
「星雲賞」は、ヒューゴー賞を範に1970年に創設された、日本でもっとも古いSF文学賞です。その「海外長編部門」の歴代受賞作を一覧表にまとめました。
作家名・翻訳者名・出版社名での並べ替えが可能。海外の主要SF賞とのラインナップの違いを眺めるのも楽しい部門です。
- 星雲賞「海外長編部門」の歴代受賞作一覧表
- 2026年「第57回星雲賞」受賞作
- 星雲賞とは
- 星雲賞「海外長編部門」の歴代受賞作〈作家別〉
- アーサー・C・クラーク「宇宙のランデヴー」
- アイザック・アシモフ「銀河帝国の興亡」
- アンディ・ウィアー「プロジェクト・ヘイル・メアリー」ほか
- アン・レッキー「叛逆航路」
- ウィリアム・ギブスン「ニューロマンサー」
- カート・ヴォネガット・ジュニア「タイタンの妖女」
- キム・スタンリー・ロビンスン「レッド・マーズ」
- グレッグ・イーガン「ディアスポラ」ほか
- コードウェイナー・スミス「ノーストリリア」
- J・G・バラード「結晶世界」
- シルヴァン・ヌーヴェル「巨神計画」
- ジェイムズ・P・ホーガン「星を継ぐもの」ほか
- ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「輝くもの天より墜ち」
- ジャック・ヴァンス「竜を駆る種族」
- ジョン・スコルジー「怪獣保護協会」ほか
- スティーヴン・バクスター「タイム・シップ」ほか
- ダン・シモンズ「ハイペリオン」
- チャールズ・シェフィールド「マッカンドルー航宙記」
- デイヴィッド・ブリン「知性化戦争」
- バリントン・J・ベイリー「カエアンの聖衣」
- パオロ・バチガルピ「ねじまき少女」
- パット・マーフィー「ノービットの冒険」
- ピーター・トライアス「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」
- ピーター・ワッツ「ブラインドサイト」
- フィリップ・リーヴ「移動都市」
- フランク・ハーバート「デューン 砂の惑星」
- ポール・アンダースン「タウ・ゼロ」
- マイクル・フリン「異星人の郷」
- マイク・レズニック「キリンヤガ」
- マイケル・クライトン「アンドロメダ病原体」
- マイケル・ムアコック「エルリック・サーガ」
- マーサ・ウェルズ「システム・クラッシュ」
- ラリー・ニーヴン&ジェリー・パーネル「降伏の儀式」
- 劉慈欣「三体」ほか
- ロジャー・ゼラズニイ「わが名はコンラッド」
- ロバート・A・ハインライン「悪徳なんかこわくない」
- ロバート・J・ソウヤー「さよならダイノサウルス」
- ロバート・L・フォワード「竜の卵」
- ロバート・シルヴァーバーグ「時間線を遡って」
- ロバート・チャールズ・ウィルスン「時間封鎖」
星雲賞「海外長編部門」の歴代受賞作一覧表
| 年 | 回 | 作品名 | 作家名 | 翻訳者名 | 出版社/レーベル |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年 | 第57回 | 反転領域 | アレステア・レナルズ | 中原尚哉 | 創元SF文庫 |
| 2026年 | 第57回 | バベル オックスフォード 翻訳家革命秘史 | R・F・クァン | 古沢嘉通 | 東京創元社 海外文学セレクション |
| 2025年 | 第56回 | システム・クラッシュ マーダーボット・ダイアリー | マーサ・ウェルズ | 中原尚哉 | 創元SF文庫 |
| 2024年 | 第55回 | 怪獣保護協会 | ジョン・スコルジー | 内田昌之 | 早川書房 |
| 2023年 | 第54回 | 銀河帝国の興亡 | アイザック・アシモフ | 鍛治靖子 | 創元SF文庫 |
| 2022年 | 第53回 | プロジェクト・ヘイル・メアリー | アンディ・ウィアー | 小野田和子 | 早川書房 |
| 2021年 | 第52回 | 三体II 黒暗森林 | 劉慈欣 | 大森望, 立原透耶, 上原かおり, 泊功 | 早川書房 |
| 2020年 | 第51回 | 三体 | 劉慈欣 | 立原透耶, 大森望, 光吉さくら, ワン・チャイ | 早川書房 |
| 2019年 | 第50回 | メカ・サムライ・エンパイア | ピーター・トライアス | 中原尚哉 | ハヤカワ文庫SF |
| 2018年 | 第49回 | 巨神計画 | シルヴァン・ヌーヴェル | 佐田千織 | 創元SF文庫 |
| 2017年 | 第48回 | ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン | ピーター・トライアス | 中原尚哉 | ハヤカワ文庫SF |
| 2016年 | 第47回 | 叛逆航路 | アン・レッキー | 赤尾秀子 | 創元SF文庫 |
| 2015年 | 第46回 | 火星の人 | アンディ・ウィアー | 小野田和子 | ハヤカワ文庫SF |
| 2014年 | 第45回 | ブラインドサイト | ピーター・ワッツ | 嶋田洋一 | 創元SF文庫 |
| 2013年 | 第44回 | アンドロイドの夢の羊 | ジョン・スコルジー | 内田昌之 | ハヤカワ文庫SF |
| 2012年 | 第43回 | ねじまき少女 | パオロ・バチガルピ | 田中一江, 金子浩 | ハヤカワ文庫SF |
| 2011年 | 第42回 | 異星人の郷 | マイクル・フリン | 嶋田洋一 | 創元SF文庫 |
