
白水社「エクス・リブリス」の一覧表
作品名 | 著者 | 翻訳者 | 発売日 |
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ムーア人による報告 | レイラ・ララミ | 木原善彦 | 2025/06/01 |
ブリス・モンタージュ | リン・マー | 藤井光 | 2025/03/03 |
傷ついた世界の歩き方 | フランソワ=アンリ・デゼラブル | 森晶羽 | 2024/09/28 |
母の舌 | エミネ・セヴギ・エヅダマ | 細井直子 | 2024/09/01 |
小さくも重要ないくつもの場面 | シルヴィー・ジェルマン | 岩坂悦子 | 2024/04/30 |
別れを告げない | ハン・ガン | 斎藤真理子 | 2024/03/31 |
恐るべき緑 | ベンハミン・ラバトゥッツ | 松本健二 | 2024/02/18 |
大仏ホテルの幽霊 | カン・ファギル | 小山内園子 | 2023/11/26 |
アミナ | 賀淑芳 | 及川茜 | 2023/09/27 |
真の人間になる(上) | 甘耀明 | 白水紀子 | 2023/08/06 |
真の人間になる(下) | 甘耀明 | 白水紀子 | 2023/08/06 |
未来散歩練習 | パク・ソルメ | 斎藤真理子 | 2023/07/02 |
終わりのない日々 | セバスチャン・バリー | 木原善彦 | 2023/06/02 |
過去を売る男 | ジョゼ・エドゥアルド・ アグアルーザ | 木下眞穂 | 2023/04/26 |
アーダの空間 | シャロン・ドデュア・オトゥ | 鈴木仁子 | 2023/03/31 |
クルーゾー | ルッツ・ザイラー | 金志成 | 2023/02/26 |
遠きにありて、ウルは遅れるだろう | ペ・スア | 斎藤真理子 | 2023/01/21 |
グリーン・ロード | アン・エンライト | 伊達淳 | 2022/12/28 |
反乱者 | ジーナ・アポストル | 藤井光 | 2022/10/28 |
家の本 | アンドレア・バイヤーニ | 栗原俊秀 | 2022/09/30 |
フォレスト・ダーク | ニコール・クラウス | 広瀬恭子 | 2022/08/26 |
アイダホ | エミリー・ラスコヴィッチ | 小竹由美子 | 2022/07/30 |
大丈夫な人 | カン・ファギル | 小山内園子 | 2022/05/31 |
人類対自然 | ダイアン・クック | 壁谷さくら | 2022/04/02 |
ケンジントン公園 | ロドリゴ・フレサン | 内田兆史 | 2022/03/12 |
スモモの木の啓示 | ショクーフェ・アーザル | 堤幸 | 2022/01/28 |
眠りの航路 | 呉明益 | 倉本知明 | 2021/08/31 |
行く、行った、行ってしまった | ジェニー・エルペンベック | 浅井晶子 | 2021/07/15 |
断絶 | リン・マー | 藤井光 | 2021/03/25 |
もう死んでいる十二人の女たちと | パク・ソルメ | 斎藤真理子 | 2021/02/23 |
恥さらし | パウリーナ・フローレス | 松本健二 | 2021/01/06 |
私はゼブラ | アザリーン・ ヴァンデアフリートオルーミ | 木原善彦 | 2020/09/26 |
忘却についての一般論 | ジョゼ・エドゥアルド・ アグアルーザ | 木下眞穂 | 2020/08/28 |
シャルロッテ | ダヴィド・フェンキノス | 岩坂悦子 | 2020/05/23 |
よそ者たちの愛 | テレツィア・モーラ | 鈴木仁子 | 2020/03/25 |
モンスーン | ピョンヘヨン | 姜信子 | 2019/08/02 |
回復する人間 | ハン・ガン | 斎藤真理子 | 2019/05/28 |
海の乙女の惜しみなさ | デニス・ジョンソン | 藤井光 | 2019/07/31 |
郝景芳短篇集 | 郝景芳 | 及川茜 | 2019/03/21 |
