
青山ブックセンター本店で、青山ブックセンター×海外文学選書フェア「おい、ちょっと待ってくれ」思わず息を呑んだ。「ガイブンの宝庫じゃないか、ここは」が開催されています。並んでいた本があまりに素敵だったので、一覧表を作りました。
今回の選書は、作家の背景も出版社も幅広いラインナップです。国・地域別の分類と出版社検索もできるようにしました。青山ブックセンターさんの海外文学への丁寧なまなざしと、選書に込められた思いが少しでも伝わればうれしいです。
- 青山ブックセンター×海外文学選書フェアの一覧表
- 青山ブックセンターさんの海外文学選書フェアのこと
- 青山ブックセンター×海外文学選書フェア2026の気になる本
- 「アフター・クロード」アイリス・オーウェンス
- 「十五匹の犬」アンドレ・アレクシス
- 「家の本」アンドレア・バイヤーニ
- 「ペンギンの憂鬱」アンドレイ・クルコフ
- 「ブラック・スワンズ」イヴ・バビッツ
- 「レッド・アロー」ウィリアム・ブルワー
- 「グルブ消息不明」エドゥアルド・メンドサ
- 「望楼館追想」エドワード・ケアリー
- 「キンドレッド」オクテイヴィア・E・バトラー
- 「彼女の体とその他の断片」カルメン・マリア・マチャド
- 「一人娘」グアダルーペ・ネッテル
- 「星の時」クラリッセ・リスペクトル
- 「ほんのささやかなこと」クレア・キーガン
- 「複眼人」呉明益
- 「水脈を聴く男」ザフラーン・アルカースィミー
- 「あの人たちが本を焼いた日」ジーン・リース
- 「脱落者」ジム・トンプスン
- 「思い出すこと」ジュンパ・ラヒリ
- 「太陽に撃ち抜かれて」ジョヴァーニ・マルチンス
- 「月のケーキ」ジョーン・エイキン
- 「忘却についての一般論」ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ
- 「荒原にて」索南才譲
- 「勝手に生きろ!」チャールズ・ブコウスキー
- 「チャーチ・レディの秘密の生活」ディーシャ・フィルヨー
- 「ジーザス・サン」デニス・ジョンソン
- 「オリンピア」デニス・ボック
- 「結婚/毒」トーヴェ・ディトレウセン
- 「歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術」トマス・エスペダル
- 「ジェイムズ」パーシヴァル・エヴェレット
- 「狼の幸せ」パオロ・コニェッティ
- 「コミック・ヘブンへようこそ」パク・ソリョン
- 「菜食主義者」ハン・ガン
- 「すべての、白いものたちの」ハン・ガン
- 「午後」フェルディナント・フォン・シーラッハ
- 「亀たちの時間」フランチェスカ・スコッティ
- 「トピーカ・スクール」ベン・ラーナー
- 「旅の問いかけ」ミシェル・ド・クレッツァー
- 「人類の深奥に秘められた記憶」モアメド・ムブガル・サール
- 「穴持たずども」ユーリー・マムレーエフ
- 「物語ることの反撃」リフアト・アルアライール、岡真理
- 「風に吹きはらわれてしまわないように」リチャード・ブローティガン
- 「ブリス・モンタージュ」リン・マー
- 「掃除婦のための手引き書」ルシア・ベルリン
- 「体の贈り物」レベッカ・ブラウン
青山ブックセンター×海外文学選書フェアの一覧表
2026年「海外文学選書フェア」の一覧
| 作品名 | 著者名 | 翻訳者名 | 出版社 | 発売日 |
|---|---|---|---|---|
| アフター・クロード (ドーキー・アーカイヴ) | アイリス・オーウェンス | 渡辺佐智江 | 国書刊行会 | 2021/09/18 |
| 十五匹の犬 (はじめて出逢う世界のおはなし) | アンドレ・アレクシス | 金原瑞人, 田中亜希子 | 東宣出版 | 2020/11/27 |
| 家の本 (エクス・リブリス) | アンドレア・バイヤーニ | 栗原俊秀 | 白水社 | 2022/09/30 |
| ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス) | アンドレイ・クルコフ | 沼野恭子 | 新潮社 | 2004/09/29 |
| ブラック・スワンズ | イヴ・バビッツ | 山崎まどか | 左右社 | 2025/02/06 |
| レッド・アロー | ウィリアム・ブルワー | 上野元美 | 早川書房 | 2024/01/29 |
| グルブ消息不明 (はじめて出逢う世界のおはなし) | エドゥアルド・メンドサ | 柳原孝敦 | 東宣出版 | 2015/07/17 |
| 望楼館追想 | エドワード・ケアリー | 古屋美登里 | 創元文芸文庫 | 2023/01/30 |
| キンドレッド | オクテイヴィア・E・バトラー | 風呂本惇子,岡地尚弘 | 河出文庫 | 2021/11/05 |
| 彼女の体とその他の断片 | カルメン・マリア・マチャド | 小澤英実,小澤身和子, 岸本佐知子,松田青子 | エトセトラブックス | 2020/03/10 |
| 一人娘 | グアダルーペ・ネッテル | 宇野和美 | 現代書館 | 2025/11/14 |
| 星の時 | クラリッセ・リスペクトル | 福嶋伸洋 | 河出書房新社 | 2021/03/26 |
| ほんのささやかなこと | クレア・キーガン | 鴻巣友季子 | 早川書房 | 2024/10/23 |
| 複眼人 | 呉明益(ゴメイエキ) | 小栗山智 | 角川文庫 | 2025/01/24 |
| 水脈を聴く男 | ザフラーン・アルカースィミー | ⼭本薫, マイサラ・アフィーフィー | 書肆侃侃房 | 2025/05/07 |
| あの人たちが本を焼いた日 ジーン・リース短篇集 (ブックスならんですわる) | ジーン・リース,西崎憲 | 安藤しを,磯田沙円子, 樫尾千穂,加藤靖, 小平慧,笹原桃子, 沢山英理子,獅子麻衣子 | 亜紀書房 | 2022/06/29 |
| 脱落者 | ジム・トンプスン | 田村義進 | 文遊社 | 2019/03/28 |
| 思い出すこと (新潮クレスト・ブックス) | ジュンパ・ラヒリ | 中嶋浩郎 | 新潮社 | 2023/08/23 |
| 太陽に撃ち抜かれて | ジョヴァーニ・マルチンス | 福嶋伸洋 | 河出書房新社 | 2026/01/22 |
| 月のケーキ | ジョーン・エイキン | 三辺律子 | 創元推理文庫 | 2025/02/19 |
| 忘却についての一般論 (エクス・リブリス) | ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ | 木下眞穂 | 白水社 | 2020/08/28 |
| 荒原にて | 索南才譲(ソナムツェラン) | 及川茜 | リトル・モア | 2025/11/26 |
| 勝手に生きろ! | チャールズ・ブコウスキー | 都甲幸治 | 河出文庫 | 2024/05/08 |
