今日は何の日?「海外文学編」
「今日は何の日?」を調べて見つけた、素敵な本と作家たち。そんな私の出会いの愉しみをおすそ分け。この発掘が、素敵な作品の復刊のきっかけになれたらうれしいです。
- 11月9日が誕生日&命日の外国の作家一覧
- 11月9日が誕生日&命日の作家の本
- 「はつ恋」イワン・ツルゲーネフ
- 「父と子」イワン・ツルゲーネフ
- 「バスティーユの悪魔」エミール・ガボリオ
- 「コンタクト」カール・セーガン
- 「COSMOS」カール・セーガン
- 「サブリナとコリーナ」カリ・ファハルド=アンスタイン
- 「BEHIND THE MASK」ジル・マリー・ランディス
- 「動物詩集」ギヨーム・アポリネール
- 「アポリネール詩集」ギヨーム・アポリネール
- 「運命ではなく」イムレ・ケルテース
- 「越境者」C・J・ボックス
- 「暁の報復」C・J・ボックス
- 「扉」ジャネット・フィッチ
- 「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」ローレン・オリヴァー
- 「ディラン・トマス少年小説集」ディラン・トマス
- 「リンゴの丘のベッツィー」ドロシー・キャンフィールド・フィッシャー
- 「ロビン・フッドの愉快な冒険」ハワード・パイル
- 「天使と嘘」マイケル・ロボサム
- 「誠実な嘘」マイケル・ロボサム
- 「はるか遠い日」レ・リュー
11月9日が誕生日&命日の外国の作家一覧
年 | どんな日 | 名前 | 職業 | 国 |
---|---|---|---|---|
1721年 | 誕生日 | マーク・エイケンサイド | 詩人、医師 | イギリス |
1741年 | 誕生日 | アレッサンドロ・ヴェッリ | 作家 | イタリア |
1818年 | 誕生日 | イワン・ツルゲーネフ | 小説家、劇作家 | ロシア |
1832年 | 誕生日 | エミール・ガボリオ | 大衆小説作家 | フランス |
1854年 | 誕生日 | モード・ハウ・エリオット | 小説家 | アメリカ |
1873年 | 誕生日 | タデウシュ・ミチンスキ | 詩人、小説家、劇作家 | ポーランド |
1877年 | 誕生日 | ムハンマド・イクバール | 詩人、哲学者、政治家 | インド |
1885年 | 誕生日 | ヴェリミール・フレーブニコフ | 詩人 | ロシア |
1921年 | 誕生日 | アルフレッド・コッペル | 作家 | アメリカ |
1928年 | 誕生日 | アン・セクストン | 詩人 | アメリカ |
1929年 | 誕生日 | ケルテース・イムレ | 小説家 | ハンガリー |
1934年 | 誕生日 | カール・セーガン | 天文学者、作家、SF作家 | アメリカ |
1935年 | 誕生日 | ジェリー・ホプキンズ | 作家、ジャーナリスト | アメリカ |
1940年 | 誕生日 | サミュエル・フィリップス・ サヴェージ | 小説家、詩人 | アメリカ |
1945年 | 誕生日 | ミンローズ・グウィン | 小説家、回想録作家、 学者、教育者、編集者 | アメリカ |
1945年 | 誕生日 | 李學仁 | 映画監督、作家、 漫画原作者 | 韓国(日本) |
1947年 | 誕生日 | ジュリー・ローソン | 作家 | カナダ |
1949年 | 誕生日 | クリス・モズデル | 詩人、作詞家、作曲家 | 日本(イギリス) |
1950年 | 誕生日 | バーバラ・オコナー | 作家 | アメリカ |
1955年 | 誕生日 | ジャネット・フィッチ | 作家 | アメリカ |
1958年 | 誕生日 | C・J・ボックス | 小説家 | アメリカ |
1960年 | 誕生日 | マイケル・ロボサム | 推理作家 | オーストラリア |
1986年 | 誕生日 | カリ・ファハルド=アンスタイン | 作家 | アメリカ |
1492年 | 命日 | ジャーミー | スーフィー、詩人 | イラン (ペルシア) |
1911年 | 命日 | ハワード・パイル | イラストレーター、著述家 | アメリカ |
1918年 | 命日 | ギヨーム・アポリネール | 詩人、小説家、 美術・文芸評論家 | フランス |
1922年 | 命日 | Jacob Ralph Abarbanell | 弁護士、作家、劇作家、 ジャーナリスト | アメリカ |