| 2010年 | 第41回 | 最後の星戦 老人と宇宙3 | ジョン・スコルジー | 内田昌之 | ハヤカワ文庫SF |
| 2009年 | 第40回 | 時間封鎖 | ロバート・チャールズ・ウィルスン | 茂木健 | 創元SF文庫 |
| 2008年 | 第39回 | 輝くもの天より墜ち | ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア | 浅倉久志 | ハヤカワ文庫SF |
| 2007年 | 第38回 | 移動都市 | フィリップ・リーヴ | 安野玲 | 創元SF文庫 |
| 2006年 | 第37回 | ディアスポラ | グレッグ・イーガン | 山岸真 | ハヤカワ文庫SF |
| 2005年 | 第36回 | 万物理論 | グレッグ・イーガン | 山岸真 | 創元SF文庫 |
| 2004年 | 第35回 | 星海の楽園 | デイヴィッド・ブリン | 酒井昭伸 | ハヤカワ文庫SF |
| 2003年 | 第34回 | イリーガル・エイリアン | ロバート・J・ソウヤー | 内田昌之 | ハヤカワ文庫SF |
| 2002年 | 第33回 | ノービットの冒険 | パット・マーフィー | 浅倉久志 | ハヤカワ文庫SF |
| 2001年 | 第32回 | フレームシフト | ロバート・J・ソウヤー | 内田昌之 | ハヤカワ文庫SF |
| 2000年 | 第31回 | キリンヤガ | マイク・レズニック | 内田昌之 | ハヤカワ文庫SF |
| 1999年 | 第30回 | レッド・マーズ | キム・スタンリー・ロビンスン | 大島豊 | 創元SF文庫 |
| 1999年 | 第30回 | タイム・シップ | スティーヴン・バクスター | 中原尚哉 | ハヤカワ文庫SF |
| 1998年 | 第29回 | 天使墜落 | ラリー・ニーヴン, ジェリー・パーネル | 浅井修 | 創元SF文庫 |
| 1997年 | 第28回 | さよならダイノサウルス | ロバート・J・ソウヤー | 内田昌之 | ハヤカワ文庫SF |
| 1996年 | 第27回 | 時間的無限大 | スティーヴン・バクスター | 小野田和子 | ハヤカワ文庫SF |
| 1996年 | 第27回 | ハイペリオンの没落 | ダン・シモンズ | 酒井昭伸 | 早川書房 海外SFノヴェルズ |
| 1995年 | 第26回 | ハイペリオン | ダン・シモンズ | 酒井昭伸 | 早川書房 海外SFノヴェルズ |
| 1994年 | 第25回 | 内なる宇宙 | ジェイムズ・P・ホーガン | 池央耿 | 東京創元社 |
| 1993年 | 第24回 | タウ・ゼロ | ポール・アンダースン | 浅倉久志 | 創元SF文庫 |
| 1992年 | 第23回 | マッカンドルー航宙記 | チャールズ・シェフィールド | 酒井昭伸 | 創元SF文庫 |
| 1991年 | 第22回 | 知性化戦争 | デイヴィッド・ブリン | 酒井昭伸 | ハヤカワ文庫SF |
| 1990年 | 第21回 | 時間衝突 | バリントン・J・ベイリー | 大森望 | 創元SF文庫 |
| 1989年 | 第20回 | 降伏の儀式 | ラリー・ニーヴン, ジェリー・パーネル | 酒井昭伸 | 創元SF文庫 |
| 1988年 | 第19回 | ノーストリリア | コードウェイナー・スミス | 浅倉久志 | ハヤカワ文庫SF |
| 1987年 | 第18回 | ニューロマンサー | ウィリアム・ギブスン | 黒丸尚 | ハヤカワ文庫SF |
| 1986年 | 第17回 | エルリック・サーガ(全6巻) | マイケル・ムアコック | 安田均, 井辻朱美 | ハヤカワ文庫SF |
| 1985年 | 第16回 | 禅〈ゼン・ガン〉銃 | バリントン・J・ベイリー | 酒井昭伸 | ハヤカワ文庫SF |
| 1984年 | 第15回 | カエアンの聖衣 | バリントン・J・ベイリー | 冬川亘 | ハヤカワ文庫SF |
| 1983年 | 第14回 | 竜の卵 | ロバート・L・フォワード | 山高昭 | ハヤカワ文庫SF |
| 1982年 | 第13回 | 創世記機械 | ジェイムズ・P・ホーガン | 池央耿 | 創元SF文庫 |
| 1981年 | 第12回 | 星を継ぐもの | ジェイムズ・P・ホーガン | 池央耿 | 創元SF文庫 |
| 1980年 | 第11回 | 宇宙のランデブー | アーサー・C・クラーク | 南山宏 | 海外SFノヴェルズ |
| 1979年 | 第10回 | リングワールド | ラリー・ニーヴン | 小隅黎 | 早川書房 海外SFノヴェルズ |
| 1978年 | 第9回 | 悪徳なんかこわくない | ロバート・A・ハインライン | 矢野徹 | ハヤカワ文庫SF |
| 1977年 | 第8回 | 竜を駆る種族 | ジャック・ヴァンス | 浅倉久志 | ハヤカワ文庫SF |
| 1976年 | 第7回 | わが名はコンラッド | ロジャー・ゼラズニイ | 小尾芙佐 | ハヤカワ文庫SF |
| 1975年 | 第6回 | 時間線を遡って | ロバート・シルヴァーバーグ | 中村保男 | 創元SF文庫 |
| 1974年 | 第5回 | デューン/砂の惑星 | フランク・ハーバート | 矢野徹 | ハヤカワ文庫SF |