西欧の東 | ミロスラフ・ペンコフ | 藤井光 | 2018/10/26 |
ここにいる | 王聡威 | 倉本知明 | 2018/08/17 |
ぼくの兄の場合 | ウーヴェ・ティム | 松永美穂 | 2018/07/14 |
酸っぱいブドウ/はりねずみ | ザカリーヤー・ターミル | 柳谷あゆみ | 2018/02/24 |
ソロ | ラーナー・ダスグプタ | 西田英恵 | 2017/12/23 |
死体展覧会 | ハサン・ブラーシム | 藤井光 | 2017/10/24 |
至福の烙印 | クラウス・メルツ | 松下たえ子 | 2017/07/26 |
ピンポン | パク・ミンギュ | 斎藤真理子 | 2017/05/27 |
10:04 | ベン・ラーナー | 木原善彦 | 2017/02/22 |
鬼殺し 下 | 甘耀明 | 白水紀子 | 2016/12/28 |
鬼殺し 上 | 甘耀明 | 白水紀子 | 2016/12/28 |
わかっていただけますかねえ | ジム・シェパード | 小竹由美子 | 2016/10/22 |
ブラインド・マッサージ | 畢飛宇 | 飯塚容 | 2016/08/24 |
ポーランドのボクサー | エドゥアルド・ハルフォン | 松本健二 | 2016/05/26 |
軋む心 | ドナル・ライアン | 岩城義人 | 2016/02/26 |
ミニチュアの妻 | マヌエル・ゴンザレス | 藤井光 | 2015/12/19 |
ムシェ : 小さな英雄の物語 | キルメン・ウリベ | 金子奈美 | 2015/10/17 |
生まれるためのガイドブック | ラモーナ・オースベル | 小林久美子 | 2015/08/28 |
神秘列車 | 甘耀明 | 白水紀子 | 2015/06/24 |
歩道橋の魔術師 | 呉明益 | 天野健太郎 | 2015/04/24 |
民のいない神 | ハリ・クンズル | 木原善彦 | 2015/02/13 |
遠い部屋、遠い奇跡 | ダニヤール・ムイーヌッディーン | 藤井光 | 2014/12/14 |
女がいる | エステルハージ・ペーテル | 加藤由実子, ヴィクトリア・ エシュバッハ=サボー | 2014/10/29 |
エウロペアナ : 二〇世紀史概説 | パトリク・オウジェドニーク | 阿部賢一,篠原琢 | 2014/08/21 |
かつては岸 | ポール・ユーン | 藤井光 | 2014/06/25 |
アルグン川の右岸 | 遅子建 | 竹内良雄,土屋肇枝 | 2014/04/06 |
逃亡派 | オルガ・トカルチュク | 小椋彩 | 2014/02/25 |
愛と障害 | アレクサンダル・ヘモン | 岩本正恵 | 2013/12/21 |
緩慢の発見 | シュテン・ナドルニー | 浅井晶子 | 2013/10/16 |
盆栽/木々の私生活 | アレハンドロ・サンブラ | 松本健二 | 2013/08/24 |
シガレット | ハリー・マシューズ | 木原善彦 | 2013/06/13 |
神は死んだ | ロン・カリー・ジュニア | 藤井光 | 2013/04/11 |
空気の名前 | アルベルト・ルイ=サンチェス | 斎藤文子 | 2013/02/20 |
ぼくは覚えている | ジョー・ブレイナード | 小林久美子 | 2012/12/14 |
ビルバオ-ニューヨーク-ビルバオ | キルメン・ウリベ | 金子奈美 | 2012/10/13 |
無分別 | オラシオ・カステジャーノス・ モヤ | 細野豊 | 2012/08/07 |
ブルックリン | コルム・トビーン | 栩木伸明 | 2012/06/02 |
ティンカーズ | ポール・ハーディング | 小竹由美子 | 2012/04/13 |
河・岸 | 蘇童 | 飯塚容 | 2012/02/16 |
地図になかった世界 | エドワード・P・ジョーンズ | 小澤英実 | 2011/12/21 |
ブエノスアイレス食堂 | カルロス・バルマセーダ | 柳原孝敦 | 2011/10/08 |
デニーロ・ゲーム | ラウィ・ハージ | 藤井光 | 2011/08/12 |