1944年 | 命日 | ラドノーティ・ミクローシュ | 詩人 | ハンガリー |
1953年 | 命日 | ディラン・トマス | 詩人、作家 | ウェールズ |
1958年 | 命日 | ドロシー・キャンフィールド・ フィッシャー | 作家、教育者、 社会活動家 | アメリカ |
1978年 | 命日 | アール・トンプソン | 自然主義散文作家 | アメリカ |
1983年 | 命日 | アンドレ・シャンソン | 作家、歴史学者、評論家 | フランス |
1995年 | 命日 | アンジェリーヌ・ハンゴ | 作家 | カナダ |
2004年 | 命日 | アイリス・チャン | ジャーナリスト、 政治活動家、作家 | アメリカ |
2004年 | 命日 | スティーグ・ラーソン | ジャーナリスト、作家 | スウェーデン |
2022年 | 命日 | レ・リュー | 作家 | ベトナム |
リンクはAmazon、作家名で本を検索可能。
11月9日 – Wikipedia
今日は何の日/11月 – Wikipedia
誕生日をきっかけに新しい作家と出会うことが目的のページで、メインは本の紹介>誕生日&命日。ミスがないよう何度も見直していますが、心配な方はWikipedia等で再度確認してください。
11月9日が誕生日&命日の作家の本
「はつ恋」イワン・ツルゲーネフ
『はつ恋 (新潮文庫)』
ツルゲーネフ,神西清
1952/12/29
新潮社
16歳のウラジミールは、別荘で零落した公爵家の年上の令嬢ジナイーダと出会い、初めての恋に気も狂わんばかりの日々を迎えるが、ある夜、ジナイーダのところへ忍んで行く父親の姿を目撃する……。青春の途上で遭遇した少年の不思議な“はつ恋”のいきさつは、作者自身の一生を支配した血統上の呪いに裏づけられて、無気味な美しさを奏でている。恋愛小説の古典に数えられる珠玉の名作。
「父と子」イワン・ツルゲーネフ
『父と子 (新潮文庫)』
ツルゲーネフ,工藤精一郎
1998/05/04
新潮社
「ニヒリスト」という言葉はこの作品から広まった――。
自然科学以外の一切を信用せず、伝統的な道徳や信仰、芸術、社会制度を徹底的に批判するバザーロフ青年。年寄りは時代遅れで役立たずだと言い切る新世代と、彼の様な若者こそ恥ずべき高慢と冷酷の塊だと嘆く旧世代。新旧世代の白熱する思想対立戦を鮮やかに描き、近代の日本人作家たちに多大なる影響を与えたロシア文学の代表的名作。用語、背景などについての詳細な注解および作品解説を付す。
「バスティーユの悪魔」エミール・ガボリオ
『バスティーユの悪魔 (論創海外ミステリ)』
エミール・ガボリオ,佐藤絵里
2008/08/25
論創社
恋愛、陰謀、憎悪、邪念。バスティーユ監獄での出会いが騎士と毒薬使いの運命を変えていく……。十七世紀のパリで繰り広げられる歴史浪漫譚。エミール・ガボリオの“幻の長編”を完訳!
「コンタクト」カール・セーガン
『コンタクト 上巻 (新潮文庫)』
カール・セーガン,池央耿,高見浩
1989/07/01
新潮社
20世紀末のある日、ニューメキシコ砂漠の天文台が、奇妙な電波信号をキャッチした。それは厖大な素数系列で、発信源は26光年彼方のヴェガ系惑星と判明した。地球外知的生物からの電波探査機関〈アーガス〉の責任者エリーが、待ち望んだ瞬間だった。世界の専門家が協力しついに信号は映像化されたが、スクリーンに現われたのは、あまりにも意外な…。著名な天文学者の処女小説。
「COSMOS」カール・セーガン
『COSMOS 上 (朝日選書)』
カール・セーガン,木村繁
2013/06/11
朝日新聞出版
宇宙や惑星の話から生命の起源や進化まで網羅した80年代の名著『COSMOS』。累計116万部突破のミリオンセラーを朝日選書として完全復刊。元宇宙飛行士・山崎直子さんの書き下ろしエッセイ「人類の故郷、宇宙への思い」も収録。
「サブリナとコリーナ」カリ・ファハルド=アンスタイン
『サブリナとコリーナ (新潮クレスト・ブックス)』
カリ・ファハルド=アンスタイン,小竹由美子
2020/08/27
新潮社
母も、祖母も、その母も、私たちはこの胸の痛みと生きてきた。黒髪でとびきり美人のサブリナ。あなたはどこで道を間違えたの? コロラド州デンバーのラテン系コミュニティ。女たちは若くして妊娠し、男たちは身勝手に家を飛び出す。従来の移民文学「らしさ」にとらわれず、やるせない日常を逞しく生きる彼女たちの、声なき叫びを掬い上げた鮮烈なデビュー短篇集。全米図書賞最終候補作。