| チャーチ・レディの秘密の生活 | ディーシャ・フィルヨー, 榎本空,小澤英実(解説) | 押野素子 | 勁草書房 | 2024/12/24 |
| ジーザス・サン (エクス・リブリス) | デニス・ジョンソン | 柴田元幸 | 白水社 | 2009/03/01 |
| オリンピア | デニス・ボック | 越前敏弥 | 北烏山編集室 | 2023/12/05 |
| 結婚/毒 コペンハーゲン三部作 | トーヴェ・ディトレウセン | 枇谷玲子 | みすず書房 | 2023/06/20 |
| 歩くこと、または飼いならされずに 詩的な人生を生きる術 | トマス・エスペダル | 枇谷玲子 | 河出書房新社 | 2023/02/27 |
| ジェイムズ | パーシヴァル・エヴェレット | 木原善彦 | 河出書房新社 | 2025/06/27 |
| 狼の幸せ | パオロ・コニェッティ | 飯田亮介 | 早川書房 | 2023/04/11 |
| コミック・ヘブンへようこそ (I am I am I am) | パク・ソリョン | 渡辺麻土香 | 晶文社 | 2024/11/27 |
| 菜食主義者 (新しい韓国の文学 1) | ハン・ガン | きむふな | クオン | 2011/06/15 |
| すべての、白いものたちの | ハン・ガン | 斎藤真理子 | 河出文庫 | 2023/02/04 |
| 午後 | フェルディナント・フォン・シーラッハ | 酒寄進一 | 東京創元社 | 2025/11/20 |
| 亀たちの時間 | フランチェスカ・スコッティ | 北代美和子 | 現代書館 | 2025/09/17 |
| トピーカ・スクール | ベン・ラーナー | 川野太郎 | 明庭社 | 2025/07/28 |
| 旅の問いかけ (オーストラリア現代文学傑作選) | ミシェル・ド・クレッツァー | 有満保江 | 現代企画室 | 2022/02/09 |
| 人類の深奥に秘められた記憶 | モアメド・ムブガル・サール | 野崎歓 | 集英社 | 2023/10/26 |
| 穴持たずども (ロシア語文学のミノタウロスたち) | ユーリー・マムレーエフ | 松下隆志 | 白水社 | 2024/01/28 |
| 風に吹きはらわれてしまわないように | リチャード・ブローディガン | 松本淳 | ちくま文庫 | 2025/12/12 |
| 物語ることの反撃 パレスチナ・ガザ作品集 | リフアト・アルアライール, 岡真理 | 藤井光 | 河出書房新社 | 2024/12/03 |
| ブリス・モンタージュ (エクス・リブリス) | リン・マー | 藤井光 | 白水社 | 2025/03/03 |
| 掃除婦のための手引き書 | ルシア・ベルリン | 岸本佐知子 | 講談社文庫 | 2022/03/15 |
| 体の贈り物 | レベッカ・ブラウン | 柴田元幸 | twililight | 2025/06/20 |
↑リンクはAmazon。
著者名、発売日等で並べ替えできます。
青山ブックセンター本店の神園さんによる選書リストの情報を元に、作成させていただきました。作家名、出版社名等のリンクはAmazon検索になっています。
フェア選書、作家の国・地域別リスト
北米
- アイリス・オーウェンス(アメリカ)
- イヴ・バビッツ(アメリカ)
- ウィリアム・ブルワー(アメリカ)
- オクテイヴィア・E・バトラー(アメリカ/アフリカ系)
- カルメン・マリア・マチャド(アメリカ/キューバ系)
- ジム・トンプスン(アメリカ)
- ジュンパ・ラヒリ(アメリカ/インド系)
- チャールズ・ブコウスキー(アメリカ/ドイツ出身)
- ディーシャ・フィルヨー(アメリカ/アフリカ系)
- デニス・ジョンソン(アメリカ)
- パーシヴァル・エヴェレット(アメリカ/アフリカ系)
- ベン・ラーナー(アメリカ)
- リチャード・ブローディガン(アメリカ)
- リン・マー(アメリカ/中国出身)
- ルシア・ベルリン(アメリカ)
- レベッカ・ブラウン(アメリカ)
- アンドレ・アレクシス(カナダ/トリニダード・トバゴ出身)
- デニス・ボック(カナダ)
中南米
- クラリッセ・リスペクトル(ブラジル/ウクライナ出身)
- ジョヴァーニ・マルチンス(ブラジル)
- グアダルーペ・ネッテル(メキシコ)
ヨーロッパ
- クレア・キーガン(アイルランド)
- エドワード・ケアリー(イギリス)
- ジョーン・エイキン(イギリス)
- ジーン・リース(イギリス/ドミニカ出身)
- アンドレア・バイヤーニ(イタリア)
- パオロ・コニェッティ(イタリア)
- フランチェスカ・スコッティ(イタリア)
- エドゥアルド・メンドサ(スペイン)
- フェルディナント・フォン・シーラッハ(ドイツ)
- アンドレイ・クルコフ(ウクライナ)
- ユーリー・マムレーエフ(ロシア)
北欧
- トーヴェ・ディトレウセン(デンマーク)
- トマス・エスペダル(ノルウェー)
アフリカ
- ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ(アンゴラ)
- モアメド・ムブガル・サール(セネガル)
中東
- ザフラーン・アルカースィミー(オマーン)
- リフアト・アルアライール(パレスチナ)
アジア
フェア選書の翻訳家リスト
| 名前 | 主な作家 | 分類 | よみ |
|---|---|---|---|
| 有満保江 | ミシェル・ド・クレッツァー、 アレクシス・ライト | オーストラリア文学 | ありみつやすえ |
| 安藤しを | ジーン・リース | 英米文学 | あんどうしを |
| 飯田亮介 | パオロ・ジョルダーノ、 エレナ・フェッランテ、 パオロ・コニェッティ、マルコ・マルターニ | イタリア文学 | いいだりょうすけ |
| 磯田沙円子 | ジーン・リース | 英米文学 | いそださえこ |
| 上野元美 | パーシヴァル・エヴェレット、 ウィリアム・ブルワー | 英米文学 | うえのもとみ |
| 宇野和美 | グアダルーペ・ネッテル、 フェルナンダ・メルチョール、 セルバ・アルマダ、アンドレス・バルバ | スペイン語圏/児童文学/YA | うのかずみ |
| 越前敏弥 | ダン・ブラウン、エラリー・クイーン スティーヴ ・ハミルトン チャールズ・ディケンズ、O・ヘンリー | 英米文学 | えちぜんとしや |
| 及川茜 | 呉明益、郝景芳、賀淑芳、 何致和、鯨向海、索南才譲 | 中国文学/台湾文学 | おいかわあかね |
| 岡地尚弘 | オクテイヴィア・E・バトラー | 英米文学 | おかじなおひろ |
| 小栗山智 | 呉明益、猫夫人、 老屋顔(辛永勝・楊朝景) | 中国文学/台湾文学 | おぐりやまとも |
| 小澤英実 | オクテイヴィア・E・バトラー、 カルメン・マリア・マチャド、 エドワード・P・ジョーンズ | 英米文学 | おざわえいみ |