イルストラード | ミゲル・シフーコ | 中野学而 | 2011/06/08 |
ヴァレンタインズ | オラフ・オラフソン | 岩本正恵 | 2011/04/06 |
兵士はどうやってグラモフォンを 修理するか | サーシャ・スタニシチ | 浅井晶子 | 2011/02/11 |
馬を盗みに | ペール・ペッテルソン | 西田英恵 | 2010/12/16 |
昼の家、夜の家 | オルガ・トカルチュク | 小椋彩 | 2010/10/19 |
ウィルバーフォース氏の ヴィンテージ・ワイン | ポール・トーディ | 小竹由美子 | 2010/08/17 |
そんな日の雨傘に | ヴィルヘルム・ゲナツィーノ | 鈴木仁子 | 2010/06/01 |
野生の探偵たち 下 | ロベルト・ボラーニョ | 柳原孝敦,松本健二 | 2010/04/01 |
野生の探偵たち 上 | ロベルト・ボラーニョ | 柳原孝敦,松本健二 | 2010/04/01 |
煙の樹 | デニス・ジョンソン | 藤井光 | 2010/02/01 |
青い野を歩く | クレア・キーガン | 岩本正恵 | 2009/12/01 |
悲しみを聴く石 | アティーク・ラヒーミー | 関口涼子 | 2009/10/01 |
ミスター・ピップ | ロイド・ジョーンズ | 大友りお | 2009/08/01 |
通話 | ロベルト・ボラーニョ | 松本健二 | 2009/06/01 |
イエメンで鮭釣りを | ポール・トーディ | 小竹由美子 | 2009/04/01 |
ジーザス・サン | デニス・ジョンソン | 柴田元幸 | 2009/03/01 |
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スクロール可能、並べ替えもできます。
白水社「エクス・リブリス」のこと

エクス・リブリスとは、白水社が発行する20世紀の海外文学の叢書。2009年に刊行を開始した。
白水社が発行する「独創的な世界の文学を厳選して贈るシリーズ」で、欧米だけでなく中東や東アジアまでの幅広い地域の文学を、これまで80点以上刊行している。日本翻訳大賞の受賞作第1回『エウロペアナ』、第2回『ムシェ 小さな英雄の物語』などを輩出している。
「エクス・リブリス・クラシック」という、いわゆる古典文学の作品を取り扱ったサブ・レーベルも存在している。
なお「エクス・リブリス (ex libris) 」は「蔵書票(自らの蔵書に所有者の名や標語、特別なマークなどを図案化して印刷した小紙片)」の意味。
こういうのも好き。シンプルな背表紙の白水社「エクス・リブリス」。意味は、蔵書票のこと。
そう、話はさっそく飛ぶけれど、先日SNSをお散歩していたときに知った、ヨイヨルさんの本棚ツアーの動画、そのラインナップが素敵すぎた。
YouTube「ヨイヨル」
【初公開】海外文学多め!本棚ツアー(約16分)
白水社「エクス・リブリス」、「ボラーニョ・コレクション」、新潮社「トマス・ピンチョン全小説」、「新潮クレスト・ブックス」、水声社「フィクションのエル・ドラード」…と海外文学好き憧れのシリーズが勢揃い。
シンプルな表紙はやっぱり良い、と改めて思ったのもこの動画を見たから。本棚紹介ということで、ほぼ背表紙デザインのみ。でもタイトルとそれだけの情報でも、「いいな、本棚に並べたいな」という気持ちになった。
その動画にも登場していた、白水社「エクス・リブリス」は2024年、めでたく15周年を迎え、エクス・リブリス15周年フェアを開催、各書店にて記念小冊子が配布され、葉々社さんでは、2025年1月いっぱい開催されていた。
で、遅ればせながらになってしまったけれど、白水社「エクス・リブリス」の一覧表を作成しました。一応、あとで全作品の表紙を紹介する形にするつもり。
結構同じ翻訳家さんが訳されていたりするようなので、作家別より翻訳家さん別にした方がいいのかな、と考えているところ。今回はとりあえず、「エクス・リブリスな翻訳家さん」として、たくさん翻訳されている方の作品をちょこっと紹介しています。
