今日は何の日?「海外文学編」
「今日は何の日?」を調べて見つけた、素敵な本と作家たち。そんな私の出会いの愉しみをおすそ分け。この発掘が、素敵な作品の復刊のきっかけになれたらうれしいです。
- 11月7日が誕生日&命日の外国の作家一覧
- 11月7日が誕生日&命日の作家の本
- 「パラダイスの乞食たち」アーヴィング・ステットナー
- 「とうもろこし倉の幽霊」R・A・ラファティ
- 「町かどの穴」R・A・ラファティ
- 「異邦人」アルベール・カミュ
- 「シーシュポスの神話」アルベール・カミュ
- 「未来のイヴ」ヴィリエ・ド・リラダン
- 「残酷物語」ヴィリエ・ド・リラダン
- 「金色の髪のお姫さま」ウィリアム・ウェルズ・ブラウン
- 「命の水」カレル・ヤロミール・エルベン
- 「仮面の帝国守護者」サバア・タヒア
- 「バビロンの大金持ち」ジョージ・S・クレイソン
- 「一四一七年、その一冊がすべてを変えた」スティーヴン・グリーンブラット
- 「接続戦闘分隊 暗闇のパトロール」リンダ・ナガタ
- 「アレクサンドリア四重奏」ロレンス・ダレル
- 「黒い本」ロレンス・ダレル
11月7日が誕生日&命日の外国の作家一覧
年 | どんな日 | 名前 | 職業 | 国 |
---|---|---|---|---|
1414年 | 誕生日 | ジャーミー | スーフィー、詩人 | イラン (ペルシア) |
1810年 | 誕生日 | フリッツ・ロイター | 詩人 | ドイツ |
1811年 | 誕生日 | カレル・ヤロミール・エルベン | 作家、詩人、 ジャーナリスト、 フォークロア研究家 | ボヘミア |
1838年 | 誕生日 | ヴィリエ・ド・リラダン | 作家、詩人、劇作家 | フランス |
1874年 | 誕生日 | ジョージ・サミュエル・ クレイソン | 著作家 | アメリカ |
1909年 | 誕生日 | ノーマン・クラスナー | 劇作家、脚本家 | アメリカ |
1913年 | 誕生日 | アルベール・カミュ | 小説家、劇作家 、思想家、 随筆家、記者 | フランス |
1914年 | 誕生日 | R・A・ラファティ | SF作家 | アメリカ |
1922年 | 誕生日 | アーヴィング・ステットナー | 水彩画家、編集者、詩人 | アメリカ |
1925年 | 誕生日 | ウィリアム・ウォートン | 作家 | アメリカ |
1937年 | 誕生日 | メアリー・ダハイム | 作家 | アメリカ |
1941年 | 誕生日 | マドリン・ギンズ | 美術家、詩人 | アメリカ |
1943年 | 誕生日 | スティーヴン・グリーンブラット | 文芸評論家、大学教授 | アメリカ |
1947年 | 誕生日 | マーガレット・ボール | 作家 | アメリカ |
1954年 | 誕生日 | ガイ・ゲイブリエル・ケイ | ファンタジー作家、詩人 | カナダ |
1956年 | 誕生日 | 張煒 | 小説家 | 中国 |
1960年 | 誕生日 | リンダ・ナガタ | 小説家、SF作家 | アメリカ |
1970年 | 誕生日 | クリス・エイドリアン | 作家、医師 | アメリカ |
1983年 | 誕生日 | サバア・タヒア | 小説家、 ヤングアダルト作家 | アメリカ |
1846年 | 命日 | クリストフ・クフナー | 詩人 | オーストリア |
1937年 | 命日 | フローレンス・モース・ キングスリー | 作家 | アメリカ |
1990年 | 命日 | ロレンス・ダレル | 小説家、詩人、劇作家 | イギリス (インド) |
1992年 | 命日 | リチャード・イェーツ | 小説家、短編小説作家 | アメリカ |
1995年 | 命日 | ホセ・イグレシアス | 小説家、ジャーナリスト | アメリカ |
2009年 | 命日 | ドナルド・ハリントン | 作家、 ビジュアルアーティスト | アメリカ |
2012年 | 命日 | エレン・ダグラス | 作家 | アメリカ |
2016年 | 命日 | レナード・コーエン | シンガーソングライター、 詩人、小説家 | カナダ |
2021年 | 命日 | イアン・アダムス | 小説家、写真家、事件記者 | カナダ |
2021年 | 命日 | キャロライン・ロー (メードラ・セール) | 小説家 | カナダ |
リンクはAmazon、作家名で本を検索可能。
11月7日 – Wikipedia
今日は何の日/11月 – Wikipedia
誕生日をきっかけに新しい作家と出会うことが目的のページで、メインは本の紹介>誕生日&命日。ミスがないよう何度も見直していますが、心配な方はWikipedia等で再度確認してください。