| 小澤身和子 | C・S・ルイス、シルヴィア・プラス、 カルメン・マリア・マチャド、 ウォルター・テヴィス、デルモア・シュワルツ | 英米文学 | おざわみわこ |
| 押野素子 | ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー、 ディーシャ・フィルヨー、ジャネール・モネイ、 ダンティール・W・モニーズ | 英米文学/アメリカ黒人文学 | おしのもとこ |
| 樫尾千穂 | ジーン・リース | 英米文学 | かしおちほ |
| 加藤靖 | ジーン・リース | 英米文学 | かとうやすし |
| 金原瑞人 | サマセット・モーム、J・D・サリンジャー、 アレックス・シアラー、ジョン・グリーン、 カート・ヴォネガット、ニール・ゲイマン | 英米文学/児童文学/YA | かねはらみずひと |
| 川野太郎 | ベン・ラーナー、シオドア・スタージョン ハワード・ノーマン、ハリー・パーカー | 英米文学 | かわのたろう |
| 岸本佐知子 | ルシア・ベルリン、ミランダ・ジュライ、 ジョージ・ソーンダーズ、アリ・スミス、 ショーン・タン、リディア・デイヴィス、 | 英米文学 | きしもとさちこ |
| 北代美和子 | エルサ・モランテ、クレスマン・テイラー、 ジャン・ルオー、ビル・ビュフォード、 イサム・ノグチ、シャルロット・ペリアン | イタリア文学/英米文学 | きただいみわこ |
| 木下眞穂 | ジョゼ・サラマーゴ、パウロ・コエーリョ、 ジョゼ・ルイス・ペイショット、 ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ | ポルトガル語圏/ブラジル文学/ ポルトガル文学 | きのしたまほ |
| 木原善彦 | トマス・ピンチョン、アリ・スミス、 リチャード・パワーズ、ベン・ラーナー、 ウィリアム・ギャディス、エヴァン・ダーラ | 英米文学 | きはらよしひこ |
| きむふな | ハン・ガン、キム・エラン、孔枝泳、 キム・ヨンス、パン・ヒョンソク、 チョン・ミギョン、ピョン・ヘヨン | 韓国文学 | きむふな |
| 栗原俊秀 | ジョン・ファンテ、カルミネ・アバーテ、 アントニオ・スクラーティ、 カルロ・ロヴェッリ、マヌエレ・フィオール | イタリア文学 | くりはらとしひで |
| 鴻巣友季子 | マーガレット・ミッチェル、エミリー・ブロンテ、 J・M・クッツェー、ヴァージニア・ウルフ、 マーガレット・アトウッド、クレア・キーガン | 英米文学 | こうのすゆきこ |
| 小平慧 | ジーン・リース | 英米文学 | こひらさとし |
| 斎藤真理子 | ハン・ガン、チョ・ナムジュ、チョン・セラン、 パク・ソルメ、チョ・セヒ、パク・ミンギュ、 イ・ラン、ファン・ジョンウン | 韓国文学 | さいとうまりこ |
| 酒寄進一 | フェルディナント・フォン・シーラッハ、 マリー・ルイーゼ・カシュニッツ、 ネレ・ノイハウス、クラウス・コルドン | ドイツ文学 | さかよりしんいち |
| 笹原桃子 | ジーン・リース | 英米文学 | ささはらももこ |
| 沢山英理子 | ジーン・リース | 英米文学 | さわやまえりこ |
| 三辺律子 | ジョーン・エイキン、クリス・ダレーシー、 デイヴィッド・レヴィサン、マリコ・タマキ、 ラドヤード・キップリング、ハワード・パイル | 英米文学 | さんべりつこ |
| 獅子麻衣子 | ジーン・リース | 英米文学 | ししまいこ |
| 柴田元幸 | ポール・オースター、エドワード・ゴーリー、 スティーヴン・ミルハウザー、 レベッカ・ブラウン、リチャード・パワーズ | 英米文学 | しばたもとゆき |
| 田中亜希子 | ライマン・フランク・ボーム、 エリザベス・アセヴェド、ポーラ・ハリソン、 ジョゼフ・ディレイニー、ケリー・マケイン | 英米文学/児童文学/YA | たなかあきこ |
| 田村義進 | スティーヴン・キング、ミック・ヘロン、 アガサ・クリスティー、ローレンス・ブロック、 アビール・ムカジー、チェスター・ハイムズ | 英米文学/ミステリー | たむらよしのぶ |
| 都甲幸治 | チャールズ・ブコウスキー、トニ・モリスン、 ジュノ・ディアス、ジョン・アーヴィング、 ドン・デリーロ、スコット・フィッツジェラルド | 英米文学 | とこうこうじ |
| 中嶋浩郎 | ジュンパ・ラヒリ、ミレーナ・アグス、 ステファノ・ベンニ、ベッピ・キュッパーニ | イタリア文学 | なかじまひろお |
| 沼野恭子 | アンドレイ・クルコフ、リュドミラ・ウリツカヤ、 イワン・ツルゲーネフ、ボリス・アクーニン、 リュドミラ・ペトルシェフスカヤ | ロシア文学 | ぬまのきょうこ |
| 野崎歓 | ボリス・ヴィアン、ミシェル・ウエルベック、 サン=テグジュペリ、イレーヌ・ネミロフスキー、 ジャン=フィリップ・トゥーサン、スタンダール、 | フランス文学 | のざきかん |
| 枇谷玲子 | トーヴェ・ディトレウセン、アンネ・ホルト、 スーネ・デ・スーザ・シュミット=マスン、 ロン・リット・ウーン、イルセ・サン | 北欧文学/デンマーク語、 ノルウェー語、スウェーデン語 | ひだにれいこ |
| 福嶋伸洋 | クラリッセ・リスペクトル、 マリオ・ヂ・アンドラーヂ、 ヴィニシウス・ヂ・モライス | ポルトガル語圏/ブラジル文学 | ふくしまのぶひろ |
| 藤井光 | アンソニー・ドーア、コルソン・ホワイトヘッド、 デニス・ジョンソン、サルバドールプラセンシア、 オクテイヴィア・E・バトラー、C・パム・ジャン | 英米文学 | ふじいひかる |
| 古屋美登里 | エドワード・ケアリー、ダニエル・タメット、 ラッタウット・ラープチャルーンサップ、 イーディス・パールマン、トム・ゴールド | 英米文学 | ふるやみどり |
| 風呂本惇子 | オクテイヴィア・E・バトラー、 マリーズ・コンデ、 ジャメイカ・キンケイド | 英米文学/アメリカ黒人文学/ カリブ文学 | ふろもとあつこ |
| マイサラ・アフィーフィー | ザフラーン・アルカースィミー、 平野啓⼀郎、村上春樹 | アラブ文学/日本文学 | まいさら あふぃーふぃー |
| 松下隆志 | ウラジーミル・ソローキン、 ユーリー・マムレーエフ、 エヴゲーニイ・ザミャーチン | ロシア文学 | まつしたたかし |
| 松田青子 | カレン・ラッセル、アメリア・グレイ、 ジャッキー・フレミング、 カルメン・マリア・マチャド | 英米文学 | まつだあおこ |
| 松本淳 | リチャード・ブローディガン、 ポール・ヒル&トーマス・クーパー、 アントニー・ペンローズ | 英米文学 | まつもとじゅん |
| 柳原孝敦 | ロベルト・ボラーニョ、セサル・アイラ、 マリオ・バルガス=リョサ、 フアン・ガブリエル・バスケス | スペイン文学 | やなぎはらたかあつ |
