
東京創元社「海外文学セレクション」の一覧表
| 作品名 | 著者 | 翻訳者 | 発売日 |
|---|---|---|---|
| 薔薇の名前[完全版] 下 | ウンベルト・エーコ | 河島英昭,河島思朗 | 2025/12/26 |
| 薔薇の名前[完全版] 上 | ウンベルト・エーコ | 河島英昭,河島思朗 | 2025/12/26 |
| バベル オックスフォード翻訳家 革命秘史 下 | R・F・クァン | 古沢嘉通 | 2025/02/14 |
| バベル オックスフォード翻訳家 革命秘史 上 | R・F・クァン | 古沢嘉通 | 2025/02/14 |
| いろいろな幽霊 | ケヴィン・ブロックマイヤー | 市田泉 | 2024/04/19 |
| 闇の中をどこまで高く | セコイア・ナガマツ | 金子浩 | 2024/03/08 |
| 最後の三角形 | ジェフリー・フォード | 谷垣暁美 | 2023/08/31 |
| マナートの娘たち | ディーマ・アルザヤット | 小竹由美子 | 2023/04/11 |
| 文明交錯 | ローラン・ビネ | 橘明美 | 2023/03/31 |
| 地下図書館の海 | エリン・モーゲンスターン | 市田泉 | 2023/03/10 |
| なぜではなく、どんなふうに | アリアンナ・ファリネッリ | 関口英子,森敦子 | 2022/12/16 |
| フローリングのお手入れ法 | ウィル・ワイルズ | 赤尾秀子 | 2022/10/28 |
| 子供が王様 | デルフィーヌ・ド・ヴィガン | 河村真紀子 | 2022/08/31 |
| 編集者とタブレット | ポール・フルネル | 高橋啓 | 2022/03/11 |
| 読書セラピスト | ファビオ・スタッシ | 橋本勝雄 | 2022/02/18 |
| 地中のディナー | ネイサン・イングランダー | 小竹由美子 | 2021/04/30 |
| グレゴワールと老書店主 | マルク・ロジェ | 藤田真利子 | 2021/02/26 |
| 言語の七番目の機能 | ローラン・ビネ | 高橋啓 | 2020/09/25 |
| ライフ・アフター・ライフ | ケイト・アトキンソン | 青木純子 | 2020/05/29 |
| 雲 | エリック・マコーマック | 柴田元幸 | 2019/12/20 |
| 本当の人生 | アドリーヌ・デュドネ | 藤田真利子 | 2019/11/29 |
| パリンプセスト | キャサリン・M・ヴァレンテ | 井辻朱美 | 2019/06/28 |
| 方形の円 | ギョルゲ・ササルマン | 住谷春也 | 2019/06/21 |
| ぼくを忘れないで | ネイサン・ファイラー | 古草秀子 | 2019/05/31 |
| すべての愛しい幽霊たち | アリソン・マクラウド | 高山祥子 | 2019/04/12 |
| 翼ある歴史 図書館島異聞 | ソフィア・サマター | 市田泉 | 2019/04/12 |
| 言葉人形 | ジェフリー・フォード | 谷垣暁美 | 2018/12/21 |
| ヨーゼフ・メンゲレの逃亡 | オリヴィエ・ゲーズ | 高橋啓 | 2018/10/26 |
| パールとスターシャ | アフィニティ・コナー | 野口百合子 | 2018/09/28 |
| ギデオン・マック牧師の数奇な生涯 | ジェームズ・ロバートソン | 田内志文 | 2018/01/12 |
| 旅の終わりに | マイケル・ザドゥリアン | 小梨直 | 2017/12/22 |
| 図書館島 | ソフィア・サマター | 市田泉 | 2017/11/30 |
| 執着 | ハビエル・マリアス | 白川貴子 | 2016/06/30 |
| モッキンバードの娘たち | ショーン・ステュアート | 鈴木潤 | 2016/03/11 |