| 1973年 | 第4回 | タイタンの妖女 | カート・ヴォネガット・ジュニア | 浅倉久志 | ハヤカワ文庫SF |
| 1972年 | 第3回 | 夜の翼 | ロバート・シルヴァーバーグ | 佐藤高子 | ハヤカワ文庫SF |
| 1971年 | 第2回 | アンドロメダ病原体 | マイケル・クライトン | 浅倉久志 | ハヤカワ・ノヴェルズ |
| 1970年 | 第1回 | 結晶世界 | J・G・バラード | 中村保男 | 創元SF文庫 |
↑リンクはAmazon、スクロール可能。
作家名、翻訳者名、出版社名等で、
並べ替えもできます。
下の表紙は楽天ブックスです。
こちらの一覧表では、できる限りその年のランキングで選ばれた当時の刊行形態(単行本版など)へのリンクを掲載しています。
2026年「第57回星雲賞」受賞作
2026年星雲賞
〈日本長編部門〉
人間六度
『烙印の名はヒト』
早川書房
〈日本短編部門〉
宮澤伊織
『ときときチャンネル ない天気作ってみた』
東京創元社
〈海外長編部門〉
アレステア・レナルズ
『反転領域』
翻訳:中原尚哉/東京創元社
R・F・クァン
『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史』
翻訳:古沢嘉通/東京創元社
〈海外短編部門〉
グレッグ・イーガン
「アフター・ゼロ」
翻訳:山岸真/早川書房
〈S-Fマガジン〉 2025年2月号
〈メディア部門〉
TVアニメ『アポカリプスホテル』
監督:春藤佳奈
〈コミック部門〉
竹本泉
『アポカリプスホテルぷすぷす』
竹書房
〈アート部門〉
山下いくと
〈ノンフィクション部門〉
伊藤典夫
『伊藤典夫評論集成』
国書刊行会
〈自由部門〉
ミャクミャク
デザイン:mountain mountain
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
アレステア・レナルズ「反転領域」
『反転領域 (創元SF文庫)』
アレステア・レナルズ,中原尚哉
2025/07/10
東京創元社
極地の古代大建築物に秘められた真実とは?
世界が鮮やかに覆る超絶展開SF!時は19世紀。外科医サイラスが乗船する小型帆船デメテル号は、ノルウェー沿岸の極地探検にむかっていた。目的地のフィヨルドには、古代に建造された未知の大建築物があるという。ついに現地に到達した探検隊一行が目的の建築物を発見したとき、予想だにしなかった事態が起こる……読者の予測を鮮やかに反転させる、超絶展開の傑作SF! 2023年ローカス賞、ドラゴン賞候補作。解説=渡邊利道
R・F・クァン「バベル オックスフォード翻訳家革命秘史」
『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上 (海外文学セレクション)』
『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下 (海外文学セレクション)』
R・F・クァン,古沢嘉通
2025/02/12
東京創元社
銀と、ふたつの言語における単語の意味のずれから生じる翻訳の魔法によって、大英帝国が世界の覇権を握る19世紀。英語とは大きく異なる言語を求めて広東(カントン)から連れてこられた中国人少年ロビンは、オックスフォード大学の王立翻訳研究所、通称バベルの新入生となり、言語のエキスパートになるための厳しい訓練を受ける。だが一方で、学内には大英帝国に叛旗を翻す秘密結社があった。言語の力を巡る本格ファンタジー。ネビュラ賞、ローカス賞受賞作。
星雲賞とは
日本SFファングループ連合会議
2026年 第57回星雲賞
星雲賞(せいうんしょう)は、前暦年に発表もしくは完結した、優秀なSF作品およびSF活動に贈られる賞。毎年行われる日本SF大会参加登録者の投票(ファン投票)により選ばれる。
ワールドコン(世界SF大会)のヒューゴー賞を範に、1970年に創設された、日本でもっとも古いSF賞。「星雲賞」という名前は、1954年に刊行された日本最初のSF雑誌と言われる『星雲』に由来する。ネビュラ賞の日本語訳ともかけている。最初は小説と映画演劇に関する部門だけだったが、その後メディアやコミック、アート、ノンフィクションなどの部門が追加された。
星雲賞 – Wikipedia
2025年現在は「日本長編部門」「日本短編部門」「海外長編部門」「海外短編部門」「メディア部門」(第10回(1979年)までは「映画演劇部門」)「コミック部門」「アート部門」「ノンフィクション部門」及び「自由部門」(第33回(2002年)より追加)がある。
星雲賞「海外長編部門」の歴代受賞作〈作家別〉
こちらの本紹介では、のちに文庫化されたものなど、現在入手しやすい版を中心にまとめています。紙の本の在庫がないものについてはKindle版を表示しています。
アーサー・C・クラーク「宇宙のランデヴー」
『宇宙のランデヴー〔改訳決定版〕 (ハヤカワ文庫SF)』
アーサー・C・クラーク,南山宏
2014/02/07
早川書房
2130年、太陽系に突如侵入した謎の物体は、直径20キロ、自転周期4分という巨大な金属筒であることが判明した。人類が長いあいだ期待し、同時に怖れてもいた宇宙からの最初の訪問者が、ついに現われたのだ!“ラーマ”と命名されたこの人工物体の調査のため派遣されたエンデヴァー号は、苦心のすえラーマとのランデヴーに成功、その内部へと入ったが…ヒューゴー賞ほかあまたの賞を受賞した名作、待望の改訳決定版!