| 山崎まどか | サリー・ルーニー、イヴ・バビッツ、 B・J・ノヴァク、レナ・ダナム | 英米文学 | やまさきまどか |
| ⼭本薫 | アダニーヤ・シブリー、エミール・ハビービー ザフラーン・アルカースィミー、 | アラブ文学 | やまもとかおる |
| 渡辺佐智江 | リチャード・フラナガン、キャシー・アッカー、 アルフレッド・ベスター、アイリス・オーウェンス バーナディン・エヴァリスト | 英米文学 | わたなべさちえ |
| 渡辺麻土香 | パク・ソリョン、ソン・ウォンピョン、 シン・ホチョル、スシンジ、キム・ヘナム、 ハン・ミファ、オリガ・グレベンニク | 韓国文学 | わたなべまどか |
フェア選書、出版社とレーベルリスト
亜紀書房
ブックスならんですわる
エトセトラブックス
KADOKAWA
角川文庫
河出書房新社
河出文庫
北烏山編集室
→「北烏山編集室」と海外文学
クオン
新しい韓国の文学
勁草書房
現代企画室
オーストラリア現代文学傑作選
現代書館
講談社
講談社文庫
国書刊行会
ドーキー・アーカイヴ
左右社
集英社
晶文社
I am I am I am
書肆侃侃房
新潮社
新潮クレスト・ブックス
→「新潮クレスト・ブックスの一覧表」
筑摩書房
ちくま文庫
東京創元社
創元推理文庫
創元文芸文庫
東宣出版
はじめて出逢う世界のおはなし
twililight
白水社
エクス・リブリス
→白水社「エクス・リブリス」の一覧表
ロシア語文学のミノタウロスたち
早川書房
文遊社
みすず書房
明庭社
リトル・モア

青山ブックセンターさんの海外文学選書フェアのこと

青山ブックセンター
青山ブックセンター本店
青山ブックセンター本店(@Aoyama_book) / X
(フェアの開催時期などの情報は、公式サイトやSNSでご確認ください。)
2026年も海外文学フェアを開催してくださった青山ブックセンターさん。このブログ「乙女の海外文学案内」を始めることになったのは、2023年秋にSNSで目にした「翻訳者からたどる海外文学フェア」の投稿がきっかけでした。
当時、その写真を拡大し、棚に並んだ本を一冊ずつ調べて作成したのが、姉妹ブログ「大人乙女の新刊案内」にある「翻訳家で選ぶ海外文学【おすすめ翻訳者一覧】」のページです。あの写真を見ていなかったら、このブログを立ち上げることもなかったと思います。たくさんの翻訳家さんの名前を覚えられたのも、その投稿に添えられていた翻訳者一覧のおかげです。
その感謝の気持ちも込めて、今回の一覧表を作成しました。人ひとりの人生を変えるくらいの力を持つ、青山ブックセンターさんの選書をお楽しみください。
山下 優(@YamaYu77)さん / X(青山ブックセンター本店・店長)
神園智也 | 青山ブックセンター本店(@t__kamizono) / X(文芸書担当)
「翻訳者からたどる海外文学フェア」を始めました! ふと気がつくと翻訳について意識せずに、当たり前のように海外文学を読んでいることはないでしょうか? もっと翻訳家さんについて知る機会を提供したいと考え企画しました。ポップで翻訳者さんのプロフィールと翻訳担当作品を紹介しています!(神園)
青山ブックセンター本店さんのXより(2023年9月14日)

青山ブックセンター×海外文学選書フェア2026の気になる本
テキストリンクはAmazon、本の表紙は楽天ブックス。のちほど、追加します。
「アフター・クロード」アイリス・オーウェンス
『アフター・クロード (ドーキー・アーカイヴ)』
アイリス・オーウェンス,渡辺佐智江
2021/09/18
国書刊行会
「捨ててやった、クロードを。あのフランス人のドブネズミ」あらゆるものに牙を剥き、すべての人間を敵に回す
わきまえない女ハリエットの地獄めぐりがいま始まる……伝説の作家アイリス・オーウェンスの最高傑作にして40年の時を超えて現代を撃つ、孤高の問題作!
「十五匹の犬」アンドレ・アレクシス
『十五匹の犬 (はじめて出逢う世界のおはなし)』
アンドレ・アレクシス,金原瑞人,田中亜希子
2020/11/27
東宣出版
カナダ・トロントのレストランバー〈ウィート・シーフ・タヴァーン〉で、ギリシア神話の神アポロンとヘルメスがビールを飲みながら、他愛もない話に興じている。話の流れから、ふたりは動物が人間の知性を持ったとしたら、幸せになるか、不幸になるかで、賭けをすることにした。何匹かの動物を選び、そのうち一匹でも死ぬときに幸せだったらヘルメスの勝ち、不幸だったらアポロンの勝ちだ。ふたりは、近くの動物病院にたまたま預けられていた十五匹の犬を賭けの対象に選ぶと、十五匹の犬はとつぜん、人間の知性を与えられ、変化をはじめる。
「家の本」アンドレア・バイヤーニ
『家の本 (エクス・リブリス)』
アンドレア・バイヤーニ,栗原俊秀
2022/09/30
白水社
記憶にある最初の家は、おむつをしている「私」が祖母や両親、姉と、そして亀と暮らしていたところだ。やがて、放課後によく通った同級生の女の子の家、ぎこちない空気が重苦しかった親戚の家、ブラインドの空き具合が示す禁断の愛のメッセージを、息をつめてひたすら見上げた家、親が待つ家に帰りたくないがために入り浸った学生仲間の散らかった家、新しい家族を築いていった希望に満ちた家などが、そこにいた人々とともに思い浮かんでくる。なかには、大切な家族が病と闘っていた大きな施設もある。長年持ちつづけてきた家具を、やがて手放すことになった家もある……。家はいつだって見守っている。「私」が過ごしてきた家々が語る、「私」の人生の光と影。
「ペンギンの憂鬱」アンドレイ・クルコフ
『ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)』
アンドレイ・クルコフ,沼野恭子
2004/09/29
新潮社
恋人に去られ孤独なヴィクトルは売れない短篇小説家。ソ連崩壊後、経営困難に陥った動物園から憂鬱症のペンギンを貰い受け、ミーシャと名づけて一緒に暮らしている。生活のために新聞の死亡記事を書く仕事を始めたヴィクトルだが、身辺に不穏な影がちらつく。他人の死が自分自身に迫ってくる。ウクライナはキーウ在住のロシア語作家による傑作長編小説。
「ブラック・スワンズ」イヴ・バビッツ
『ブラック・スワンズ』
イヴ・バビッツ,山崎まどか
2025/02/06
左右社
血眼で駐車場を探して、ロデオ・ドライヴをひやかして、アルゼンチンタンゴにハマって、ヴァンパイアみたいに美しい男とシャトー・マーモントに入り浸って、L.A.いち古いレストランで友達とブランチを食べて、しゃべって。華やかなりしL.A.の申し子で恋人。彼女のレンズを通したら、この街はひどく美しくてどうしようもなく愛おしい、故郷だ。鋭い観察眼とキレのあるユーモアでジョーン・ディディオンとならび称される作家、イヴ・バビッツがL.A.を行き交う友人たちをモデルに描いた短編集、待望の初邦訳!
