
東京小説読書会のウラノさんが主宰する「ノーベル文学賞を見守る会」。発表当日ライブ配信と、そのメンバーがそれぞれ運営するポッドキャスト番組「文学ラジオ空飛び猫たち」と「世界文学放談 胡椒とマルガリータ」のノーベル文学賞関連エピソード、およびそこで紹介された本を一覧表にまとめています。
文学ラジオ空飛び猫たちとノーベル文学賞
空飛び猫たち、ノーベル文学賞作家の紹介本一覧
| 作家名 | 作品名 | 翻訳者 | 出版社ほか | 国・地域 |
|---|---|---|---|---|
| アーネスト・ヘミングウェイ | 老人と海 | 福田恆存, 高見浩 | 新潮文庫 | アメリカ |
| アニー・エルノー | 嫉妬/事件 | 堀茂樹, 菊地よしみ | ハヤカワepi文庫 | フランス |
| アニー・エルノー | シンプルな情熱 | 堀茂樹 | ハヤカワepi文庫 | フランス |
| アン・カーソン | 赤の自伝 | 小磯洋光 | 書肆侃侃房 | カナダ |
| アン・カーソン | 赤の自伝 | 小磯洋光 | 書肆侃侃房 | カナダ |
| ウィリアム・フォークナー | 納屋は燃える (『フォークナー短編集』収録) | 龍口直太朗 | 新潮文庫 | アメリカ |
| カズオ・イシグロ | 遠い山なみの光〔新版〕 | 小野寺健 | ハヤカワepi文庫 | イギリス |
| カズオ・イシグロ | 夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる 五つの物語 | 土屋政雄 | ハヤカワepi文庫 | イギリス/ 日本 |
| カズオ・イシグロ | クララとお日さま | 土屋政雄 | 早川書房 | イギリス/ 日本 |
| ナギーブ・マフフーズ | ミダック横町 | 香戸精一 | 作品社 | エジプト |
| ナギーブ・マフフーズ | ミダック横町 | 香戸精一 | 作品社 | エジプト |
| ハン・ガン | 菜食主義者 | きむふな | クオン 新しい韓国の文学 | 韓国 |
| ハン・ガン | 光と糸 | 斎藤真理子 | 河出書房新社 | 韓国 |
| ハン・ガン | 涙の箱 | きむふな | 評論社 | 韓国 |
| ハン・ガン | 別れを告げない | 斎藤真理子 | 白水社 エクス・リブリス | 韓国 |
| ハン・ガン | 少年が来る | 井出俊作 | クオン 新しい韓国の文学 | 韓国 |
| ハン・ガン | 別れを告げない | 斎藤真理子 | 白水社 エクス・リブリス | 韓国 |
| ハン・ガン | 少年が来る | 井出俊作 | クオン 新しい韓国の文学 | 韓国 |
| ハン・ガン | そっと 静かに | 古川綾子 | クオン 新しい韓国の文学 | 韓国 |
| ハン・ガン | すべての、白いものたちの | 斎藤真理子 | 河出文庫 | 韓国 |
| ハン・ガン | 引き出しに夕方をしまっておいた | きむふな, 斎藤真理子 | クオン セレクション韓・詩 | 韓国 |
| ハン・ガン | 回復する人間 | 斎藤真理子 | 白水社 エクス・リブリス | 韓国 |
| ハン・ガン | ギリシャ語の時間 | 斎藤真理子 | 晶文社 韓国文学のオクリモノ | 韓国 |
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文学ラジオ空飛び猫たちの配信タイトル一覧表
| 放送日 | 放送回 | タイトル |
|---|---|---|
| 2026/10/12 | 番外編 第85回 | 大本命のアン・カーソンが受賞「2026年ノーベル文学賞発表!」 |
| 2026/10/05 | 第238回 | 彼女は何を拒んだのか『菜食主義者』ハン・ガン著 |
| 2026/01/05 | 第213回 | 問いに向き合い続けたハン・ガンのノーベル賞受賞後の言葉『光と糸』ハン・ガン著 |
| 2025/10/27 | 番外編 第72回 | 2025年のノーベル文学賞を振り返る |
| 2025/10/06 | 世界のYA文学 第1回 | 泣けない大人に自分を重ねる『涙の箱』ハン・ガン作 |
| 2025/09/29 | 第205回 | 映画と原作どっちも語る!『遠い山なみの光』カズオ・イシグロ著 |
| 2025/01/27 | 第183回 | 不条理さになぜか惹かれてしまう『アメリカ文学短編4本紹介回』 |
| 2024/12/16 | 番外編 第57回 | 「2024年海外文学ベスト5」 |
| 2024/11/04 | 番外編 第56回 | 「ハン・ガンのノーベル文学賞受賞特集+ヨーロッパ文芸フェスティバルのミニレポ」 |
| 2024/10/21 | 第173回 | エジプト初ノーベル文学賞作家の群像劇「ミダック横町」ナギーブ・マフフーズ著、香戸精一訳 |
| 2024/07/22 | 第162回 | 究極の愛についての小説であることを願う「別れを告げない」ハン・ガン著、斎藤真理子訳 |
| 2024/07/15 | 第161回 | 傷ついた者たちへの鎮魂曲「少年が来る」ハン・ガン著、井出俊作訳 |
| 2024/01/15 | 第142回 | 作家が書けなかった時期に綴ったエッセイ集「そっと 静かに」ハン・ガン、古川綾子訳 |
| 2024/01/01 | 番外編 第45回 | 2023年総まとめ回!「2023年の振り返り&ポッドキャストウィークエンドの思い出」 |
| 2023/10/30 | 番外編 第42回 | ヨン・フォッセに湧いた!「ノーベル文学賞を見守る会 当日ライブ音源」 |
| 2023/10/16 | 第133回 | 失われたものへの祈り「すべての、白いものたちの」ハン・ガン著、斎藤真理子訳 |