アイザック・アシモフ「銀河帝国の興亡」
『銀河帝国の興亡1【新訳版】: 風雲編 (創元SF文庫)』
アイザック・アシモフ,鍛治靖子
2021/08/31
『銀河帝国の興亡2【新訳版】: 怒濤編 (創元SF文庫)』
2021/12/20
『銀河帝国の興亡3【新訳版】: 回天編 (創元SF文庫)』
2022/05/31
東京創元社
2500万もの惑星に版図を広げた人類。その大銀河帝国に滅亡の影が兆していた。迫真の感動をもってせまる傑作三部作、完全新訳。
連続ドラマ『ファウンデーション』原作 2021年9月よりApple TV+で配信開始
銀河系宇宙を支配する大銀河帝国に、徐々に没落の影がきざしていた。ひとたび銀河帝国が崩壊すれば、各太陽系は小王国に分裂し、人類はふたたび原始の暗黒時代に逆行する運命にあった。このとき現われた天才的な歴史心理学者ハリ・セルダンの予言は? 巨匠の最高傑作たる未来叙事詩三部作。ヒューゴー賞受賞作。新訳決定版。
アンディ・ウィアー「プロジェクト・ヘイル・メアリー」ほか
『プロジェクト・ヘイル・メアリー 上 (ハヤカワ文庫SF)』
『プロジェクト・ヘイル・メアリー 下 (ハヤカワ文庫SF)』
アンディ・ウィアー,小野田和子
2026/01/22
早川書房
未知の物質によって太陽に異常が発生、氷河期に突入しつつある地球。ひとり宇宙へ飛び立った男は、人類を救うミッションに挑む!地球上の全生命滅亡まで30年、人類の命運を賭けた一大プロジェクトに挑む宇宙飛行士の奮闘を描く、極限のエンターテインメント!
アン・レッキー「叛逆航路」
『叛逆航路 (創元SF文庫)』
アン・レッキー,赤尾秀子
2015/11/21
東京創元社
はるかな未来。強大な専制国家ラドチは人類宇宙を侵略・併呑して版図を広げていた。その主力となるのは宇宙艦隊と、艦のAI人格を数千人の肉体に転写して共有する生体兵器“属躰(アンシラリー)”であるーー。“わたし”は宇宙戦艦のAIだったが、最後の任務で裏切りに遭い、艦も大切な人も失ってしまう。ただ一人の属躰となって生き延びた“わたし”は復讐を誓い、極寒の辺境惑星に降り立つ……。デビュー長編にしてヒューゴー賞、ネビュラ賞、クラーク賞など、『ニューロマンサー』を超える史上初の英米7冠を制覇。本格宇宙SFのニュー・スタンダード登場! 解説=渡邊利道
ウィリアム・ギブスン「ニューロマンサー」
『ニューロマンサー〔新版〕 (ハヤカワ文庫SF)』
ウィリアム・ギブスン,黒丸尚
2025/08/20
早川書房
サイバーパンクの原点〈スプロール〉三部作。
装幀・解説を一新し順次刊行!
「港の空の色は、 空きチャンネルに合わせたTVの色だった」
無数のテクノ犯罪者たちが跳梁跋扈する魔都、千葉市〈チバ・シティ〉の片隅。喪失した電脳空間〈サイバースペース〉への没入〈ジャック・イン〉能力の復活を対価に、若きコンピュータ・カウボーイのケイスはヤバい仕事を引き受ける。 命懸けの攻防のなか、彼は裏で事態を操っていた自律型人工知能、冬寂〈ウィンターミュート〉と邂逅する……唯一無二のセンスと鮮烈な表現力で「サイバーパンク」を確立した伝説的SF!
解説:山岸真。
巻末にはシリーズ用語集「スプロール・インデックス」を収録。
カート・ヴォネガット・ジュニア「タイタンの妖女」
『タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫SF)』
カート・ヴォネガット・ジュニア,浅倉久志
2023/02/13
東京創元社
時空を超えたあらゆる時と場所に波動現象として存在する、ウィンストン・ナイルズ・ラムファードは、神のような力を使って、さまざまな計画を実行し、人類を導いていた。その計画で操られる最大の受難者が、全米一の大富豪マラカイ・コンスタントだった。富も記憶も奪われ、地球から火星、水星へと太陽系を流浪させられるコンスタントの行く末と、人類の究極の運命とは? 巨匠がシニカルかつユーモラスに描いた感動作を訳も新たにした新装版。(解説 爆笑問題・太田 光)
キム・スタンリー・ロビンスン「レッド・マーズ」
キム・スタンリー・ロビンスン
『レッド・マーズ〈上〉 (創元SF文庫)』『レッド・マーズ〈下〉 (創元SF文庫)』大島豊訳/東京創元社(1998年8月)
【ネビュラ賞・英国SF協会賞・星雲賞受賞作】
人類は火星への有人飛行を成功させ、その後無人輸送船で夥しい機材を送り出した。そして2026年、厳選した百人の科学者を乗せ最初の火星植民船が船出する。広漠たる赤い大地に人の住む街を創るのだ。惑星開発めざし前人未到の闘いが始まる。NASAの最新情報にもとづく最高にリアルな火星SF。
グレッグ・イーガン「ディアスポラ」ほか
『ディアスポラ (ハヤカワ文庫SF)』
グレッグ・イーガン,山岸真
2018/07/05
河出書房新社
30世紀、人類のほとんどは肉体を捨て、人格や記憶をソフトウェア化して、ポリスと呼ばれるコンピュータ内の仮想現実都市で暮らしていた。ごく少数の人間だけが、ソフトウェア化を拒み、肉体人として地球上で暮らしている。“コニシ”ポリスでソフトウェアから生まれた孤児ヤチマの驚くべき冒険譚をはじめ、人類を襲う未曾有の危機や、人類がくわだてる壮大な宇宙進出計画“ディアスポラ”などを描いた、究極のハードSF。