11月7日が誕生日&命日の作家の本
「パラダイスの乞食たち」アーヴィング・ステットナー
『パラダイスの乞食たち』
アーヴィング・ステットナー,本田康典,三保子ステットナー
2009/06/01
水声社
1940年代後半、ブルックリン育ちのぼくは、ヘンリー・ミラーの影響をうけ、大西洋をわたってパリで放浪生活をすることに…。水彩画家、編集者、詩人、作家として活躍した著者の、みずみずしい自伝的小説。
「とうもろこし倉の幽霊」R・A・ラファティ
『とうもろこし倉の幽霊 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)』
R・A・ラファティ,井上央,unpis
2022/01/19
早川書房
爺さん犬のシェップがとうもろこし倉に近づかないのは、あそこで幽霊を見たことがあるからだよ──アメリカの片田舎にある農村でまことしやかに語られる幽霊譚を少年ふたりがたしかめようとする表題作、川窪に住む謎の存在“せっかちのっそり”が田舎町の高校のフットボール・チームに入ったことから起こる凄惨な事件の顛末を描いた「チョスキー・ボトム騒動」、“奇妙な魚”と呼ばれる亜人類の母子の旅路を寓話的に描ききる著者渾身の中篇「さあ、恐れなく炎の中へ歩み入ろう」など、奇妙で不思議な全9篇を収録。全篇初邦訳、奇想の王たるラファティが贈るとっておきの伝奇集。
「町かどの穴」R・A・ラファティ
『町かどの穴 ラファティ・ベスト・コレクション1 (ハヤカワ文庫SF)』
R・A・ラファティ,牧眞司,伊藤典夫,浅倉久志
2021/10/05
早川書房
町かどにあいた大きな穴のせいでもうひとりの自分が多数発生してしまう事件の顛末を描く「町かどの穴」、惑星調査隊が直面したあらゆるものを盗む天才エイリアン“どろぼう熊”をめぐる悪夢「どろぼう熊の惑星」、考古学者たちがいつも“つづく”で終わる奇妙な絵文字が刻まれた石の謎に取り憑かれる「つぎの岩につづく」など、伝説の作家ラファティによる不思議で奇妙な物語全19篇を精選したベスト・オブ・ベスト第一弾。
「異邦人」アルベール・カミュ
『異邦人 (新潮文庫)』
カミュ,窪田啓作
1963/07/02
新潮社
私ははじめて、世界の優しい無関心に、心をひらいた。太陽の眩しさを理由にアラビア人を殺し、死刑判決を受けたのちも幸福であると確信する主人公ムルソー。不条理をテーマにした、著者の代表作。
母の死の翌日海水浴に行き、女と関係を結び、映画をみて笑いころげ、友人の女出入りに関係して人を殺害し、動機について「太陽のせい」と答える。判決は死刑であったが、自分は幸福であると確信し、処刑の日に大勢の見物人が憎悪の叫びをあげて迎えてくれることだけを望む。通常の論理的な一貫性が失われている男ムルソーを主人公に、理性や人間性の不合理を追求したカミュの代表作。
「シーシュポスの神話」アルベール・カミュ
『シーシュポスの神話 (新潮文庫)』
カミュ,清水徹
1969/07/17
新潮社
不条理を発見したものは、だれでも、
なにか「幸福への手引」といったものを書きたい気持になるものだ――。
わずか8頁の評論に全世界が感動した。天才カミュの神髄。
神々がシーシュポスに科した刑罰は大岩を山頂に押しあげる仕事だった。だが、やっと難所を越したと思うと大岩は突然はね返り、まっさかさまに転がり落ちてしまう――。
本書はこのギリシア神話に寓してその根本思想である“不条理の哲学”を理論的に展開追究したもので、カミュの他の作品ならびに彼の自由の証人としてのさまざまな発言を根底的に支えている立場が明らかにされている。用語、背景などについての詳細な注解、および作品解説を付した。
「未来のイヴ」ヴィリエ・ド・リラダン
『未来のイヴ (光文社古典新訳文庫)』
ヴィリエ・ド・リラダン,高野優
2018/09/07
光文社
魅惑的な美貌と肉体を持ったアリシアを運命に恋人としたエウォルド卿は、やがて彼女のあまりの軽薄さに幻滅してしまう。絶望の淵にあった彼に手をさしのべたのは、エジソンだった。偉大な発明家はついに、アリシアを完璧に模した肉体に高貴な魂をそなえた機械人間を生み出すが…
「残酷物語」ヴィリエ・ド・リラダン
『残酷物語 (ヴィリエ・ド・リラダン・コレクション)』
ヴィリエ・ド・リラダン,田上竜也
2021/07/21
水声社
崇高と悲惨に引き裂かれた悪魔的な笑い!
亡き妻の復活を神秘的に描き出す傑作短編「ヴェラ」をはじめ、死刑愛好者を描いた「最後の宴の会食者」、ブルジョワ社会を痛烈に皮肉る疑似科学小説「天空の広告掲示」「栄光製造機」「断末魔の吐息の化学的分析器」など、ヴィリエの〈反レアリスムの美学〉が結晶化した傑作短編集。詳註を付した決定版!