| 2023/08/14 | 番外編 第38回 | 「2023年海外文学上半期ベスト5(前編)」(ゲスト:書評家 藤ふくろうさん) |
| 2023/04/10 | 第114回 | ノーベル文学賞作家によるオートフィクション「嫉妬/事件」アニー・エルノー著、堀茂樹・菊池よしみ訳 |
| 2023/01/16 | 第106回 | 現代に甦ったギリシア神話の怪物と英雄がまさかの展開に!?「赤の自伝」アン・カーソン著、小磯洋光訳 |
| 2022/07/25 | 第87回 | 韓国を代表する作家の詩集「引き出しに夕方をしまっておいた」ハン・ガン著、きむ ふな、斎藤真理子訳 |
| 2021/11/22 | 第63回 | 人生の夕暮れ「夜想曲集」 |
| 2021/10/18 | 番外編 第12回 | 世界のねじを巻く「ねじまきラジオさんがきた!(ゲスト回)」 |
| 2021/09/27 | 第56回 | 人生にはパッションを「シンプルな情熱」 |
| 2021/09/20 | 番外編 第11回 | 東京小説読書会の方がきた!「読書会とノーベル文学賞(ゲスト回)」 |
| 2021/08/02 | 第49回 | 人間は負けることはない「老人と海」 |
| 2021/04/05 | 第36回 | ノーベル文学賞作家のAI小説「クララとお日さま」 |
| 2021/01/25 | 第28回 | 痛みがあってこそ回復がある 「回復する人間」ハン・ガン著 |
| 2020/06/15 | 第1回 | 「ギリシャ語の時間」ハン・ガン著 ~お互いの時間の最先端で人々は出会う~ |
↑放送回はXのリンクです。
SpotifyやApple Podcastなどで、
ポッドキャストを聴くことができます。
文学ラジオ空飛び猫たちのこと

これまでの紹介本を一覧表にしています。
ノーベル文学賞を見守る会のこと
ノーベル文学賞を見守る会とは

「ノーベル文学賞発表」と聞いて、日本作家にしか注目しないのはもったいない! そんな思いで、候補とされる世界の作家を読みながら、毎年の発表を見守る活動をしています。また、「候補作家を読む」をテーマにした同人誌の制作も行っています。
ノーベル文学賞を見守る会|東京小説読書会
東京小説読書会
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ノーベル文学賞を見守る会
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ノーベル文学賞にアン・カーソン氏 カナダの詩人 | NHKニュース(2026年10月8日)
ノーベル文学賞見事的中させた話題の人は、東京の会社員「驚いた」「来年は女性の可能性」と予想 – 社会 : 日刊スポーツ(2023年10月6日)
ノーベル文学賞を見守る会、発表当日ライブ配信
空飛び猫たちでのゲスト回、
ノーベル文学賞発表当日のライブ配信ほか。
AI文字起こし「LISTEN」のリンクを添えています。
番外編第85回(2026)
大本命のアン・カーソンが受賞「2026年ノーベル文学賞発表!」
→文字起こし
番外編 第72回(2025)
2025年のノーベル文学賞を振り返る(受賞者はクラスナホルカイ・ラースロー)
→文字起こし
番外編第56回(2024)
ハン・ガンのノーベル文学賞受賞特集
→文字起こし
番外編 第42回(2023)
ヨン・フォッセに湧いた!「ノーベル文学賞を見守る会 当日ライブ音源」
→文字起こし
番外編第11回
ゲスト/東京小説読書会・ウラノさん
→文字起こし
文学フリマ、冊子、関連サイト

『ノーベル文学賞 候補作家を読む 受賞作家も読む 2025(第6号)』
ノーベル文学賞を見守る会
2025/11/23
本誌の五大特長
1.クラスナホルカイ・ラースローの受賞決定を見守った「待ち会」レポート。
2.受賞が期待される作家の感想文パートでは20作家を紹介。
3.第一特集「アメリカ」では、フォークナー、トランプ、ボブ・ディラン、リン・ディンなどを取り上げたほか、“世界文学がアメリカをどう捉えているのか”を考察。
4.第二特集「ギリシャ」では、ヘロドトスからノーベル詩人セフェリスまでを俯瞰し、現代作家エルシ・ソティロプロス、ディミトリス・リアコスの感想文も掲載。
5.受賞が期待されるジュンパ・ラヒリ、閻連科の「おすすめ読む順」ガイドを収録。
世界文学放談 胡椒とマルガリータのこと

世界文学放談 胡椒とマルガリータ
Spotify / Apple Podcast
文学フリマWebカタログ
世界文学放談 胡椒とマルガリータ
Hiroizm ビールと文学
X(@hiroizmjp)
読書メーター
hiroizmさんの感想・レビュー
香月凛さんちのペットちゃんたち
X(@kohgetzlin_pet)
「ノーベル文学賞を見守る会」メンバーである、Hiroizmさんとナン蔵さんのポッドキャスト番組「世界文学放談 胡椒とマルガリータ」。Spotifyのノーベル文学賞特集回などをまとめました。
胡椒とマルガリータのノーベル文学賞関連の紹介本
| 受 賞 | 作家名 | 作品名 | 翻訳者 | 出版社ほか | 国・地域 |
|---|---|---|---|---|---|
| ★ | アニー・エルノー | 嫉妬/事件 | 堀茂樹, 菊地よしみ | ハヤカワepi文庫 | フランス |
| ★ | アニー・エルノー | シンプルな情熱 | 堀茂樹 | ハヤカワepi文庫 | フランス |
| ★ | アブドゥルラザク・グルナ | 楽園 | 粟飯原文子 | 白水社 | イギリス |