「レッド・アロー」ウィリアム・ブルワー
『レッド・アロー』
ウィリアム・ブルワー,上野元美
2024/01/29
早川書房
ぼくはローマから高速鉄道“フレッチャロッサ(赤い矢)”に乗ってモデナへと向かっている。多額の借金を返済すべく、イタリア人物理学者の回顧録のゴーストライターをしていたけれど、失踪してしまった彼をさがし出すために。車中でぼくは思い出すー画家として失敗し、まぐれ当たりで作家になった日々、第二作が全く書けない苦痛、カリフォルニアでの幻覚剤療法。そして、物理学者の回顧録はこう始まるー“時間は起点と終点のある一本線ではない。さまざまな先端を持つ一本の矢なのだ”。自身も最初の詩集で高評価を受けた作家が、自信喪失の作家の苦悩をユーモアを交えながら描き出す、デビュー長篇にして傑作。
「グルブ消息不明」エドゥアルド・メンドサ
『グルブ消息不明 (はじめて出逢う世界のおはなし スペイン編)』
エドゥアルド・メンドサ,柳原孝敦
2015/07/17
東宣出版
特別な任務を帯びてバルセローナにやってきた二人組の宇宙人のひとり「グルブ」が、国民的ポップスターのマルタ・サンチェスの姿をまとったまま行方不明となった。そこでもう一方の宇宙人「私」は、相棒グルブを捜すためにオリバーレス公伯爵やゲイリー・クーパーなどに姿を変え街に出ることにした。やがて老夫婦の経営するバルに通うようになり、人間とふれあい、酒を楽しみ、恋もする…。オリンピック開催直前のバルセローナの活気と混沌をユーモラスに描いたSF風小説。
「望楼館追想」エドワード・ケアリー
『望楼館追想 (創元文芸文庫)』
エドワード・ケアリー,古屋美登里
2023/01/30
東京創元社
かつては大邸宅だったが、今や年月に埋もれたかのような古い集合住宅、望楼館。住んでいるのは自分自身から逃れたいと望む孤独な人間ばかり。語り手であるフランシスは、常に白い手袋をはめ、他人が愛した〈物〉を蒐集し、秘密の博物館に展示している。だが、望楼館に新しい住人が入ってきたことで、忘れたいと思っていた彼らの過去が揺り起こされる。創元文芸文庫海外部門の劈頭を飾る、鬼才ケアリーの比類ない傑作、ここに復活。
「キンドレッド」オクテイヴィア・E・バトラー
『キンドレッド (河出文庫)』
オクテイヴィア・E・バトラー,風呂本惇子,岡地尚弘
2021/11/05
河出書房新社
二十六歳の誕生日をむかえた日、黒人女性のディナは、突然十九世紀初頭の奴隷制下の地へタイムスリップし、ルーファスという白人少年の命を救う。ルーファスは、黒人奴隷を多く抱えた農園主の息子であった。一世紀の時を超えた彼の元への、重度なるタイムスリップの理由が、次第に明らかになってゆく。人間の本質を問う、アフリカ系アメリカ人SF作家の金字塔。
「彼女の体とその他の断片」カルメン・マリア・マチャド
『彼女の体とその他の断片』
カルメン・マリア・マチャド,小澤英実,小澤身和子,岸本佐知子,松田青子
2020/03/10
エトセトラブックス
首にリボンを巻いている妻の秘密、
セックスをリストにしながら迎える終末、
食べられない手術を受けた私の体、
消えゆく女たちが憑く先は……。ニューヨーク・タイムズ「21世紀の小説と読み方を変える、女性作家の15作」、全米批評家協会賞、シャーリイ・ジャクスン賞、ラムダ賞(レズビアン文学部門)他受賞、いまもっとも注目を浴びる作家を、最高の翻訳家たちが初紹介! 大胆奔放な想像力と緻密なストーリーテーリングで「身体」を書き換える新しい文学、クィアでストレンジな全8篇収録のデビュー短篇集。
「一人娘」グアダルーペ・ネッテル
『一人娘』
グアダルーペ・ネッテル,宇野和美
2025/11/14
現代書館
わたし(ラウラ)とアリナは親友で、20代のころはお互いに「子どもは産まない」と誓い合った仲だった。その意志をかたくなに貫くラウラとは裏腹に、アリナは結婚し、やがて子ども(イネス)を身ごもる。
そんななか、ラウラの暮らすアパートのベランダでは鳩が巣を作り、やがてラウラはアパートの隣に暮らす母子家庭の男の子ニコラスとだんだん交流を深めていく。やがてイネスが生まれるが、イネスには生まれついて重度の障害があり明日を生きる保証もない状態だった。
「星の時」クラリッセ・リスペクトル
『星の時』
クラリッセ・リスペクトル,福嶋伸洋
2021/03/26
河出書房新社
地方からリオのスラム街にやってきた、コーラとホットドッグが好きな天涯孤独のタイピストは、自分が不幸であることを知らなかった−−。「ブラジルのヴァージニア・ウルフ」による、ある女への大いなる祈りの物語。
23言語で翻訳、世界的再評価の進む20世紀の巨匠が生んだ奇跡の文学。
荒野からやってきた北東部の女・マカベーアの人生を語る、作家のロドリーゴ・S・M。リオのスラム街でタイピストとして暮らし、映画スターに憧れ、コカコーラとホットドッグが好きで、「不幸であることを知らない」ひとりの女の物語は、栄光の瞬間へと導かれてゆく−−。
「ほんのささやかなこと」クレア・キーガン
『ほんのささやかなこと』
クレア・キーガン,鴻巣友季子
2024/10/23
早川書房
キリアン・マーフィー主演
映画「決断するとき」原作小説
1985年、アイルランドの小さな町。寒さが厳しくなり石炭の販売に忙しいビル・ファーロングは、町が見て見ぬふりをしていた女子修道院の〝秘密″を目撃し――優しく静謐な文体で多くの読者に愛される現代アイルランド文学の旗手が贈る、史実に基づいた傑作中篇
「複眼人」呉明益
『複眼人 (角川文庫)』
呉明益,小栗山智
2025/01/24
KADOKAWA
次男が生きられない神話の島から追放された少年。自殺寸前の女性教師と山に消えた夫と息子。母や妻を失った先住民の女と男。事故で山の“心”に触れた技術者と環境保護を訴える海洋生態学者。傷を負い、愛を求める人間たちの運命が、巨大な「ゴミの島」を前に重なり合い、驚嘆の結末へと向かうー。人間と生物、自然と超自然的存在が交錯する世界を、台湾現代文学を牽引する作家が圧倒的スケールで描く感動巨編。
「水脈を聴く男」ザフラーン・アルカースィミー
『水脈を聴く男』
ザフラーン・アルカースィミー,⼭本薫,マイサラ・アフィーフィー
2025/05/07
書肆侃侃房
井戸で発見された溺死体のお腹から取り出された胎児。彼には大地の「水脈を聴く」能力が宿っていた──。