〈白水社 夏のガイブン祭り2023〉
エクス・リブリス編集長セレクト
東アジア文学編集長セレクト
ロシア文学編集長セレクト
社長セレクト 専務セレクト
ラテンアメリカ文学編集長セレクト
オートフィクションセレクト
ちなみに、2023年8月9日(水)「ハクスイの日」には「白水社 夏のガイブン祭り2023」も開催されていた。エクス・リブリス編集長ほか、白水社の海外文学の各担当者と、社長、専務が選んだおすすめの海外文学をセットにしての特別価格で販売!なんてことをされてたみたい。
HPでは、コメントとともにおすすめ作品が紹介されていて、これはこれでちょっとしたブックガイド(なんか、これだけでもページが一つ作れそう)。
社長さんは少しほのぼのとしたお話から始まるし、専務さんはフランス文学がお好きみたいで、文中に「フランス」の文字が8つもあった。長文すぎる方もいたりして、普通にコメントを読むだけでも、人柄が感じられて楽しい(順番が社長さんからでないところもいい)。
個人的には、ピンク色の『幸福なモスクワ』とか、表紙が可愛らしいのものが気になりました。ラテンアメリカ文学編集長さんが、国の名前を記載されていたので、またエクス・リブリスも国別に分類したいな。次の新刊が発売される頃にでも、元気があったら追加します。
エクス・リブリス – 白水社
エクス・リブリス・クラシックス – 白水社
白水社
新刊、近刊、イベント情報も。
白水社(@hakusuisha) / X
白水社(@hakusui_sha) • Instagram
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白水社のwebマガジン
メルマガ「月刊白水社」
『白水社の本棚』のご案内
「白水社の本棚」は無料のPR誌(送料も無料)。PDFもあります。
白水社 – Wikipedia
エクス・リブリス – Wikipedia
白水社
2023年・売上トップ10
発表! 白水社 2022年売上トップ10
発表! 白水社 2021年売上トップ10
白水社 2020年 売上トップ10 & 2020年を振り返って
白水社 2019年 売上トップ10 & 2019年を振り返って
発表! 白水社 2018年 売上トップ10
発表! 「白水社 2017年 売上トップ10」
発表! 「白水社 2016年 売上トップ10」
発表!白水社2015年の売上トップ10
SPUR
担当編集が教える、海外文学レーベルの個性|No.4 白水社エクス・リブリス – 海外文学で、世界一周
エクス・リブリスの新刊
「ムーア人による報告」レイラ・ララミ
『ムーア人による報告 (エクス・リブリス)』
レイラ・ララミ,木原善彦
2025/06/01
白水社
1528年、フロリダ探検隊は黒人奴隷を連れて黄金を探索、メキシコを目指す…実在の報告書を元に実在した奴隷の視点から再構築。
Interview: Laila Lalami, Author Of ‘The Moor’s Account’ : NPR
YouTube
BorderKitchen interview with Laila Lalami about The Moor’s Account (La Florida) 23 september 2020(英語/約1時間2分)
「ブリス・モンタージュ」リン・マー
『ブリス・モンタージュ (エクス・リブリス)』
リン・マー,藤井光
2025/03/03
白水社
中国出身の米国作家による第一短篇集。暴力と存在の孤独という主題が前作『断絶』より前景化され、観察と物語の凄みが際立つ八篇収録。
「傷ついた世界の歩き方」フランソワ=アンリ・デゼラブル
『傷ついた世界の歩き方 (エクス・リブリス)』
フランソワ=アンリ・デゼラブル,森晶羽
2024/09/28
白水社
逆風に髪をなびかせる女性たちのために。フランスで刊行されるやいなやベストセラーを記録!アカデミー・フランセーズ賞受賞作家による、待望の日本デビュー作。女性、命、自由!デモの叫び声が響くテヘランで、ニコラ・ブーヴィエの名著をたどりなおす冒険が始まるー。旅先で出会った人びとを通して、イランの国内事情を細密画のようにリアルに描く「旅行記」。