コードウェイナー・スミス「ノーストリリア」
『ノーストリリア (ハヤカワ文庫SF)』
コードウェイナー・スミス,浅倉久志
2009/09/05
早川書房
時は〈人間の再発見〉の第一世紀。銀河随一の富める惑星ノーストリリアで、ひとりの少年が地球という惑星を買い取った。少年は地球へやってきて、なみはずれた冒険を重ねたすえに、本当にほしいものを手に入れて、無事に帰ることができた。お話はそれだけだ。さあ、これでもう読まなくていい! ただ、こまかいところは別。それは、この本のなかに書いてある。ひとりの少年が出会った真実の愛と、手に汗にぎる冒険の日々が……。
J・G・バラード「結晶世界」
『結晶世界 (創元SF文庫)』
J・G・バラード,中村保男
1969/01/10
東京創元社
アフリカの癩病院副院長であるサンダースは、一人の人妻を追ってマタール港に着いたが、そこからの道は何故か閉鎖されていた。翌日、港に奇妙な水死体があがる。死体の片腕は水晶のように結晶化していた。それは全世界が美しい結晶と化そうとする無気味な前兆だった。バラードを代表するオールタイムベスト作品。星雲賞受賞。
シルヴァン・ヌーヴェル「巨神計画」
『巨神計画〈上〉 (創元SF文庫)』
『巨神計画〈下〉 (創元SF文庫)』
シルヴァン・ヌーヴェル,佐田千織
2017/05/11
東京創元社
巨大ロボットの全パーツを発掘せよ!日本アニメの影響を受けた著者が放つ、渾身のロボットSF
アメリカの片田舎で少女ローズが発見した、イリジウム合金製の巨大な“手”と、謎の記号群が刻まれたパネル。それらは明らかに人類の遺物ではなかった。長じて物理学者となったローズの分析の結果、その手は6000年前に地球を訪れた何者かが残した、体高60メートル超の人型巨大ロボットの一部分であると判明。そして、謎の人物“インタビュアー”の指揮のもと、地球全土に散らばっているはずのすべてのパーツの回収・調査という、空前の極秘作戦がはじまった。原稿段階で刊行よりも早く即映画化が決定した、巨大ロボット・プロジェクトSF開幕!
ジェイムズ・P・ホーガン「星を継ぐもの」ほか
『星を継ぐもの【新版】 (創元SF文庫)』
ジェイムズ・P・ホーガン,池央耿
2023/07/10
東京創元社
【創元SF文庫60周年記念新版】
月面調査員が、真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体はなんと死後5万年を経過していることが判明する。果たして現生人類とのつながりは、いかなるものなのか? いっぽう木星の衛星ガニメデでは、地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの巨星が一世を風靡したデビュー作。第12回星雲賞海外長編部門受賞作。
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「輝くもの天より墜ち」
『輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫SF)』
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア,浅倉久志
2007/07/25
早川書房
翼をもつ美しい妖精のような種族が住む銀河辺境の惑星ダミエム。連邦行政官のコーリーとその夫で副行政官のキップ、医師バラムの三人は、ダミエム人を保護するため、その星に駐在していた。そこへ“殺された星”のもたらす壮麗な光を見物しようと観光客がやってくるが…オーロラのような光の到来とともに起こる思いもよらぬ事件とは?『たったひとつの冴えたやりかた』で言及されていたファン待望の物語、ついに登場。
ジャック・ヴァンス「竜を駆る種族」
『竜を駆る種族 (ハヤカワ文庫SF)』
ジャック・ヴァンス,浅倉久志
2006/11/01
早川書房
はるかな未来、人類最後の生き残りが住むさいはての惑星エーリスでは、風雲急を告げていた。バンベック一族の住むバンベック平を幸いの谷の一族カーコロが狙っていたのだ。異星の爬虫類種族を育て、さまざまな竜ー阿修羅や金剛や一角竜から成る軍隊に仕立てたバンベックとカーコロは、まさに一触即発の状況。しかも、エーリスを狙う爬虫類型の異星人ベイシックが襲来しようとしていたのだ!名匠のヒューゴー賞受賞作。
ジョン・スコルジー「怪獣保護協会」ほか
『怪獣保護協会 (ハヤカワ文庫SF)』
ジョン・スコルジー,内田昌之
2025/07/16
早川書房
〈受賞時は単行本版〉
突然、仕事を失ったジェイミーは「大型動物」保護組織で働くことに。ところが連れていかれた現場は、体長150メートルの「怪獣」が闊歩する、並行世界の地球だった! ジェイミーは驚きながらも絶滅の危機に瀕している怪獣の保護にとりくむ。だが、怪獣を悪用しようとする億万長者の陰謀で、怪獣の惑星と地球に危険が迫る!? 星雲賞・ローカス賞受賞、〈老人と宇宙〉著者による、アメリカ発の怪獣SF。
装画/開田裕治
解説/ガイガン山崎★推薦のことば
精緻で用意周到な科学設定! センス・オブ・ワンダーな世界観! この小説は永遠に保護すべし!