「BEHIND THE MASK」ジル・マリー・ランディス
『BEHIND THE MASK – 面の裏には、百句燦々。 One-hundred haiku』
クリス・モズデル,大和田良,羽良多平吉,伊藤亮一,吉村栄一,熊谷朋哉(SLOGAN)
2023/02/25
SLOGAN / スローガン
イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)やマイケル・ジャクソン、エリック・クラプトンらが採りあげた名曲「Behind the Mask」の作詞でも知られる詩人 / 作詞家のクリス・モズデル。彼は本国イギリスから日本を訪れて約半世紀、東京とNY、そして京都に拠点を持ちつつ、“日本”の面(おもて)とその裏とを見つめ続けてきた。そして、既に日本写真界を代表する一人となりつつある大和田 良。限りないシャープさで、時間の経過を含めた情感を1枚1枚の写真 / 視覚表現へと昇華させてきた写真家である。
類希な経験と言葉、そして眼と技術を持つこのふたりが、“日本”のBehind the mask – その面の裏に燦めく詩情を探る。
「動物詩集」ギヨーム・アポリネール
『動物詩集』
G・アポリネール,山本容子,窪田般弥
1991/10/01
評論社
「ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ……」。今も歌われるシャンソンの名曲「ミラボー橋」の作者アポリネールは、20世紀初頭のパリで、前衛芸術の旗手として、詩、小説、演劇に縦横の活躍をみせ、近代詩から現代詩への方向を決定づけた才人だった。抒情と実験精神をあわせもった彼の詩を、代表的詩集である『動物詩集』『アルコール』『カリグラム』『出鱈目集』などから精選して収録。
「アポリネール詩集」ギヨーム・アポリネール
『アポリネール詩集 (新潮文庫)』
アポリネール,堀口大學
1954/10/07
新潮社
「ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ……」。今も歌われるシャンソンの名曲「ミラボー橋」の作者アポリネールは、20世紀初頭のパリで、前衛芸術の旗手として、詩、小説、演劇に縦横の活躍をみせ、近代詩から現代詩への方向を決定づけた才人だった。抒情と実験精神をあわせもった彼の詩を、代表的詩集である『動物詩集』『アルコール』『カリグラム』『出鱈目集』などから精選して収録。
「運命ではなく」イムレ・ケルテース
『運命ではなく』
ケルテース・イムレ,岩崎悦子
2003/07/01
国書刊行会
ラホス・コルタイ監督
映画『フェイトレス~運命ではなく~』原作
本書は、著者ケルテースが、みずからのナチス強制収容所体験をもとに描き出した自伝的小説である。戦時下のブダペシュトで、主人公である14歳の少年は、勤労奉仕に向かう途中ユダヤ人狩りにあい、仲間たちとともにアウシュヴィッツへと送られる。かろうじてガス室を免れた彼は、やがてブーヘンヴァルト、そしてツァイツに収容されることになるが、そこで待ちかまえていたのは、想像もおよばぬ苛酷な現実だった…。人類に多くの課題を残した20世紀最大とも言える負の遺産を、無垢な少年のまなざしを通して描き切った、ノーベル賞作家の代表作。
「越境者」C・J・ボックス
『越境者 (創元推理文庫)』
C・J・ボックス,野口百合子
2021/06/30
東京創元社
猟区管理官を辞したものの知事のはからいで復帰したジョーに、新たな任務が与えられた。巨大製薬会社の跡取りである男が失踪、州の辺境に住み暗殺業を営んでいるらしきテンプルトンの標的となった可能性があるという。しかも失踪事件の前後、友人のネイトに似た男が近くで目撃されていた。情報収集のため、ジョーはテンプルトンの本拠地へ赴くが…。手に汗握る冒険サスペンス!
「暁の報復」C・J・ボックス
『暁の報復 (創元推理文庫)』
C・J・ボックス,野口百合子
2024/06/19
東京創元社
猟区管理官ジョー・ピケットの留守電に、知人のファーカスから伝言が残されていた。ダラス・ケイツと仲間が、ジョーを襲う密談をしているのを盗み聞いたという。ダラスは、家族ともども破滅させられたとしてジョーに強烈な恨みを抱いていた。ほどなく、銃殺されたファーカスの遺体が発見され捜査が始まったが、ピケット一家にも危機が…。サスペンスみなぎる人気シリーズ新作!