| ― | アミタヴ・ゴーシュ | ガラスの宮殿 | 小沢自然, 小野正嗣 | 新潮クレスト・ ブックス | インド |
| ★ | アン・カーソン | かみあわないノーマ | 小磯洋光 | thoasa | カナダ |
| ★ | アン・カーソン | かみあわないノーマ | 小磯洋光 | thoasa | カナダ |
| ★ | アン・カーソン | 赤の自伝 | 小磯洋光 | 書肆侃侃房 | カナダ |
| ★ | オルハン・パムク | 無垢の博物館 | 宮下遼 | ハヤカワepi文庫 | トルコ |
| ★ | カズオ・イシグロ | 日の名残り | 土屋政雄 | ハヤカワepi文庫 | イギリス |
| ★ | クラスナホルカイ・ラースロー | 北は山、南は湖、西は道、東は川 | 早稲田みか | 松籟社 | ハンガリー |
| ★ | J・M・クッツェー | ポーランドの人 | くぼたのぞみ | 白水社 | オーストラリア /南アフリカ |
| ★ | J・M・クッツェー | 恥辱 | 鴻巣友季子 | ハヤカワepi文庫 | 南アフリカ/ オーストラリア |
| ★ | J・M・クッツェー | マイケル・K | くぼたのぞみ | 岩波文庫 | 南アフリカ/ オーストラリア |
| ― | ジャメイカ・キンケイド | 川底に | 管啓次郎 | 平凡社 新しい世界文学 シリーズ | アメリカ |
| ★ | スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ | 戦争は女の顔をしていない | 三浦みどり | 岩波現代文庫 | ベラルーシ |
| ― | セサル・アイラ | 文学会議 | 柳原孝敦 | 新潮クレスト・ ブックス | アルゼンチン |
| ★ | ドリス・レッシング | 夕映えの道 よき隣人の日記 | 篠田綾子 | 集英社 | イギリス |
| ★ | ドリス・レッシング | 草は歌っている | 山崎勉, 酒井格 | 晶文社 | イギリス |
| ― | ナーダシュ・ペーテル | ある一族の物語の終わり | 早稲田みか, 簗瀬さやか | 松籟社 | ハンガリー |
| ★ | 莫言 | 赤い高粱 | 井口晃 | 岩波文庫 | 中国 |
| ★ | ハン・ガン | 少年が来る | 井出俊作 | クオン 新しい韓国の文学 | 韓国 |
| ★ | マリオ・バルガス=リョサ | 密林の語り部 | 西村英一郎 | 岩波文庫 | ペルー |
| ― | ミルチャ・カルタレスク | ノスタルジア | 住谷春也 | 作品社 | ルーマニア |
| ― | 村上春樹 | 街とその不確かな壁 | ― | 新潮社 | 日本 |
| ★ | ヨン・フォッセ | 朝と夕 | 伊達朱実 | 国書刊行会 | ノルウェー |
↑放送回はSpotifyのリンクで、
そのままポッドキャストを聴くことができます。
胡椒とマルガリータの配信タイトル一覧表
| 放送日 | 放送回 | タイトル |
|---|---|---|
| 2026/09/26 | 第57回 | 収録失敗でスペシャルっぽい雰囲気になった2026年ノーベル文学賞予想の回 |
| 2026/08/22 | 第56回② | アン・カーソン「かみあわないノーマ」を読んで、現代英米圏随一の詩人とかみあう術を考える回後編! |
| 2026/08/18 | 第56回① | アン・カーソン「かみあわないノーマ」を読んで、現代英米圏随一の詩人とかみあう術を考える回前編! |
| 2026/03/28 | 第51回① | アミタブ・ゴーシュ「ガラスの宮殿」でインド・ビルマの歴史大河ロマンに浸る回 |
| 2026/02/22 | 第50回① | セサル・アイラ「文学会議」でアルゼンチンの鬼才の技に惑う回 |
| 2025/10/26 | 第46回② | ノーベル文学賞発表の日に頭真っ白の回その2と重要告知、次回予告の回 |
| 2025/10/24 | 第46回① | ノーベル文学賞発表の日、クラスナホルカイ・ラースロー受賞予想的中で頭真っ白の回その1 |
| 2025/09/27 | 第45回② | クラフトビールで酩酊まったり2025年ノーベル文学賞予想トークの回 |
| 2025/07/19 | 第43回① | マリオ・バルガス=リョサ「密林の語り部」で唯一無二の傑作小説にシビれる回 |
| 2025/03/29 | 第39回① | ヨン・フォッセ「朝と夕」で地味な物語の味わい方を探る回 |
| 2025/02/22 | 第38回① | ノーベル賞文学賞記念回:ハン・ガン「少年が来る」で韓国の異才に慄く回 |
| 2024/10/28 | 第34回② | ノーベル文学賞の回おまけトークと次回予告の回! |
| 2024/10/26 | 第34回① | 2024年ノーベル文学賞特集の回! |
| 2024/05/24 | 第29回① | クラスナホルカイ・ラースロー「北は山、南は湖、西は道、東は川」で現代ハンガリー文豪の古都逍遥文学を味わう回 |
| 2024/03/23 | 第27回① | 莫言「赤い高粱」でギラギラきらめく生命力を味わう回 |
| 2024/02/23 | 第26回① | アヴドゥルラザク・グルナ「楽園」でノーベル文学賞作家作品のいぶし銀テイストを味わう回 |
| 2023/12/23 | 第24回① | J・M・クッツェー「ポーランドの人」で一味違う大人のラブロマンスに迫る回 |
| 2023/10/10 | 第22回① | 2023年ノーベル文学賞スペシャルの回! |
| 2023/09/26 | 第21回③ | 続・ノーベル文学賞候補作家を読んでみよう最終章 2023年ノーベル文学賞を予想してみる回! |