――小島秀夫(ゲームクリエイター)
スティーヴン・バクスター「タイム・シップ」ほか
『タイム・シップ〔新版〕 (ハヤカワ文庫SF)』
スティーヴン・バクスター,中原尚哉
2015/05/22
早川書房
1891年、時間航行家は再び未来へ旅立った。タイム・マシンを発明した時間航行家は、最初の時間旅行で出会ったエロイ族のウィーナを救うためマシンを再起動し、西暦80万2701年の未来をめざした。だが、彼がたどり着いたのは高度な知性を有するモーロック族が支配する異なる時間線の未来であった。H・G・ウエルズの名作『タイム・マシン』刊行百周年を記念して書かれ、英米独日四カ国のSF賞を受賞した量子論SFの傑作。
ダン・シモンズ「ハイペリオン」
『ハイペリオン (上) (ハヤカワ文庫SF)』
『ハイペリオン (下) (ハヤカワ文庫SF)』
ダン・シモンズ,酒井昭伸
2000/11/30
早川書房
〈受賞時は単行本版〉
時は二八世紀、人類社会の辺境に位置する惑星ハイペリオン――今まさに、この星にある謎の遺跡〈時間の墓標〉に封じられた、時を超越する怪物シュライクが解きはなたれようとしていた。その謎を解明すべく送りだされた七人の巡礼者が、旅の途上で語る数奇な人生の物語とは……
チャールズ・シェフィールド「マッカンドルー航宙記」
『マッカンドルー航宙記 (創元SF文庫)』
チャールズ・シェフィールド,酒井昭伸
1991/05/02
東京創元社
〈表紙はブックオフ〉
太陽系最高の天才物理学者マッカンドルー。日々マイクロブラックホールとたわむれるこの変人科学者が画期的な航法の新型宇宙船を開発し、相棒の女船長とともに大宇宙へと乗り出した。二人を待ち受ける驚異の事件の数々! 科学者である著者が持てる知識を遺憾なく発揮した本格ハードSF。著者自身による科学解説を付す。星雲賞受賞作。
デイヴィッド・ブリン「知性化戦争」
デイヴィッド・ブリン
『知性化戦争 上 (ハヤカワ文庫SF)』『知性化戦争 上 (ハヤカワ文庫SF)』酒井昭伸訳/早川書房(1990年6月)
人類=イルカ混成チームの探険船〈ストリーカー〉号が、銀河史を解明するうえで重要な証拠を発見したという知らせに全銀河情勢は一変した。五銀河の覇権を虎視耽々と狙う銀河列強が、その秘密をおのがものとして他種族の優位に立つべく激烈な抗争を開始したのだ。辺境の植民惑星ガースにも、その波紋は容赦なく押し寄せてきたー列強諸族のひとつ鳥類型エイリアンのグーブルーが、宇宙艦隊を率いて突如来襲、人類とその僚友ネオ・チンパンジーの暮らすこの星への侵攻作戦を開始したのである。ファン待望の未曽有のSFスペクタクル開幕。ヒューゴー賞受賞。
バリントン・J・ベイリー「カエアンの聖衣」
バリントン・J・ベイリー
『カエアンの聖衣 (ハヤカワ文庫SF)』冬川亘訳/早川書房(1983年4月)
『カエアンの聖衣〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫)』
バリントン・J・ベイリー,大森望
2016/03/24
早川書房
〈受賞したのは冬川亘さん翻訳のもの〉
服は人なり、という衣装哲学を具現したカエアン製の衣装は、敵対しているザイオード人らをも魅了し、高額で闇取引されていた。衣装を満載したカエアンの宇宙船が難破したという情報をつかんだザイオードの密貿易業者の一団は衣装奪取に向かう。しかし、彼らが回収した衣装には、想像を超える能力を秘めたスーツが含まれていた……後世のクリエイターに多くの影響を遺した英SF界の奇才による傑作の新訳版。星雲賞受賞作。解説/中島かずき
パオロ・バチガルピ「ねじまき少女」
『ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)』
『ねじまき少女 下 (ハヤカワ文庫SF)』
ウィリアム・ギブスン,黒丸尚
2011/05/20
早川書房
石油が枯渇し、エネルギー構造が激変した近未来のバンコク。遺伝子組替動物を使役させエネルギーを取り出す工場を経営するアンダースン・レイクは、ある日、市場で奇妙な外見と芳醇な味を持つ果物ンガウを手にする。ンガウの調査を始めたアンダースンは、ある夜、クラブで踊る少女型アンドロイドのエミコに出会う。彼とねじまき少女エミコとの出会いは、世界の運命を大きく変えていった。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞など主要SF賞を総なめにした鮮烈作。
パット・マーフィー「ノービットの冒険」
パット・マーフィー
『ノービットの冒険: ゆきて帰りし物語 (ハヤカワ文庫SF)』浅倉久志訳/早川書房(2001年6月)
アステロイド・ベルトでひっそりと暮らす軌道生活者のベイリー・ベルドンは、ある日、日課の小惑星めぐりで、打ち捨てられたメッセージ・ポッドを拾った。律儀なベイリーは、宛名人にメッセージを拾った旨通知した。まさかそれがきっかけで、女性探検家ギターナやファール一族とともに、驚くべき冒険の旅にでるはめになるとも知らずに…トールキンの名作『ホビットの冒険』を下敷にした、傑作ユーモア・スペース・オペラ。
ピーター・トライアス「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」
『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上 (ハヤカワ文庫SF)』
『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下 (ハヤカワ文庫SF)』
ピーター・トライアス,中原尚哉
2016/10/21
早川書房
新☆ハヤカワ・SF・シリーズとハヤカワ文庫SFで同時発売!
第二次大戦で日独の枢軸側が勝利し、アメリカ西海岸は日本の統治下にある世界。巨大ロボット兵器「メカ」が闊歩するこの日本合衆国で、情報統制を担当する帝国陸軍検閲局勤務の石村紅功(いしむら・べにこ)大尉は、特別高等警察の槻野昭子(つきの・あきこ)の訪問を受ける。槻野は石村のかつての上官、六浦賀(むつらが)将軍を捜していた。軍事ゲーム開発の第一人者の将軍が消息を絶っているというのだ――21世紀版『高い城の男』の呼び声が高い、話題沸騰の改変歴史SF
ピーター・ワッツ「ブラインドサイト」
『ブラインドサイト〈上〉 (創元SF文庫)』
『ブラインドサイト〈下〉 (創元SF文庫)』
ピーター・ワッツ,嶋田洋一,テッド・チャン
2013/10/31
東京創元社
意識は知性にとって不要なのか?
