今日は何の日?「海外文学編」
「今日は何の日?」を調べて見つけた、素敵な本と作家たち。そんな私の出会いの愉しみをおすそ分け。この発掘が、素敵な作品の復刊のきっかけになれたらうれしいです。
- 11月19日が誕生日&命日の外国の作家一覧
- 11月19日が誕生日&命日の作家の本
- 「第七の十字架」アンナ・ゼーガース
- 「シャーロック・ホームズの功績」エイドリアン・コナン・ドイルほか
- 「エンジェル」エリザベス・テイラー
- 「クレアモントホテル」エリザベス・テイラー
- 「鏖戦/凍月」グレッグ・ベア
- 「ブラッド・ミュージック」グレッグ・ベア
- 「ねえさんといもうと」シャーロット・ゾロトウ
- 「かぜは どこへいくの」シャーロット・ゾロトウ
- 「コナン・ドイル」ジュリアン・シモンズ
- 「スープ」ジョン・ゴードン
- 「大尉のいのしし狩り」デイヴィッド・イーリイ
- 「タイムアウト」デイヴィッド・イーリイ
- 「ドラッカー名著集1 経営者の条件」ピーター・ドラッカー
- 「ドラッカー20世紀を生きて」ピーター・ドラッカー
- 「ディナーで殺人を」ピーター・ヘイニング
- 「シャーロック・ホームズの冒険 NHKテレビ版」ピーター・ヘイニング
- 「シュルツ全小説」ブルーノ・シュルツ
- 「ストーカー」ボリス・ストルガツキーほか
- 「おうむとあみもの」マックス・クルーゼ
- 「スパイになりたいハリエットのいじめ解決法」ルイーズ・フィッツヒュー
- 「凍てつく海のむこうに」ルータ・セペティス
- 「モノクロの街の夜明けに」ルータ・セペティス
11月19日が誕生日&命日の外国の作家一覧
年 | どんな日 | 名前 | 職業 | 国 |
---|---|---|---|---|
1704年 | 誕生日 | リチャード・ポーコック | 聖職者、旅行作家 | イギリス |
1845年 | 誕生日 | Agnes Giberne | 小説家、科学者、科学作家 | イギリス |
1849年 | 誕生日 | グレース・デニオ・ リッチフィールド | 詩人、小説家 | アメリカ |
1860年 | 誕生日 | ジョン・アントワーヌ・ノー | 詩人、作家 | フランス (アメリカ) |
1862年 | 誕生日 | Anna de Koven | 小説家、歴史家、社交家 | アメリカ |
1894年 | 誕生日 | フィリス・ベントレー | 小説家 | イギリス |
1895年 | 誕生日 | ルイス・ゴールディング | 作家 | イギリス |
1897年 | 誕生日 | Anthony Bertram | 小説家、歴史家 | イギリス |
1899年 | 誕生日 | アレン・テイト | 詩人、エッセイスト、社会評論家 | アメリカ |
1900年 | 誕生日 | アンナ・ゼーガース | 小説家 | ドイツ |
1905年 | 誕生日 | Robert Neill | 歴史小説作家 | イギリス |
1907年 | 誕生日 | ジャック・ワーナー・ シェーファー | 小説家 | アメリカ |
1908年 | 誕生日 | ルーク・ショート | 西部劇作家 | アメリカ |
1909年 | 誕生日 | ピーター・ドラッカー | 経営学者、教育者、作家 | アメリカ (オーストリア) |
1910年 | 誕生日 | エイドリアン・コナン・ドイル | レーシングドライバー、 大物ハンター、探検家、作家 | イギリス |
1921年 | 誕生日 | マックス・クルーゼ | 小説家 | ドイツ |
1922年 | 誕生日 | マーク・ハリス | 小説家、伝記作家、教育者 | アメリカ |
1923年 | 誕生日 | Robert Harlow | 作家、元学者 | カナダ |
1923年 | 誕生日 | ダフネ・アサス | 作家 | アメリカ |
1924年 | 誕生日 | Jan Otčenášek | 小説家、劇作家 | チェコ |
1925年 | 誕生日 | ジョン・ゴードン | 作家 | イギリス |
1927年 | 誕生日 | デイヴィッド・イーリイ | 推理作家、SF作家 | アメリカ |
1933年 | 誕生日 | G. W. Stephen Brodsky | 研究者、作家 | カナダ、イギリス |