| プラハの墓地 | ウンベルト・エーコ | 橋本勝雄 | 2016/02/26 |
| 12人の蒐集家/ティーショップ | ゾラン・ジヴコヴィッチ | 山田順子 | 2015/11/27 |
| 地球の中心までトンネルを掘る | ケヴィン・ウィルソン | 芹澤恵 | 2015/08/12 |
| エディに別れを告げて | エドゥアール・ルイ | 高橋啓 | 2015/04/17 |
| ハヤブサが守る家 | ランサム・リグズ | 山田順子 | 2013/10/30 |
| HHhH | ローラン・ビネ | 高橋啓 | 2013/06/28 |
| 孤児の物語〈I〉 | キャサリン・M・ヴァレンテ | 井辻朱美 | 2013/01/30 |
| 孤児の物語〈II〉 | キャサリン・M・ヴァレンテ | 井辻朱美 | 2013/06/28 |
| 世界が終わるわけではなく | ケイト・アトキンソン | 青木純子 | 2012/11/30 |
| トーイン クアルンゲの牛捕り | キアラン・カーソン | 栩木伸明 | 2011/12/22 |
| 千年紀の民 | J・G・バラード | 増田まもる | 2011/01/25 |
| シャムロック・ティー | キアラン・カーソン | 栩木伸明 | 2009/01/30 |
| ミスター・ミー | アンドルー・クルミー | 青木純子 | 2008/10/07 |
| 通訳 | ディエゴ・マラーニ | 橋本勝雄 | 2007/11/30 |
| イングランド・イングランド | ジュリアン・バーンズ | 古草秀子 | 2006/12/25 |
| 白昼の闇 | クリストファー・ファウラー | 高橋恭美子,豊田成子, 山田久美子 | 2006/06/20 |
| 楽園への疾走 | J・G・バラード | 増田まもる | 2006/04/25 |
| メジャーリーグ、メキシコへ行く | マーク・ワインガードナー | 金原瑞人 | 2005/10/31 |
| インド式マリッジブルー | バリ・ライ | 田中亜希子 | 2005/05/31 |
| 迷える者へのガイド | ギルアド・アツモン | 茂木健 | 2004/11/30 |
| 永遠の一日 | リチャード・ビアード | 青木悦子 | 2004/10/25 |
| 形見函と王妃の時計 | アレン・カーズワイル | 大島豊 | 2004/07/30 |
| 琥珀捕り | キアラン・カーソン | 栩木伸明 | 2004/02/27 |
| 閉じた本 | ギルバート・アデア | 青木純子 | 2003/09/25 |
| コレクター蒐集 | ティボール・フィッシャー | 野口百合子 | 2003/04/25 |
| 驚異の発明家の形見函 | アレン・カーズワイル | 大島豊 | 2003/01/15 |
| コレリ大尉のマンドリン | ルイ・ド・ベルニエール | 太田良子 | 2001/09/20 |
| レディたちのフィンバーズ・ホテル | ダーモット・ボルジャー | 編 | 2001/03/30 |
| 老人ホーム | B・S・ジョンソン | 青木純子 | 2000/11/30 |
| 血の雨 | T・コラゲッサン・ボイル | 青山南 | 2000/10/30 |
| フィンバーズ・ホテル | ダーモット・ボルジャー | 編 | 2000/08/10 |
| ジョン・ランプリエールの辞書 | ローレンス・ノーフォーク | 青木純子 | 2000/03/25 |
| 連続殺人記念日 | デイヴィッド・プリル | 赤尾秀子 | 1999/06/25 |
| ローン・レンジャーとトント、 天国で殴り合う | シャーマン・アレクシー | 金原瑞人 | 1999/03/25 |
| 死者の百科事典 | ダニロ・キシュ | 山崎佳代子 | 1999/02/22 |
| インディアン・キラー | シャーマン・アレクシー | 金原瑞人 | 1999/01/25 |