テッド・チャン推薦、星雲賞ほか全世界7冠制覇の究極のハードSF!【星雲賞受賞】突如、地球を包囲した65536個の流星。その正体は異星の探査機だったーー偽りの“理想郷”でまどろむ人類を襲った未曾有の危機。太陽系外縁の信号源に向け、一隻の宇宙船が派遣される。乗組員は吸血鬼、四重人格の言語学者、感覚器官の大半を機械化した生物学者、平和主義者の軍人、そして脳の半分を失った代わりに特異な能力を得た男。テッド・チャン推薦、「意識」の価値を問う次世代ハードSF!
フィリップ・リーヴ「移動都市」
『移動都市 (創元SF文庫)』
フィリップ・リーヴ,安野玲
2006/09/30
東京創元社
『モータル・エンジン/移動都市』映画原作
都市同士が食いあう奇怪な世界
移動都市の少年と、地上の少女の冒険がはじまる。トムは移動都市ロンドンに住む、ギルド見習いの孤児。久々にロンドンが獲物を追って疾走中だというのに、博物館で陳列品のほこり払いだ。我慢できずに仕事を放りだし、けんか騒ぎまでおこした罰に、最下層での作業に追いやられてしまう。そこで出会ったあこがれの史学ギルド長は、親しく声をかけてくれたばかりか、捕獲した町の解体作業の監視に同行させてくれた。天にものぼる心地のトム。だが、ギルド長の命を狙う謎の少女ヘスターを助けたことで、彼の運命は一変する。大きな都市が小さな都市をむさぼり、大都市同士が共食いする奇怪な世界を舞台に、たくましく生きるトムとヘスターの冒険を描いた、傑作シリーズ第1弾。第38回星雲賞受賞作。
フランク・ハーバート「デューン 砂の惑星」
『デューン 砂の惑星〔新訳版〕 (上) (ハヤカワ文庫SF)』
『デューン 砂の惑星〔新訳版〕 (中) (ハヤカワ文庫SF)』
『デューン 砂の惑星〔新訳版〕 (下) (ハヤカワ文庫SF)』
フランク・ハーバート,酒井昭伸
2018/07/05
河出書房新社
アトレイデス公爵は皇帝の命を受け、惑星アラキスに移封されることになる。過酷な砂漠の惑星アラキスは、抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の産地である。宿敵ハルコンネン家に代わりそこを支配することは、表面的には公爵家に大きな名誉と富を約束する。皇帝やハルコンネン男爵の罠だと知りつつ、公爵は息子ポールの未来のため惑星アラキスに乗り込むが……ヒューゴー・ネビュラ両賞受賞の壮大な未来叙事詩を新訳で!
ポール・アンダースン「タウ・ゼロ」
『タウ・ゼロ (創元SF文庫)』
ポール・アンダースン,浅倉久志
1992/02/23
東京創元社
32光年彼方の乙女座ベータ星めざし、50人の男女を乗せて飛びたった恒星船〈レオノーラ・クリスティーネ号〉。だが不測の事態が勃発した。宇宙船は生れたばかりの小星雲と衝突し、バサード・エンジンが減速できなくなったのだ。亜光速の船を止めることもできず、彼らは大宇宙を飛び続けるしかないのか? ハードSFの金字塔。
マイクル・フリン「異星人の郷」
『異星人の郷 上 (創元SF文庫)』
『異星人の郷 下 (創元SF文庫)』
マイクル・フリン,嶋田洋一
2010/10/29
東京創元社
14世紀のある夏の夜、ドイツの小村を異変が襲った。突如として小屋が吹き飛び火事が起きた。探索に出た神父たちは森で異形の者たちと出会う。灰色の肌、鼻も耳もない顔、バッタを思わせる細長い体。かれらは悪魔か?だが怪我を負い、壊れた乗り物を修理するこの“クリンク人”たちと村人の間に、翻訳器を介した交流が生まれる。中世に人知れず果たされたファースト・コンタクト。
マイク・レズニック「キリンヤガ」
マイク・レズニック
『キリンヤガ (ハヤカワ文庫SF)』内田昌之訳/早川書房(1999年5月)
絶滅に瀕したアフリカの種族、キクユ族のために設立されたユートピア小惑星、キリンヤガ。楽園の純潔を護る使命をひとり背負う祈祷師、コリバは今日も孤独な闘いを強いられる…ヒューゴー賞受賞の表題作ほか、古き良き共同体で暮らすには聡明すぎた少女カマリの悲劇を描くSFマガジン読者賞受賞の名品「空にふれた少女」など、ヒューゴー賞・ローカス賞・SFクロニクル賞・SFマガジン読者賞・ホーマー賞など15賞受賞、SF史上最多数の栄誉を受け、21世紀の古典の座を約束された、感動のオムニバス長篇。
マイケル・クライトン「アンドロメダ病原体」
『アンドロメダ病原体〔新装版〕(ハヤカワ文庫NV)』
マイケル・クライトン,浅倉久志
2012/04/06
早川書房
事件はアリゾナ州の小さな町、人口48人のピードモントで起きた。町の住人が一夜で全滅したのだ。軍の人工衛星が町の郊外に墜落した直後のことだった。事態を重視した司令官は直ちにワイルドファイア警報の発令を要請する。宇宙からの病原体の侵入――人類絶滅の危機に、招集された四人の科学者たちの苦闘が始まる。戦慄の五日間を描き、著者を一躍ベストセラー作家の座に押し上げた記念碑的名作
マイケル・ムアコック「エルリック・サーガ」
『メルニボネの皇子 (ハヤカワ文庫SF 永遠の戦士エルリック 1)』
マイケル・ムアコック,井辻朱美
2006/03/15
早川書房
〈受賞作は、安田均訳/天野嘉孝イラスト
『メルニボネの皇子 (ハヤカワ文庫SF)』〉