1935年 | 誕生日 | マーク・スミス | 小説家、大学教授 | アメリカ |
1943年 | 誕生日 | アラン・コール | 作家、テレビ脚本家 | アメリカ |
1944年 | 誕生日 | リチャード・ワイリー | 小説家、短編作家 | アメリカ |
1945年 | 誕生日 | Frans Sammut | 劇作家、小説家、短編小説家、教師、 アナウンサー、首相文化顧問 | マルタ |
1951年 | 誕生日 | ルイーズ・レニソン | 児童文学作家、コメディアン | イギリス |
1958年 | 誕生日 | チャーリー・カウフマン | 脚本家、映画監督、小説家 | アメリカ |
1960年 | 誕生日 | Jan Koneffke | 小説家、翻訳家 | ドイツ |
1963年 | 誕生日 | Suzanne Crowley | 児童文学作家 | アメリカ |
1963年 | 誕生日 | ビル・キャメロン | ミステリー作家 | アメリカ |
1967年 | 誕生日 | ルータ・セペティス | 歴史小説作家 | アメリカ |
1968年 | 誕生日 | Deb Olin Unferth | 小説家、短編作家、回想録作家 | アメリカ |
1968年 | 誕生日 | Paco Ahlgren | 作家、ミュージシャン、 金融ジャーナリスト | アメリカ |
1970年 | 誕生日 | デヴィッド・ムーディ | ホラー作家 | イギリス |
1971年 | 誕生日 | マイラ・ゴールドバーグ | 小説家、ミュージシャン | アメリカ |
1972年 | 誕生日 | Henrik Langeland | 小説家、文学研究者 | ノルウェー |
1873年 | 命日 | Mary Theresa Vidal | 作家 | オーストラリア (イギリス) |
1878年 | 命日 | アブラハム・ドブ・レベンゾン | 詩人 | リトアニア |
1887年 | 命日 | エマ・ラザルス | 詩人、作家、活動家 | アメリカ |
1899年 | 命日 | サラ・マーシャル・ヘイデン | 作家 | アメリカ |
1903年 | 命日 | ヒュー・ストーウェル・スコット (ヘンリー・セトン・メリマン) | 小説家 | イギリス |
1904年 | 命日 | ハンス・ホップフェン | 詩人、小説家 | ドイツ |
1942年 | 命日 | ブルーノ・シュルツ | 作家、画家 | ポーランド |
1948年 | 命日 | ロバート・ディーン・ フリスビー | 小説家、旅行作家、 トレーディングステーション運営者 | アメリカ |
1955年 | 命日 | マーキス・ジェームズ | 作家、ジャーナリスト | アメリカ |
1962年 | 命日 | ピエール・アン | 小説家 | フランス |
1967年 | 命日 | ジョアン・ギマランエス・ ローザ | 作家、外交官 | ブラジル |
1968年 | 命日 | ウォーターズ・エドワード・ ターピン | 小説家、教授、劇作家、 教科書著者 | アメリカ |
1974年 | 命日 | ルイーズ・フィッツヒュー | 児童文学作家、イラストレーター | アメリカ |
1975年 | 命日 | エリザベス・テイラー | 作家 | イギリス |
1979年 | 命日 | Norah C. James | 小説家 | イギリス |
1980年 | 命日 | フローレンス・クランネル・ ミーンズ | 児童文学作家、 ヤングアダルト作家 | アメリカ |
1994年 | 命日 | ジュリアン・シモンズ | 推理作家、詩人 | イギリス |
2007年 | 命日 | サボー・マグダ | 作家 | ハンガリー |
2007年 | 命日 | ピーター・ヘイニング | ジャーナリスト、作家、 アンソロジスト | イギリス |
2011年 | 命日 | マイケル・ヘイスティングス | 劇作家、脚本家、小説家、詩人 | イギリス |
2012年 | 命日 | ボリス・ストルガツキー (ストルガツキー兄弟) | SF作家 | ソビエト (ロシア) |
2013年 | 命日 | シャーロット・ゾロトウ | 児童文学作家、詩人 | アメリカ |
2015年 | 命日 | コリー・ラユン・ランパン | 小説家、短編作家、詩人、 文芸評論家、ジャーナリスト、 政治家 | インドネシア |