| 2023/09/24 | 第21回② | 続・ノーベル文学賞候補作家を読んでみよう特集その2 ミルチャ・カルタレスク「ノスタルジア」の回! |
| 2023/09/24 | 第21回① | 続・ノーベル文学賞候補作家を読んでみよう特集その1 アン・カーソン「赤の自伝」の回 |
| 2023/08/22 | 第20回③ | ノーベル文学賞候補作家を読んでみよう特集その3 おまけのゆるゆる雑談と次回課題本予告の回! |
| 2023/08/19 | 第20回② | ノーベル文学賞候補作家を読んでみよう特集その2 ナダーシュ・ペーテル「ある一族の物語の終わり」の回! |
| 2023/08/15 | 第20回① | ノーベル文学賞候補作家を読んでみよう特集その1 ジャメイカ・キンケイド「川底に」の回! |
| 2023/05/24 | 第17回① | 「街とその不確かな壁」で世界のムラカミ最新幻想小説に挑む回! |
| 2023/03/31 | 第15回② | オルハン・パムク「無垢の博物館」で 愛?の物語に向き合う回 後編! |
| 2023/03/27 | 第15回① | オルハン・パムク「無垢の博物館」で 愛?の物語に向き合う回 前編! |
| 2022/11/26 | 第11回② | アニー・エルノー「嫉妬/事件」 ノーベル文学賞受賞記念スペシャル「事件」の回 |
| 2022/11/26 | 第11回① | アニー・エルノー「嫉妬/事件」 ノーベル文学賞受賞記念スペシャル「嫉妬」の回 |
| 2022/10/24 | 第10回② | 2022年ノーベル文学賞スペシャル その2 |
| 2022/10/24 | 第10回① | 2022年ノーベル文学賞スペシャル その1 |
| 2022/10/03 | 第9回② | 第9回のおまけトーク |
| 2022/10/03 | 第9回① | カズオ・イシグロ『日の名残り』スペシャルの回 |
| 2022/09/11 | 第8回② | J・M・クッツェー特集「恥辱」の回 |
| 2022/09/11 | 第8回① | J・M・クッツェー特集「マイケル・K」の回 |
| ― | ― | ― |
| 2022/06/18 | 第6回④ | 気になる女性作家作品特集、ドリス・レッシングの回 |
| 2022/05/08 | 第5回 | 「戦争は女の顔をしていない」で旧ソ連の歴史とプーチンに挑む回 |
| 2022/03/13 | 第3回 | 村上春樹はノーベル文学賞を受賞するのか?考えてみたよの回 |
| 2022/02/06 | 第2回② | シンプルな情熱の楽園への道の回 後編 |
| 2022/02/06 | 第2回① | シンプルな情熱の楽園への道の回 前編 |
↑本のリンクはAmazon。
「★」は受賞作、
「―」は候補としてオッズなどで紹介されている本。
翻訳者、出版社名などで並べ替え可能。
右側には国の分類もあります。
ノーベル文学賞関連のまとめ記事
ポッドキャストで紹介された、ノーベル文学賞受賞作家の本
「文学ラジオ空飛び猫たち」と「胡椒とマルガリータ」で紹介された本です。ノーベル文学賞は作品ではなく、作家に対して贈られる賞のため作品名は受賞作ではありません。テキストリンクはAmazon、表紙は楽天ブックスや楽天の書店のものです。
2026年 アン・カーソン
「赤の自伝」アン・カーソン
『赤の自伝』
アン・カーソン,小磯洋光
2022/09/14
書肆侃侃房
怪物と英雄が恋をした。言葉が存在を解放する。ノーベル文学賞最有力とも言われるアン・カーソンの代表作。
古代ギリシアの詩人ステシコロスが描いた怪物ゲリュオンと英雄ヘラクレスの神話が、ロマンスとなって現代に甦る。詩と小説のハイブリッド形式〈ヴァース・ノベル〉で再創造された、アン・カーソンの代表作ついに邦訳。
「かみあわないノーマ」アン・カーソン

『かみあわないノーマ』
アン・カーソン,小磯洋光
2026/01/07
thoasa
“詩をつくる”ことの極致 切り展く25篇 荘厳なのにユーモラス。古典的なのに驚くほど新しい。 世界文学に比類ない軌跡を刻むアン・カーソン。 詩の可能性を押し広げる英語圏最高峰による最新詩集。 ―――透徹した歴史への眼差し 2024年度 全米批評家協会賞受賞、NYタイムズ・ベスト・ポエトリー・ブック選出
2025年 クラスナホルカイ・ラースロー
「北は山、南は湖、西は道、東は川」クラスナホルカイ・ラースロー
『北は山、南は湖、西は道、東は川』
クラスナホルカイ・ラースロー,早稲田みか
2006/03/05
松籟社
京都の町を走る京阪電車の扉が静かに閉まる。無人の駅にひとり降りたつ美しい若者ー彼こそ、かの光源氏の孫君。何かが彼にささやいている、彼の求めるものが、何世紀もの長きにわたって探し求めてきた「隠された庭園」が、この地にある、と。しかしーハンガリーの想像力が“日本”と出会うとき。
早川書房より文庫化
『北は山、南は湖、西は道、東は川〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)』
上岡伸雄,甘利幸子,丸山カタリン
2024年 ハン・ガン
「菜食主義者」ハン・ガン
『菜食主義者 (新しい韓国の文学 1)』
ハン・ガン,きむふな
2011/06/15
クオン
ごく平凡な女だったはずの妻・ヨンヘが、ある日突然、肉食を拒否し、日に日にやせ細っていく姿を見つめる夫(「菜食主義者」)、妻の妹・ヨンヘを芸術的・性的対象として狂おしいほど求め、あるイメージの虜となってゆく姉の夫(「蒙古斑」)、変わり果てた妹、家を去った夫、幼い息子……脆くも崩れ始めた日常の中で、もがきながら進もうとする姉・インへ(「木の花火」)-