乳白色の神に深紅の瞳、太古の妖術を自在に操り、魔剣ストームブリンガーで敵の魂を吸い取る、メルニボネ帝国最後の皇帝にして流浪の皇子エルリックの数奇な運命を、巨匠が流麗かつ壮大に紡ぎ上げたエルリック・サーガ開幕!表題作『メルニボネの皇子』と『真珠の砦』のニ長篇収録
マーサ・ウェルズ「システム・クラッシュ」
『システム・クラッシュ: マーダーボット・ダイアリー (創元SF文庫)』
マーサ・ウェルズ,中原尚哉
2012/12/09
早川書房
ドラマ大好き、人間は苦手な暴走人型警備ユニットの“弊機”は、植民惑星での異星遺物汚染事件に巻き込まれるが、ARTこと探査船ペリヘリオン号の協力もあり、窮地を脱する。だがこの惑星を狙う冷酷な企業は、諦めてはいなかった。しかも弊機は原因不明の機能障害に襲われ……はたして弊機は入植者を救い出せるか? ヒューゴー賞4冠&ネビュラ賞2冠&ローカス賞5冠&日本翻訳大賞受賞の大人気シリーズ、待望の第4弾!解説=池澤春菜
ラリー・ニーヴン&ジェリー・パーネル「降伏の儀式」
『降伏の儀式 上 (創元推理文庫)』
『降伏の儀式 下 (創元推理文庫)』
ラリー・ニーヴン,ジェリー・パーネル,酒井昭伸
1988/12/01
東京創元社
西暦二〇〇〇年を目前に、地球人類は初の地球外生命体を迎えようとしていた。だが、地球に近づきつつあるその巨大異星船は、たびかさなる人類からのメッセージにも、まったく返答をよこさなかった。彼らはいったい何をもくろんでいるのか? SF界きってのベストセラー・コンビが放つ超本格的地球侵略SF大作。星雲賞受賞。
劉慈欣「三体」ほか
『三体 (ハヤカワ文庫SF)』
劉慈欣,立原透耶,大森望,光吉さくら,ワン・チャイ
2024/02/21
早川書房
〈受賞時は単行本版〉
文化大革命で父を惨殺され、人類に絶望した科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。彼女がスカウトされた軍事基地では、人類の運命を左右するプロジェクトが進行していた。数十年後、科学者の連続自殺事件を追って謎の学術団体に潜入したナノテク素材の研究者・汪水(ワン・ミャオ)を、怪現象〈ゴースト・カウントダウン〉が襲う!そして、汪水が入り込むVRゲーム『三体』の驚くべき真実とは?
全世界でシリーズ累計2900万部を売り上げたエンタメ小説の最高峰!
ロジャー・ゼラズニイ「わが名はコンラッド」
ロジャー・ゼラズニイ
『わが名はコンラッド (ハヤカワ文庫SF)』小尾芙佐訳/早川書房(1975年12月)
ロバート・A・ハインライン「悪徳なんかこわくない」
『悪徳なんかこわくない 上 (ハヤカワ文庫SF)』
『悪徳なんかこわくない 下 (ハヤカワ文庫SF)』
ロバート・A・ハインライン,矢野徹
1977/09/01
早川書房
死期の迫った大富豪ヨハン・セバスチャン・バッハ・スミスは、勝てる見込みが皆無に近いいちかばちかの賭け、若者の肉体への脳移植を試みた。手術は無事成功。だが驚いたことに、彼が手に入れたあらたな肉体は、なんと若く美しい女性の体だった!異様な設定によって大胆に愛と性と死とに肉薄する問題長篇!
ロバート・J・ソウヤー「さよならダイノサウルス」
ロバート・J・ソウヤー
『さよならダイノサウルス (ハヤカワ文庫SF)』内田昌之訳/早川書房(1996年10月)
恐竜はなぜ滅んだのか?この究極の謎を解明するために、二人の古生物学者がタイムマシンで六千五百万年のかなた、白亜紀末期へ赴いた。だが、着いた早々出くわしたのは、なんと言葉をしゃべる恐竜!どうやら恐竜の脳内に寄生するゼリー状の生物が言葉を発しているらしいのだが、まさかそれが「***」だとは…!?次次に披露される奇抜なアイデア、先の読めない展開。実力派作家が描く、心躍るアドベンチャーSF。
ロバート・L・フォワード「竜の卵」
ロバート・L・フォワード
『竜の卵 (ハヤカワ文庫SF)』山高昭訳/早川書房(1982年6月)
ロバート・シルヴァーバーグ「時間線を遡って」
『時間線を遡って (創元推理文庫)』
ロバート・シルヴァーバーグ,中村保男
1974/01/01
東京創元社
時間旅行を企画・実施する時間サーヴィス公社には、過去を監視し“復旧”することを任務とする時間パトロール隊と、時間観光客を過去に案内する随伴ガイド部がある。ガイドの青年ジャッドは数多の性遍歴の後、ビザンチン帝国で絶世の美女に出会うが……克明なセックス描写とタイム・パラドックスに正面から取り組んだ異色作。星雲賞受賞。
ロバート・チャールズ・ウィルスン「時間封鎖」
『時間封鎖〈上〉 (創元SF文庫)』
『時間封鎖〈下〉 (創元SF文庫)』
ロバート・チャールズ・ウィルスン,茂木健
2008/10/31
東京創元社
ある夜、空から星々が消え、月も消えた。翌朝、太陽は昇ったが、それは贋物だった…。周回軌道上にいた宇宙船が帰還し、乗組員は証言した。地球が一瞬にして暗黒の界面に包まれたあと、彼らは1週間すごしたのだ、と。だがその宇宙船が再突入したのは異変発生の直後だったー地球の時間だけが1億分の1の速度になっていたのだ!ヒューゴー賞受賞、ゼロ年代最高の本格SF。


コメント