「母の舌」エミネ・セヴギ・エヅダマ
『母の舌 (エクス・リブリス)』
エミネ・セヴギ・エヅダマ,細井直子
2024/09/01
白水社
「移民文学の母」と称されるトルコ出身ドイツ語作家の短篇集、初の邦訳!二〇二二年ビューヒナー賞受賞記念講演も収録。「母の舌」:トルコ人女性である「わたし」は、祖国の政治的混乱から逃れ、ドイツのベルリンで暮らしている。祖国での母との対話や祖母の姿、覚えている単語、友人が殺された記憶などを回想しつつ「わたし」は、どの瞬間に母の舌をなくしたのか、繰り返し自問する。そして母語を取り戻すために、祖父の言葉であるアラビア語を学ぼうと決心する。「祖父の舌」:「わたし」は失われた母語の手がかりを求め、ベルリンのアラビア書道の偉大な師、イブニ・アブドゥラーの門をたたく。指導を受けるうちに互いに愛しあい、「わたし」はイブニ・アブドゥラーの魂を身内に宿すと、アラビア文字たちは「わたし」の身体の中に眠りこんだ獣たちを目覚めさせた…。
「小さくも重要ないくつもの場面」シルヴィー・ジェルマン
『小さくも重要ないくつもの場面 (エクス・リブリス)』
シルヴィー・ジェルマン,岩坂悦子
2024/04/30
白水社
いくつもの秘密は家族をどこへ連れていくのか
『マグヌス』で知られるフランスの著名な小説家が、互いの関係を模索する再構成家族の姿と秘密を詩的に描いた中篇小説。
幼い頃から母のいないリリは、赤ん坊の頃の自分の写真を見て、自分はいったいどこから来たのか、母はどこへなぜ行ってしまったのかと疑問を抱いてきた。父の再婚により、新たに四人の兄姉ができるが、継母ヴィヴィアンや異母兄姉との関係を模索しながらも心からは馴染めずにいた。
ある日、家族そろって出かけたピクニックで写真を撮るため、子どもたちはぎゅうぎゅうに身を寄せ合った。それが悲劇につながるとは知らずに……。
「別れを告げない」ハン・ガン
『別れを告げない (エクス・リブリス)』
ハン・ガン,斎藤真理子
2024/03/29
白水社
【第76回読売文学賞(研究・翻訳賞)受賞作】
4・3事件を生き延びたインソンの母親が、夢でうなされないように布団の下に糸鋸を敷いて寝ていた部屋にも入る。夢とも現実ともつかない中でインソンがあらわれ、鳥を仲立ちにして静かに語り合う。そこで初めてキョンハはインソンがこの4年間ここで何をし、何を考えていたかを知る。認知症が進んだ母親の壮絶な介護、そして、母親が命ある限りあきらめず追い求めた真実への執念も…。韓国人として初のメディシス賞受賞作。
「恐るべき緑」ベンハミン・ラバトゥッツ
『恐るべき緑 (エクス・リブリス)』
ベンハミン・ラバトゥッツ,松本健二
2024/02/18
白水社
この素晴らしい地獄は、あなた方のおかげでないとしたら、いったい誰のおかげでしょうか?科学史にプロメテウスの火をもたらした学者たちの奇妙な人生と、それぞれに訪れた発見/啓示の瞬間…。世界33か国で刊行、チリの新鋭による奇天烈なフィクション!2021年度英国PEN翻訳小説賞、チリ・サンティアゴ市文学賞受賞作。2021年度国際ブッカー賞、全米図書賞(翻訳部門)最終候補作。
エクス・リブリスな翻訳家さん
藤井光さんとエクス・リブリス(12作品)
斎藤真理子さんとエクス・リブリス(6作品)
松本健二さんとエクス・リブリス(6作品)
木原善彦さんとエクス・リブリス(5作品)
小竹由美子さんとエクス・リブリス(5作品)
エクス・リブリスなポッドキャスト
文学ラジオ空飛び猫たち

海外文学好きな《ダイチとミエ》のゆるくて硬派なポッドキャスト番組「文学ラジオ空飛び猫たち」(毎週月曜の朝配信)。これまでに紹介した文学作品は180冊以上。
セレクトされる本が素敵すぎて、思わず空飛び猫さんの紹介作品一覧をまとめたページを作ってしまったほど。もちろんエクス・リブリスの作品もいろいろ紹介されてます。
\私がまとめたページはこちら/