| リザベーション・ブルース | シャーマン・アレクシー | 金原瑞人 | 1998/11/25 |
| 閉ざされた庭 | レジーヌ・ドゥタンベル | 有働薫 | 1998/10/20 |
| ダイエット | フランソワーズ・マレ=ジョリス | 吉田暁子 | 1998/09/25 |
| 殺す | J・G・バラード | 山田順子 | 1998/09/25 |
| 葬儀よ、永久につづけ | デイヴィッド・プリル | 赤尾秀子 | 1998/01/30 |
| 悪魔を飼っていた男 | クリストファー・ムーア | 青木純子 | 1997/05/30 |
| ナポレオンの死 | シモン・レイス | 堀茂樹 | 1997/04/25 |
| ロコス亭の奇妙な人々 | フェリペ・アルファウ | 青木純子 | 1995/11/15 |
| 若き日の哀しみ | ダニロ・キシュ | 山崎佳代子 | 1995/07/15 |
| 風の裏側 | ミロラド・パヴィチ | 青木純子 | 1995/02/28 |
| パラダイス・モーテル | エリック・マコーマック | 増田まもる | 1994/09/30 |
| 夢宮殿 | イスマイル・カダレ | 村上光彦 | 1994/09/30 |
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東京創元社「海外文学セレクション」のこと
東京創元社
海外文学セレクション
「海外文学セレクション」(かいがいぶんがくセレクション)は、東京創元社が刊行する現代の海外文学の叢書。1994年から開始。「欧米の魅力ある現代文学を紹介するためにスタート」したとされる。
東京創元社「海外文学セレクション」の新刊
「薔薇の名前[完全版] 上」ウンベルト・エーコ
『薔薇の名前[完全版] 上 (海外文学セレクション)』
ウンベルト・エーコ,河島英昭,河島思朗
2025/12/25
東京創元社
物語はメルクの修道院で老修道士アドソが、見習修道士時代のある七日間の出来事を回顧しながら綴った手記の仏訳をエーコが手に入れたことから始まる。そこに記された、北イタリアの修道院で起きた修道士連続怪死事件が、聖務日課の時系列に従って、第三日まで語られていく。これまでの河島英昭先生訳に古典語専門の河島思朗先生による見直し、訂正が加わり、巻頭には、ごく短い二〇一二年版へのエーコ自身の付記が加えられている。
「薔薇の名前[完全版] 下」ウンベルト・エーコ
『薔薇の名前[完全版] 下 (海外文学セレクション)』
ウンベルト・エーコ,河島英昭,河島思朗
2025/12/25
東京創元社
事件の真相を調べるよう僧院長に依頼されたアドソの師バスカヴィルのウィリアムの推理と、第四日以降も続く怪死事件。事件は『ヨハネの黙示録』をなぞるように起きているようだ。その驚くべき秘密は迷宮構造を持つ文書館に隠されているらしい……。本文執筆後に刊行された著者自身の覚書、エーコ自身による文書館や登場人物のスケッチなども収録した現行イタリア語版を底本とする、全世界の読書人を熱狂させた問題小説の完全版。
「バベル オックスフォード翻訳家革命秘史」R・F・クァン
『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上 (海外文学セレクション)』
『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下 (海外文学セレクション)』
R・F・クァン,古沢嘉通
2025/02/12
東京創元社
銀と、ふたつの言語における単語の意味のずれから生じる翻訳の魔法によって、大英帝国が世界の覇権を握る19世紀。英語とは大きく異なる言語を求めて広東(カントン)から連れてこられた中国人少年ロビンは、オックスフォード大学の王立翻訳研究所、通称バベルの新入生となり、言語のエキスパートになるための厳しい訓練を受ける。だが一方で、学内には大英帝国に叛旗を翻す秘密結社があった。言語の力を巡る本格ファンタジー。ネビュラ賞、ローカス賞受賞作。