アラビア半島に位置し、雨のほとんど降らない小国オマーン。地下水路(ファラジュ)による独自の灌漑システムは、峻険な岩山や荒涼ひどい頭痛に悩まされるマリアムは井戸の深淵からの「おいで、おいで」という囁きに導かれ、ついには溺死体として発見される。しかし、その体には胎児が宿っていた。無事(サーレム)に救われたことでサーレムと名付けられた息子は、耳を澄ませると地中を流れる水の音が聴こえるようになる。その噂はあっという間に広がり、避けられ孤立するようになるが、水源を探し当て村を襲った干ばつから救うことで必要とされるようになる。その評判は遠方まで轟き、15歳の少年は「水追い師」として各地で引く手あまたになるのだが──。
「あの人たちが本を焼いた日」ジーン・リース
『あの人たちが本を焼いた日 ジーン・リース短篇集 (ブックスならんですわる)』
ジーン・リース,西崎憲,安藤しを,磯田沙円子,樫尾千穂,加藤靖,小平慧,笹原桃子,沢山英理子,獅子麻衣子
2022/06/29
亜紀書房
――わたしはどこにも属していないし、属すためのやりかたを買うお金もない。
カリブ海生まれのジーン・リースは、ヨーロッパでは居場所を見出せない、疎外された人であった。
しかも女性である。
自身の波乱に富んだ人生を下敷きにした、モデル、老女、放浪者などの主人公たちは、困窮、飲酒、刑務所暮らし、戦争と数々の困難を生きる。
だが彼女らはけっして下を向かない。
慣習と怠惰と固定観念をあざ笑うように、したたかに生きる。
《いま新たな光を浴びる、反逆者リースの本邦初、珠玉の作品集》
「脱落者」ジム・トンプスン
『脱落者』
ジム・トンプスン,田村義進
2019/03/28
文遊社
テキサスの西、ビッグ・サンド(大きな砂地)の町
原油採掘権をめぐる陰謀と死の連鎖、
未亡人と保安官補のもうひとつの顔――本邦初訳
解説 野崎六助
「思い出すこと」ジュンパ・ラヒリ
『思い出すこと (新潮クレスト・ブックス)』
ジュンパ・ラヒリ,中嶋浩郎
2023/08/23
新潮社
創作と自伝のあわいに生まれた一冊の「詩集」。
円熟の域に達したラヒリによるもっとも自伝的な最新作。
ローマの家具付きアパートの書き物机から、「ネリーナ」と署名のある詩の草稿が見つかった。インドとイギリスで幼少期を過ごし、イタリアとアメリカを行き来して暮らしていたらしい、この母・妻・娘の三役を担う女性は、ラヒリ自身にとてもよく似ていた。――イタリア語による詩とその解題からなる、もっとも自伝的な最新作。
「太陽に撃ち抜かれて」ジョヴァーニ・マルチンス
『太陽に撃ち抜かれて』
ジョヴァーニ・マルチンス,福嶋伸洋
2026/01/22
河出書房新社
いつも何かが壊れるみたいだーー。
マフィアと警察が抗争を繰り広げ、麻薬中毒者たちが路頭をさまようなか、子どもは本物の拳銃で遊び回り、若者たちはビーチで大麻を吸い、恋をする。
・
ブラジル発、新リアリズム(ノーヴォ・ヘアリズモ)がついに上陸!
世界10カ国で翻訳。
「月のケーキ」ジョーン・エイキン
『月のケーキ (創元推理文庫)』
ジョーン・エイキン,三辺律子
2025/02/19
東京創元社
月のケーキの材料は、桃にブランディにクリーム。タツノオトシゴの粉、グリーングラスツリー・カタツムリ…「月のケーキ」。幼い娘が想像したバームキンを宣伝に使ったスーパーマーケットの社長、だが実体のないバームキンがひとり歩きしてしまい…「バームキンがいちばん!」。ガーディアン賞、エドガー賞受賞の名手による、幻想的で奇妙な味わいの13編を収めた短編集。
「忘却についての一般論」ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ
『忘却についての一般論 (エクス・リブリス)』
ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ、,木下眞穂
2020/08/28
白水社
ポルトガル生まれのルドヴィカ(ルド)は空や広い場所が怖い。両親を相次いで亡くし、姉オデッテの結婚に伴い、鉱山技師の義兄オルランドがアンゴラの首都ルアンダに所有する豪奢なマンションの最上階に移り住む。
長年にわたりポルトガルの支配下にあったアンゴラでは解放闘争が激化し、1975年ついに独立を宣言。動乱のさなか、姉夫妻が消息不明となる。恐慌をきたし、外部からの襲撃を恐れたルドは、マンション内の部屋の入口をセメントで固め、犬とともに自給自足の生活が始まる。
「荒原にて」索南才譲
『荒原にて』
索南才譲,及川茜
2025/11/26
リトル・モア
誰もが、どの家族もが、災禍を経験している。
人は絶望を超えていかに生きるのか──。
85年生まれ、「最後の世代の遊牧民」を自任する著者が大草原でいのちと向き合いながら書いた、究極の野生文学。家族の結びつき、愛馬との別れ、仲間との労働と旅。動物との生きるか死ぬかの闘い、そこに降りかかる天災……。モンゴル、チベットに近接する荒涼とした大地で馬や牛、羊と共に暮らす男の、張り裂けそうな心を描く。
「勝手に生きろ!」チャールズ・ブコウスキー
『勝手に生きろ! (河出文庫)』
チャールズ・ブコウスキー,都甲幸治
2024/05/08
河出書房新社
マット・ディロン主演で映画化
『酔いどれ詩人になるまえに』
ヘンリー・チナスキーはさまざまな職を転々としながらアメリカを放浪する。雑誌の配送、犬のビスケット工場、蛍光灯の取付け、イエロー・キャブ…。単調な労働の果てには、手ひどい二日酔いが待ち受ける。ユーモアと陽気な女たちに助けられながら、短篇を書いて編集部に送るも原稿はたいてい不採用。二十代ブコウスキーの体験をもとに綴られた人間の自由をめぐる物語。映画化。
「チャーチ・レディの秘密の生活」ディーシャ・フィルヨー
『チャーチ・レディの秘密の生活』
ディーシャ・フィルヨー,押野素子,榎本空,小澤英実(解説)
2024/12/24
勁草書房
甘く、切ない彼女たちの“秘密”。全米図書賞最終候補、ペン/フォークナー賞受賞、最注目アフリカ系アメリカ人作家による初短篇集。
毎週月曜に訪れる愛人の牧師のため母はピーチ・コブラーを作り、オリヴィアは彼を神と信じる。牧師夫人に恋焦がれる少女ジャエルとその日記を盗み読む曾祖母。母を献身的に介護するも名前を呼ばれない娘──自らの欲望に従うこと、教会、母娘の葛藤を親密に描き、全米を魅了した4世代・9つの彼女たちの物語。解説=小澤英実・榎本空
「ジーザス・サン」デニス・ジョンソン
『ジーザス・サン (エクス・リブリス)』
デニス・ジョンソン,柴田元幸
白水社
2009/03/01
「ダンダン」俺はダンダンから薬をもらおうと、農場まで出かけた。しかしダンダンは、銃で知り合いを撃ってしまったという。死にかけた男を医者まで送り届けるドライブが始まった。
「仕事」俺はホテルでガールフレンドとヘロインを打ちまくっていた。喧嘩をした翌朝、バーで金儲けの話に乗ることにした。空き家に押し入り、銅線を集めて、スクラップとして売る仕事だった。
