酷な奴隷狩り人リッジウェイに追われながらも、コーラは地下をひそかに走る鉄道に乗り、さまざまな州をわたり、人に助けられ、また裏切られながら、自由が待つという北をめざす。ピュリッツアー賞、全米図書賞、アーサー・C・クラーク賞受賞作。
「ニッケル・ボーイズ」コルソン・ホワイトヘッド
『ニッケル・ボーイズ』
コルソン・ホワイトヘッド,藤井光
2020/11/19
早川書房
1960年代アメリカ。アフリカ系アメリカ人の真面目な少年エルウッドは、無実の罪により少年院ニッケル校に送られる。しかし校内には信じがたい暴力や虐待が蔓延していた――。実在した少年院をモデルに描かれた長篇小説。ニューヨークタイムズ・ベストセラー。
「ウォーキング・ディザスター」ジェイミー・マクガイア
『ウォーキング・ディザスター(上) (ハヤカワ文庫NV)』
ジェイミー・マクガイア,金井真弓
2015/09/08
早川書房
地下のファイトで無敵を誇る、大学一有名な女たらし……。そんなトラヴィスは、ファイトの敵にも気をひこうと嘘泣きする女たちにも余計な感情は持たない主義。だが、いかにも「いい子」のアビーだけは勝手が違った。なぜか彼女が気になるトラヴィスは、アビーと「友達」になり、賭けをして期間限定の同居を始めるのだが……。口コミから大ヒットした奇跡のラブストーリー『ビューティフル・ディザスター』を、今度は男性視点で。
「クローテル 大統領の娘」ウィリアム・ウェルズ・ブラウン
『クローテル: 大統領の娘 (アメリカ古典大衆小説コレクション 10)』
ウィリアム・ウェルズ・ブラウン,風呂本惇子
2015/02/01
松柏社
白人の男になりすまして逃亡する黒人の女奴隷はアメリカ合衆国第3代大統領の娘だった!混血の美女クローテルの壮絶な運命を描く「架空の物語」。元奴隷の「アメリカ黒人による初の長編小説」、待望の本邦初訳!
「シン・レッド・ライン」ジェイムズ・ジョーンズ
『シン・レッド・ライン 上 (角川文庫)』
ジェイムズ・ジョーンズ,鈴木主税
1999/02/01
KADOKAWA
映画「シン・レッド・ライン」原作
1942年11月9日。ガダルカナル沖にアメリカ軍の上陸船が到着した。この船に乗り込んでいるC中隊の面々は、迫り来る戦闘の恐怖に脅かされていた。気弱な青年ファイフ伍長、愛妻家のベル二等兵、野心に溢れるドール一等兵、シニカルな一匹狼のウェルシュ曹長。そして、この隊を率いる、法律家で兵士思いの指揮官、スタイン大尉。過酷なこの熱帯で、どこから攻めてくるか分からない日本軍の影に怯えながら、いよいよC中隊の上陸作戦が始まった…。第二次世界大戦の大激戦地を舞台に、想像を絶する極限状況における人間の心理を丹念に描いた、不朽の戦争小説。
「ライオンとであった少女」バーリー・ドーアティ
『ライオンとであった少女』
バーリー・ドハーティ,斎藤倫子
2010/01/27
主婦の友社
「強くなりなさい。わたしのかわいいアベラ、強い子になるのよ」母の最後のことばだけをささえに、ひとりぼっちで生きている少女。自分とはまったく似ていない母から、のけものにされている気がして、愛情を信じられなくなっている少女。絶望的に傷ついたふたつの魂がであったときー。
「わたしたちののはら」バーリー・ドーアティ
『わたしたちののはら』
バーリー・ドーアティ,ロビン・ベル・コーフィールド,佐藤見果夢
1996/05/30
評論社
わたしたちと犬のサンディーが見つけた、秘密のかくれが。それは世界一すてきな野原だ。だれにもじゃまされない野原で、わたしたちはすばらしい夏をすごした。そしてある日…。自然の中であそび、その豊かなめぐみを楽しむすばらしさを伝える。
「THE HOURS―めぐりあう時間たち 三人のダロウェイ夫人」マイケル・カニンガム
『THE HOURS―めぐりあう時間たち 三人のダロウェイ夫人』
マイケル・カニンガム,高橋和久
2003/04/04
集英社
メリル・ストリープ主演
メリル・ストリープ主演 映画「めぐりあう時間たち」原作