2018年 | 命日 | 萧逸 | 武侠小説家、脚本家 | アメリカ(中国) |
2022年 | 命日 | グレッグ・ベア | SF作家、ファンタジー作家 | アメリカ |
2023年 | 命日 | ハーバート・ゴールド | 小説家 | アメリカ |
リンクはAmazon、作家名で本を検索可能。
11月19日 – Wikipedia
今日は何の日/11月 – Wikipedia
誕生日をきっかけに新しい作家と出会うことが目的のページで、メインは本の紹介>誕生日&命日。ミスがないよう何度も見直していますが、心配な方はWikipedia等で再度確認してください。
11月19日が誕生日&命日の作家の本
「第七の十字架」アンナ・ゼーガース
『第七の十字架(上) (岩波文庫)』
アンナ・ゼーガース,山下肇,新村浩
2018/06/16
岩波書店
ある日、ナチの強制収容所から7人の囚人が脱走した。残忍な収容所長は、所内の7本の木に全員を磔にすると宣言。捜索を開始する。自動車工ゲオルクをはじめ、年齢も経歴も様々な囚人たちは生き延びられるのか? 著者(1900―83)は第二次大戦中ドイツから亡命し、本書を執筆・発表。市民社会にナチスが入り込む時代を、誰にでも起こりうる物語として描いた。ドイツ抵抗文学の代表的作品。(全二冊)
「シャーロック・ホームズの功績」エイドリアン・コナン・ドイルほか
『シャーロック・ホームズの功績 (ハヤカワ・ミステリ 450)』
アドリアン・コナン・ドイル,ジョン・ディクスン・カー,大久保康雄
1983/01/01
早川書房
「エンジェル」エリザベス・テイラー
田舎町ノーリイの食料品屋の一人娘エンジェルは、退屈な毎日をやり過ごすために、「パラダイス・ハウス」という屋敷の物語を拵えている。そこは、叔母のロティが侍女として仕えている屋敷で、「エンジェル」という名前も、令嬢アンジェリカにあやかったものだった。
エンジェルは、想像力と自負を頼りに処女作を書き上げ、若くしてベストセラー作家として成功する。憧れのパラダイス・ハウスを買い取り、思い描いた人生を手にしたかに思えたが、運命の落とし穴は思わぬところにひそんでいた……。
「クレアモントホテル」エリザベス・テイラー
『クレアモントホテル (集英社文庫)』
エリザベス・テイラー,最所篤子
2010/10/20
集英社
ダン・アイアランド監督
映画『クレアモントホテル』原作
日々笑う。恋する。こんな老後を過ごしたい!
ロンドンの古い街角にあるクレアモントホテルには、人生の終着点を迎える老人たちが多く滞在する。孤独や老いと戦いながらも、ユーモアを忘れない彼らの日常、温かな交流をウィットに富んだ視線で描く。
「鏖戦/凍月」グレッグ・ベア
『鏖戦【おうせん】/凍月【いてづき】』
グレッグ・ベア,酒井昭伸,小野田和子
2023/04/25
早川書房
遠未来、変貌した人類が異星人と果てしのない戦いを繰り広げるさまを壮大なスケールと美しいヴィジョンで描く「鏖戦」。月コロニーでの、壮絶かつ衝撃的な実験を描いた「凍月」。2022年11月に逝去したベアを追悼する、ハードSFの代表中篇2篇を収録した一冊
「ブラッド・ミュージック」グレッグ・ベア
『ブラッド・ミュージック (ハヤカワ文庫SF)』
グレッグ・ベア,小川隆
1987/03/11
早川書房
遺伝子工学の天才ウラムは、自分の白血球をもとにコンピュータ業界が切望する生体素子を完成させた。だが、会社から実験中止を命じられたウラムは、みずから創造した“知能をもつ細胞”を捨てきれずに、体内に注射して研究所からもちだしてしまった……この新細胞ヌーサイトが人類の存在そのものを脅かすことになるとも知らずに! 奇才が新たなる進化のヴィジョンを壮大に描き、新時代の『幼年期の終り』と評された傑作
「ねえさんといもうと」シャーロット・ゾロトウ
『ねえさんといもうと』
シャーロット・ゾロトウ,酒井駒子
2019/04/08
あすなろ書房
世界的絵本作家ゾロトウのあの物語が、
酒井駒子の絵で、今よみがえる!小さいいもうとは、いつもねえさんといっしょです。
学校へ行くときも、遊ぶときも、おやつを食べるときも。
ところが……。幼い子の成長を描いた珠玉の名作。
日本オリジナル版、待望の刊行です。