3人の目を通して語られる連作小説集。
「回復する人間」ハン・ガン
『回復する人間 (エクス・リブリス)』
ハン・ガン,斎藤真理子
2019/05/28
白水社
大切な人の死や自らの病、家族との不和など、痛みを抱え絶望の淵でうずくまる人間が一筋の光を見出し、ふたたび静かに歩みだす姿を描く。李箱文学賞、マン・ブッカー国際賞受賞作家による珠玉の短篇集。
「少年が来る」ハン・ガン
『少年が来る (新しい韓国の文学 15)』
ハン・ガン,井手俊作
2016/10/27
クオン
1980 年5月18 日、韓国全羅南道の光州を中心として起きた民主化抗争、光州事件。戒厳軍の武力鎮圧によって5月27日に終息するまでに、夥しい数の活動家や学生や市民が犠牲になった。抗争で命を落とした者がその時何を想い、生存者や家族は事件後どんな生を余儀なくされたのか。その一人一人の生を深く見つめ描き出すことで、「韓国の地方で起きた過去の話」ではなく、時間や地域を越えた鎮魂の物語となっている。
「ギリシャ語の時間」ハン・ガン
『ギリシャ語の時間 (韓国文学のオクリモノ)』
ハン・ガン,斎藤真理子
2017/10/11
晶文社
ある日突然、言葉を話せなくなった女。すこしずつ視力を失っていく男。女は失われた言葉を取り戻すため古典ギリシャ語を習い始める。ギリシャ語講師の男は彼女の“沈黙”に関心をよせていく。ふたりの出会いと対話を通じて、人間が失った本質とは何かを問いかける。心ふるわす静かな衝撃。ブッカー国際賞受賞作家の長編小説。
「すべての、白いものたちの」ハン・ガン
『すべての、白いものたちの (河出文庫)』
ハン・ガン,斎藤真理子
2023/02/04
河出書房新社
アジア初のブッカー国際賞作家による奇蹟の傑作が文庫化。おくるみ、産着、雪、骨、灰、白く笑う、米と飯……。朝鮮半島とワルシャワの街をつなぐ65の物語が捧げる、はかなくも偉大な命への祈り。生後すぐに亡くなった姉をめぐり、ホロコースト後に再建されたワルシャワの街と、朝鮮半島の記憶が交差する。文庫化にあたり、訳者の斎藤真理子による「『すべての、白いものたちの』への補足」、平野啓一郎による解説「恢復と自己貸与」を収録。
「引き出しに夕方をしまっておいた」ハン・ガン
『引き出しに夕方をしまっておいた (セレクション韓・詩)』
ハン・ガン,きむふな,斎藤真理子
2022/06/22
クオン
回復に導く詩の言葉
ハン・ガンによる詩60篇を、著者の小説を手掛けてきた翻訳家きむ ふなと斎藤真理子の共訳により刊行。
巻末に収録した翻訳家対談では、韓国における詩の受容や詩人としてのハン・ガンなど、広く深みのある話が繰り広げられており読者を韓国の詩の世界へ誘う格好のガイドとなっている。
「そっと 静かに」ハン・ガン
『そっと 静かに (新しい韓国の文学 18)』
ハン・ガン,古川綾子
2018/06/25
クオン
「歌は翼を広げて、私たちの生の上へと滑り出す。歌がなくて、その翼で生の上へと滑空する瞬間すらもなかったら、私たちの苦しみはどれほど重さを増すだろうか」――本文より
ハン・ガンが「書きたいのに、書けなかった」と回想する時期に生まれた本書には、音楽との出会い、さまざまな思い出にまつわる歌、著者自身がつくった歌について綴られている。著者の繊細な感性に触れるエッセイ集の初邦訳。
巻末にはオリジナルアルバムの音源情報も収録!
「涙の箱」ハン・ガン
『涙の箱』
ハン・ガン,きむふな
2025/08/18
評論社
ノーベル文学賞作家ハン・ガンがえがく、大人のための童話
この世で最も美しく、すべての人のこころを濡らすという「純粋な涙」を探して
「過去のトラウマに向き合い、人間の命のもろさを浮き彫りにする強烈な詩的散文」が評価され、2024年にノーベル文学賞を受賞したハン・ガン。本書は童話と銘打ちながらも、深い絶望や痛みを描き、そこを通過して見える光を描くハン・ガンの作品世界を色濃く感じられる作品です。
幸せな出会いが実現し、日本語版の絵はハン・ガン自身、長年ファンだったというjunaidaさんが担当。ハン・ガンが、「読者それぞれのなかにある希望の存在」としてえがいた主人公や、どこともいつとも特定しない本作の世界を美しく描き、物語とわたしたちをつないでくれます。
「光と糸」ハン・ガン
『光と糸』
ハン・ガン,斎藤真理子
2025/12/19
河出書房新社
世界は、なぜこれほど暴力的で、同時に、なぜこれほど美しいのか? 著者自身が構成を編み上げた、ノーベル文学賞受賞後初の作品がついに刊行。光へ向かう生命の力への大いなる祈り。
ノーベル文学賞受賞記念講演「光と糸」全文、創作についてのエッセイ、5編の詩、光を求めて枝葉を伸ばす植物をめぐる庭の日記、そして著者自身による写真を、著者自らが編んだ、ハン・ガン自身によるハン・ガン。
2023年 ヨン・フォッセ
「朝と夕」ヨン・フォッセ
『朝と夕』
ヨン・フォッセ,伊達朱実
2024/08/26
国書刊行会
第1部、誕生。ノルウェー、フィヨルドの辺の家。息子の誕生を待つオーライ。生まれた子はオーライの父親と同じヨハネスと名付けられ、やがて漁師となる。第2部、死。コーヒーを沸かしパンに山羊のチーズをのせる…老いたヨハネスの、すべてが同じでまったく異なる一日がはじまる…フィヨルドの風景に誕生の日と死の一日を描き出した神秘的で神話的な幻想譚。
2022年 アニー・エルノー
「シンプルな情熱」アニー・エルノー
『シンプルな情熱 (ハヤカワepi文庫)』
アニー・エルノー,堀茂樹
2002/07/01
早川書房