バベルが供給する、銀を用いた魔法によって世界を支配する大英帝国。通訳として広東を訪れたロビンたちは、イギリスが阿片貿易を口実に清朝政府に戦争をしかけ、中国が持つ膨大な銀をわがものにしようとしていることを目の当たりにする。そしてロビンは、後戻りのできないひとつの決断をする。帰国したロビンたちは、戦争を食い止めるべく奔走するが……言葉の力を巡る本格ファンタジイ。
「いろいろな幽霊」ケヴィン・ブロックマイヤー
『いろいろな幽霊 (海外文学セレクション)』
ケヴィン・ブロックマイヤー,市田泉
2024/04/18
東京創元社
翻訳家・柴田元幸氏推薦
「理系の緻密な思考力と、文系のしなやかな想像力の奇跡のような共存。」時に切なく、時におかしく、そして
時にはちょっぴり怖い幽霊たちの物語を100編収めた
いつか幽霊になるあなたのためのふしぎな短編集失恋した瞬間を永遠に繰り返す幽霊、雨となって降り注ぐ幽霊、方向音痴の幽霊、瞬間転送装置が生み出す幽霊……イタロ・カルヴィーノ短編賞受賞作家が贈る、時に切なく、時におかしく、そして時にはちょっと怖い幽霊たちの物語を100編収めた不思議な短編集。
東京創元社「海外文学セレクション」の気になる本
「最後の三角形」ジェフリー・フォード
『最後の三角形: ジェフリー・フォード短篇傑作選 (海外文学セレクション)』
ジェフリー・フォード,谷垣暁美
2023/08/31
東京創元社
アコースティックギターの調べは、ぼくの目の前に金色の雨として現われる。指で絹をなでたときには、レモンメレンゲの風味とねっとりした感触を舌に感じる。ぼくは「共感覚」と呼ばれるものの持ち主だった――コーヒー味を通してのみ互いを認識できる少年と少女の交流を描くネビュラ賞受賞作「アイスクリーム帝国」、エミリー・ディキンスンが死神の依頼を受けて詩を書くべく奮闘する「恐怖譚」、マッドサイエンティストが瓶の中につくりあげたメトロポリスの物語「ダルサリー」、町に残される奇妙なしるしに潜む魔術的陰謀を孤独な男女が追う表題作ほか、繊細な技巧と大胆な奇想に彩られた全十四篇を収録する。
「マナートの娘たち」ディーマ・アルザヤット
『マナートの娘たち (海外文学セレクション)』
ディーマ・アルザヤット,小竹由美子
2023/04/11
東京創元社
いくつもの悲しみと、次の世代への希望。
――わたしたちは、だいじょうぶだ。
数多の困難を抱えつつも、強くしなやかに生きる女性たち。今読まれるべき現代アメリカ文学短篇集!ジェイムズ・テイト・ブラック記念賞他、3賞最終候補作
「文明交錯」ローラン・ビネ,橘明美
『文明交錯 (海外文学セレクション)』
ローラン・ビネ,橘明美
2023/03/30
東京創元社
スペインがインカ帝国を、ではなく
インカ帝国がスペインを征服!
鉄、銃、馬、そして病原菌に対する免疫を
インカの人々がもっていたとしたら?
本屋大賞第1位(翻訳小説部門)を獲得した
『HHhH――1942年』の著者が贈る
大胆かつスリリングな驚愕の歴史改変小説!
アカデミー・フランセーズ小説大賞受賞作
「雲」エリック・マコーマック
『雲 (海外文学セレクション)』
エリック・マコーマック,柴田元幸
2019/12/20
東京創元社
旅先で見つけた一冊の書物。そこには19世紀にスコットランドの村で起きた悲惨な出来事が書かれていた。かつて彼は職を探して、その村を訪れたが、そこで出会った女性との愛とその後の彼女の裏切りは、彼に重くのしかかっていた。書物を読み、自らの魂の奥底に辿り着き、自らの亡霊にめぐり会う。ひとは他者にとって、自分自身にとって、いかに謎に満ちた存在であるかを解き明かす、幻想小説とミステリとゴシック小説の魅力を併せ持つ、著者渾身の一冊。


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