「緊急」俺は緊急治療室で働きはじめた。仕事は暇で、雑役夫と薬をくすねていた。深夜、目にナイフが刺さった男が連れられてきた。手術の準備中、雑役夫がそのナイフを抜いてしまった。
* * *
最果てでもがき、生きる破滅的な人びと……悪夢なのか、醒めているのか? 幻覚のような語りが心を震わす、11の短篇。
「オリンピア」デニス・ボック
『オリンピア』
デニス・ボック,越前敏弥
2023/12/05
北烏山編集室
記憶と鎮魂のファミリー・ヒストリー
第2次世界大戦をきっかけにドイツからカナダへ移住した家族を描く連作短編集。静かで平和に見える一族の生と死が詩情豊かに語られる。点景としてのオリンピック、断片としての家族の歴史。
――レニ・リーフェンシュタールが編集したあとの映像から、この話を語ることはできないだろう。何マイルにも及ぶサブプロットや暗示的な映像が切り刻まれて黒いリボンに何度もまとめられ、忘れ去られた。
――ぼくたち家族の才能は永遠のものだと思っていた。
装釘 宗利淳一
「結婚/毒」トーヴェ・ディトレウセン
『結婚/毒――コペンハーゲン三部作』
トーヴェ・ディトレウセン,枇谷玲子
2023/06/20
みすず書房
自らの経験の全てを題材として、女性のアイデンティティをめぐる葛藤をオートフィクション/回想記として世に出したトーヴェ。自分に正直にあろうとする人間の生きるむずかしさを、文学と人生で表した。
ナチス・ドイツの影が迫り来る時代のコペンハーゲンを舞台に描かれる、記念碑的三部作を一巻にして贈る。
「歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術」トマス・エスペダル
『歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術』
トマス・エスペダル,枇谷玲子
2023/2/27
河出書房新社
通りを、アスファルトを、山道を、海岸沿いを、並んで、ひとりで、知覚を冴え渡らせ、無と化し、鳥の声に耳を澄ませ、寡黙に、饒舌に、物悲しく、意気揚々と、自由を求めー歩く。自分の人生を、主体的に歩き続けるとはどういうことだろう?古今東西の作家、音楽家、思想家たちの言葉に触れながら思策を深める渉猟の記録。現代ノルウェー文学の金字塔的作品、ついに邦訳!!
「ジェイムズ」パーシヴァル・エヴェレット
『ジェイムズ』
パーシヴァル・エヴェレット,木原善彦
2025/06/27
河出書房新社
全米図書賞&ピュリツァー賞、驚異のW受賞!ブリティッシュ・ブック・アワード、カーネギー賞、カーカス賞受賞!ニューヨーク・タイムス・ベストセラー1位、2024年ベストブック最多選出。各賞を総なめにした、2024年アメリカ文学最大の話題作。
我が身を売られる運命を知り、生き延びるために逃げ出した黒人奴隷ジェイムズ。しかし少年ハックをともないミシシッピ川をくだる彼を待ち受けるのは、あまりに過酷な旅路だった。奴隷主たちを出し抜き、ペテン師を騙し返し、どこまでも逃げていくジェイムズの逃避行の果てに待つものとは──。黒人奴隷ジムの目から「ハックルベリー・フィン」を語り、痛烈な笑いと皮肉で全世界に衝撃を与えた怪物的話題作。
「狼の幸せ」パオロ・コニェッティ
『狼の幸せ』
パオロ・コニェッティ,飯田亮介
2023/04/11
早川書房
人生に疲れた40歳のファウストは、長年暮らしたミラノを離れてイタリアンアルプス近くのレストランで働き始める。山に囲まれ次第に人間らしさをとりもどしていたとき、狼たちが山からおりてきていた――。ストレーガ賞受賞作家が描く、人生やり直し山岳小説。
「コミック・ヘブンへようこそ」パク・ソリョン
『コミック・ヘブンへようこそ (I am I am I am)』
パク・ソリョン,渡辺麻土香
2024/11/27
晶文社
本書に登場するのは今日も何事もなく生きていくために奮闘する、私たちの周りの特別でない人たち。
24時間営業の地下マンガ喫茶での夜勤中に絶対絶命の危機を経験し(「コミック・ヘブンへようこそ」)、がん患者がかつらを探しに行き(「秋夕目前」)、つらい毎日を送る売れない俳優に奇跡が起こり(「ほとんど永遠に近いレスリー・チャンの全盛期」)、兵役中のボーイフレンドを待つ女性たちが集まったインターネットコミュニティに没頭することもある(「IDはラバーシュー」)。
温かい視線とユーモアを交えながらSF、ホラー、コメディまで、韓国文学界の新鋭作家が放つ傑作短編集。
「菜食主義者」ハン・ガン
『菜食主義者 (新しい韓国の文学 1)』
ハン・ガン,きむふな
2011/06/15
クオン
ごく平凡な女だったはずの妻・ヨンヘが、ある日突然、肉食を拒否し、日に日にやせ細っていく姿を見つめる夫(「菜食主義者」)、妻の妹・ヨンヘを芸術的・性的対象として狂おしいほど求め、あるイメージの虜となってゆく姉の夫(「蒙古斑」)、変わり果てた妹、家を去った夫、幼い息子……脆くも崩れ始めた日常の中で、もがきながら進もうとする姉・インへ(「木の花火」)-
3人の目を通して語られる連作小説集。
「すべての、白いものたちの」ハン・ガン
『すべての、白いものたちの (河出文庫)』
ハン・ガン,斎藤真理子
2023/02/04
河出書房新社
アジア初のブッカー国際賞作家による奇蹟の傑作が文庫化。おくるみ、産着、雪、骨、灰、白く笑う、米と飯……。朝鮮半島とワルシャワの街をつなぐ65の物語が捧げる、はかなくも偉大な命への祈り。
生後すぐに亡くなった姉をめぐり、ホロコースト後に再建されたワルシャワの街と、朝鮮半島の記憶が交差する。
文庫化にあたり、訳者の斎藤真理子による「『すべての、白いものたちの』への補足」、平野啓一郎による解説「恢復と自己貸与」を収録。
「午後」フェルディナント・フォン・シーラッハ
『午後』
フェルディナント・フォン・シーラッハ,酒寄進一
2025/11/20
東京創元社
台北、東京、マラケシュ、ウィーン、チューリヒ、パリ…。弁護士で作家の「私」は講演会や朗読会で世界各国を訪れ、さまざまな過去を抱える人々と出会う。16年前に弁護したかつての依頼人がマラケシュで語った、当時明かさなかった事故死の事情。イタリアの古い館に滞在中、怪我をした隣人の女性から聞いた衝撃的な身の上話。ベルリンで亡くなった知人の遺言執行者に指名されて知った、彼の唯一の遺産相続人との愛憎半ばする関係ー。死や罪悪感に翻弄される純粋で奇妙な人々の物語と、ところどころに挿入された歴史上のエピソードによる全26章は、ページを閉じたあとに、深く鮮烈な余韻を残す。クライスト賞受賞、日本で本屋大賞「翻訳小説部門」第1位に輝いた『犯罪』の著者が贈る新たな傑作短編集!