「かぜは どこへいくの」シャーロット・ゾロトウ
『かぜは どこへいくの』
シャーロット・ゾロトウ,ハワード・ノッツ,松岡享子
1981/04/01
偕成社
就寝前のひととき、幼い子どもの質問に答えて、母親が自然の限りない営みを教えます。暖かい対話と繊細な鉛筆画が魅力的な絵本。
「コナン・ドイル」ジュリアン・シモンズ
『コナン・ドイル (創元推理文庫)』
ジュリアン・シモンズ,深町真理子
1991/05/01
東京創元社
シャーロック・ホームズを生み出す一方、今やSFの古典となったチャレンジャー教授を主人公とする作品群や、得意の歴史もので持ち前のユーモア感覚を発揮したジェラール准将の活躍する短編等々、数多い傑作を世に遺したアーサー・コナン・ドイル卿。その生涯と作品を、カラーを含む豊富な図版を付して簡明に説いた恰好の書。
「スープ」ジョン・ゴードン
『スープ: チームとカルチャーを育むレシピ』
ジョン・ゴードン,島本薫
2013/03/01
アルマット
低迷を続ける大企業、スープ・インクのCEOに就任したナンシー。そんなある日、ランチに立ち寄ったスープハウスで驚くほど美味しいスープに出合う。そのスープを作っていたのは、「味の秘訣はこの私」と話すグランマ(おばあちゃん)だった。買収の危機に瀕する会社を救うため、グランマのレシピを手にナンシーの奮闘が始まるー。
「大尉のいのしし狩り」デイヴィッド・イーリイ
『大尉のいのしし狩り (晶文社ミステリ)』
デイヴィッド・イーリイ,深町真理子,白須清美
2005/06/01
晶文社
異理想の共同体がたどる皮肉な展開「昔に帰れ」、無人の家に灯る明かりが夫婦を追いつめていく「別荘の灯」、MWA賞候補作の2短篇をはじめ、第二次大戦末期のヨーロッパ戦線を背景に、自分たちだけの掟に従って生きる男たちが演じるグロテスクな死と暴力のドラマを描いて強烈な「大尉のいのしし狩り」、嫌われ者の画家をめぐる若き芸術家たちの悪ふざけが思わぬ結末を呼び寄せる「スターリングの仲間たち」、ニューヨークのど真ん中で秘密裡に実施された奇妙な実験計画「緑色の男」など、第一短篇集『ヨットクラブ』が好評を博したイーリイの異色短篇、全15篇を収録。日本オリジナル編集。
「タイムアウト」デイヴィッド・イーリイ
『タイムアウト (河出文庫)』
デイヴィッド・イーリイ,白須清美
2010/01/06
河出書房新社
異色作家イーリイがブラックユーモアに満ちた筆致で日常の裏側を描き出す、奇想と幻想の名短篇集。さえない老教授が巻き込まれた驚天動地の機密計画とは…傑作「タイムアウト」をはじめ、MWA賞受賞作「ヨットクラブ」、自分は神だと信じる男「G.O’D.の栄光」他、全15篇。
「ドラッカー名著集1 経営者の条件」ピーター・ドラッカー
『ドラッカー名著集1 経営者の条件』
P・F・ドラッカー,上田惇生
2006/11/10
ダイヤモンド社
ドラッカー・エターナル・コレクション第一弾。3大古典のひとつ『The Effective Executive』の新訳。経営者に絶大な人気を誇る不朽の名著。成果をあげるためにいかなる行動をとるべきか。己の強みを知り、時間を知り、なすべきこととなさざるべきことを知る。すべての知識労働者に必須の書。
「ドラッカー20世紀を生きて」ピーター・ドラッカー
『ドラッカー20世紀を生きて』
ピーター・ドラッカー,牧野洋
2005/08/01
日経BPマーケティング
20世紀を代表する偉大な思索家ドラッカー初の自伝。著名人らと身近に接した少年の頃の思い出からナチス政権下の新聞記者時代、GMの企業調査を通じて「マネジメントの巨人」になるまでの波瀾に富んだ半生を語る。
「ディナーで殺人を」ピーター・ヘイニング
『ディナーで殺人を 上 (創元推理文庫)』
P・D・ジェイムズ,スタンリイ・エリン,ルース・レンデル,オリヴァーラ・ファージ,ポール・ギャリコ,ピーター・ヘイニング,深町真理子
1998/01/30
東京創元社
古来、食卓は様々なドラマの場となってきた。本書ではそういった悲喜劇を集めている。上巻はルース・レンデルやパトリシア・ハイスミスなど巨匠の作品から、知られざる名作まで幅広い品揃え。幻のアミルスタン羊の物語から、マキアヴェッリの語るボルジア家の晩餐での一幕、謎の富豪に自分の“食欲”を売った貧しい青年の話など、斯界の美味珍美を選りすぐった傑作アンソロジー。