「昨年の九月以降わたしは、ある男性を待つことー彼が電話をかけてくるのを、そして家へ訪ねてくるのを待つこと以外何ひとつしなくなった」離婚後独身でパリに暮らす女性教師が、妻子ある若い東欧の外交官と不倫の関係に。彼だけのことを思い、逢えばどこでも熱く抱擁する。その情熱はロマンチシズムからはほど遠い、激しく単純で肉体的なものだった。自分自身の体験を赤裸々に語り、大反響を呼んだ、衝撃の問題作。
「嫉妬/事件」アニー・エルノー
『嫉妬/事件 (ハヤカワepi文庫)』
アニー・エルノー,堀茂樹,菊地よしみ
2022/10/26
早川書房
別れた男が他の女と暮らすと知り、私はそのことしか考えられなくなる。どこに住むどんな女なのか、あらゆる手段を使って狂ったように特定しようとしたがー。妄執に取り憑かれた自己を冷徹に描く「嫉妬」。1963年、中絶が違法だった時代のフランスで、妊娠してしまったものの、赤ん坊を堕ろして学業を続けたい大学生の苦悩と葛藤、闇で行われていた危険な堕胎の実態を克明に描く「事件」を合わせて収録。
2021年 アブドゥルラザク・グルナ
「楽園」 アブドゥルラザク・グルナ
『楽園 (グルナ・コレクション)』
アブドゥルラザク・グルナ,粟飯原文子
2023/12/27
白水社
舞台は20世紀初頭、現在のタンザニアの架空の町。主人公ユスフの12歳から18歳までの成長の過程が辿られ、東アフリカ沿岸地域の歴史的な大転換期が、少年の目から語られる。宿を経営するユスフの父親は借金に行き詰まり、裕福な商人アズィズに借金の形に息子を差し出す。ユスフは使用人(奴隷)として働き、内陸への隊商で莫大な富を得ているアズィズの旅に加わる。互いに争うアラブ人、インド人、アフリカ人、ヨーロッパ人のいくつもの勢力を目撃し、さまざまな経験を積んだユスフは次第に自らの隷属状態について疑問を抱きはじめる……。
2017年 カズオ・イシグロ
「クララとお日さま」カズオ・イシグロ
『クララとお日さま (ハヤカワepi文庫)』
カズオ・イシグロ,土屋政雄
2023/07/19
早川書房
クララは子供の成長を手助けするAF(人工親友)として開発された人工知能搭載のロボット。店頭から街行く人々や来店する客を観察しながら、自分を買ってくれる人が来ることを待ち続けている。ある日、ジョジーという病弱な少女の家庭に買い取られ、やがて二人は友情を育んでいくが、一家には大きな秘密があった…愛とは、知性とは、家族とは?根源的な問題に迫る感動作。ノーベル文学賞受賞第一作。
「遠い山なみの光」カズオ・イシグロ
『遠い山なみの光〔新版〕 (ハヤカワepi文庫)』
カズオ・イシグロ,小野寺健
2025/06/02
早川書房
イギリスで暮らす悦子は、娘の自殺に直面した喪失感のなか、故郷の日々に思いを馳せる。戦後の長崎、復興しつつある街で、彼女は佐知子に出会った。娘を一人で育て、男と渡米する夢にすがる佐知子は、現実的な悦子とは対照的に見えた。だが回想するうち、悦子の記憶は揺らぎ、不穏の色を濃くしていく。時代に翻弄されながら自らの道を生きる人々の姿を描いたイシグロのデビュー作。映画化原作。
「日の名残り」カズオ・イシグロ
『日の名残り (ハヤカワepi文庫)』
カズオ・イシグロ,土屋政雄
2001/05/23
早川書房
品格ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスは、短い旅に出た。美しい田園風景の道すがら様々な思い出がよぎる。長年仕えたダーリントン卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、共に働いた女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々――過ぎ去りし遠い思い出は、今なお輝きを増して胸のなかで生き続ける。
1989年英国最高峰の文学賞・ブッカー賞受賞。映画化でも話題に。
アンソニー・ホプキンス&エマ・トンプソン
映画『日の名残り』原作
「夜想曲集」カズオ・イシグロ
『夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫)』
カズオ・イシグロ,土屋政雄
2011/02/04
早川書房
ベネチアのサンマルコ広場を舞台に、流しのギタリストとアメリカのベテラン大物シンガーの奇妙な邂逅を描いた「老歌手」。芽の出ない天才中年サックス奏者が、図らずも一流ホテルの秘密階でセレブリティと共に過ごした数夜の顛末をユーモラスに回想する「夜想曲」を含む、書き下ろしの連作五篇を収録。人生の黄昏を、愛の終わりを、若き日の野心を、才能の神秘を、叶えられなかった夢を描く、著者初の短篇集。
2015年 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ
「戦争は女の顔をしていない」スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ
『戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫)』
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ,三浦みどり
2016/02/17
岩波書店
ソ連では第二次世界大戦で100万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った。しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった――。500人以上の従軍女性から聞き取りをおこない戦争の真実を明らかにした、ノーベル文学賞作家の主著。(解説=澤地久枝)
2010年受賞 莫言