「金色の髪のお姫さま」ウィリアム・ウェルズ・ブラウン
『金色の髪のお姫さま チェコの昔話集』
カレル・ヤロミール・エルベン,アルトゥシ・シャイネル,木村有子
2012/11/14
岩波書店
動物たちのことばがわかる不思議な力を持つ若者が、美しい姫を手に入れるまでの冒険を描いた表題作のほか、子ども代わりに育てた木の根がとんでもない成長をとげる「オテサーネク」、ニワトリの国を治めることになった「イタチの王さま」など、チェコの代表的な昔話13編を収録。繊細なカラー挿絵で楽しむ不思議な伝承の世界。
「命の水」カレル・ヤロミール・エルベン
『命の水 チェコの民話集』
カレル・ヤロミール・エルベン,出久根育,阿部賢一
2017/10/10
西村書店
”チェコのグリム”とよばれるエルベンの収集した昔話。
ブラティスラヴァ世界絵本原画展グランプリ受賞 出久根 育のオールカラー絵本!
動物の話すことばがわかるようになったために、
数々の困難に巻き込まれる召使いイジークの物語「金色の髪のお姫さま」、
死にそうな父王を助けるため、“命の水”を探しに旅に出る王子たちの物語「命の水」、
戦に行ったはずの愛しい恋人から墓地へと誘われ、恐怖の一夜をすごす「婚礼衣装」、
永遠の命をねがって、
死神を出しぬいたことから世界がたいへんな事態になる「この世に死神がいてよかった」ほか、
チェコとその周辺の国々(スラブ地方)に伝わる民話20編を収録した珠玉のアンソロジーです。
「仮面の帝国守護者」サバア・タヒア
『仮面の帝国守護者(上) (ハヤカワ文庫FT)』
サバア・タヒア,原島文世
2015/10/07
早川書房
ブラッククリフ軍学校では、エリアスをはじめとする四人の成績優秀者が死闘を繰り広げていた。新たなる至高の帝国守護者を選抜する〈試練〉で勝利を得た二人には、新皇帝と副官である血百舌(チモズ)の地位が約束されていたが、敗者の二人を待っているのは死だった! 一方、奴隷に身をやつしたライアは、ついに女校長の秘密を突きとめる。それは帝国の根幹を揺るがす恐るべき計画であった……数奇な運命に翻弄される若者たちの運命は!?
「バビロンの大金持ち」ジョージ・S・クレイソン
『バビロンの大金持ち (河出文庫)』
ジョージ・S・クレイソン,楡井浩一
2018/08/04
河出書房新社
古代の都バビロンで金融のしくみが生まれ、その基本原理は今も変わらずに利用されている。お金と上手につきあうための普遍的な原則とルールを物語形式で語り、半世紀以上にわたり世界中で読み継がれてきた成功哲学の古典的名著。混迷の時代を勇気と自信をもって生き抜くための、真の知恵が手に入る!
「一四一七年、その一冊がすべてを変えた」スティーヴン・グリーンブラット
『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』
スティーヴン・グリーンブラット,河野純治
2012/11/01
柏書房
長い間失われていた写本。千年の時を経た十五世紀、再びその姿をあらわした書物は、世界の針路を変えてゆく…。今から二千年前、真実はすでに記されていた。ルネサンスの引き金となった書物とひとりの男との、奇跡の出会いの物語。全米図書賞、ピュリッツァー賞受賞。
「接続戦闘分隊 暗闇のパトロール」リンダ・ナガタ
『接続戦闘分隊: 暗闇のパトロール (ハヤカワ文庫SF)』
リンダ・ナガタ,中原尚哉
2018/09/05
早川書房
戦闘服にボディーアーマー、チタン製外骨格を着用した米国陸軍接続戦闘分隊。いま分隊は、天空からの指導官の命令を電子帽体で受け、アフリカのダッサリ地区で、反乱分子掃討のため哨戒任務についていた。一瞬の油断が死へとつながる苛酷な任務だ。分隊長のシェリーには危機を察知する特殊能力があり、これまで分隊を全滅から救ってきた。だがその特殊能力が、やがて世界を戦乱へ導く要因に…鬼才が描く近未来戦争SF。
「アレクサンドリア四重奏」ロレンス・ダレル
『アレクサンドリア四重奏 1 ジュスティーヌ』
ロレンス・ダレル,高松雄一
2007/03/17
河出書房新社
三島由紀夫をして「20世紀最高傑作の一つであり、優にプルース
ト、トーマス・マンに匹敵する」と言わしめた歴史的大作が、名訳をさらに磨き
上げた全面改訳で遂に刊行。
「黒い本」ロレンス・ダレル
『黒い本 改版 (中公文庫)』
ロレンス・ダレル,河野一郎
2007/05/01
中央公論新社
ヘンリー・ミラーをして「チョーサーよ、シェイクスピアよ、くたばるがいい!この本によって宣言された、先駆的宇宙に栄光あれ!」と叫ばせた本書は、レジナ・ホテルを舞台に展開される淫蕩と無頼の世界を描いた自伝的小説。二十数年にわたって半ば発禁の書とされ、暗澹たる絶望と熾烈な背徳の世界を現出している知られざる名著。
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