人生は謎。時を超えてめぐりあう三人のダロウェイ夫人。六月のある美しい朝。三人の女の特別の一日が始まる…ヴァージニア-ロンドン郊外。1923年。文学史上の傑作『ダロウェイ夫人』を書き始めようとする…ローラー-ロサンジェルス。1949年。『ダロウェイ夫人』を愛読する主婦。夫の誕生パーティを計画し、息子とケーキを作り始める…クラリッサ-ニューヨーク。20世紀の終わり。『ダロウェイ夫人』と同じ名ゆえに元恋人リチャードにミセス・ダロウェイと呼ばれる編集者。文学賞を取った彼のためにパーティを開こうと、花を買いに行く…異なる時代を生きる三人の「時間」はいつしか運命的に絡み合い、奔流のように予想もつかぬ結末へ…。ピュリッツァ賞&PEN/フォークナー賞受賞。本年度アカデミー賞受賞、映画「めぐりあう時間たち」原作。
「星々の生まれるところ」マイケル・カニンガム
『星々の生まれるところ』
マイケル・カニンガム,南條竹則
2006/10/05
集英社
人間と地球の運命を描く壮大な詩的ファンタジー。
あの『めぐりあう時間たち』の作家、衝撃の作品! 過去・現在・未来の三つの時代をアメリカの不滅の大詩人ホイットマンの詩にのせて美しくも哀しくうたいあげ、われわれの未来を描いて戦慄する。
「おやすみなさいトムさん」ミシェル・マゴリアン
『おやすみなさいトムさん』
ミシェル・マゴリアン,中村妙子
1991/08/01
評論社
小さな村に疎開してきた内気な少年ウィリーは、トム老人の家にあづけられたが…。厳しい戦時下にあっても、美しく素朴な自然と新しい友情の中で、自己を発見し成長してゆく少年の物語。
「イングリッシュローズの庭で」ミシェル・マゴリアン
『イングリッシュローズの庭で』
ミシェル・マゴリアン,小山尚子
1998/06/01
徳間書店
第二次大戦下、ロンドンから疎開してきた内気な姉のダイアナと、型にはまらない性格の妹のローズ。生まれて初めて姉妹だけで暮らす中で偶然発見した秘密の日記、男性との初体験、友人の出産など、さまざまな体験を通して真実の愛に目覚める少女たちの姿を軽やかに、かついきいきと描く、読みごたえのある青春小説。
「奇岩城」モーリス・ルブラン
『奇岩城 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』
モーリス・ルブラン,平岡敦
2006/05/31
早川書房
レイモンドが放った一弾は、みごとに逃走せんとする賊を撃ち倒した。ところが重傷を負ったはずの賊が煙のごとく消え失せる。しかも屋敷から盗まれたものは何一つなかったのだ。この奇怪な謎を解き明かしたのは、まだ高校生のイジドール少年。しかも彼は事件の首魁を、かのアルセーヌ・ルパンだと喝破した!かくて怪盗対少年探偵の熾烈な頭脳戦の幕は切って落とされた…シリーズ初の長篇にして代表作に数えられる傑作。
「ルパン、最後の恋」モーリス・ルブラン
『ルパン、最後の恋 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕』
モーリス・ルブラン,平岡敦
2013/05/24
早川書房
突然自殺した父レルヌ大公は、一人娘のコラへの遺書に意外なことを記していた。コラの身近には正体を隠した、かのアルセーヌ・ルパンがいる。彼を信頼し、頼りにするようにと。やがて思いがけない事実が明らかになり、コラはにわかに国際的陰謀に巻き込まれることに……永遠のヒーローと姿なき強敵との死闘が幕を開ける! 著者が生前に執筆しながら封印されていた、正統アルセーヌ・ルパン・シリーズ正真正銘の最終作! 今夏、宝塚歌劇で舞台化決定!
「漁師とドラウグ」ヨナス・リー
『漁師とドラウグ (魔法の本棚)』
ヨナス・リー,中野善夫
1996/08/01
国書刊行会
荒れ狂う嵐のなか帰途についたエリアスは、海魔ドラウグの操る舟と出会った…。仮借なき海の恐怖を描いた表題作他、妖術師や風の精、恐れを知らぬ船乗りたちが活躍する、北国ノルウェーの不思議な物語の数々。
「古井由吉翻訳集成: ムージル・リルケ篇」ロベルト・ムージル他
『古井由吉翻訳集成: ムージル・リルケ篇』
ロベルト・ムージル,ライナー・マリア・リルケ,古井由吉
2024/09/02
草思社
神秘主義、象徴主義の極北を、
論理と音韻が共振れする
日本語に移した圧倒的訳業!
ロベルト・ムージル「愛の完成」「静かなヴェロニカの誘惑」
ムージル著作集版を底本とし、世界文学全集版「解説」、岩波文庫版「訳者からの言葉」を併録。
ライナー・マリア・リルケ「ドゥイノの悲歌」
『詩への小路』で試みられた散文訳「ドゥイノ・エレギー訳文」全十歌を収録。
解説=築地正明
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