「赤い高粱」莫言
『赤い高粱(上) (岩波文庫)』
『赤い高粱(下) (岩波文庫)』
莫言,井口晃
岩波書店
婚礼の輿が一つ、赤に染まる高粱畑の道を往く。輿に揺られる美しい纏足の少女。汗に濡れ輿を担ぐ逞しい青年。ただならぬ予感が、ゆらめく炎のように二人の行く手を照らす。山東省高密県東北郷。日本軍が蛮行を尽くすこの地で、血と土、酒に彩られた凄烈な物語が始まる。ノーベル文学賞受賞者の代表作。全二冊。
チャン・イーモウ監督
映画『紅いコーリャン』原作
2010年 マリオ・バルガス=リョサ
「密林の語り部」マリオ・バルガス=リョサ
『密林の語り部 (岩波文庫)』
バルガス=リョサ,西村英一郎
2011/10/15
岩波書店
都会を捨て、アマゾンの密林の中で未開部族の「語り部」として転生する一人のユダヤ人青年……。インディオの生活や信条、文明が侵すことのできない未開の人々の心の砦を描きながら、「物語る」という行為のもっとも始原的な形である語り部の姿を通して、われわれにとって「物語」とはどのような意味を持つのかを問う傑作。
2007年 ドリス・レッシング
「草は歌っている」ドリス・レッシング
『草は歌っている』
ドリス・レッシング,山崎勉,酒井格
2007/12/01
晶文社
自由は不幸だ。抑圧された人間にとって、残された自己証明の唯一の道とは、抑圧者を殺害する以外にはないのか?アフリカの植民地を背景に意図された、暴力と血の匂いにみちた破滅の物語。2007年ノーベル文学賞を受賞したドリス・レッシングのデビュー作(1950年発表)。
「夕映えの道」ドリス・レッシング
『夕映えの道 ―よき隣人の日記』
ドリス・レッシング,篠田綾子
2003/09/05
集英社
ジャンナは高級女性誌の有能でファッショナブルな副編集長。数年前に夫と母を癌で亡くして、彼女の人生は大きく変わった。ひとりぼっちになったジャンナは、もう若くはなく、よりどころもない自分のもろさをはじめて意識する。そんな時、近所の薬局で90歳過ぎの貧しい独り暮らしの老女モーディーと出会い、その独立心旺盛な強い個性に惹かれ、しだいに人間的な絆で結ばれてゆく。老いの孤独と仕事をもつ女性の問題に真摯にむきあい、切なくもしみじみと深く胸を打つ、正真正銘の感動作。
2006年 オルハン・パムク
「無垢の博物館」オルハン・パムク
『無垢の博物館 上 (ハヤカワepi文庫)』
『無垢の博物館 下 (ハヤカワepi文庫)』
オルハン・パムク,宮下遼
2022/08/03
早川書房
三十歳のケマルは一族の輸入会社の社長を務め、業績は上々だ。美しく気立ての良いスィベルと近々婚約式を挙げる予定で、彼の人生は誰の目にも順風満帆に映った。だが、ケマルはその存在すら忘れかけていた遠縁の娘、十八歳のフュスンと再会してしまう。フュスンの官能的な美しさに抗いがたい磁力を感じケマルは危険な一歩を踏み出すのだった──。
トルコの近代化を背景に、愛に忠実に生きた男の数奇な一生を描く長篇小説
Netflix
ドラマ『無垢の博物館』原作
イスタンブールにはパムクが建てた実在の「無垢の博物館」があり、下巻にはなんと入場券が印刷されている。
ユーモアとロマン、危うさと寂寥。齢を重ねての恋はその着地が難しい。 | レビュー | Book Bang -ブックバン-
2003年 J・M・クッツェー
「ポーランドの人」J・M・クッツェー
『ポーランドの人』
J・M・クッツェー,くぼたのぞみ
2023/06/01
白水社
物語に登場する「女」は、バルセロナの音楽サロンを運営する委員会のメンバーであるベアトリス。「男」は、ショパン弾きで名を馳せ、サロンに招聘されたポーランド人の老ピアニスト、ヴィトルトだ。ショパンの「前奏曲」を弾く彼は、ダンテの信奉者でもある。ヴィトルトはベアトリスに一目惚れして、ポーランドに帰国した後も、彼女にCDや恋文を送り続ける。よき夫がいて息子は成人し、孫もいる49歳のベアトリスは、ショパン弾きのヴィトルトの求愛をばかげていると思いつつ、その言葉や、音楽、自分への好意の示し方に興味津々に反応するうち、マヨルカ島の別荘にヴィトルトを招くことになるが……。
「恥辱」J・M・クッツェー
『恥辱 (ハヤカワepi文庫)』
J・M・クッツェー,鴻巣友季子
2007/07/15
早川書房
52歳の大学教授デヴィッド・ラウリーは、2度の離婚を経験後、娼婦や手近な女性で自分の欲望をうまく処理してきた。だが、軽い気持ちから関係を持った女生徒に告発されると、人生は暗転する。大学は辞任に追い込まれ、同僚や学生からは容赦ない批判を受ける。デヴィッドは娘の住む片田舎の農園へと転がりこむが、そこにさえ新たな審判が待ち受けていたー現代文学史上に輝く、ノーベル賞作家の代表作。ブッカー賞受賞。
「マイケル・K」J・M・クッツェー
『マイケル・K (岩波文庫)』
J・M・クッツェー,くぼたのぞみ
2015/04/17
岩波書店
土のように優しくなりさえすればいいー内戦の続く南アフリカ、マイケルは手押し車に病気の母親を乗せて、騒乱のケープタウンから内陸の農場をめざす。ひそかに大地を耕し、カボチャを育てて隠れ住み、収容されたキャンプからも逃亡。国家の運命に翻弄されながら、どこまでも自由に生きようとする個人のすがたを描く、ノーベル賞作家の代表傑作。
1988年 ナギーブ・マフフーズ
「ミダック横町」ナギーブ・マフフーズ
『ミダック横町』
ナギーブ・マフフーズ,香戸精一
2023/02/01
作品社
ミダック横町が過ぎ去りし時代の偉大なる遺産で、かつてはカイロの街に真珠のごとく光り輝いたであろうことは間違いない。カイロの下町に生きる個性豊かな人々の姿を軽妙に描く、ノーベル文学賞作家による円熟の傑作長編、本邦初訳!