「扉」ジャネット・フィッチ
『扉 (講談社文庫)』
ジャネット・フィッチ,杉奈穂
2000/08/01
講談社
アリソン・ローマン×ミシェル・ファイファー
映画『ホワイト・オランダー』原作小説
母イングリッドは恋人を毒殺して終身刑に。残された十二歳の娘アストリッドは里親の家を転々としながら、女となり、撃たれ、飢え、怯える。獄中からも娘を支配しようとするエゴイストの母との対立、幼い魂を傷つけ翻弄する恐怖と愛。その中で美しく成長していく少女の姿を描いた感動の文芸サスペンス巨篇。
「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」ローレン・オリヴァー
『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)』
スティーグ・ラーソン,ヘレンハルメ美穂,岩澤雅利
早川書房
デヴィッド・フィンチャー監督
映画『ドラゴン・タトゥーの女』原作
月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。だが名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れた。そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受ける。およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしいというのだ。解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。ミカエルは受諾し、困難な調査を開始する。
「ディラン・トマス少年小説集」ディラン・トマス
『ディラン・トマス少年小説集』
ディラン・トマス,松浦直巳,仲渡一美,柴田元幸
2020/11/13
国文社
月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。だが名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れた。そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受ける。およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしいというのだ。解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。ミカエルは受諾し、困難な調査を開始する。
「リンゴの丘のベッツィー」ドロシー・キャンフィールド・フィッシャー
『リンゴの丘のベッツィー』
ドロシー・キャンフィールド・フィッシャー,多賀京子
2008/11/01
徳間書店
赤ちゃんのときに両親を亡くしたベッツィーは、町に住む大おばさんのもとで、それはそれは大切に育てられました。ところが、九歳になったある日、大おばさんが病気になり、ベッツィーは、田舎の親戚の農場に行くことに。泣き虫で人に頼ってばかりいたベッツィーは、まったく新しい生活をはじめることになりますが…?アメリカ・バーモント州の美しく豊かな自然を舞台に、厳しくも温かい家族に見守られ、さまざまな経験をとおして成長していく少女の姿を、のびやかに描いた物語。一九一七年に出版されて以来、世代を越えて読みつがれてきた、アメリカ児童文学の名作古典です。小学校低・中学年~。
「ロビン・フッドの愉快な冒険」ハワード・パイル
『ロビン・フッドの愉快な冒険 (光文社古典新訳文庫)』
ハワード・パイル,三辺律子
2019/07/09
光文社
中世イングランド、おたずね者となった弓の名手ロビンはシャーウッドの森の奥に隠れ住む。棒術の名人、吟遊詩人、飲んだくれの修道僧など個性豊かな強者たちを仲間に引き入れながら、強欲な役人や聖職者らを相手に痛快な戦いを繰り広げるロビンだが…。著者による挿絵全点収録!イングランドの義賊伝説を元にした痛快活劇。
「天使と嘘」マイケル・ロボサム
『天使と嘘 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』
マイケル・ロボサム,越前敏弥
2021/06/16
早川書房
臨床心理士のサイラスは、かつて異様な殺人現場で発見された少女と施設で邂逅する。イーヴィと呼ばれる彼女は、人がついた嘘を見破るという特殊な能力を持っていた。折しも、スケートの女子チャンピオンが惨殺される事件が発生。将来を期待された選手にいったいなにが起きたのか? 捜査に加わったサイラスは、イーヴィと事件の真相を追及する――。世界各国で激賞された英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー受賞作
「誠実な嘘」マイケル・ロボサム
『誠実な嘘 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)』
マイケル・ロボサム,田辺千幸
2021/06/21
二見書房
スーパーマーケットで働くアガサは本当の父親を知らず、15歳のときに既婚者に騙されて妊娠し、生まれた子供とは引き離された。一度結婚したものの死産したことで夫婦仲は悪化し、離婚してしまう。今は恋人との子を妊娠中だが、妊娠を知った恋人は離れていった。一方のメグはキャリア、高収入の夫、二人の子供に恵まれ、三人目を妊娠中だ。偶然知り合ったアガサとメグは出産時期が近いことから仲よくなるが、この出会いがそれぞれの人生を変えていき…二人の女性の数奇な運命を描く戦慄のスリラー!オーストラリア年間最優秀小説賞受賞作!
「はるか遠い日」レ・リュー
『はるか遠い日: あるベトナム兵士の回想』
レ・リュー,加藤則夫
2000/06/01
めこん
ベトナム戦争が終わったのになぜか気分が晴れないというベトナムの人々の間で爆発的にうけた作品。長い長い恋愛物語なのですが、おたがい我が強くて結ばれないところなど、ベトナム人の気質がよく描かれていて面白い。本筋以外にも、北部の田舎の細々とした習慣、共産党内部のいざこざ、都会人と地方人との反目など、良質の大河ドラマを見る楽しさがあります。ベトナム好きにおすすめします。
コメント