「亀たちの時間」フランチェスカ・スコッティ
『亀たちの時間』
フランチェスカ・スコッティ,北代美和子
2025/09/17
現代書館
ウエイトレスがやってくる。コーヒーと温めたタルトの香りがする。一匹の犬が吠える。ウエイトレスは飛びあがり、わたしも飛びあがる。わたしは粉々になったカップを見る。太陽に焼かれた板のあいだを黒い液体が流れていく。わたしがあなたのほうを向き、あなたを呼ぼうと腕をのばしたとき、あなたはもうそこにはいない。空になったあなたの椅子がわたしを怯えさせる。わたしは立ちあがり、あたりを見まわす。あなたはいない。(「ルナ」より)
「トピーカ・スクール」ベン・ラーナー
『トピーカ・スクール』
ベン・ラーナー,川野太郎
2025/07/28
明庭社
1997年、中西部カンザス州トピーカ。高校生のアダム・ゴードン〔…〕競技ディベートの名手であるアダムが、自分のスピーチのなかにみた暴力性。ともに臨床心理士のアダムの両親が紐解きはじめた、自らの記憶。母ジェーンの葛藤と彼女が闘ったトピーカの「男性たち」。父ジョナサンが心の奥底に隠した弱さ。言葉の限界にそれぞれの形で向き合う家族の語りに、アダムの同級生ダレンの声が織りこまれる。クラスにとってよそものだった彼を待つ事件。それは避けられなかったのか? そして、アダムが最後に選び取ったスピーチとは。
複数の声が時代を行き来しながら、米国の現在を照射する。『10:04』の作者が、知性と繊細さをもって共同体を描きだす、小説の新しい可能性。
「旅の問いかけ」ミシェル・ド・クレッツァー
『旅の問いかけ (オーストラリア現代文学傑作選)』
ミシェル・ド・クレッツァー,有満保江
2022/02/09
現代企画室
驚きに満ちていて悲しい。それが旅だった。オーストラリアとスリランカ。遠く隔たった二人の主人公の半生と束の間交錯するその道のりが紡ぎ出す、現代世界をめぐる「旅」の諸相。
「この美しく組み立てられた小説の独創性と奥深さを、 限られた紙幅で描写することはとてもできない」(A・S・バイアット) 各国の批評家から絶賛され、著者を一躍世界的作家に仲間入りさせたオーストラリア現代文学屈指の傑作、待望の邦訳。
『人類の深奥に秘められた記憶』
モアメド・ムブガル・サール,野崎歓
2023/10/26
集英社
【ゴンクール賞受賞作】なぜ人間は、作家は、“書く”のか。根源ともいえる欲望の迷宮を恐ろしいほどの気迫で綴る、衝撃の傑作小説!
セネガル出身、パリに暮らす駆け出しの作家ジェガーヌには、気になる同郷の作家がいた。
1938年、デビュー作『人でなしの迷宮』でセンセーションを巻き起こし、「黒いランボー」とまで呼ばれた作家T・C・エリマン。しかしその直後、作品は回収騒ぎとなり、版元の出版社も廃業、ほぼ忘れ去られた存在となっていた。
そんなある日『人でなしの迷宮』を奇跡的に手に入れ、内容に感銘を受けたジェガーヌは、エリマン自身について調べはじめる。
『穴持たずども (ロシア語文学のミノタウロスたち)』
ユーリー・マムレーエフ,松下隆志
2024/01/28
白水社
ドストエフスキー、プラトーノフらの衣鉢を継ぎ、ソローキン、ペレーヴィン、スタロビネツらに影響を与えた、ソ連地下文学の巨匠マムレーエフの怪作。神秘主義やエゾテリスムを湛えた、生と性、死と不死、世界、神、自我をめぐるリベルタンたちの禍々しき饗宴。
「物語ることの反撃」リフアト・アルアライール、岡真理
『物語ることの反撃 パレスチナ・ガザ作品集』
リフアト・アルアライール,岡真理,藤井光
2024/12/03
河出書房新社
現代パレスチナを代表する詩人が編み遺した、ガザの若き作家たちによる23篇。過酷な「日常」を書き留め、暴力と占領に物語ることで抵抗する、魂の作品集。
2023年12月、イスラエル軍の空爆によって命を落としたパレスチナの詩人、リフアト・アルアライール。忘却に抗うため、そして想像力によってあたらしい現実を立ち上げるため、彼が私たちに届けた、23の反撃の物語。
ルアライール。忘却に抗うため、そして想像力によってあたらしい現実を立ち上げるため、彼が私たちに届けた、23の反撃の物語。
「風に吹きはらわれてしまわないように」リチャード・ブローティガン
『風に吹きはらわれてしまわないように (ちくま文庫)』
リチャード・ブローディガン,松本淳
2025/12/12
筑摩書房
1979年夏、44歳の「作家」が、1940年代のアメリカ・オレゴン州での少年時代を振り返る。貧困の中での生存と気晴らし、池の端にソファやランプなど家具を並べて釣りをする夫婦、22口径の拳銃が起こす悲劇、少年の心に落とされた影……。幻想的な光景と死の匂い、風に吹きはらわれてしまいそうな人びとの姿を物語に描き、作者が生前最後に発表した小説。1985年に刊行され品切れとなった後、傑作と評価されながら入手困難となっていた『ハンバーガー殺人事件』を原題に沿って改題、訳者があらたに訳しなおし、復刊文庫化。
「ブリス・モンタージュ」リン・マー
『ブリス・モンタージュ (エクス・リブリス)』
リン・マー,藤井光
2025/03/03
白水社
“全米批評家協会賞”受賞作品。前作の長篇『断絶』が好評の中国出身の米国作家による、不可思議な語り口と冷徹な観察眼が冴える8篇を収録。現代アメリカの心象風景を巧みに切り取る短篇集。
「掃除婦のための手引き書」ルシア・ベルリン
『掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集 (講談社文庫)』
ルシア・ベルリン,岸本佐知子
2022/03/15
講談社
毎日バスに揺られて他人の家に通いながら、ひたすら死ぬことを思う掃除婦(「掃除婦のための手引き書」)。
道路の舗装材を友だちの名前みたいだと感じてしまう、独りぼっちの少女(「マカダム」)。波乱万丈の人生から紡いだ鮮やかな言葉で、本国アメリカで衝撃を与えた奇跡の作家。
大反響を呼んだ初の邦訳短編集。
「体の贈り物」レベッカ・ブラウン
『体の贈り物』
レベッカ・ブラウン,柴田元幸
2025/06/20
twililight
アメリカの作家、レベッカ・ブラウンの代表作を復刊。
逃れようのない死の前で、料理を作り、家を掃除し、洗濯をし、入浴を手伝う。
喜びと悲しみ、生きるということを丸ごと受け止めた時、私は11の贈り物を受け取った。
エイズ患者とホームケア・ワーカーの交流が描き出す、悼みと希望の連作短篇。
著者書き下ろし「『体の贈り物』三十年後」を収録。
金井冬樹の装画による新装版。


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