「シャーロック・ホームズの冒険 NHKテレビ版」ピーター・ヘイニング
『シャーロック・ホームズの冒険 NHKテレビ版』
ピーター・ヘイニング,岩井田雅行,緒方桂子
1991/08/01
求龍堂
映像化された「ホームズ」の中で最も評価の高い『シャーロック・ホームズの冒険』(イギリス・グラナダTV制作)の番組ガイド&写真集。出演者のコメント、ロケ地の案内、撮影ウラ話、原作との比較、全ストーリーのあらすじなど、シャーロキアンもうならせる豊富な内容に加えて、181点もの写真とイラストをつめこんだ完全版。
「シュルツ全小説」ブルーノ・シュルツ
『シュルツ全小説 (平凡社ライブラリー)』
ブルーノ・シュルツ,工藤幸雄
2005/11/10
平凡社
シュルツの生涯は二十世紀に翻弄されつづけた。ナチスの銃弾に斃れるその最期まで、彼が遺した小説は多くない。自身「現実の神話化」と呼んだ作品群は、特異かつグロテスク、ときに荒唐無稽に近い。だが、そこに真実がないと言えるだろうか。『肉桂色の店』『砂時計サナトリウム』の両短篇集から洩れた四篇を加えた全三十二作品を収録。元本は第五十回読売文学賞受賞。
「ストーカー」ボリス・ストルガツキーほか
『ストーカー (ハヤカワ文庫SF)』
アルカジイ・ストルガツキー・ボリス・ストルガツキー,深見弾
2014/09/05
早川書房
アレクサンドル・カイダノフスキー監督
映画『ストーカー』原作
何が起こるかだれにも予測できない謎の地帯、ゾーン――その謎を探るべく、ただちに国際地球外文化研究所が設立され、その管理と研究が始められた。だがゾーンに不法侵入し、異星文明が残していったさまざまな物品を命がけで持ちだす者たち、ストーカーが現われた……。
「おうむとあみもの」マックス・クルーゼ
『おうむと あみもの』
マックス・クルーゼ,ヒルデ・ヘイドゥック=フート,藤田圭雄
2013/05/31
至光社
ティナはあみものがだいすき。朝から晩まで編んでます。あきれて見ていたおうむでしたが…。鮮やかな毛糸で次つぎと編みあげられる物たちが楽しい。
「スパイになりたいハリエットのいじめ解決法」ルイーズ・フィッツヒュー
『スパイになりたいハリエットのいじめ解決法』
ルイーズ・フィッツヒュー,鴻巣友季子
1995/05/01
講談社
Apple TV
アニメ『ハリエットはスパイ』原作
映画『ハリエットはスパイ』原作
ハリエット。小学六年生の女の子。作家志望。メモ魔。趣味はスパイ。スパイするときは、古いジーンズとフードつきパーカ、変装用めがねを着用。ノートブック・ペン・懐中電灯・水筒・ボーイスカウト用万能ナイフの七つ道具を装備。ノートブックには、友だちや近所の人たちの悪口や行動など、人には見せられないスパイメモがびっしり。けれどそのノートブックを落とし、同級生たちに拾われてしまう。その日以来、ハリエットはみんなから適視され、孤立する。力強い味方もいないまま登校拒否に…。小学上級から。
「凍てつく海のむこうに」ルータ・セペティス
『凍てつく海のむこうに』
ルータ・セペティス,野沢佳織
2017/10/25
岩波書店
1945年1月、第二次世界大戦末期。ソ連軍の侵攻がはじまるなか、ナチス・ドイツ政府は孤立した東プロイセンから、バルト海を経由して住民を避難させる“ハンニバル作戦”を敢行した。戦火をのがれようとした人びとのなかには、それぞれに秘密をかかえた四人の若者がいた。海運史上最大の惨事ともよばれる“ヴィルヘルム・グストロフ”号の悲劇を描く、傑作歴史フィクション。知られざる歴史の悲劇をひもとき、運命に翻弄された若者たちの姿を鮮明に描く、カーネギー賞受賞作。
「モノクロの街の夜明けに」ルータ・セペティス
『モノクロの街の夜明けに』
ルータ・セペティス,野沢佳織
2023/09/15
岩波書店
1989年、ルーマニア。独裁が続くこの街で、高校生のクリスティアンは密告者になった。自由を夢見る17歳は、東欧諸国の民主化を伝える海外ラジオに耳をすませ、任務を逆手にとって、世界に真実を知らせようとする――抑圧された人々の祈りが、ついに国を動かすとき。革命の希望と痛みを描く、渾身の歴史フィクション。
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