文学ラジオ空飛び猫たち×エクス・リブリス
放送回 | 作品名 | 著者 | 翻訳者 | 出版社 |
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第181回 | 恐るべき緑 (エクス・リブリス) | ベンハミン・ラバトゥッツ | 松本健二 | 白水社 |
第162回 | 別れを告げない (エクス・リブリス) | ハン・ガン | 斎藤真理子 | 白水社 |
第129回 | 終わりのない日々 (エクス・リブリス) | セバスチャン・バリー | 木原善彦 | 白水社 |
第120回 | 過去を売る男 (エクス・リブリス) | ジョゼ・エドゥアルド・ アグアルーザ | 木下眞穂 | 白水社 |
第110回 | ポーランドのボクサー (エクス・リブリス) | エドゥアルド・ハルフォン | 松本健二 | 白水社 |
第97回 | スモモの木の啓示 (エクス・リブリス) | ショクーフェ・アーザル | 堤幸 | 白水社 |
第79回 | 10:04 (エクス・リブリス) | ベン・ラーナー | 木原善彦 | 白水社 |
第64回 | 行く、行った、行ってしまった (エクス・リブリス) | ジェニー・エルペンベック | 浅井晶子 | 白水社 |
第32回 | 忘却についての一般論 (エクス・リブリス) | ジョゼ・エドゥアルド・ アグアルーザ | 木下眞穂 | 白水社 |
第28回 | 回復する人間 (エクス・リブリス) | ハン・ガン | 斎藤真理子 | 白水社 |
↑本のリンクはAmazon、スクロール可能。
放送回からそのままポッドキャストが聴けるXのポストなどへ飛べます。
こちらでは、白水社「エクス・リブリス」の本の内容を紹介した回のみを一覧表に。でも実際には、番外編の「2024年海外文学ベスト5」や「2023年総まとめ回」などでも紹介されているため、番組内では何度も登場、おすすめされています。番外編などについては、私が作成した↑上の空飛び猫たちさんのまとめ記事をご覧ください。
「エクス・リブリス・クラシック」というサブレーベル
作品名 | 著者 | 翻訳者 | 発売日 |
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無条件降伏:誉れの剣Ⅲ | イーヴリン・ウォー | 小山太一 | 2023/01/21 |
士官たちと紳士たち 誉れの剣II | イーヴリン・ウォー | 小山太一 | 2021/10/29 |
いかさま師ノリス | クリストファー・イシャウッド | 木村政則 | 2020/11/28 |
つわものども:誉れの剣1 | イーヴリン・ウォー | 小山太一 | 2020/07/31 |
ポリー氏の人生 | H・G・ウェルズ | 高儀進 | 2020/02/01 |
キャサリン・マンスフィールド傑作短篇集 不機嫌な女たち | キャサリン・マンスフィールド | 芹澤恵 | 2017/03/25 |
イーヴリン・ウォー傑作短篇集 | イーヴリン・ウォー | 高儀進 | 2016/07/09 |
マナス | アルフレート・デーブリーン | 岸本雅之 | 2016/03/09 |
スクープ | イーヴリン・ウォー | 高儀進 | 2015/05/19 |
潟湖(ラグーン) | ジャネット・フレイム | 山崎暁子 | 2014/11/27 |
パリ 下 | エミール・ゾラ | 竹中のぞみ | 2014/10/30 |
パリ 上 | エミール・ゾラ | 竹中のぞみ | 2014/10/30 |
危険な関係 | ラクロ | 桑瀬章二郎,早川文敏 | 2014/01/25 |
ピランデッロ短編集 カオス・シチリア物語 | ルイジ・ピランデッロ | 白崎容子,尾河直哉 | 2012/07/21 |
火山の下 (EXLIBRIS CLASSICS) | マルカム・ラウリー | 斎藤兆史,渡辺暁,山崎暁子 | 2010/03/26 |
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