カフェ店主、理髪師、女衒、寡婦、政治家、詩人、物乞い。1940年代エジプト・カイロの下町に生きる人間群像、近代庶民の「千夜一夜」をノーベル賞作家ナギーブ・マフフーズの円熟のペンが鮮やかに描き出す。
1954年受賞 アーネスト・ヘミングウェイ
「老人と海」アーネスト・ヘミングウェイ
『老人と海 (新潮文庫)』
ヘミングウェイ,高見浩
2020/06/24
新潮社
八十四日間の不漁に見舞われた老漁師は、自らを慕う少年に見送られ、ひとり小舟で海へ出た。やがてその釣綱に、大物の手応えが。見たこともない巨大カジキとの死闘を繰り広げた老人に、海はさらなる試練を課すのだが――。
自然の脅威と峻厳さに翻弄されながらも、決して屈することのない人間の精神を円熟の筆で描き切る。著者にノーベル文学賞をもたらした文学的到達点にして、永遠の傑作。
1949年 フォークナー
「フォークナー短編集」ウィリアム・フォークナー
『フォークナー短編集 (新潮文庫)』
ウィリアム・フォークナー,龍口直太朗
新潮社
ミシシッピー州に生れ、アメリカ南部の退廃した生活や暴力的犯罪の現実を斬新で独特な手法で描き、20世紀最大のアメリカ文学者に数えられるノーベル賞作家フォークナーの作品集。大人の悪の世界と子供の無邪気な世界を描いた「あの夕陽」をはじめ、黒人リンチ事件と老嬢の心境を捉えた「乾燥の九月」、南部人の中にくすぶる復讐心を扱った「納屋は燃える」など珠玉の8編を収録。
ポッドキャストで、ノーベル文学賞候補として紹介された作家の本
「世界文学放談 胡椒とマルガリータ」のポッドキャストで紹介された、ノーベル文学賞のブックメーカー予想(オッズ)などに名前が挙がる作家たちの本です。なお、これらはノーベル文学賞の公式候補ではありません。
アミタヴ・ゴーシュ「ガラスの宮殿」
『ガラスの宮殿 (新潮クレスト・ブックス)』
アミタヴ・ゴーシュ,小沢自然,小野正嗣
2007/10/01
新潮社
19世紀末、ビルマ最後の王朝が滅びようとするなか、インド人孤児ラージクマールとビルマ宮廷の侍女ドリーが出会う。あまりに幼すぎる11歳と10歳ー。ラージクマールは無一文から成功を目指し、ドリーはインドへと追放された王家に献身的に仕える。やがてインド人エリート官僚の妻とドリーとの邂逅が、ふたりを再会へと導くが…。
ジャメイカ・キンケイド「川底に」
ジャメイカ・キンケイド
『川底に (新しい世界文学シリーズ)』管啓次郎訳/平凡社(1997年4月)
いまアメリカで最も活躍する黒人女性作家(カリブのアンティーガ出身)の処女小説集。母と娘の関係、少女の成長、社会的鬱屈など、キンケイドの原点といえる物語が力強い言葉で語られる。
セサル・アイラ「文学会議」
『文学会議 (新潮クレスト・ブックス)』
セサル・アイラ,柳原孝敦
2015/10/30
新潮社
奔放なウィットと想像力の炸裂する、アルゼンチン作家の衝撃作。小説家でマッド・サイエンティストの〈私〉は、文学会議に出席する文豪のクローンを作製しようと企む。しかし小さな手違いから大惨事が――。奇想天外な表題作のほか「マオとレーニン」というパンク少女たちと街角で出会った〈私〉がスーパーを襲撃するまでを描く「試練」を併録。世界的名声を誇る作家による、渾身の2篇。
ナーダシュ・ペーテル「ある一族の物語の終わり」
『ある一族の物語の終わり (東欧の想像力)』
ナーダシュ・ペーテル,早稲田みか,簗瀬さやか
2016/04/30
松籟社
〈2026年8月26日逝去〉
祖父から孫へ、そしてその孫へと、語り継がれた一族の/家族の物語(ファミリー・ストーリー)。その「終わり」に立ちあったのは、幼いひとりの男の子だったーー
現代ハンガリー文学を牽引する作家ナーダシュ・ペーテルが、自らの出自であるユダヤというモチーフにとりくんだ中編小説。幼い子どもの視点からの、ウェルメイドとはとても言えないその語りは、共産主義体制下で物語を語りうるかという課題も想起させながら、記憶や伝説、そして物語を行きつ戻りつし、たゆたう。
ミルチャ・カルタレスク「ノスタルジア」
『ノスタルジア』
ミルチャ・カルタレスク,住谷春也,高野史緒
2021/10/09
作品社
最初の一編から、恐ろしいほどの描写力が読者を襲う。これがカルタレスクなのだ。ゆっくりと締め上げて行くように緊張感の高まってゆく物語は、しかし、おおかたの予想とは違ったところに着地する。そう、それがカルタレスクだ。この本と出会った私たちは幸運なのである。──高野史緒
ノーベル文学賞の呼び声高い現代ルーマニア文学の旗手が放つ、ポストモダン文学の極致!
村上春樹「街とその不確かな壁」
『街とその不確かな壁(上巻) (新潮文庫)』
『街とその不確かな壁(下巻) (新潮文庫)』
村上春樹
2025/04/23
新潮社
十七歳と十六歳の夏の夕暮れ、きみは川べりに腰を下ろし、“街” について語り出すーーそれが物語の始まりだった。高い壁と望楼に囲まれた遥か遠くの謎めいた街。そこに“本当のきみ”がいるという。<古い夢>が並ぶ図書館、石造りの三つの橋、針のない時計台、金雀児(えにしだ)の葉、角笛と金色の獣たち。だが、その街では人々は影を持たない……村上春樹が封印してきた「物語」の扉が、いま開かれる。


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